2010年03月30日

『しろくまベルスターズ』元ネタ集(12) 硯ルート&エピローグ

硯ルートは非常に少ない。しろくま元ネタ集もこれにて終了。が、情報は半永久的に求め続けておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。また、これまでコメントくれた皆様、ありがとうございました。

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2010年03月29日

『しろくまベルスターズ』元ネタ集(11) ななみルート・8〜13話

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2010年03月28日

二年連続荒れない春場所

朝青龍の穴を、把瑠都を中心とする上位陣皆で埋めたと言える場所であった。大関陣を含め、こう言ってはなんだが、やればできるじゃないか、と上から目線で言ってしまいたくなるような場所であった。

全体の相撲内容について言えば、ひいたりはたいたりとした相撲も少なくないわけではなく、完全に質が高かったとは言いがたいものの、要所要所で名勝負があり、比較的締まりのあった場所であったと言える。特に上位陣がおもしろかったのは、把瑠都と日馬富士の両名と、横綱白鵬に寄るところが大きい。ただ、豪栄道の休場だけが痛かった。下位では北太樹と隠岐の海がおもしろかった。一方で、やや元気のない力士も数名見られたのはもったいなかった。


個別の評価を兼ねて、全勝優勝した白鵬については終始落ち着いており、これぞ全盛期の横綱の相撲であるというところを示すこととなった。もう皆左上手をとられたら負けるということは研究してきているのだが、とらずとも勝つ、とるように寄るなどの技術がさらに卓越しつつある。これを止めるのは全盛期の朝青龍や過去の大横綱でも不可能であろう。把瑠都でさえも楽勝であった。その中唯一気を吐いたのは千秋楽の日馬富士であったが、これも日馬富士の左上手対策が功を奏し、かつ腰が重かったために白鵬が攻めあぐねた結果であって、白鵬が危ない場面はどこにも見つからなかった。白鵬が肩越しに左上手をとった瞬間、観客から「おー!」と歓声が漏れたのは、白鵬の”黄金の左”の認知度の高まりを感じさせるところとなった。

一方、間違いなく今場所台風の目であった把瑠都は、とうとう大関取りに成功した。5場所前は前頭3だったものの、そこからカウントしても11−12−9−12−14と75戦中56勝、勝率約75%とそこいらの横綱よりも安定していたりする。あと足りないのは白鵬戦の対戦成績と優勝の経験だけである。今場所の相撲内容について言えば、前半は危なっかしく、ひょっとしてダメなのかなと思わせる相撲もあった。左親指負傷の影響が残り、まわしをうまくつかめなかったというのはある。それでも勝っていたのは随分と腰が据わっていたからで、昔の相撲らしからぬ体裁きを見せていた頃とは雲泥の差である。

しかし、まさに怪我の功名なのだが、その分立会いの諸手突きから始まる押し相撲が開花。それも場所中に、である。さらに、あまり言及されていないが、張り手からまわしを取りに行くのがどんどん早くなっていった。これが後半戦に功を奏した。それだけに、なぜに白鵬戦で諸手突きを封印してしまったのかが悔やまれる。もっともそれでも白鵬が勝ったとは思うが。なぜなら、白鵬もまた張れる人だからである。来場所、初大関の把瑠都はおそらくあまり勝てない。マークが厳しくなるからである。特に日馬富士は相当の対抗心を燃やしてくることだろう。まずは勝ち越すことを目標にがんばってほしい。


その他の力士の個別評価に入る。日馬富士は琴奨菊に負けた一番がどうにも失点だが、それ以外については立会いの踏み込みが非常に鋭く、地力を発揮した場所となったと言える。魁皇に負けた一番は互助会と見るかは難しいところだ。現状白鵬に最も勝ちやすい力士であることは誰もが認めるところであり、場所を盛り上げるためにもがんばってほしい。魁皇は8−7に戻ったが、実は日馬富士から買っていなければ負け越していた可能性が高く、危ないところだった。強いときは強いのだが、弱いときは弱い。右上手と引き落としへの依存がどんどん深まっており、把瑠都、鶴竜、稀勢の里など特定の力士にはとんと勝てなくなった。この調子では今後も苦境が続くだろう。

