吸血鬼編を書こうとしたときに、あえて吸血鬼とその他の人外を分けた理由は何か、と友人に聞かれ、それはサブカテゴリとの親和性の差だ、と答えたということを前回に書いた。しかし実際には、「自分の言う」吸血鬼に近似できる(萌える)人外は多い。私が吸血鬼に求めているのは少女性、神秘性、エロスの三要素なのだから、それらを持ってさえいるならば、特に血を吸うか吸わないかは問わない。前にも書いたが、そんなことを別の友人(サッカーの人)に話したら「お前は人外萌えじゃなくて設定年齢萌え」だと言われた。相変わらず的確である。
そして重要なのはやはりサブカテゴリである。ロリで赤目で無口の人外は直球ストライクだ。何度も名前が出てきているように、『明け瑠璃』のリース(フィアッカ)、『シャッフル』のネリネ、『神樹の館』の竜胆さんはこれに該当するが、皆それぞれサブウエポンを持ってる。リースはフリフリのついたあの衣装じゃないと嫌だし、竜胆さんは和服で(ネタばれ)神様、ネリネにいたってはは不釣合いな巨乳や黒タイツにエルフ耳に超一途etcと余るほど持っている。
『朱』のラッテも個人的にはけっこういい線に行っている。が、『朱』自体の評判が芳しくないので話に出しても理解してくれる人が少ないので寂しい。ついでにここで愚痴ってしまおう。確かに『朱』は難解ではあるが決して意味不明ではない、特に『銀色』をやっていれば。冗長の評価はわからなくもないが、砂漠の旅ってあんなもんだろうという気がする。各章で二人が延々と砂漠を旅していく様子の描写は雰囲気が出ていて、個人的には大好きだった。
閑話休題で他のキャラやゲームに関して。『Fate』は確かに人外の宝庫なんだけれども、首をひねる設定が多いのが何とも萌えられない。燃えられはするんだけど。だから『hollow』はちっとも楽しめなかった。『とらハ』も人外(とそれに近い人たち)だらけではあるけれども、夜の一族にはかなわない。さくらと忍とノエル、あと(2)妹編で出した美由希は一応人間なので除くと、久遠かなぁ、やっぱり。ああ、今思い出したけど、妹編でちかぼー出すの忘れた、何たる失態。ついでに、『わんことくらそう』のシルヴィは好きだが、ゲームの真意がわかってしまうと萌えるものでもなくなる。あのゲームはその意味で『沙耶の唄』に近い。
『沙耶』の話が出たのでニトロプラスの話。あそこのゲームも人外だらけだが、『デモンベイン』ならエセルドレータかな。まあルルイエ異本やアトラック=ナチャのどこに萌えろという話で、アルとエルザくらいしか残りの選択肢が無いのではあるが。『鬼哭街』もルイリーしかほぼ選択肢が無いが、あれに萌えられるほどの鋼鉄の心はあいにくと持ち合わせていない。『月光』はまだやってないのであしからず。『二挺拳銃』の話はするな。
『水月』の那波を人外というかどうかはかなりの悩みどころだが、自分が嫁と言い出す以上は逆説的に人外なのかもしれない。そういえば彼女も赤目で無口だった。ロリではないが、彼女の場合身長が低いと逆に神秘性が失われる気がするので、あの身長がベストである。それにほら、ゲーム的にロリは供給過多だし。
エロゲじゃないが、『トリスティア』のラファルーは挙げておかないと。『ローゼンメイデン』の人形たちにはあまり萌えない。人形がダメというよりも性格が。『sola』の夜禍は吸血鬼に近似できる。今ひとつ話題にならなかった気がするけど、蒼乃も相当ヤンデレだよね。