2022年12月30日

2022年の視聴アニメの感想

半ば自分用の備忘録。感想コメントをつけられるものはつけ,何も思い浮かばなかったものは作品タイトルだけ。全般的にネタバレは回避していない。

<冬>
『その着せ替え人形は恋をする』
今年面白かったアニメ4位。奇しくも『ぼっち・ざ・ろっく!』とは,引っ込み思案で能力を発揮できていない・知られていない主人公(ついでに言うと容姿への自己評価が低すぎる)が表舞台に出ていって,次第に周囲に認められて……という点で共通していた。あちらはぼっちちゃんが相当歪んでいるのに対し(悪い子ではないんだけども),こちらは五条くんがめちゃくちゃいい子で,海夢ともども応援したくなる。3話くらいまで見たところで,なるほど惚れちゃうのは海夢の側と気付き,作品名を見て得心する。男が先に惚れるのだろうという読者心理を活かした良い仕掛け。おみそれしました。

アニメが始まった当初に「エロゲが好きな女子高生って実在するんか」というリアリティラインの問題がちょっと私のTLで話題になったりもしたが,それも含めて嗜好のマイノリティがそれを表に出して何が悪いという方向を突き詰めていくのが本作であるので,作品最初期のフックとしてはあれで正解だったのだろう。問題は現実世界のエロゲ業界がそこまでの元気がないことにあるかもしれない……(自分の昨今のプレイ本数を棚に上げているので私も心苦しい)。原作も最新刊まで読んだが,これは文化祭編があまりにも熱くて良きなので2期にも期待したい。そういえば,原作が強いから絶対当たると確信して最初から制作資源をつぎ込んでいたらしいところも『ぼざろ』と共通していたかも。




『平家物語』
今年面白かったアニメ3位。アニメ化に800年かかったやつ。和風の画風,重要な場面で差し込まれる原作の詠唱など,商業作品というよりも芸術作品としての面が強い作品であったが,間違いなく面白かった。敗者の悲哀を内側から描きつつ,かつ自らは敗者ではなく,かつ物語の語り手で,かつ視聴者が結末を知っていることにもシンクロさせなくてはいけない……という非常に絶妙かつ面倒な配役に,オジリナルの登場人物びわを置いたことで本作は傑作となった。本作は何よりもそのびわ役,悠木碧の熱演が最も称賛されるべきで,何度ももらい泣きさせられた。確かに平家は悪をなしたかもしれない。しかし,その悪にさして加担していたわけではない人々にとっては,単にパワーゲームに敗れた悲運・悲劇に見舞われるのみである。しかも悪をなした張本人は病死し,周囲はそれが悪であったことも理解していて,報いを受けるターンが回ってきてしまったこともわかっているから,平家の何人かは諦めの境地に立っていて余計に悲劇性が増す。傍観者のびわは,鎮魂の祈りを捧げるために「平家物語」を語り継ぐ,と原作に戻る最終回は極めて美しい。

あとは本作の放映時期がちょうど大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の治承・寿永の乱を描く時期と重なっていて,視聴者層が重なっていたこともあり,それぞれの登場人物の描写が比較されていたのが面白かった。比較的『平家物語』は古典的な解釈が多かったのに対し,大河ドラマは斬新なキャラ付けが多かったように思う。その中で源頼朝だけは同じようなキャラだったので「解釈一致」とか言われていた。また,大河ドラマの源氏方の雰囲気が悪かったこと,対比的に『平家物語』側の平家の雰囲気が良かったことで,平家を応援してしまう視聴者が多かったのは笑ってしまった。


『薔薇王の葬列』
リチャード3世が実は身体的女性の性的マイノリティだった,という基本設定のほか,いろいろなぶっ飛び設定と展開で突き進んでいった……と書くと印象が悪いが,実際にこれはこういうものと思って見ると意外と面白かった。原作(シェイクスピアの『リチャード3世』)や原作の原作(史実)から捻じ曲げられそうな限界のラインで反復横跳びしているので,「これをやりたいならもうオリジナルでやれよ」のラインも同様に超えそうで超えていない。「リチャード3世って実子いるよな,どうすんだろ」というように生じた矛盾を他の創作で補っていく。先に史実が知られているからこそ視聴者に推測させての展開ができる。