琴光喜、今場所については彼もよくやったと言ってもいいだろう。前半は危うい場面も多くもしや陥落かと思われたが、尻上がりに調子を上げていった。日馬富士に勝った一番は見ごたえがあり、まだ取れることを示した。欲を言えば二桁欲しかったが、そのためにはもっと平幕から拾う必要があるだろう。その二桁に乗ったのは琴欧洲だが、寄せられる期待からすると物足りないと言えるかもしれない。今場所は悪癖の足がそろうところが少なく、安美錦に負けたのはもうしょうがないとあきらめるならば、土佐豊に負けた一番以外は取りこぼしと言えるものもなかった。やはり後は日馬富士についていくことだろう。まだ横綱は狙える年齢である。


もう一人の関脇、豊ノ島は調子こそ悪くなさそうであったが、珍しく全員そろって好調な大関陣や把瑠都に埋もれて存在感を発揮できなかった。魁皇以外の上位陣には全滅している。小結稀勢の里は9−6で関脇復帰濃厚。以前は小結なら確実に負け越したいたところだが、そう考えると一応地力は増しているのか。最近把瑠都、鶴竜、琴奨菊の躍進で埋もれがちだったが、今場所は妙に存在感があったような気はする。何度も書いているが、彼の弱点は相撲振りが荒っぽく、ゆえに土俵際決めきれないことであって、あと一歩が出れば把瑠都クラスに大化けする可能性がある。好角家の期待が高いのはそういうことなのだ。同じく小結安美錦も比較的調子が良く、安定した相撲振りで8−7であった。やはり琴欧洲に強いというのが大きなアドバンテージであり、これがなければ負け越していたかもしれない。

前頭上位陣。筆頭の鶴竜はどうにも調子が狂っていた。序盤は悪くなさげであったが、不運な黒星もあり、動きがちぐはぐで、持ち前の技巧が無用な動きにつながっていたのが見ていられないという感じの中盤であった。終盤はやや持ち直し、三連勝でしめて6−9、来場所も上位には残れそうである。ポスト把瑠都レースからは一歩後退し、稀勢の里と同じ位置に。同じように調子が狂っていたのが阿覧で、1−14と黒星の山を築いてしまった。彼の不幸は地力が鶴竜ほどなかったがためにとうとう調子が戻らず、結局白星は変化でもぎとったもの1つだけとなってしまったことだ。

旭天鵬もらしからぬ大負けをしたが、これは序盤の大関戦ラッシュで腰を痛めたためである。場所中には治らず、普段負けない相手に大量に取りこぼすこととなった。治り具合によっては、来場所は大勝するかもしれない。最後に琴奨菊。今場所は得意のがぶり寄りが非常に良かった。敢闘賞は把瑠都ではなく彼でも良かったかもしれないが、それにしては上位戦の白星が日馬富士一つというのが寂しい。もう少し勝つにはあと一工夫。しかし、彼のアンチユルフン、アンチ変化の姿勢は本当にすばらしい。


中盤。光っていたのは栃煌山と雅山。それぞれ得意の型がよく決まった。栃煌山は内に入ってのもろ差し。雅山は突き押しとはたきである。栃煌山はもろ差しが上位陣に通じず、ポスト把瑠都からかなり乗り遅れた感があるが、ここから巻き返せそうは勢いを今場所見せた。逆に雅山は円熟の領域に達しており、良い意味で魁皇と同じような雰囲気がある。突き押しと引き落としに関しては、上位陣には通じないことが自明ではあるものの、技量としては(千代大海の引退した今)第一人者と言ってなんら差し支えない。栃ノ心はケガが治り膂力が戻ってきた。いつ見てもすごい腕力と背筋である。それだけあっても勝てないのは、組みに行くまでのスピードが遅いからである。あと、ユルフンを辞めて欲しい。あ、そういえば今場所岩木山が一度も出血しなかった。

下位。北太樹は必ず書かねばなるまい。膝を壊しかばいながらとっていた先場所の光景がどうしても頭に残っていたが、今場所は見事に復活を遂げた。寄り切りの型がよく、27という年齢の割には伸びしろがある。朝赤龍はようやく勝てたという感じ。まだ中盤にまでしか戻らないが、来場所も10番くらい勝って上位に戻れるか。そこまで復活したようにも見えないのが、今場所の相撲振りではある。時天空は10−5であったが、これは先場所途中休場で番付が急降下していた影響であり、特に驚くべきことではない。どちらかといえば連勝のせいで悪目立ちし、後半調子の良い前頭上位〜中盤に当てられて(雅山、豊真将、栃煌山、栃ノ心)、思ったより星が伸びなかった。

