2021年10月25日

最近読んだもの・買ったもの

・『大蜘蛛ちゃんフラッシュバック』1〜6巻(完結)。
→ 高校生の主人公は重度のマザコンである……というよりも母親に恋に落ちかかっている。しかし,彼には言い訳の余地がある。事あるごとに,亡き父親による幻視に襲われるのだが,見させられる幻視が全て同級生だった高校時代の母親との思い出なのだ。亡き父親の視点なので,高校時代の母親がやたらと可愛く見えてしまい,亡き父親の恋心(と性欲)までもが主人公に乗り移っていく。だから彼はこれは幻視のせいだと自己弁護するのだが,いかに自己弁護したところで恋心自体がどうにかなるわけではない。なぜ亡き父親は自分にこのような幻視を見せるのか,彼の悩みに付き合いながら物語は進んでいく。なお,「大蜘蛛」は母親の旧姓である。
→ よくもまあ,こんなひねった設定を作ったものだ。困ったことに,作画の上でもこの母親が可愛いので,読者の側も変な感情になる。この「変な感情」を味わえるだけでも本作を読む価値はある。比較的近い感情を探すと,小学生時代に行った友達の家で,友達と友達の母親が普段通りのやりとりをしているのを見させられているときの気恥ずかしさ,だろか。容姿は設定上童顔であることを差し引いても若すぎるかなと思わないでもないが,立ち居振る舞いが30代後半以上の女性なので,バランスが取れているというと語弊があるが,ちゃんと若すぎないとは言えるだろう。
→ とするとこの母親がステレオタイプな専業主婦かというと,実は全くそうではない。母子家庭で息子を育てていることからもわかる通り,完全な稼ぎ手である(なお職業は漫画家)。むしろ主人公が家事にちゃんと参加していて,近代的なジェンダー観からは外れた性的役割分担になっているというひねりも作中で見え隠れするのも面白い。
→ 2020年6月に最後の6巻が出ているので今更ネタバレも何も無い気はするが,一応ぼかしておくに,穏当でありつつ納得できるオチであった。主人公は良い男の子になったというか,結果的に良い思春期を過ごしたな。
→ 余談だが,完結して1年くらいしか経ってなかったのに大きめの本屋を探してもぴったり買えず,結局後半3巻はkindleでそろえた。さすがに本屋の品揃えの回転が激しすぎて末期的症状が出ていると思う。今度からは後追いでそろえるものは「なるべく本屋で買ってあげたい」とか考えずに最初から電子書籍でそろえたい。




・『騎士団長 島耕作』2・3巻(完結)。
→ 2巻では今野さんが登場し,こちらの世界では島耕作ががんばって今野を改心させて,ついでに島のレベルも上がって取締役時代の記憶を思い出し,今野が無事に定年退職した情景が描かれた。一方,本編では今野が不幸な死を迎えたことが描かれていたので,読んでいた当時はギャップがすごい。最近の島耕作は明らかに島の人生を締めにかかっていて,課長・部長時代の脇役を再登場させては無残に殺して処分していっている。『騎士団長 島耕作』は島耕作シリーズの良心なのでは……
→ 3巻もその調子で進んでいき,唐突にラスボスが登場して話が急展開したのだが,打ち切りですかね……やはり設定に無理があったか。ところが,この早回しが行われたために『島耕作』本編がアレになっていった常務編以降の展開がすっ飛ばされ,かえって本編の恥部を回収せずに済んだのはケガの功名かもしれない……いや,これだけ本編の過去の美化・改変が上手い『騎士団長』なら常務編以降も何とかしてくれたのではという気もして,ちょっともったいない。最後のヒロイン大集合でちゃんと三郎丸(旧姓:高市)千鶴をちゃんと出した辺り,『騎士団長』のスピンアウトとしての立ち位置は上手い。ついでにちまたで話題になったセ◯ブレー◯ョンフ◯ックもしれっと拾っていた。最後のオチが主要登場人物全員で登る朝日を眺めながら「朝(モーニング)だ……」と掲載誌ダジャレを決めて終わったが,このくだらなさがまさに『騎士団長』であった。
→ もののついでに書くけど,本編は何なんですかね。確かに相談役まで来てしまったので,あとは「無職 島耕作」しか残っておらず,諸々の清算をするならこのタイミングしかないのではあるが。これで千鶴やかつ子を掘り返してきて,島の黒いつながりまで(彼女らが死なないにせよ何らかの形で)清算するなら面白い。そういえば,謝萠縁と三代が結婚したのはいわゆるファイナルファンタジーの一種か。

  

