2019年03月28日

ニコ動の動画紹介 2018.3月中旬〜4月上旬



けっこう不在ですまんな……最近はもう集荷センターまで直接取りに行くことにしてる。なのでデリバリープロバイダにされると大変困る。




「人力」となっているが,理論上の最高値なのでTASさんでも同じ結果になるはず。実況者にやや癖があるので,ダメな人はダメかも。




ドラクエの中では比較的難易度が高い6だが,ボスが多くて最少戦闘勝利回数でもかなりレベルが上がる&この縛りだと終盤加入のテリーとドランゴが強い&強い装備がイベントやカジノで頻繁に手に入るというわけで,なんとかなってしまった。メガザルのうでわはチート。



ピロ彦氏による。任意コード実行とサブフレームリセットが重なり最強に見える。とうとうFF5もこんなことに。




こちらはおやつさん。本当にサブフレームリセットは革命でしたね……




よりもいの名作MADというと,とりあえずこれ。



2017-18年に流行した「一人合作」の形式を取った佐城雪美の複数作品。様々なお約束ネタを盛り込みつつ,なぜか完成度が高いのは見事な手腕。最後の3分は単品欲しい。  

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2019年03月27日

エロゲレビューまとめて(『終わる世界とバースデイ』他)

2年半ぶりに。

扱っている作品は『EXTRAVAGANZA 蟲狂編』,『終わる世界とバースデイ』,『月に寄りそう乙女の作法2.1&2.2』,『美少女万華鏡3』。致命的なネタバレはしていないはずだが,念のため注意。
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2019年03月25日

「平成最後の」良い相撲

「平成最後の」という聞き飽きつつあるフレーズではあるが,さすがに感慨深い場所であった。終盤まで栃ノ心を除く上位陣が好調で,だからこそ貴景勝の大関取りも緊張感のあるものとなったし,優勝争いも千秋楽結びの一番まで引っ張られた。最後まで見応えのある場所であった。文句を言うとすると立ち合い不成立がかなり多かったことくらいであろう。

優勝した白鵬はかなり気負っていたところが見られ,平成最後の場所だから優勝したかったのだろうと散々周囲から言われている通りだろう。内容も良く,前に優勝した昨年の九月場所の時に「2016年以降の直近17場所では最も強かったと思う」と書いているが,今場所もやや落ちるくらいの出来で,かなり完成度の高い白鵬の相撲が見られた。何番か張り差しの相撲はあったが汚いというほどのものではなく,また何番か危ない相撲があったが,先場所のように崩れなかったのは見事な修正と言える。それだけに千秋楽で右腕をかなり傷めたらしいのが気がかりである。彼のことなので,「新元号最初の場所」もかなり気負うと思われるので……

貴景勝の大関取りは誰からも文句の出ようもない形で決着したが,それにしても千秋楽の一番がカド番・7−7で来ていた栃ノ心との入れ替わり戦になろうとは。相撲の神様も残酷であるが,当の栃ノ心が負けた後「自分が弱かっただけ」と言っていたのが救われるところか。どこかで当たるのは確実であったし,それが千秋楽であっただけである。変に貴景勝がすでに10勝していて栃ノ心は7−7という状況で当たるよりも,今回のような入れ替わり戦になっただけ栃ノ心としては踏ん切りがつけやすかったかもしれない。なお,現行の大関陥落の制度になった1969年以降,このような入れ替え戦は史上二度目で,しかも前回の2006年の魁皇・白鵬戦は,それ自体は魁皇が勝ったものの,場所が終わってみると白鵬も13勝で昇進したので,入れ替えとはならなかった。今回のような純粋な,不可避の入れ替え戦は史上初ということになる。平成の最後に,歴史的な一番が生まれた。


個別評。白鵬は前述の通り。鶴竜は千秋楽こそ意地の相撲を見せてもらったが,基本的に先場所や昨年の九月場所と変わらず。出れば10勝はするが,終盤までスタミナが続かない。ちょうど白鵬も同じような感じではあるが,白鵬は全勝するので,どうしたって見劣りする。来場所優勝すればちょうど1年ぶりの優勝になるが,どうなるか。豪栄道は珍しくも大阪の声援がちゃんとパワーになっていた様子で,動きが軽快で技の切れがある,いい時の豪栄道だった。白鵬があの好調ぶりでなければ,千秋楽に逸ノ城と決戦という展開になっていたかもしれない。負けたのがその逸ノ城と白鵬であるから,六日目に大栄翔戦を落としたのが痛い。高安も好調ではあったのだが,終盤に逸ノ城・白鵬・豪栄道と3連敗しているようでは,地力が足りないと言うしかない。