最後に、新入幕の隠岐の海と徳瀬川について。隠岐の海のイケメンっぷりは外国人だらけの大相撲界に新風を吹き込んだが、相撲もなかなか良かった。序盤苦しかったが中盤勝ち、終盤はまた調子を崩したものの、結果勝ち越した根性は認めてあげたい。終始調子のよさを保てれば、前頭中位ぐらいまではすぐに定着可能な地力はあある。徳瀬川は寄り切り主体のくせに意外と器用で、さすがはモンゴリアンという感じ。来場所の両者に期待したい。

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2010年03月27日

『しろくまベルスターズ』元ネタ集(10) ななみルート・3〜7話

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2010年03月26日

六年かかりましたが

無事卒業したらしい。まあうちの大学の卒業式の模様をブログに書いている人なんて無数にいそうだが、一応ここにも書き記しておく。

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2010年03月25日

『しろくまベルスターズ』元ネタ集(9) きららルート・9〜12話

なぜか妙に時間がかかった。量が多かったのも確かだけど。

(8)はこちらへ。
(10)はこちらへ。


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2010年03月24日

『しろくまベルスターズ』元ネタ集(8) きららルート・4〜8話

さすがに本家本元丸谷が書いてるだけあって、ネタがバラエティに富んでいる。(9)できららルートが終わる感じ。(10)(11)がななみ、(12)が硯で終わり。

(7)はこちらへ。
(9)はこちらへ。

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2010年03月20日

朝青龍引退によせて

これをいつ書くべきかは迷っていたが、もはや春場所中のこのタイミングでしかあるまい。


朝青龍という力士の物語は,ほとんど私のブログ上での「観戦」時期と重なる。そのため非常に思い出深い力士であり,これが私の大学卒業と重なったこと,また彼が横綱に昇進した平成15年3月というのは私の人生をかけた大勝負である大学受験の始まった年であり,運命的なものさえ感じる。ちなみに,私の駒場時代にあたる12場所で,朝青龍は7連覇を含んで10場所優勝している。

朝青龍の取り口と言えば昔の吉野家のごとく三拍子そろっていて「早い,うまい,強い」であった。彼の特性といえばまず圧倒的に早く,相手のとまどっている間に朝青龍の技が決まっていた。絶対的な運動神経,反射神経をほこり,かつそれについていけるだけの筋肉があった。そして,かつ彼は圧倒的な技巧派であった。横綱にして技のデパートであり,変幻自在にとることができた。ゆえに「寄り切り」が多いという一見オーソドックスな勝ち方に見えるが,その実その寄り切りは多様であり,しかもがっぷり組まずに最後だけ捕まえて寄ってしまう,という珍しい動きをした。寄れないと見るやすぐに投げに移行する,しかも左の下手を基本としつつも左上手,右上手/下手,どこからでも投げられるという器用さがあった。対戦相手からすれば,どこから・いつ技が飛んでくるかわからないので,恐怖以外何者でもなかったであろう。なかでも特筆すべきは巻き替えの早さで,歴代の横綱の中でも比類無き「腕」の持ち主であった。平成22年名古屋場所で見せてくれた白鵬との巻き替え合戦は,もう二度と見られないほどの高レベルなものであった。

このような取り口ゆえに,「相手にあわせつつもかつ相撲をとらせず,圧倒的に勝つ」という横綱相撲とはほど遠い取り口になったという点についてしばしば批判を浴びるところではあったが,素行の点はおいておくとしても,これに関しては全く批判されるべきところではなく,むしろ新しい横綱像として賞賛されるべきであるということは,本ブログの読者であれば賛同していただけるのではないかと思う。

しかし,このような型がいつ頃完成したかといえば,大関在位の間ではなく,実は横綱に昇進して一年ほどだったのではないかと思う。見ていてそう思ったというのはある。特に関脇・大関の頃は,一時期の安馬のごとき軽さで,「早い」か「うまい」のみであり,どこか自信がなく,あせってさっくり負けたり,単純な力負けを喫することもしばしさ見られた。正直な話,彼が大関に昇進できたのは時期が良かったからであり,貴乃花や武蔵丸の身体がもう少しもてば,あのような大躍進は見られなかったであろう。運も実力の内であるとするならば,まさに彼は強かった。

