2008年11月30日

いつか、届く、あの空に。 レビュー

賛否両論激しいゲームだが、私は「賛」の側の人間ということになりそうだ。OPまでが体験版ゾーンだった、とのことだが、これは君のぞオマージュか。しかしだったら、「天体観測シネマNVL」などとごまかさずに、最初から伝奇的作品ですよということを明示する気概は欲しかったかもしれない。体験版をやらなかった結果、本気でだまされたユーザーもいただろうに。しかし、OP直前の流れは本当に君のぞの一章終了間際を彷彿とさせ、すごい勢いで引き込まれた。あの演出は、何度出会っても鳥肌が立つ。

欠点はといえば、どこかのレビューで「情報管理と説明不足は別の概念」という言葉を読んだが、全く持ってその通りである。このシナリオライターは完全にその区別がついていなかったようで、情報を秘匿しまくった結果、せっかく丁寧に張ってきた伏線を回収がすごくわかりにくい。ふたみルートはいいのだが、此芽、傘ルートは説明不足の極致である。しばしば「主人公の理解力が早すぎてついていけない」というプレイヤーもいたようだが、それもうなづける話である(個人的には問題なく、むしろあの話のテンポの早さは心地よかったのではあるが)。

そのせいか、設定が矛盾してるのか公開されてない何かがあるのか、それとも単に大半のユーザーが気づいていない設定が存在しているのか、さっぱり判断がつかない点が多い。ゲーム内で一度説明されたことがあとから「あの設定はあのキャラの誤解で真相は別でしたorわざと嘘の説明してました」というのが発覚するというパターンが、これまた非常に多いので余計に混乱する。そして、公式発表がまた当てにならない。レビュー・考察サイトはそこそこ数があるが、皆困惑しているようである。

他の点では、Hシーンが一回しかなく、薄いうえに無理な場面設定だなと思った。せっかく萌木原御大の美麗なCGが売りのゲームなのにもったいない。設定上仕方が無いとは言え、メメが攻略できないのは惜しい。のんやみどのはしょうがないとしても、メメぐらいは、という気がしないでもない。

点数は75点強。全ルートがOP前かふたみルートくらいのクオリティなら90点も夢ではなかった、非常に惜しい作品である。

これで今積んでいるものは全部終わったし、金も冬コミに向けてとっておかないといけないし、就活で少しばかり忙しいので、当分エロゲはできないかと思う。まあ年内に復帰してたら「さすがDGさんっすねwwwww」とか褒め称えてくれればいいじゃない。


以下、ネタばれ。  続きを読む

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2008年11月27日

これは美術史にとっても掘り出し物である

Hammershoi西美のハンマースホイ展に行ってきた。聞いたことも無いという人、それは正しい。私も開催するまでさっぱり知らなかった。だが、広告に出ている作品を見て、これは行かないわけにはいかないと確信し、したはいいがずるずると会期が終わる直前となってしまった。

だが、これは行って正解であった。この画家が生前には高く(それも前衛方向に)評価されていながら美術史に残らず、極最近になってから再評価の流れに乗り始めたというのだから、この業界はおもしろい。そしてこの画家は再評価されるにたるだけのものを持った画家であった。広告に載っていた作品に嘘は無かった。

ハンマースホイは19世紀後半に活躍したデンマークの画家であり、無理に分類するなら象徴主義に属するらしいが、最も画風が近い超メジャーな画家がホィッスラーという時点で、まず分類は不可能であることはわかっていただけるだろう(そもそも超メジャーな画家で、と言っているのにホィッスラーしか出てこない時点ですでに何かがおかしい)。

画風は都市景観画や風景画の多い前期と、室内画の多い後期でやや分かれる。前期は「北国に生まれたミレーかコロー」といったところで、確かに深々と降る雪や硬質な建築物は象徴的と言えなくも無く、どんな場所であっても常に灰色の空を描いている点はいかにも北方の画家であることを感じさせた。だが、基本的に自然主義の範疇を出るものではない。ただし、図録にも少しだけ指摘されていたが、空と平原をばっさり真ん中や2:1で綺麗に分割する手法や、その上で雲を極端に漸近しているように描いたり、木々や湖を象徴的にワンポイントで使う、といった手法は、非常に明確にドイツ・ロマン主義的であり、非常に興味がわいた。

(少し専門的な話をすると、図録によれば、ハンマースホイはフリードリヒの《窓辺の女》をオマージュした作品をコペンハーゲンのアカデミーに提出し「あまりにも似すぎている」と怒られたことがあり、しかもそれがアカデミーから分離派へ行った直接の契機であるとのことで、かなり直接的な影響関係は問えそうだ。確かにドイツ・ロマン主義の系譜はJ.C.ダールによって北欧に持ち去れてはいるし、C.D.フリードリヒはコペンハーゲンのアカデミーで学んだこともあった。しかし一方で、19世紀後半といえば、ちょうどフリードリヒらドイツ・ロマン主義が美術史から忘却され、20世紀前半の再評価を待っていた時期であったがために、あまり濃い関係を疑うのは賢くないかもしれない。)