栃ノ心は先場所よりはましな状態で,ケガを押して出ている分,むしろ気力はみなぎっていたが,力が及ばなかった。本人の弁の通りである。九日目までは6−3,十日目以降で1−5であるように,上位陣には通用しなかったのが明白であった。むしろ中日によく逸ノ城戦に勝っており,結果的にこの黒星が逸ノ城の初優勝を阻んだのであるから,一定の活躍は認めるべきであろう。右膝に負担がかかるような形にならなければ,引く展開にならなければ序盤で取りこぼすことはないのだから,来場所10勝の復帰を期待したい。

関脇。貴景勝は今場所も押しに力があり,相手が四つ相撲の力士でも容易に捕まることはなく,押し引きの判断も概ね妥当で,10勝は地力通りの成績を示したと言える。であるからこそ,動きが機敏で押し引き以外の引き出しが豊富な相手,白鵬や豪栄道には今後も苦戦しそうで,取ったはいいが大関としての道は険しい。とはいえ大関昇進22歳7ヶ月は史上9位の年少記録,所要28場所も史上6位と非常に早い。苦手克服(あるいはそれを補うパワーの強化)に期待したい。玉鷲は旭天鵬の優勝の翌場所を思い起こすに,まあ。御嶽海は惜しい負け越しで,さすがにケガをかばいながら短期決戦は可能でも15日間は戦えなかった。北勝富士も惜しい負け越しだが,こちらは上位が概ね全員好調だと気鋭の若者もこうなるという様子。

前頭上位。魁聖は下りエレベーター。遠藤はいつもの遠藤で,前頭上位で勝ち越すにはもう一つ何かが足りない。何かは何でもいいのだが,すでに極まっているテクニック以外のパワーなり出足なり。大栄翔は序盤突き押しが強く,覚醒の場所かと思われたが,終盤失速してスタミナ不足が露呈。上位戦が終わってこれからという時にパワーが出なかった。錦木もすっかりしぼんでしまって残念である。千秋楽の御嶽海戦の極め出しにだけ,覚醒時の残滓が見えた。阿武咲はここに来て貴景勝・北勝富士と比べた時にパワー不足が目立ってきていて,差をつけられる前に押す力を追加したいところ。最後に14勝した逸ノ城。今場所の逸ノ城はやけにしぶとく,普段ならケガを危惧してすぐに諦めるところ,最後まで粘りに粘っていた。上位戦が3番しか組まれず,特に横綱戦がなかったことから気楽にパワーが発揮しやすかったか。そういうわけで,私は今場所の成績をもって逸ノ城覚醒と見なすには尚早と考えており,ちゃんと横綱・三役総当たりの地位で10勝以上できるのかどうか見たほうがよいと思う。

前頭中盤。阿炎は動きが派手で見ていて面白いのだが,逆に言えば動きに無駄が多いように見え,もっとスマートに動けたらよいのにとは思う。碧山は上りエレベーターなのだが,12勝は上出来。琴奨菊はちょっとした復活。最近はこの地位でも成績が不安定であったので。勢は絶対に休場すべきであった。13敗という成績もさることながら,負けた後になかなか立ち上がれないのを繰り返すのは良くない。ケガを押して戦う姿が美しいといっても限度がある。矢後は組んでも負ける展開が目立ち,根本的に鍛え直しであろう。

前頭下位。竜電は三賞が無いのが驚きの良い出来で,私は正代や隠岐の海を見て「巨体がもろ差しにこだわると窮屈になるからやめたほうが良い」と評してきたが,竜電のような形なら巨体でもろ差しも有効になるだろうと思う。左四つかもろ差しで相手を捕えて頭をつけた状態で崩し,万全になってから胸をあわせて一気に寄り切る相撲は非常に完成度が高い。まわしが取れないとどうにもならず,鈍重ではあるので動きの良い相手には分が悪いものの,これはこれで力士として完成していると言っていい。事実,これだけ良い相撲であるのにこの地位で5敗しているのはそういう勝てそうにない相手が含まれているからだが,勝てないなりに上位戦で見たい力士である。2018年九月の上位初挑戦では前頭3枚目で6−9で終わっているが,次はどうなるか。