大関在位わずか三場所通過もかなり運に助けられたところが見られるし,一年目の成績は優勝3/6で連覇なしと,後の大横綱にしてはぱっとしない。平成13〜15年の3年間では栃東と11回対戦しているが5−6で負け越し。魁皇にも12回対戦で5−7で負け越し。琴光喜にも15戦で9−6であり,取りこぼしのなさと勝負勘が特徴らしい特徴と言えた。特に栃東との激闘は多く,朝青龍の横綱前半のライバルが栃東,後半のライバルは白鵬,という印象がある。

やはり彼の型の完成期は平成16年の前半であり,その全盛期は17年初〜19年の前半頃であったと言える(19年7月場所後に,例のサッカー事件)。ただし,17年の後半から稽古のサボり癖がつき始め,周囲に思われていたよりも早く衰えていったのがもったいなかった。18年の一年間というのは白鵬がめきめきと伸びていった時期でもあり,思わぬライバル出現で寿命が伸びたと見るべきか縮んだと見るべきかは判断が難しい。張り差しが増えていったのも全盛期後半の時期であり,これは稽古不足の結果と言えるかもしれない。妙なオピニオンリーダー的なところがあったのか張り差しが大流行し,立ち合いが乱れて素行とは別に相撲協会をやきもきさせたところもあった。

平成20年以降は順調に衰えつつも,やや豪快な相撲ぶりがなりを潜め,型を変えつつあるところが見えた。それが功を奏したときもあれば,豪快な相撲を復活させた場所もあり,なんだかんだと引退直前13場所で優勝4度は,すでに最強とは言えなくも,普通の横綱としては十分に立派な成績である。現役を続けていればもう2回は優勝できたし,白鵬や琴欧洲,日馬富士との名勝負も生まれたことだろう。半ば自業自得とはいえ,土俵外の騒動で引退したことが本当に惜しまれる。しかし,それもまた朝青龍らしい最後ではあった。

  
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2010年03月19日

『しろくまベルスターズ』元ネタ集(7) きららルート・2〜3話

一週間明けて唐突に復活する。きららルートだけ早々に分岐するので、いつの間にかカペラさんが直ってるという。ここはちょっと修正してほしかった。


(6)はこちらへ。
(8)はこちらへ。

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2010年03月16日

非ニコマス定期消化 2009.11月上旬〜中旬






月並だが、これはすごい。よく動くし発想も良い。どうでもいいけど、タカシ君瞬間移動。




一発芸としては最高に秀逸。わずか33秒の濃度。西行妖咲いちゃらめぇ。




おやつの人。そして非常におやつの人らしい動画。TASは最終キー入力までが仕事、というのを最大限活かした動画とも言える。その発想はなかった、というよりもそんなことが起きること自体知らなかったよ。




藤山先生公認動画。さすが自称奇術サイドLv.5である。しかし、藤山先生もまさか三人目がエスパー伊東だったとは思いもよらなかったに違いない。




モモーイに合う曲で非常に様になっている。今後こういうの増えないかな。やっぱボカロ曲は「歌ってみた」で完成すると思う。歌い手がうまいなら尚更。




世界一金のかかった、大人気ない反論のようなw。いいぞEA、もっとやれ。というかお前しかできない。タイガー・ウッズもノリが良くてすばらしい。




こうして聞くとけっこう良い曲。ヨドバシにしろビックカメラにしろ、耳に残る店内曲である。




本物のほうが長いというオチは予想外だった。本当によく似ている。「有田が来い(ボタンを持って)」タグが秀逸。だから長いんだってばw>本物





システムの裏をついた大暴れ。下の動画は、鍵盤時の演奏をスローで再生したもの。意識すると元の動画のほうでも聞き取れなくはない。



  
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2010年03月14日

凱風快晴祭日和

意外と空いていた。上海アリスにほとんどの人が流れていたことと、ほとんど全員当選だったおかげで、こういっちゃなんだけど有名サークルの配置がかなりばらけていた印象がある。大変気候がよく、その点ではまったく辛くなかった。

以下は普通のレポ。

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2010年03月13日

第七回例大祭サークルチェックリスト

遅ればせながら。適当につけていったら80個(笑)に到達したので、ピックアップして半分くらいだけ紹介しておく。冬コミと基本的にかぶってるので、重なったところは大体メジャーなサークルということもあり、特記事項のない限り省略する。(冬コミ二日目のチェックリスト http://blog.livedoor.jp/dg_law/archives/51764689.html

一応URLはそれぞれ貼っておくが、http://www.green.dti.ne.jp/maisan/gensoukyou/reitaisai7_list.html こちらからほとんど飛べるので参照のこと。