話を戻すと、ハンマースホイが特徴的であるのはその後期の室内画の作品群である。"静寂"とはよく名づけたもので、ぞっとするほど生活感の無い部屋が冷たく静かに描かれている。部屋にとにかく物が無い。この時期のハンマースホイは17世紀のオランダ絵画に学んだらしいが、なるほど線的遠近法に極端にこだわっているのは見て取れる。ちょうど同時期にフェルメール展も都美で開催されていたわけだが、続けてみるとよかったのかもしれない(ただ、それをもって「北欧のフェルメール」と読んでしまうのはあまりにも宣伝文句として安すぎやしないだろうか)。その立体感で前期から継続される硬質な描写をされたら、それはもう"静寂"にもなろう。窓へのこだわりはオランダ絵画からであろうか、ドイツ・ロマン主義からであろうか。

結果としてではあるが、室内の静けさ、落ち着きがホィッスラーにも非常によく似ており(ちょっとした美術ファンならすぐに気づくであろう)、ハンマースホイ自身もそれを自覚していて、ホィッスラーに会いにロンドンまで旅行したらホィッスラーの側がフランスに滞在中でついぞ会えなかった、というエピソードが残っている。二人が会っていたらどんな影響関係を与えていたか妄想すると楽しくてたまらない。西洋美術史が軽く変わっていたかもしれない。


展示において。3DCGにより完全なまでにハンマースホイの自宅が再現された映像が四台のノートパソコンによって映写されていた。この展示を見て思ったことが二つ。一つは、こんなあからさまに収益の上がらなそうな企画展に、こんな金のかかる工夫を施せるほど金を出した日経新聞はGJである(もっとも、なけなしの収益を出すために全力を尽くした結果なのかもしれないが)。もう一つは、極最近まで埋もれていた画家であるのに(本格的に1997年頃かららしい)、すでに自宅が忠実に再現されうるほど、画家の研究が進んでいることに驚愕した。さすが、19世紀後半に生きていた画家なだけあって史料は掘り出せばたくさん出てきたんだろうが、それでもこの短時間で、と思わざるを得ない。

最後に、今年どさくさに紛れてハンマースホイの真作を一点購入した西美にも、心から「GJ!」と言っておきたい。軽くぐぐったらどのレビューも今回ばかりは絶賛ばかりで、日本の美術館各館は収益赤字を恐れず、どんどんマイナーな画家の良質な天来会を開けばいいんじゃないかと思う。
  
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2008年11月25日

VicR文化系技術改変MOD

HoI2の東方MODが一応の完成を見たので、次はVicRの文化系技術を修正するMODに手を加えてみたい。

VicRの文化技術による国威上昇のシステムとは、その技術を開発した年代の早さに応じて、1位から順に+150、+100、+50、+33、+10と五位まではまともな国威がもらえ、六位以下は+1というおまけ扱いである。これはどの文化や哲学に対しても同じである。

私はここに不満を持った。おそらく政治、戦争系に関心が深いのが歴史ゲープレイヤーであり、せいぜい信長の野望でなら家宝収集をしないこともない、という程度の意識しかないだろう。とりわけ、国威と文化の関係性に文句をつける人など今までいなかったのではないかと思う。案の定、相談に乗ってもらおうとVicスレに話を持っていったら完スルーされた。

しかしそれでもやはり、ロマン主義絵画と印象主義絵画の国威上昇システムが同じというのは納得が行かない。ロマン主義は発生年代が国によってバラバラな上に19世紀を通して評価され続けた。とりわけロマン主義音楽など、後期ロマン主義や国民楽派を含めれば発生年代によって序列などつけようがないはずだ。逆に印象主義はもっと「1位一人勝ち」でもおかしくはない。終了時点ではトップの国威が5000を超えるようなゲームで、印象主義絵画の国威上昇がたったの+150というのは影響が小さすぎる。(なおその場合、列強首位国の工業点は一万を優に超しているが)

しかし、文句を言うだけなら誰でもできる。そこは天下のパラドゲー、自分で改造すればいいじゃないか、と思い立ち、やってみたら壁にぶち当たった。「文化技術による国威上昇のシステム」はVicでは珍しいハードプロテクトの部分に辺り、手が出せなかったのだ(コード名は"tech_prestige")。

これはもう抜本的にいろいろ変更を試みるしかないと様々に迷走した挙句、思いついた。まず、tech_prestigeを廃止する。次に、その文化を発現させた際に与えられる国威は順位を関係なしに一律とする(+50なら、いつ発現してもその国に+50を与える)。そして国威寄与度の高い文化には発現した際に高い国威を与え、国威に寄与しない文化には低い国威を与える。さらに、ロマン主義のような発現しやすい文化は条件を緩和し、印象主義のような「当てた者勝ち」の文化は発現条件を厳しくする。

(さらに専門的な話をすれば、文化系技術を技術発明イベントから外した上でdeath_dateを設定してやれば、後からその文化を研究しても誘起発明が起こらなくなる。たとえば、1890年になって印象主義絵画誘起の条件を満たしても国威が上昇しない、という設定にした上で、印象主義絵画の国威上昇量を+300辺りに設定してやれば、文化系技術による国威上昇に重みが出てくる。逆にロマン主義のような史実でも発生年代がばらばらなものはdeath_dateをかなり遅くまで設定してやることで後進国の手助けにもなる。誘起発生の判定を難しくすることで、文化系技術のランダム要素を排除し、狙って出すということを可能にもする。)