そして思っていたよりも無理なく着地したので楽しめた。また,本作は女性向けコンテンツであり,私が普段見ないジャンルであるから,「なるほど,男性向けなら史実をこう捻じ曲げるところ,女性向けだとこう改変するのか」という新鮮な驚きがあったという意味でもけっこう面白く,完走できたところがある。ただ,2クール目に顕著だったが止め絵が多く,さすがにこれはアニメーションではなく紙芝居ではないかという回が多かったのは少し残念である。原作ファンからの「止め絵にしたって原作のこのシーンはもっと美麗なんだよ」という嘆きは頻繁に見られた。予算がなさすぎたか。止め絵を豪華な声優陣の熱演でもたせたところはあり,円盤の売上が期待できるコンテンツでも無さそうで,予算を削るのはもう作画しかなかったのかもしれない。ニコニコのコメントで「作画崩壊よりも紙芝居の方がマシ」と書かれていて,それには同意。




『ハコヅメ』
『鬼滅の刃 遊郭編』

『明日ちゃんのセーラー服』
3話で止まってる。『Birdie Wing』が消化できたら続きを見ようかなという状況。


<春>
『まちカドまぞく』2期
2期でもやっぱり思わせぶるだけ思わせぶっておいて無自覚なのでやっぱりシャミ子が悪い。ネットミームでしょ? と思わせておいて多くの視聴者にこれはネットミームが正しいと思わせる展開,物語が強いとしか言いようがない。しかしまあ何よりも原作がちゃんと完結するまで原作者の体力が持つのかどうかは心配でしょうがない……

『SPY×FAMILY』
2クール目も含めてウェルメイドな人気作で,面白かったけど,面白かった止まりという感じも。コメディとシリアスの両面がある作品ではあるのだが,両立させているというよりも不思議に混ざっているというところがあって,個人的な感覚としてはちょっと割り切れないレベルでリアリティラインが混乱している印象を受けてしまい,世間的な人気に比べると楽しめていないかもしれない。あとは話のペースがゆっくりしすぎているのが気になっている。絶対に人気が出る作品であるから原作を食いつぶさないようにしたいという意図はわかるが,もっとテンポよく進めてほしかったところ。1クール目のうちにボンドを飼うところまで進むと思っていた。

『Birdie Wing』
未視聴。今のところ,余裕ができたら見たいアニメ候補1位(2位は『明日ちゃん』,3位が『オッドタクシー』)。2023冬は多少見る本数が少なさそうだから,そこでなんとか。


<夏>
『Engage Kiss』
丸戸史明が脚本やるなら見るか,と思って見始めたら1話がつまらなくて困った作品。しかし,尻上がりに面白くなっていって,結果的にけっこう楽しめた。丸戸史明さんは序盤に説明を端折りすぎで導入が下手なのとアクション描写が不得意。前者は『冴えカノ』でも同じことをやっている。エロゲ時代はそうでもなかったと思うのだが,ラノベやアニメは勝手が違うのか。後者は必ずしも丸戸のせいではないのかもしれないが,いずれにせよバトル描写は最後まで微妙だった。丸戸にこういう感じのバトル物を書かせるなら,周りがもうちょっと補助してほしかった。

一方で丸戸史明作品の良さもよく現れていたのが本作である。三角関係・ヤンデレ・不器用な大人の女性・あばずれと一通り出てきて,特に不器用な大人枠の綾乃さんの立ち居振る舞いは毎話笑ってしまった。どれだけ類例を見てきていても飽きない,この丸戸の持ち味よ。キサラの設定も見事で,丸戸の得意な感情のすれ違いを,記憶の授受と絡めるとは。最終話に向けて不幸に不幸を重ねる展開にドライブがかかり,焦げ付きそうな摩擦熱を帯びた感情のすれ違いは,最終話で一転してコメディと化し爆発オチとして昇華した。こういうものを読ませてくれる・見せてくれるから,クリエーター丸戸はこれからも追っていくしかない。