明生も立ち合いが低く非常に強いが,当たれなかったり捕まったら負けるという非常に明快な相撲で,9勝で終わった割には記憶に残った。謎に組みに行くことがあったり,離れて取る展開でも長引くと負けたりしているのが課題か。嘉風は上りエレベーター。37歳だがまだまだ動けそう。新入幕の友風はいつの間にか9勝していた。印象が無くて書くことがないので,来場所注視したい。逆に照強は塩まきが見たいので残ってほしかったが6勝に終わった。低く潜って押していくが,同じタイプなら経験の差で石浦の方が型が完成している。まあその石浦も6勝であったが。

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2019年03月17日

2019受験世界史悪問・難問・奇問集 その3(国公立大)+おまけ

その2から。国公立大とおまけ。おまけは『新世界史』の用語特集。

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2019年03月16日

2019受験世界史悪問・難問・奇問集 その2(慶應大の残り・早稲田大)

その1から。2019年の早慶上智でワーストの慶大法学部と,早稲田大。

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2019年03月15日

2019受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(上智大・慶應大の途中まで)

今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。まあ,事情が複雑すぎて解説を書くのが追いつかなかったものが今回は2問ほどあるのだが……

・収録の基準と分類
基準は例年とほぼ同じである。

出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。
悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。
→ 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作題者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。
奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。
難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験生には根拠ある解答がまったく不可能な問題。本記事で言及する「受験世界史の範囲」は,「山川の『用語集』に頻度,任發いいらとりあえず記載があるもの」とした。


総評
早慶上智の総数は2018年の36個とほぼ同数の37個となった。ただし,昨年との大きな違いが2つ挙げられる。まず,この37個のうち8つを慶應大法学部が占めているという点で,慶應大は特定の学部だけ火を噴くという現象があって,たとえば2017年の法学部・2016年の商学部がそれに当たる。しかも慶大が多い年は早稲田大が比較的少なくて総数の帳尻があってしまうという。実は示し合わせてるんですかね。実際に大学別に比較すると上智が10→9,早稲田が19→16,慶應が7→12となっている。

もう1つは教科書からのコピペが目立ったことである。確かに教科書からコピペしておけば「教科書にもこう書いてあるし」と言い訳が立つ。しかし,これは大きな問題が3つある。まずは当然,本当にそれで著作権的にOKなのかということ。次に,教科書だってミスはあるし,正誤判定問題に使う文は,ある意味で教科書より厳しい水準である必要が出てくるが,おそらくコピペする人にはその自覚が無いということ。これは今回いくつかの実例を載せているので,参照されたい。3つ目に,特定の教科書からコピペした場合,その教科書を読んでいる受験生にしか解けない可能性が出てくるということ。しかも,それを自覚的にやっている可能性が高いから悪質である。本企画では散々言っているが,現実的に受験生が複数の教科書を読みこなすことには限界があるし,金銭的負担を押し付けることになる可能性もある。発行部数の少ない教科書になると地方では入手不可能性すら出てくるから,地域格差の問題まである。そのハードルの上げ方は教育者として本当に適切か,ご再考願いたい。

今年の大きな受験業界の動きとして,大学による公式解答発表が大きく進んだというのがある。早慶上智がそろって公式解答発表に踏み切ったので,私は非常に驚いている。早稲田は学部にもよるがけっこうすんなり出題ミスを認めるし,こういうところで先進的な面があるからあまり驚かなかったが,慶應と上智がやるとは思っていなかった。こちらとしては検証が非常に楽になるので,歓迎したい。


以下,上智大と慶應大の途中まで。なお,上智1番が解説を書くのにかかった時間から言えば今回で最大なので,最初からクライマックスだったりする。
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2019年03月14日