こうすれば、各文化技術間にオリジナリティが生じ、「文化による国威だけで列強入り」や「文化を無視したら国威が足りなくなった」ということさえ視野に入れた国家戦略の必要性が生じ、19世紀再現ゲーとしてもよりリアリティを増す。おそらく東方MODよりもさらに需要の少ないMODだろうが、自己満足で作り終わったらぱらどなうぷろだのほうに上げてみようと思う。

  
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2008年11月24日

客席の寂しさはどうにかならないか

一年の締めくくりとしてふさわしい場所であった。ある意味では予定調和でありながらしっかりとファン心理を突いた展開でもあった。

特に、どうしてか上位陣の相撲内容がぴしっと締まってて良いなと思い見ていたら、稀勢の里と安馬が張り差しを完全に封印し、白鵬や他の力士も先場所までほどは使っていないということに気がついた。あとでスポーツ紙を読んだら安馬は大関取りの失点にならないよう、張り差しと変化を封印していた、と書いてあった。変化も張り差しも、確かに印象は悪い。おそらく大関取りではない稀勢の里にも、同じような心境があったのであろう。今場所は、あの安美錦でさえあまり変化した記憶が無い。

先場所を荒らした立ち合い厳格化は今場所になって落ち着いた。ルールが緩くなったというよりも、力士たちが慣れてきたという感じだろう。一方で、朝青龍に魁皇が休場していたのは惜しい。この二人が調子よく出場していれば、安馬の大関取りがかなり困難になっていただろう。

今場所印象に残った一番を挙げろと言われればやはり優勝決定戦なのだろうが、あれは当然過ぎるので他を考えると、千代大海・把瑠都の取組を挙げたい。千代大海相手なら組むところまで行けば確かにかなり楽勝ではあるのだが、組むまでが難しいし大海関は足技もあるのでさりげなく油断ができない。それらを全て踏まえた上で、把瑠都は組んで寄り切った。彼の成長が伺える一番であった。

今場所、最も文句が言いたいのは土俵についてである。色があからさまにおかしく、序盤から壮絶にひび割れを起こしていた。見苦しい以上に力士にとって危険である。実際、高見盛・鶴竜の取組で一部思いっきり崩壊し、鶴竜はそのせいで途中休場となった。直接ケガには結びつかなかったものでも、砂の粒が大きく踏ん張りがきかず、足腰の強さで相撲をとっている力士は序盤勝手がわからず苦戦していたようである。何よりも、安馬がそれに苦しまされていたのが不憫でならない。本来なら序盤の二敗もせず、初優勝もかっさらっていっただろうに。


各力士評。白鵬は順当に優勝した。しかし、初日弱い病はいい加減なんとかしてほしい。もはや治らないのかもしれないが。本割の安馬戦は明らかに力負けしている。全盛期の朝青龍ほどには、三役陣との力の差が感じられない。その意味では、横綱としての白鵬はまだまだこれからということか。今場所は土俵入りが以前と比べて少し綺麗になった気がする。

琴光喜に関しては(立会いが相変わらず汚いことを除いて)概ね文句は無いのだが、千代大海に負けた一番だけはいただけない。ひょっとして、あのときすでに互助会が働いていたのではないかと疑いたくなる。魁皇は……いよいよこれは致命傷か。琴欧洲は、もうどこか痛めているというよりも、単に弱くなってそうだ。

千代大海も可も不可もない感じであったが、千秋楽の琴欧洲との一番だけは観衆を萎えさせた。先場所に続き、互助会があからさますぎる、あんまりな負け方。プロならもっとがんばってごまかしてほしい。しかし、二場所連続で助ける側に回れるということは、やはり千代大海の地力は優れている。どうせなら助けて尚クンロク、ならかっこよかった。

大関取りに成功した安馬だが、実は危ないんじゃないかと場所前は思っていた。協会としては二横綱五大関にしたくはないだろうし、もうモンゴル人は必要ないとも考えていただろう。しかし、二場所連続準優勝含めての35勝では見送る理由がない。それも立会いの変化と張り差しを封印した上での、横綱を倒しての13勝とあっては、もはや見事という言葉以外ない。安馬はやはり練習量がずば抜けている。場所前に一日五十番稽古なんて、スポーツ科学なんて言葉の無かった昭和の力士でさえもなかなかいない(近年ではよく練習すると言われる白鵬でさえ、二十番程度)。いまだ身体が130kgに届かず速攻が決まらなかったときが若干不安定であるが、末恐ろしい。

把瑠都。最初は今場所大負けフラグかと思っていたが、六日目に豊ノ島を倒したところで覚醒した。前述の通りの千代大海戦は見事であった。当分白鵬、安馬には勝てないとしても、取りこぼしを減らせば毎場所十番は勝てると思う。安馬の次の大関は間違いないが、六大関はほとんど前例がない以上、誰かが辞めるのを待たざるをえない。