『リコリス・リコイル』
はい,評価に困るやつ。『SPY×FAMILY』とは別の理由ながら近い評価で,間違いなくウェルメイドで面白かったのだけど,心の底から楽しんだかと言われるとそこまででもない。散々指摘されているところであるがリアリティラインがズタズタで,その原因も明確である。見せたいシーンと見せたい話が先に来ていて,それを取りまとめるための設定を緻密にする作業を放棄しているためだ。だから個々のシーンの美しさや人間関係の妙だけ見ると気にならないのだけど,12話つなげて作品として評価しようとすると,素直に評価できず,ちょっと待ってくれというノイズが表出してくる。ここで鈍感力を発揮してあげるだけの義理が本作には無い。twitterで「設定や世界観が使い捨て,二次創作的」と評している人がいて,言い得て妙である。

ともあれ,制作陣が見せたいと思っていたであろうシーンが本当にきっちりと美しかったこともあり,「ちさたき」の破壊力がすさまじく,絵師受けが良かったのは素直に嬉しいところで,少なくとも私の周囲では二次創作の質・量ともに2022年最大のヒット作だったことは疑いえない(『ぼざろ』が猛追したけど)。pixivとtwitterに流れてくる二次創作絵の収集がライフワークになっている私にとっては嬉しい悲鳴という状況であった。放映が終わってもう三ヶ月経つのにいまだもって二次創作絵が流れてくるオリジナルアニメはそんなに無い。かく言う私も,正直なところ「個々のシーンの美しさがあれだけあったのだから,ここまで来ると作品としてのまとまって無さも,もはや一つの”味”なのではないか」と考えが変わりつつあり,そのちらかり具合もだんだん愛おしくなってきた。同じような感覚になったアニメとしては非常に古いが『SAMURAI DEEPER KYO』がある。

ラスボスの真島との対決もまさにこれで,千束の「不殺の誓い」という,制作者がやりたかったのであろう設定がどうにも物語の駆動には枷になっていて,二律背反のような状況だった。にもかかわらず殺さないと止まらなさそうな真島をラスボスに持ってきてしまい,しかしこれをちゃんと終わらせられたら上記の評価は撤回できるだろう……と思って最終回を視聴していたら真島が生存していて不思議に安心した。志々雄を自己発熱で殺した『るろ剣』,最終的に狡噛に槙島を殺させた『サイコパス』はちゃんとしていた。でも,『リコリコ』はこれで良かったのではないかと最近は思っている。映画好きで千束と妙に気が合ってしまう彼は,あれはあれでキャラが立っていた。千束との再会という1シーンだけ考えれば生存は正解ということになりそう。あー,あとtwitterで流れてきた「百合に挟まっても殺されない(うざくない)男としてエポックメイキング」という意見には割りと同意する。

あと,エンディングの「花の塔」は名曲。歌詞がたきなから千束へのメッセージになっていて,できれば2番まで聞いてほしい。そう,こういうところではあまりにも光っているのが『リコリコ』という作品なのだ。




『夜は猫といっしょ』
1週間に1分半の癒やしの時間。原作含めて,本作ほど飼い猫の生態描写がリアルな作品はなかなか無い。細かいところで飼い猫あるあるに溢れている。

『よふかしのうた』
『それでも歩は寄せてくる』


<秋>
『PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL』
学校かと思いきや刑務所やんけという出オチで爆笑してしまったので,もう私の負けでいい。今クールもやりたい放題,人類は愚かでモルカーはかわいい,交通法規は守ろうねと毎週3分間,楽しませてもらった。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』
未完結なのでまだ感想を言うには早いが(分割2クールなので終わりは遠い),とりあえず女性主人公,百合テイスト強めのガンダムが来るとは思っていなかったし,サブキャラの配置を見てもいろいろと現代風で,これをガンダムがやる意義については感謝したい。学園物であることとガンダムらしい背景の暗さが意外と抵抗なく融合しているのも良い。