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2010年03月11日

しろくまベルスターズ レビュー

いいんですよ、クリスマスイヴだから奇蹟の一つや二つくらい起きる。


PULLTOP藤原々々ラインのゲーム。そしてその系譜を見事に受け継いでいる。雰囲気の良さもキャラの良さも、そしてシナリオのテーマさえも。絵も音楽もクオリティが高く安定している。また、シナリオがちょっと中だるみするという受け継がなくていい欠点まで受け継いでいる。逆に主人公像は新しい。『かにしの』の本校編は根本的に違うので例外中の例外としても、その他を見渡してもちょっといないタイプのような気がする(一部ルートでは草津拓也化するが)。まっすぐだけどおバカすぎず賢すぎず、仕事(と酒)への情熱を持った青年。けっこう真っ当にかっこいい。

個人的な感想としては、シナリオの出来としてななみ>きらら>硯>りりか。ななみルートは09年エロゲー史に残してもいいくらい出来が良い。なぜ当時もっと騒がれなかったのだろうと思うくらい。PULLTOP信者の間でしか話題にならなかったせいで見えなかった、とかそういうことなのだろうか。キャラの好みとしては、硯に尽きる。ただの「人見知り系清純派」のキャラで終わらせず、なかなか起伏のあるキャラとして描けていたのが実に良かった。よだれかわいいよよだれ。その他、個別ルートに関してはネタバレなしには書けない部分が多いので、格納後に。

クリア後、ざっと他人のレビューを読んで思ったのは、確かにサンタ専門用語をあえて説明せずにシナリオを突っ切ったのは英断だったが、英断すぎて「わかんねーよ」「これって深く考えたら負けってことだよね」というレビューが非常に多かった。いやいや、ちゃんと設定されてるんですよ、あえて説明してないだけで)(元ネタ集(1)参照のこと)。これだけ反発を食らうなら、共通ルートで説明すべきだっただろうな、とはいろんなレビュー読み終わってから思った。


『かにしの』とほぼ同様の出来として、87点。世間的な評価はここからもう5点ほど低いようだが、前述の通り「サンタのシステムがわからなかったから深く読むことを放棄した結果」だとしたら、それは悲しいことである。なお、中だるみと書いたが眠くなるほどのものでもないので、そこはご安心願いたい。しかし、長いことは間違いなく、共通で4時間ほど、個別も1ルート5〜6時間は優にかかるので、じっくり読んでコンプしようとすると20時間は軽く越えるだろう。実は『うみねこ』EP6を除けば、85点を超える点数を付けたのは08年の夏にプレイした『ジャンゴ』『キラキラ』以来で1年7ヵ月振りということが発覚した。ここ2年はけっこう割と大当たりを引いてなかったということにさっき気付いた。

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2010年03月10日

『しろくまベルスターズ』元ネタ集(6) りりかルート・7〜13話

続々・りりか様のレゲー講座。りりかルートはこれで終了。頻度が減っただけで最後までレゲーネタで引っ張ったのは、なんというかすごい。


(5)はこちらへ。

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『しろくまベルスターズ』元ネタ集(5) りりかルート・5話(後編)〜6話

続・RRKたんのレゲー特集(後編)。

(4)はこちらへ。
(6)はこちらへ。

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2010年03月09日

『しろくまベルスターズ』元ネタ集(4) りりかルート・4〜5話(前編)

RRKたんの華麗なレゲー特集(前編)。なぜ前後編かって?力尽きたからですごめんなさい。

(3)はこちら。
(5)はこちら。

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2010年03月07日

『しろくまベルスターズ』元ネタ集(3) 共通ルート・2話〜3話

現在、りりか、きららクリアでななみの9章。この土日で終わるかな?

(2)はこちらへ。
(4)はこちらへ。


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2010年03月06日

第156回『ルネサンスとは何であったのか』塩野七生著、新潮文庫

また塩婆かと思われるかもしれないが、実際には何冊か間挟んでいて、レビューしてないだけである。

本書は01年に出たものの復刻版で、ルネサンスとは何であったのかについて、対話編で語っているように見せかけて実は塩野七生が一人で話している本。イタリア・ルネサンスをフィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアで、それぞれのルネサンスについて語っている。