豪栄道と普天王、北勝力、栃ノ心の大負けは、残念ながら想定の範囲内であった。総じてまだまだ実力不足である(しかし、豪栄道には勝ち越してほしかった)。琴奨菊と豊ノ島、稀勢の里、旭天鵬は定位置に戻っていくだけである。来場所、時に稀勢の里は強かったときの調子が戻ってきており期待が持てる。

番付下位では、高見盛の勝ち越しに全大相撲協会員が安心したことだろう。彼一人で懸賞金の数が段違いだからだ。それも大勝ちしてくれたので、来場所はおろか再来場所くらいまで安心である。心配なのは豊真将の負け越し。全休明けで相撲勘が鈍っていたのだとは思うし、彼も足腰の強さで相撲をとるタイプの典型なので九州場所の砂の効果をもろにこうむったのではあるが、本来の実力からすると幕尻付近で負け越すような人ではなく、負け越すとは誰も思ってもみなかった。来場所の捲土重来に期待したい。



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2008年11月23日

実況板大相撲スレ民的力士紹介

なんとなく暇だったもので。2ch外でも一般的なのから、わかんねーよwというのまで。まあぶっちゃけここを見れば全部載っているんだが、そんなことは気にしてはいけない。


朝青龍 → ドルジ 
これは有名。彼の本名、ドルゴルスレン・ダグワドルジから。

琴欧洲 → カロヤン 
これも本名から。

千代大海 → 竜二さん、CSP、チヨスwwww、くんじょに
「竜二さん」は本名、というか下の名前から。後ろの二つは「押しは大関、引きは横綱、組んだら序二段」という千代大海のファイトスタイルから、「組んだら序二段」を略して「くんじょに」。その横綱並と言われる千代大海の引き技はあまりにも華麗に決まるため、「千代大海スペシャル」、略して"CSP"と名づけられた。「千代大海ワロス」の略で「チヨス」となる。千代大海は実況民に対して多大なる人気(笑)があり、CSPが繰り出された日などはしばしば千代大海専用スレが立てられる。そんな今場所の12日目、千代大海がCSPで琴光喜を破ったのにフライングして先にスレが立っていた。エスパーか貴様。

琴光喜 → ミッキー
ある意味そのまんまなのだが、立ち合いが極めて汚いことと、ディ○ニーが金に汚いこととも多少かけてあると思われる。ミッキー汚いよミッキー、等と相撲スレ以外で発言すると大変なことになりそうだ。

安馬 → (゚д゚)アマー

安馬の呼び出しが二文字で言いづらく、声が独特の調子になるため。というか、確かに半角で「アンマー」としか言いようの無い抑揚となっている。ぜひ大相撲中継で一度は聞いて欲しい。

琴奨菊 → ガブガブ、ガブリエル
彼の得意技「がぶり寄り」から。非常に特徴的な技なので印象に残りやすい。むしろあれを「がぶり寄り」と名づけた昔の人は偉い。

稀勢の里 → Xe
稀勢の里 → キセノン → Xe。なんという理系ホイホイ。

豪栄道 → GAD
三国志の武将、刑道栄のあだ名が「KDA」なのだが、その語感になんとなく豪栄道も似ていることから、同じようなあだ名がついた。まあ確かに大相撲好きなら三国志好きではあるような気がする。

普天王 → ブログ
彼は毎日こまめにブログを書いているため。しかも、確かにけっこうおもしろい。負けた日は「ブログ炎上」、勝った日と「ブログ更新」とスレに書き込むのが住民の一種のお決まりとなっている。

北勝力 → フニス
「不人気ワロス」の略。「北勝力ってこんなに実力あるのにねぇ。人気がいまいちだよなぁ。もっと人気があってもおかしくないのに。」という北の富士勝昭氏の発言より。たった一回のこんな発言のせいで、大変なあだ名にされてしまったものである。しかし実際問題あんまり人気が(ry。私が実況スレに来て、唯一初見でわからなかったあだ名。


旭天鵬/時天空 → 黒ひとみさん/白ひとみさん

二人の顔はよく似ており、そして二人ともまた拉致被害者の曽我ひとみさんによく似ている。そんな二人を簡単に見分ける方法は、旭天鵬のほうが悪そうな顔をしていることである。相撲スレで一番納得したあだ名。

鶴竜 → つるりゅう
確かに一発変換できない。同様の理由で「豪風 → ごうふう」「嘉風 → かかぜ」などのあだ名が存在する。


春日王 → ガオー
くだらないw。

高見盛 → ロボ
これも非常に有名。

豊真将 → FOMA
ある意味わかりやすい。

阿覧 → アラン
現状唯一の幕内ロシア人力士。漢字が一発変換できないことに加えて、阿覧自身が割りとイケメンであるため。アラン・ドロン。

出島 → DELLDELL出島
藤井アナがよく使うフレーズ「今日は『出る出る出島』でした」より。出る出る、があまりにも特徴的であったため、DELLDELLになった。吉田アナもしばしば使う。藤井アナはよっぽど出島には前に出て欲しいらしく敗れると「今日は出ませんでした」「出島は引いてはいけません」など非常に残念そうに言う。

北の富士勝昭&吉田アナのコンビ → 居酒屋コンビ

大変酷い(褒め言葉)実況になる場合があるため。勝昭氏の酔っ払い具合により実況民のテンションも大分変わってくる。なお、藤井アナの場合も割りと酷いことになりがちである。勝昭自重しろ、いややっぱりするな。


作り終わったから思ったんだが、暗号すぎるだろJK。まあ実況スレとはスポーツを問わず多かれ少なかれそういうものではあるんだが。次は山本山にどういうあだ名がつくのか、楽しみなところである。
  
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2008年11月22日

ロマンは金になるか?