「東方正教会と断絶」はしていないと思う

今年の受験世界史悪問・難問・奇問集は金曜日からの更新の予定です。


・肥前磁、タンザニアに痕跡 長崎大・野上教授が調査 17世紀後半の墓で発見例 [長崎県](西日本新聞)
>肥前磁器は長崎で交易を許された中国船により、台湾経由でフィリピン・マニラへ運ばれ、スペイン船で太平洋を横断した。
→ この頃に台湾にいたのは鄭氏台湾で,これは遷界令によって中国本土から陶磁器が供給されなくなったから。遷界令自体が鄭氏台湾の財源であった中国産品を持ち出す海上交易に打撃を与える目的で発布されたものであったところ,その代用品として日本の有田焼が注目された。日本の側も銀以外の輸出品が必要になっていたからまさに「渡りに船」であった。台湾からの中国船で長崎から持ち出されて台湾へ。そこからマニラへ運ばれて,マニラでアメリカ大陸産の銀と交換されていた。陶磁器はマニラから太平洋を横断,メキシコのアカプルコに運ばれ,さらにそこからアメリカ大陸中に広がった。いわゆるアカプルコ貿易というやつである。ここ試験に出ます(マジ)。だから「南米コロンビアの古い教会の装飾などに」肥前磁器が残っているのはこの名残で,高校世界史で知っていれば不思議ではないが,知らないと非常にインパクトの大きい話だろう。
→ 同様に長崎からはオランダ船によって陶磁器がインド洋・ヨーロッパに運ばれていて,ローカルでは記事中にある通り,ポルトガル人やムスリム商人が売買していた。だからインド洋沿岸部ならどこで見つかっていてもおかしくない……のだけれど,「東アフリカは、タンザニアとケニアで各1点の発見例しかない」というのはかえっておもしろい。東アフリカではそれほど人気が出なかったか,単に購買力が低下していたか,消耗品ではあるので割れて捨てられて偶然残っていないか。興味深い。


・ロシア正教会が東方正教会と断絶 ウクライナめぐり反発(朝日新聞)
→ 世界史があまり得意でない高校生にありがちな勘違いに「ロシア正教とギリシア正教は別物」というものがあるが,まさかのそれに信憑性が生まれる可能性が……?(ありません)
→ そもそも今記事を読み返してみると,ロシア正教会はコンスタンディヌーポリ総主教庁と関係を断絶しただけで,他の独立正教会との関係は維持されているから,記事名の「東方正教会と断絶」は誤った要約では? あるいは朝日新聞のこれを書いた記者か整理部の人が,コンスタンディヌーポリ総主教庁をローマ教皇庁と同じような立ち位置と勘違いしている可能性もある。
→ 日本ハリストス正教会は一応ロシア正教会系列の自治正教会であるから,何かしら影響があるのかもと調べてみたが,何も影響は無いらしい。というより正教会のHPを見てもニュースにすらなっていなかった。まあ系列なだけで実質的には独立しているし,ロシア正教会以外の多くの独立教会からは自治を認めてもらってないしな。
→ ついでに,全然知らなかったのだがクリメント北原さんが司祭職を解任されていた。何があったんや……


ランチタイムのライス多すぎない?(増田)
→  念。自分で無意識に増田に書いたかと思ったほど同意。社会人になって,ランチタイムをそこら辺の定食屋やチェーン店で済ませるようになってから,「サラリーマンになったら太る」ってよく言われるけどこんな食生活になったらそりゃそうだよなと。肉体労働がある人ならわかるが,事務作業しかないのにあんな量を食べても脂肪にしかならん。自分の胃が小さい自覚はあるが,それにしても皆昼からどこにあんな米が入るんだ。午後眠くならないのか。不思議でしょうがなかったのだが,自分以外に同じことを考えている人が少なくとも1人(匿名だけど)はいるのが確認されて安心した。
→ 糖質制限してるとかじゃないんだ。単純に入らんのだ。入ったとしても消費するあてがないから嫌なんだ。大盛り無料なんてサービスは要らんので,ご飯半分にしたら30円値引きしてくれ(たまにそういう店はある)。あと大盛り無料を断ったら怪訝な顔するのやめてくれ。  
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2019年03月01日

キズナアイバッシング事件関連

ノーベル賞のNHK解説に「キズナアイ」は適役なのか? ネットで炎上中【追記あり】(Yahoo個人ニュース)
・「表現の自由」はどのように守られるべきなのか? 再びキズナアイ騒動に寄せて(Yahoo個人ニュース)
→ 発端。「あーいつものねはいはい」という感じですぐに鎮火すると思っていた通称「キズナアイバッシング事件」は意外にも延々と延焼して2018年10月いっぱいまで続いた。そこはやはりキズナアイの知名度と,後述する「スタートラインがここなのか」という驚きによるものだと思う。また,(千田先生以外の)珍客が多くて延焼した感が強い。池内恵まで加わるとは思わなかった。