『聖剣伝説 Legend of Mana』
序盤は調子良く,ゲームで描写しきれていなかった部分を上手く補完しながら進んでいた。原作のゲームが説明不足であり,アルティマニアでしか説明されていないものも多かったので,それらが本編に織り込まれたのは原作ファンが見たかったものを見せてくれたと言えよう。翻って後半は,そのまま進んでいけばいいものを,無理に女性主人公(アニメ中での名前はセラフィナ)を物語に介入させようとした結果,話の展開が原作から大きく外れていった。バトル描写が稚拙で,かつ原作通りの箇所でボスを登場させなかったのもまずかった。バトルはどうせだから主人公に片手剣の必殺技を多く打たせることはできなかったのだろうか。使う必殺技がだんだん強くなっていく描写でもあれば満足感は高かったのだが……ジュエルビーストをダイナマイトXでバラバラにするところとか,最後に宝石王に黄龍をぶっ放すところとかが視聴者の見たかったものではないか。

セラフィナが実はサンドラの協力者だったという設定も微妙である。LOMのメインストーリーのうち宝石泥棒編とエスカデ編はどちらも敵にも一理ある設定だから,主人公のうち片側を敵につかせてもよいだろうという発想はわからなくもない。とはいえ宝石泥棒編で主人公の一人をサンドラ側につかせるためには大幅な設定・物語の変更が必要で,その変更が困難であり,実際にかなり不自然になってしまった。主人公が二人いるのだから正義を相対化させたいならエスカデ編といううってつけの材料があるのに,それを使わず宝石泥棒編でやったのは失態と言っていい。本作でどうしても男女主人公を対立させたいなら,セラフィナはレディパールの旧友・協力者にするのが穏当だったのではないか。明確なラスボスが登場しなかったのも不完全燃焼に終わってしまった原因であろう。宝石泥棒編が商業的に上手くいけばエスカデ編やドラゴンキラー編のアニメ化もあるかなと思ったが,このままでは無理そうか。


『ヤマノススメ Next Summit』
今年面白かったアニメ2位。原作では比較的薄味(これはこれで悪くない)の人間関係の描写を,行間を埋めていく形で大幅に追記して濃くするというのはきらら系やCGDCT作品の王道としてすでに定着していると思う。『ヤマノススメ』もその典型であるが,いかんせん放送時間が短かったのが1・2期で,やっと3期になって成功した。そういった経緯だったから総集編という名のリメイクを行って完璧を期したかったのだろう。4期の冒頭4話を1〜3期の総集編にしてしまうのは勇気のあるチャレンジだったと思うし,その弊害として12話がちょっと駆け足になってしまったのではあるが,意図は十分に伝わってきた。4期だけ見ればよいというように人にも勧めやすくなったのもある。

この4期の白眉は各話のエンディングである。吉成鋼氏による一人原画の止め絵が流れるED映像は,氏の温かみのある絵柄,セリフが無いからこその情感,ED曲の「扉を開けてベルを鳴らそう」のゆったりとした盛り上げ方が相まって,異常なまでにエモい仕上がりになっている。物語が本編の裏話的なものになっている,5話の雪村恵(あおいの母)視点,7話のかすみさん視点は90秒で泣かせにきていて素晴らしい。8話の原作でもあまり接点がないあおいとほのかに二人旅をさせた回や,ファンの間で流行しているここな天狗説を思いっきりいじりに行った9話の鋸山も好きだ。