Piranesi町田市国際版画美術館のピラネージ展に行ってきた。ジョバンニ・バッティスタ・ピラネージとは18世紀中頃にイタリアで活躍した版画家であり、特にローマに残る古代遺跡を題材にすることが多かった。あえて太字で書くが廃墟は男のロマンである。とりわけピラネージの描く廃墟は古代ローマの遺跡であるので、それはもう心の琴線に触れまくりである。

ピラネージの版画は特徴的である。版画にも種類はいろいろあるわけだが、彼はエッチングのみで線が非常に緻密、そしてまるで油絵であるかのようにオブジェクトの立体感を出すのに長けている。ピラネージの描く廃墟はまるでその場に存在しているかのような、写真と見まごうごとき迫力とリアリティがある。今回の展示では今現在のローマの、その作品が描かれたのと同じ場所で撮られた写真が並べて展示されている。それによって景観が250年間あまり変わっておらず、保存されているのが確認できる。これはローマに行きたくなる。

しかし、ピラネージの真価は建物よりも小物の描写ではないかと思う。ピラネージはほぼ版画でのみ現代にまで名を残したが本職は建築家と考古学者であり、ローマで実際に発掘作業や発掘されたものの復元作業に携わっていた。そして、発掘されたものを修復して、グランドツアーに来ている貴族にそれを売りつけることで生計を立てていたようだ。ピラネージの版画は発掘作業における図面や、発掘品売却におけるカタログとして制作されたものがそもそもの由来であるものが多い。このカタログの出来がまたとんでもなく高レベルで、やや遠くから見ると写真そのものである。そりゃ貴族もカタログごと買いたくなる。そんな私もこの展示の図録を買ってしまった。


今回の企画には町田市全体がかなり力を入れているようで、町のイタリア料理店や町田市中央図書館などでも関連した企画を立ち上げていた。地方の美術館としては、発展性の高い試みではないかと思う。ただ、今回の展示は展示内容よりもその広報・宣伝に問題があったのではないかと思う。私自身、前に中国絵画展で町田市美術館に行っていなければ、ピラネージ展の存在を知ることもないままであったであろう。町田市の外で最大の玄関である新宿駅の小田急にすら全く広告が無い。

せっかくこれだけ力の入った展示で、今西洋美術館でやっているハンマースホイ展よりもよほど一般受けのする(=人が呼べる)ネタなのに、町田という立地では宣伝を増やさないと人は来ない。これは町田市としても東京在住の美術ファンにも非常にもったいないことだ。特に、美術館外の組織とあれだけ連携をしているのなら、旅行代理店なりにかけあってツアーを組んでもらうなど、もう一歩踏み出せばかなりの顧客は見出せたのではないか。昨今の美術館経営に、何かいろいろ言いたくなる企画展であった。

  
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2008年11月20日

これは懐古しても許される

これは明確に覚えがある。一番印象に残っているのは、ねこねこソフトの『朱』がCD-ROM版とDVD版、両方発売されたこと、だ。確か当初はDVD版のみの予定であったが、販路が確保できずCD-ROM版も結局同日発売になった。あれはエロゲ業界全体でもかなり先駆けた行為であったため、当時広く話題になった。2003年の夏のことだったと記憶している。

DVD化というのは要するにエロゲの大容量化と鶏と卵の理論で進んだものであったが、その移行期というのはインストールにCD-ROMを複数枚使う時代であった。今でも少し古いエロゲをやると、「Disc2を入れてください」とはインストール中によく出てくるフレーズである。2004年発売のFate/stay nightもその移行期的な時期だったが、「CLANNADはDVD一枚なのに、なんでCD-ROM三枚もインストールに使わねばならんのだ」と思った。今調べたら、DVD版が出たのは2006年のことだったようだ。

そして、上記のサイトのグラフを見ればわかる通り、この移行期が長かった。03年から始まって、05年に終わりを迎えつつあったというのは自分の体感を思い出してもそうである。最近やったエロゲだと、『らくえん』も『クロハ』もCD-ROM二枚だったが、らくえんが04年、クロハが03年発売である。曲芸商法の始まりである、DC無印でも確かそんな話があった。というよりも、団長からしてみれば「これは別バージョンを発売するチャンス」という、さぞ輝かしい商売の種に見えたことだろう。画期的だったのは、「とらハ1・2・3DVD」である。古典的名作を(バグ無し・追加パッチ無しで)一度にできたのは僥倖であった。

CD-ROM版のとどめはやはり『マブラヴ』である。オルタまで含めてCD-ROM五枚という当初の計画は、ユーザーにケンカを売っているとしか思えない(結局無印までで三枚だったんだっけ?)。もう一つ覚えがあるのは『V.G.NEO』のCD四枚組。あれは狂気の沙汰である。いかに16倍速のドライブであってもインストールに一時間かかるとは思ってもみなかった。その上ゲームを起動した瞬間、追加パッチを当てないと起動しなかった日にはROMを叩き割ってやろうかと思った。今思い返せば、あれもいい思い出である。