・近代美術史家の松下哲也氏「萌え絵批判では暴論的解釈がまかり通ってる」(Togetter)
→ 批判対象はちゃんと分析して,問題は切り分けて個別に批判すべきであるところ,なぜか萌え絵批判は雑で許されるということを,美術史家が明言した意義は非常に大きいと思う。こればっかりは私が言っても説得力が無く,権威が必要なのだ。おそらく批判者には自らの批判が隣接する学術分野を雑に“侵犯”していたという意識すら無かったのではないか。
→ 萌え絵を擁護する人たちの中でも,古典的な性別による役割の割り当てであるという批判には同意する人も多い(そも根本的にジェンダーロールの批判をしたいのであればオタクに殴りかかるのは間違いという指摘も見かけて首肯した)。キズナアイのキュロットの短さ等に疑問があるオタクもいないわけでもない(私も無意味に短いと思う)。が,それを萌え絵批判と十把一絡げに展開されると全面的に反論するしか無いのである。
→ Togetter内の松下氏の発言でもう一つ重要なのは,ポルノ作品として作られたものがあることと,ポルノ作品として見ることも可能なものがあることと,鑑賞者が勝手にポルノ性を見出すことは全部別物であるということだ。後者二つを「私にはポルノにしか見えないから」という理由で弾圧を扇動する言論にはやはり問題がある。




→ 騒動初期の自分のつぶやき。この「萌え」という概念も(一定数いつの世にも反発はあるとしても)定着したと思っていたのだが,ただのエロでもかわいいでもないということが理解されるまで,まだ10年くらいはかかるか。
→ それも含めて「世間的にはどの程度のエロの“濃度”からが“萌え”ではないか」というラインは今後世論で詰めていくことになると思うので,実はその意味で千田先生の主張にそこまで異論はないのだけれど,ハーバマスの市民的公共圏という言葉を出したのはうかつだった。あとまあ単純に,過去の他の事例はそりゃダメだろうと思えたり,あるいは世に出して詰めていく対象になるだろうと思えるラインだったが,キズナアイの造形で,しかもインターネット上の1サイトに載せていいか否かが世論のスタートにされてしまうとちょっとしんどいものはある。これが擁護側にとって衝撃が大きかったポイントではないか。




→ 議論の本題の総まとめとしては,この丹治記者のツイート群でよいと思う。千田先生をはじめとした批判者は,上述のような萌え絵分析まで踏み込まないにしても,せめて昨年以前の同企画や近年の科学漫画を調べたり,キズナアイの女性人気を調べた上で発言するべきであった。


・社会学者、査読論文出してなくても教授になれるし、招待論文(依頼論文のこと?)があれば査読論文無しでも良いらしい問題(いろいろ追記有り)(Togetter)
・人文系の文献の取り扱いとか業績についてちょっとだけ(dlitの殴り書き)
・リンク:何を業績とカウントするかは分野によって大きく異なる(発声練習)
・(日本)社会学における査読論文の価値と研究者評価の大勢(増田)
→ 延焼としては最も盛大に燃えたやつ。学問分野によって質を担保する方法・慣行が違いすぎるので,安易に「英語の論文がor査読論文が重視されていない」というだけで批判されても困る,ということでさすがに諸分野の学者から反論があり,その情報交換が見られて,本騒動の延焼では数少ない有益な場面であった。それにしても,ここまでの議論の推移を読んでから改めて最初のTogetterに戻るにやはり千田先生の発言がうかつ過ぎる。この人,ネット上で議論をさせてはいけない人では。


・千田さんが「炎上している」と書いた時、キズナアイは「炎上」していたか?(データをいろいろ見てみる)
→ 今回の騒動のオチの一つとして。そもそも反論する側がヒステリックに反論しすぎではというのは前から思っていたことで,反論自体はあった方がよいと思うが,誰かが可燃性の高いことを言っていても,変に反論しないでほっといた方が良いという教訓は浮かび上がってきそう。議論が盛り上がったことにされてしまい,都合よく便乗したい人に便乗されてしまうのである。  
Posted by dg_law at 12:00Comments(2)