本書は非常にざっくり切りすぎているのが美点でもあり欠点でもあると思う。まず、そもそもなぜイタリアでルネサンスが真っ先に発祥したのか、なかでもフィレンツェが先駆けたのはなぜなのか、について非常に熱く語っているわけだが、「同時期のネーデルラントについてはどうお考えで?北方ルネサンスも同時期ですよね」という疑問は当然わいてくるわけで、彼女はそこを当然のようにスルーしてフィレンツェ人について語っている。まあイタリアについての本なのだからスルーして当然と言われればそれまでなのだけど、一言くらい触れてもよかったんじゃないかとか、一旦惚れるとその人(民族・団体)しか見ないのは悪い癖だなとか、読者としてもどうしても考えてしまう。その他、細かいところで「そこばっさり切っちゃうのは立体的な歴史像としてまずくね?」というのは、実は多数ある。

それでもやはり本書はおもしろい。たとえば、ルネサンスの走りとしてノルマン朝の神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世と、聖フランチェスコを挙げていた。前者は比較的見る名前だが、後者を挙げている人は見ない。しかし、理由がしっかりとしていて、なるほどと思わせられる。フィレンツェにしろローマにしろヴェネツィアにしろ、興亡の歴史に民族の特質をしっかり織り込んでおり、いつもの塩野節を聞くことができるだろう。(amazonのレビューに「気質に逃げられても」というものがあって、それはそれで納得できる話だが、そういう人は塩野七生の本と徹底的にあわないので、今後一切避けるべき。)

塩野入門書のように見えて、しっかりと他のものを読んだ人向けの本だと思う。ちなみに、塩野七生が絶賛しているティツィアーノの《アンドレア・グリッティの肖像》は、これである。なお、『海の都の物語』にも載っている。



ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)ルネサンスとは何であったのか (新潮文庫)
著者:塩野 七生
販売元:新潮社
発売日:2008-03
おすすめ度:4.5
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2010年03月04日

『しろくまベルスターズ』元ネタ集(2) 共通ルート・1話

『ゆのはな』『かにしの』と比べても数が多いので、いつ終わるかわからない。

ついでに、上にも書いたがついったー登録したのでよければどうぞ。

引き続き、抜け等の指摘募集中。


(3)はこちら。
(1)はこちら。

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2010年03月03日

『しろくまベルスターズ』元ネタ集(1) 基礎用語編

久々にPULLTOPタグに投稿することになったようだ。

読む前の注意事項。

・他抜けの可能性有。指摘は臆せず大歓迎。
・というかレゲーさっぱりわかりません。
・基本的に本編にかかわらない小ネタが多いけど、ネタバレしても泣かない。
・(1)に関しては、『しろくま』独特の言葉遣いを解説する設定説明も載せてみた。ネタバレに感じたら読み飛ばすこと。

(2)はこちら。



・サンタ
(ジャンル)人物
聖ニコラウス(ニコラオス)。4世紀の東ローマ帝国、小アジアに実在したとされるキリスト教の聖人。彼がとある娘を抱えた貧しい家族を救うため、煙突から金貨を投げ入れたところ、暖炉には靴下がかけられていたため、翌朝家族が暖炉から靴下を取り出したところ、中から金貨が零れ落ちた、という話。それがなぜクリスマス限定になったのかというと、19世紀のアメリカ人の付け足しのようである。聖ニコラオスを崇敬する本家の正教系ではプレゼントの習慣が無い。また、いつの間にかフィンランドが本家本元になっていたり、にもかかわらず本部があるのはグリーンランドだったりする。結局、2/14のお菓子会社の陰謀とここら辺の事情は大差なかったり。
(以降『しろくま』上の設定)
『しろくま』世界の職業。「ツリー」の発する「ルミナ」を肉眼で視認できる素養のある人物が集められ、グリーンランドにある職業訓練学校でルミナを収集・操作する方法を学び、ここを卒業するとサンタとして共同組織「ノエル」に属して活動する。ルミナを集めて専用の道具「ユール・ログ」で発射すると、12/24の深夜〜12/25の午前三時限定で、吊り下げられた靴下の中にその子供が希望するプレゼントを出現させることが出来る。ゆえに、配達されたプレゼントの中身はサンタ本人でも知らなかったりする。サンタは12/24一日のために現地に赴任して、「トナカイ」とともに綿密に準備をする。ちなみに、サンタは高給取りらしい。正体がばれたり、ソリに乗ってるところを一般人に目撃されたりするとツリーが無い=ルミナの無い場所に左遷させられるらしい。


今回もこんな感じで。
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