  
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2008年11月17日

と、架空戦記民が言ってみる

ニコマスについて書かれた何気ない記事なのだが、事実誤認が多いがために説得力が薄くなっている。まず、「曹操をプロデュース」ではなく「曹操がプロデュース」であり、この作品一般的な略称は「17歳」である。多少なりともアイマス架空戦記民であるならこれで通じる。次に「春香で世界征服」ではなく「春香が世界征服」であり、こちらも一般的な略称は「閣下世界征服」である。また、閣下世界征服の元ゲームであり、権利者騙り削除事件の発端となったゲームはHoLではなくHoI2である(Hearts of Iron2なのだから、正式名称を知っていればこの間違いはしないはず)。

おそらく、この増田さんはニコマス民ではあるが、架空戦記を全く見ていないか、閣下三国志とアイマスクエスト+α程度しか見ていなかったのではないだろうか。上記に挙げたのは、でなければしない、そして非架空戦記民のニコマス民なら思わずやってしまいそうなミスばかりである。

しかし何よりも、この増田さんの認識がおかしいのは、時期についてである。ニコマススレ及び週マス上で架空戦記とノベマスの取り扱いが議論され、とりわけ否定的な方向で語られることが多かったのは、今年の二月から五月にかけてが最盛期である。その理由が架空戦記にも質の良い作品が誕生するようになって週マスにランクインすることが多くなったから。PV原理主義者からしてみれば、週マスに三国志の武将が映るというのが相当の違和感であっただろうことは想像に難くない。

その後は週マス編集部が総じて架空戦記に対して非常に好意的であったこと(初代編集長の桃月Pが自ら架空戦記シリーズを立ち上げ、二期メンバーの亜紀奈Pはくされ戦記の支援MADを作っていた)、ニコマス民に広く人気があるストレート一門や逆裁春香の誕生や愛m@s24での交流等、複数の条件が重なって次第に緊張は緩和されていった。それ以前なら「荒れるから自重しろ」と言われていた、本スレでの架空戦記・ノベマスの話題も、今では普通にある。というわけで、「24時間前後辺りから」というのは、かなり時期がずれてしまっている。断絶を利用したというよりも、雪解けの終わった結果が、あのシネMADだったというべきだろう。

今のところ、ニコマスが内部に対して排外的であることはあまりない(しいて言えば、乗馬動画の週マス除外をどう見るか)。ただ、普通のニコニコ民とは少し位相が違って、他の主要ジャンルとの交流が少なすぎる、そっちの断絶は割りと認めなければならないとは思うが、それに関してはここで本題にする気はない。架空戦記・ノベマスが、ニコマス全体から見るとPV・手描きに続いて大きなジャンルになってしまったから目立っただけで、ニコマスのジャンルの細分化はとうの昔から起こっていてしかも現在進行中である。それでも全然余裕で「仲間だもんげ!」と言えてしまうというのが、他ジャンルから「あいつらよくわかんないけど和気藹々としてて仲良いな」と思われている、今のニコマスの雰囲気じゃないだろうか。

  
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2008年11月15日

ニコマス・お気に入り作品保管庫(53) 合作

最後。

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2008年11月14日

ニコマス・お気に入り作品保管庫(52) YA-数字・その他

その他。
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2008年11月11日

第131回 『食べる西洋美術史』宮下規久朗著、光文社新書

宮下先生の新書と聞いて買ったはいいものの随分と積んでいた次第。タイトルの通り、食を巡る西洋美術史の諸作品を総覧していくのが本書である。

ただし、どういう食べ物が描かれてきたかや食べ物の描かれ方が語られているのではなく、描かれた食べ物や食事風景に込められた意味、とりわけキリスト教とのかかわりについてに重点が当てられている。そのため、西洋美術史における「食べる」こと、というよりは「食べる」を主題とした作品を通した西洋美術史、というほうがより本書を表現するのに近い。あまり趣味に走った話や深い話をしているわけではない、という意味では新書向きにまとまっている。

新書の分量で西洋美術史全体を総覧するために、一つ一つの作品や時代に対する文章はかなり短く、ものすごく端折ったらしきところは散見され、特に後半半分はそう感じられた。特にボデコンの周囲はばっさり削ったのであろう。ただ、内容に関して一点。メンツェルを19世紀最大のドイツの画家扱いするのだけは納得ができない。C.D.フリードリヒはまあ当然としても、ベックリンがいて、シュトゥックがいるし、ルードヴィヒ・リヒターもいる。メンツェルが彼らに劣るとは思わないが、飛びぬけて有名だとは思えない。

宮下先生と掲げられたテーマにしては随分とおとなしい文章だなーと思って最後まで読み、あとがきの文章を読んで全て納得した。身体を壊されていたなら仕方が無い。ただ、どちらかといえば「おいしそうな料理と美術を愛でる気楽な食卓漫談」を期待していたし、今でもやはり読んでみたい気がする。