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2021年10月16日

ニコ動の動画紹介 2020.12月中旬〜2021.1月上旬



MikuMikuDanceの最先端という感じ。こういうのが見られるからMMD杯的なものの存在意義があったのだなと思う。



同上。



さらに同上。MMD杯ZERO3の閉会式は来なかったが,この辺はゲスト選考作品に選ばれていそう。



MMDで作るアニゴジシリーズ完結編。



「MADは歌うもの」の王道,かにぱんさんの歌唱。ねっとり完全再現,原作には無い二番熱唱と最高の出来。



mobiusPのモーションキャプチャーの担当している市川さん。足太ぺんたの聖地で踊っている。





もあい氏。下半期20選選出。手描きアニメ。めちゃくちゃ描いてる。このクオリティで久川姉妹か#ユニ募の映像も見たい。



もう1つ,もあい氏。「いつだって僕らは」が完全にPVになっとる。



ランプキンP。下半期20選選出。ロト三部作完結。ドット絵の動きが細かくて熱いゾーマ戦だった。



メカP・蝉丸P。下半期20選選出。復活の除夜m@s。新型コロナウィルスあり,あかりんごありの一年だっただけに感慨深い。  
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2021年10月12日

皆さん覚えてましたか?>スエズ運河座礁事故

・ウマ娘・ダイワスカーレットのキャラデザに懐かしさを感じる→その理由は『髪型』にあった!?「90年代エロゲの定番やもんね」(Togetter)
→ 言葉にできていなかった違和感を言い当ててくれたもの。なるほど確かにインテークだ。真っ先に思い出したのは『マブラヴ』の鑑純夏だった。しかし見直してみると速瀬水月もインテークあるし,他のキャラも小さいのはついているキャラが多いので,当時のageでインテークが流行していたのかもしれない。あとは『Kanon』の水瀬名雪と美坂香里が言われて「あー」ってなったやつ。
→ なんというかまあ,メインどころをねらってこの髪型にした,あるいは逆にこの髪型の子をゲーム版のイントロダクションにしたのなら,客層をつかんでおるな。こうして話題になっているところを見ると,ねらったかどうかは別にしてデザインとしては成功であろう。


・スエズ運河閉塞!コンテナ船が運河内で座礁、船が渋滞中…。世界の物流がピンチです。喜望峰ルートになっちゃうの…?(Togetter)
→ もはや懐かしい。半年前の出来事なのにすっかり忘れていた。世界史的な珍事件だった割に世間的にも私的にも記憶に残らなかったのは,一応6日間ほどで離岸できたからか。引っかかったのがせめてグレートビター湖よりも北だったら複線化されているので被害が少なかっただろうに,よりによって紅海側で引っかかってしまったので大惨事に。これを期に全面複線化とかしないのかな。できるのかどうかは知らんが。エジプトはカイロの過密化がひどすぎて実は新首都を必死に建てているので,いずれにせよそういう余裕は無さそう。


・茶の産出額、鹿児島が初の首位 50年トップの静岡陥落(朝日新聞)
→ 鹿児島で茶葉を大量生産しているイメージが無かったので(というよりも知覧茶のイメージしか無かった),ベトナムのコーヒーくらいには意外だった。鹿児島が増えているのと同時に静岡が減っているというのは少しさびしい話だ。なお,この朝日新聞の記事では生産額での話だが,生産量ではまだわずかに静岡県が粘っていた。
→ 茶といえば水はけが良い土地で斜面でも育つから静岡県は適しているとされて生産されていたのに,結局は平地を用いた機械化の効率の良さには勝てなかった。世知辛い。どちらかというと距離的に近い静岡県に愛着があるので,静岡県には頑張ってほしい。
→ なお,記事中にある通り3位は三重・京都,5位は福岡で,2位と3位の間に4倍近いと大差がある。ただし,3位以下は生産額ではなく生産量で見ると三重・宮崎・京都・福岡に順位が変わり,京都が急落して宮崎が浮上する。やはり京都のお茶はブランド化していて単価が高いのだろうというのと,宮崎は鹿児島と同じで新興の茶葉生産地で近年伸びているということが見えてきて,なかなか面白い。  
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2021年10月01日

ニコ動の動画紹介 2020.11月上旬〜2020.12月中旬



後半しんみりして泣かされる展開。ちゃんと無限に褒めてくれる理由がつけられるのが良い。



赤月ゆにさん,なぜかHIPHOPに詳しいのは知っていたが,私が詳しくないので元ネタ解説ありがたい。こんなに細々入れていたのか。




『Poly Bridge 2』,もはや完全に橋ではない。ステージ設計自体の無茶苦茶さで笑ってしまった。






三色パーカー氏。下半期20選選出。2020年に聞いた人力ボーカロイドでは一番凄かったやつ。声優を八海山で買収した説が浮上してて笑った。



がぉすP。下半期20選選出。定番といえば定番のネタ。シャニマスもミリマス並に素材があってすごい。



下半期20選選出。いを氏がギャグに振り切れるとこうなるらしい。何回見てもdye_the_sky.が流れ始めたところで腹筋が崩壊する。



いを氏でもう一つ。下半期20選ノミネート。ギャグ調なのに普通によくまとまっている不思議。



CYANGE氏。下半期20選ノミネート。面白い実験作だった。難点をあげて挙げるなら,同時再生がけっこう難しい。



ヨシキP。下半期20選選出。冬優子のちゃんとした紹介にもなっている名作。



ゆっぴP。ベテランのプロデューサーらしい,綺麗にまとまった誕生祭動画。



影莉央氏。下半期20選選出。大和亜季誕生祭。サビの音ハメが気持ちいい。
  
Posted by dg_law at 00:46Comments(0)