二日目は初日と打って変わって東方厨全開モードで、諏訪大社四社を全て周ってきた。下社は下諏訪の駅から近く、そもそも下諏訪に宿をとっていたこともあって、すんなりと到達した。下社秋宮のお手水が二つあって、なんだこれと思いひしゃくですくってみたら見事に湯気が立っていた。……いや、温泉だとお清めにならないんじゃ(もう片方は普通の冷水でした、念のため)。
言うまでもないことだが、四つの社とも絵馬は汚染されきっており、秋宮の時点で相当ひどかった。たとえばこんなん。
んなもん俺だって欲しいわ。秋宮を離れて春宮に向かう途中、そういえば朝飯を食ってないことに気付き、どうするかということで途中林檎が売ってたので、買って丸々かぶりつくことにした。そういえば林檎とか葡萄も産地だよねこの辺。そんなややワイルドな朝飯を食いつつ、春宮到着。こちらは来年の御柱祭に備えて大規模な改修工事中でほとんど見れず、残念な結果に終わった。秋宮も工事中ではあったのだが、まだ見れた。言うまでもないことですが、こちらの絵馬も(ry
上諏訪に戻り、またしても自転車をレンタルし、上社へ。komeが途中で突然「道に迷った」とか言いつつも1時間弱程度で本宮に到着。バスにしておいても良かったのだが、2時間に一本しか存在せず、今日の夕方までに東京の下宿に戻る必要があったため面倒と判断に自転車にしたのだが、アップダウンが激しくけっこう辛かった。よく考えたら、山に登っていくのだから辛くて当然ではある。しかし、せっかくこれだけの観光資源なのだからバスが2時間に一本というのはもったいないと思うのだが……
この日も天気が非常によく、その点では見事なサイクリング日和で、諏訪湖からなんと富士山が見えた。
(※ 巨大な画像注意)まあこれが写せただけ、自転車をこいだかいがあった。本宮に到着すると、神前結婚式が行われており、本物の巫女さんだヒャッハーなどという感情は消えうせて普通に新郎新婦の幸せを願ってきた。なお、言うまでも無く絵馬は(ry。そしてこちらにもお手水が二箇所あり、片方は温泉だった。
口をゆすいでみたらすごく硫黄の香りが。
そこから自転車でさらに10分ほどこぎ、前宮へ。本宮が結婚式もあってにぎわっていたのに比べ、こちらは閑散としていた。確かに交通手段は乏しいし、正直何も無い場所であった。ただ、四箇所制覇したという達成感だけはあった。どうせなら洩矢神社まで行ければパーフェクトだったんだが、そこまで行くにはレンタサイクルではなくレンタカーが必要だということで、次回以降の反省ということであきらめることにした。ついでに言えば、住吉大社には行ったことがあるが、あとは出雲大社と鹿島神宮に行けば国津神的には制覇かなーとか考えていたりする。
前宮から下山途中、喫茶店があり、休んでもいいかなと思いそちらへ首をかしげたら、看板になにやら不穏な文字を発見したので近寄っていて見ると
地元住民自重。あと、当然のようにここにも絵馬があったわけだがさすがに少なく、それを見越してか「こんなところまで東方厨乙」や「四ヶ所制覇!」といったことが書かれたものが多かった。やはりここまで来るような奴は筋金が入っている。ということは、洩矢神社の絵馬はもっと共感あふれるものになっているんだろうな、と思うだけにやはり今回到達できなかったのは残念である。
さらにそこから自転車で少しこいで、神長官史料館&ミシャクジ様を祀った神社に到着した。なお、その隣には
存命実在の人物守矢早苗さんのご実家が存在し、神主よいくらなんでも元ネタギリギリすぎるぞと思いつつ参拝した。ちなみに、守矢早苗さんは昭和20年生まれ、2006年末まで東京都江戸川区で教職にあり、校長先生をやっていらっしゃったそうだ。ご実家の写真も撮ってきたのだが、さすがにネット上にさらすのはまずいだろうと思ったら、全然そんなことはないようで、ネット上には早苗さんご本人に許可を得てブログにアップしている人はいっぱいいた。運が良ければ、早苗さんご本人からいろいろ話が聞けるようで。迷惑してなければいいんだけど、とは思っていたけど、向こうからしてみると「最近諏訪神話に興味持つ人が増えたなぁ」くらいの印象なんだろうか。というか、我々も全く人のことが言えないとはいえ、
東方厨アクティブすぎるだろ……
そして本宮まで戻ってきて、そこでまた足湯に入り、またしても必死に自転車をこぎ、上諏訪駅まで戻ってきて自転車を返却した。帰りは下りが多かったのと、さすがに道に迷わなかったので、40分くらいで着いた。そこから
F91あずさに乗って東京に帰り、東京で友達をもう一人呼んで三人で飲み、解散。komeは私の下宿に泊まり、翌日東博の「皇室の名宝」展を見て帰っていった。