食べる西洋美術史  「最後の晩餐」から読む (光文社新書)
食べる西洋美術史 「最後の晩餐」から読む (光文社新書)
  
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2008年11月10日

らくえん レビュー

浪人生でヲタクな主人公が、ひょんなことからエロゲ制作会社に入り原画家としてデビューすることになってしまった、という話。あらすじでわかるとおり、ヘビーなエロゲーマー御用達で、「重症を自認するなら、必ずやれ」としばしば言われている作品。そして、プレイしてみてその理由はよくわかった。確かにこれは、エロゲと業界に対する知識と愛が無ければ、おもしろくないゲームだろう。エロゲを他人に勧めるときの心境はまさに「堕落する準備はOK?」。ええ、何人も堕落させた覚えが僕にもあります。

シナリオは、日常パートとエロゲ制作時に関しては非常におもしろかった。ヲタネタをふんだんに使ったテンポのいい会話は読んでて気持ちいい。エロゲ制作の話も、「あーリアルやわー」と苦笑しながら読める。ただ、キャラの個別の話は若干作り込みが甘い。可憐はあんなに話を広げる必要が無かったし、紗絵はもう少し何とかできたんじゃないかと思う。

しばしば原画があわないと切られる本作だが、私的には問題なかった。ただ、今の売れ線の絵でないのは確かで、作中の主人公の絵がこの原画の絵と重ね合わせていると、壮大な自虐ギャグに見えなくも無い。音楽と演出はかなり凝ってて好感が持てる、特に演出面は技術的に難しいことをやっているわけでもなく、どちらかといえば単純なタイポグラフィと音声の有効活用に過ぎないのだが、これが効果的にきく。『Forest』に近い演出のように思われる。

このゲームで一番文句を言いたいのはシステム面。既読判定はいい加減だし、Hシーン回想も無い。何より、一回セーブデータがぶっ壊れてインストールし直させられたためにそこでかなり気力が萎えた(ちなみにtxtlogの故障だったので再インスコは全くの無意味であった)。しっかりしろよパスタソース。


まあ日常パートを楽しむだけでも十分元のとれるゲーム。80点。



以下、クリア順。
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2008年11月09日

ニコマス・お気に入り作品保管庫(51) UA-XZ

MSC3本戦。MSC3は今までと違って、自分の投票したのがちゃんと残っていることが多いので嬉しい悲鳴。

A 03
個人的激戦区。01のエレクトロワールドはオーソドックスでいいが、何かひねりが欲しい。MSCじゃなければ伸びたかも。04の春香さん、Capsuleも同様。06のかっこいい春香さんはここに来て若干荒さが目立つ。ここまでは何とか理由をつけて落としたが、さて02の真美と03のクロノクロス、07のバレンタインで決まらない。最終的に、カメラワークの妙が気になって03に投票。

B 07
01妖精帝國はちょっと間延びしたか。普通のPVならあれくらい失点でもなんでもないんだが、それでも差がつくのが30秒の恐怖である。そうすると、02のストレートな春香さんに投票しようかと思ったが、07まつけんPSPSに申し訳ないがどうしても惹かれたので、一つくらいはネタに投票しようかとこちらに。汚い春香さすが汚い。

C 07
02のあかんべーか07の禁じられた遊びくらいしか投票先がなく。思ったより禁じられた遊びの完成度が高そうなのでそちらに。

D 07
02のBelvediaか07の紳士動画か。紳士動画に夢を追いたい。

敗者復活 LoB-1(A-6)
やよいおりのライオンと迷ったけど、一応こっちのカルミナP?に。

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2008年11月08日

ニコマス・お気に入り作品保管庫(50) TL-TZ

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2008年11月07日

これは良い工夫

科学博物館の、もやしもん展、もとい菌類の不思議展に行ってきた。 最近やたらもやしもん本編の更新が遅かったわけだけど、これにかかりっきりだったならうなづける。かなりもやしもんの力の入った展示になっていた。テレビアニメ以来、久しぶりに動くオリゼーやセレビシエを見た気がする。それだけでも行く価値はある。

展示内容は高校生物を履修したかもやしもんを読んでれば知ってるような基本的なものから、いかにも樹教授のやりそうなかなり専門的な部分まで一通り。圧巻だったのは、とてつもなく大量のきのこの模型。保存方法に気を使い、できる限り生のままでの展示を心がけたそうだ。ベニテングダケきめぇ。最後にはもやしもん原画展があって、普通に見れば二時間強で回れると思う。

そしてやはり触れなければならないのは、もやしもん作者、石川雅之さんによる落書きだろう。会場のいたるところに潜んでおり、探せば探すだけ出てくる感じがしてまったくきりがない。別に数を数えていたわけではないが、おおよそ二十匹くらいは見つけた。一番見つけた人の報告を参考にすれば44匹潜んでいたようだが、おそらく探している姿がすごく不審者だったと思う。というか、自分自身不審者だった。

何より不審者っぷりが際立っていたのは、周囲がカップルだらけだったことだ。あれ、もやしもんってリア充御用達の漫画だったっけ……いや、あれは全部ヲタカップルなんだ、そう信じよう。自分同様、落書き探しながら写真撮りながら移動していた人もちらほらいたが、そろいもそろって単独行動の男or女だった。もうお前らまとめてアキバ帰れ。俺も帰るから。



もやしもん展




















すいません、無理でした。  
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2008年11月06日

ニコマス・お気に入り作品保管庫(49) TA-TK

MSC3の予選。

Aブロック 06
ここが一番決まらなかった。注目は01のI'veと、04の伊織、08の相変わらずかっこいい春香。でも、06を見てこれがさらにカルミナPっぽく思い、彼なら何か仕掛けてくるだろうという期待感から、これ。

B 04
悩まず、妖精帝國に。すごい謎の技術。

C 10
02のエレクトロワールドはすごいんだが先が見えてて期待感は少し薄い。03のクロノクロスもすごいんだが化けそうにない。結局、10のかわいい春香さんの先が見たくなった。

D 01
宇宙・遅刻組ではやはりdodoPっぽいこれが一番見たい。05の禁じられた遊びは強そうなので勝手に勝ち上がるだろう。あとはやはり09のあかんべーが注目。よく見ると07が時雨Pっぽく見えなくもないが、彼は最近動画作ってるのか。

E 07
ここも二つの間ですごく迷った。05の真美は20秒になってさらにかっこよくなった。しかし、やはりライオンはすごかった。

F 02
ここも割りと即決。公式曲バレンタインに期待。


以下、いつも通り。TiltPが入っているところ。
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2008年11月05日

ニコマス・お気に入り作品保管庫(48) RO-SZ

平田さんに続き、若林さん結婚おめでとうございます。


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2008年11月02日

気になったのでちょっと調べてみた

ニコニコのランキングシステムが変わってから早いものですでに三ヶ月が経過していた。あれから目に見えて各動画の再生数、マイリスト数が減ったが、具体的にどうだったのか、ニコマスの西岡Pが調べていた。これを見てもはっきりと減っている。九月以降は調べていないが、自分の経験上大して変わっていない。

この仕様変更により、デイリーランキングにおいて最もメジャーな部類に入る動画は2〜3週間ほどかけてゆっくりと順位を落としていき(これを当時はやっていた言葉と引っ掛けて「ゆっくり落ちていってね!」と表現したニコラン三代目はうまいこと言った)、ややメジャーな動画はマイリス100pts付近で過密競争を強いられることになった。

しかし意外にも、ニコランを見ていても週マスを見ていても、トップに来るような作品の再生数やマイリス数は以前の仕様と比べても、西岡Pのデータほどは遜色が無い。そしてニコランや週マス自体の再生数も以前と比べて下がっていない。要するに、仕様変更によってアクティブユーザーの数が減ったというわけではなさそうである。

ただし、ニコランも週マスも影響が無いわけではない。週マスのほうが顕著で、仕様変更前は30位圏内が800pts前後であった(激戦週に至っては1300pts付近から始まったこともある)のに対し、今は500ptsが一つの壁となっている。そのため、常に再生数が一万程度はある長期作品や、固定客が多く最新話で常にマイリスを300程度稼ぎ出す架空戦記・ノベマスが簡単にランクインできるようになった。10月第4週は典型的で、15位までに新作はPVが一つと手描きが一つ、残りは全部ランクダウンか架空戦記かノベマスである。

ニコランのほうは30位圏内ならまだ仕様前と明確な差は出ていないが、前述のように上位作品はいつまでもランキング圏内に残りやすくなったのと、50位付近のptsが以前は15万pts付近だったのに対し、現在は30位からすとんすとんと落ちていって10万pts強といったところである。10万ptsを割るのも変更前は80位付近だったのに対し、現在はせいぜい60位である。ここら辺に位置する中堅動画はもろに激戦区にさせられている。

ここまでのデータを眺めていて思ったのは、再生数やマイリスト数の減少の割に、アクティブユーザーもライトユーザーも人数そのものは減少していない(増えてもいない)ということじゃないだろうか、ということだ。もっと具体的に考えれば、順位確認のための多重再生、マイリスが多かった。毎時でランキングが変わるため、応援票的な意味での再生、マイリスもかなり多かったのではないかと思う。応援マイリスは自分も週マス応援目的で今でもよくやる。それが、一日に一度しかランキングが変わらなくなったので、「再生ではない再生」をする必要が無くなったのではないか。

思い返せば、確かに仕様変更前は一日に何度かランキングを見に行っていたような気がするし、無理して午前二時まで起きていたような気がする。今は朝起きてから一日に一回しかランキングを見に行かない。加えて言えば、週マスやニコランで新作を発掘する機会も確実に増えた。仕様変更によって無駄にニコニコに使っていた時間が削減できていたのだ。ニワンゴ側で考えれば、無駄なサーバー負担になっていたのではないかと思われる多重再生をかなり減らすことが出来たのではないか。

つまり、ニコニコのマイナーチェンジは失敗が多いがこれに関しては正解だったのではないかと思う。しかし、それはそれとして今の再生数やマイリスト数を確認しにくい仕様を直してほしいもんだ。

  
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2008年11月01日

ニコマス・お気に入り作品保管庫(47) OR-RN

OR-RI。RidgerPを含む。


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