そうやって登山そのもののごとく文脈を積み重ねて歩いていって,万感の思いで迎える最終話,富士山へのリベンジ。こちらも感無量である。最後まで「あおひな」は尊かった。

あとは,私は登山を始めたのが2期と3期の間で,1・2期は3期が始まる前に駆け足で見て追いついた形だった。私が登山を始めたのは寺社仏閣巡りの延長線上と散歩の延長線上という意味合いが強くて,『ヤマノススメ』聖地巡礼を本格的にこりだしたのは3期が終わってからであった。これらの理由のため3期放送開始時点ではまだ登った山の数が少なく,後追いでの聖地巡礼が多かった。それに対して今期は,聖地巡礼仲間にも恵まれて,先回って登っていた山がほとんどであったから,いわゆる「解像度」が高い状態で,あおいたちに難所や眺望を重ね合わせて視聴することができた。登場人物たちと苦労や感動を共有できるのはこれほど楽しいのかと再確認させられた。これぞ聖地巡礼の最大の醍醐味であり,本作は聖地巡礼の意味が極めて深い。




『ぼっち・ざ・ろっく!』
今年面白かったアニメ1位。基本設計は『ヤマノススメ』のアニメ化同様,原作の行間をこれでもかというほど分厚くして人間関係を描写する形で,これが非常に上手くいっている。しかし,本作の強みはテーマが音楽であることそのもので,あまりにも提供された楽曲の質が高く,あわせてライブシーンの出来も最高としか言いようがない。

いろいろな切り口がある作品ではあれ,『ぼっち・ざ・ろっく!』という作品は,努力の方向音痴が,実はその努力の方向が間違っていなかったことが示されて居場所が与えられ,救済される話というのが私の理解である。やはり『着せ恋』との比較が適当で,あちらは五条くんの努力は至極まっとうなものであり,加えて五条くんは高校生の社会に打ち解けたいという積極的な欲望があったわけではない。偶然にもその能力がコスプレ衣装制作にも転用でき,それがきっかけで道が開けたというところがミソで,五条くんは引っ込み思案であれ契機があれば受け入れられやすい性格でもあった。これに対して後藤ひとりは全て逆である。社会との接点が欲しくてギターを始めたが,そもそもの性格が絶望的にコミュ障なので,ギターの腕が上がったところで意味はなかった。本来であれば性格の方を何とかするべきで,ギターの練習という選択は間違っている。

しかし,そこはギターの腕があればなんとかなってしまう懐の広さがロックというもので,「陰キャならロックをやれ」という本作の売り文句は完全に正しい。一度転がりだしさえすれば物事は好転する。彼女がほんのわずかずつ社会性を得るたびに結束バンドに居場所が生まれ,それが原動力となって彼女が結束バンドの危機を救う。あのどうしようもないコミュ障のぼっちちゃんが,というのはとんでもなく大きいカタルシスの淵源で,彼女がギターヒーローとして輝くたびに我々視聴者は喝采をあげた。我々もオタクで多少なりとも後藤ひとりの気持ちはわかるからこそ,その喝采も大きい。オタクが社会性の無さゆえに孤独に努力して,努力の結果として社会性を回復していく話,皆好きだろ。俺も好きだよ。5話も8話も泣いただろ。俺もだよ。

この構造,よく似ているのが『リズと青い鳥』である。あっちも別に傘木希美がそう望んでいたわけではないのに,鎧塚みぞれはオーボエの腕を磨き続け,一旦は孤立した。しかし,希美が戻ってきたその後に,みぞれはその腕で希美とは別の居場所を得る。努力が報われる話は美しい。これと『ぼざろ』の相違点は話の起点が逆なところだ。ぼっちちゃんがギターを始める前に虹夏や喜多ちゃんに出会っていたら,彼女は鎧塚みぞれになっていただろう。でもそれだと腕前が上がりすぎてぼっちちゃんがバンド脱退するオチになってしまう……とtwitterに書いていたら,「その問題は『ぼざろ』でも出てくる。原作を読め」というリプライが飛んできた。原作は近日中に読みます。

いよいよ長くなってきたので最後に楽曲のことに少しだけ触れて終わりにするが,本作はともかく作詞がぼっちちゃんで歌唱が喜多ちゃんという構造があまりにも強い。作中で山田リョウが指摘していたように,陽キャの極みのような子に陰キャの心理を歌わせる面白さとしても機能するし,ぼっちちゃんと喜多ちゃんの間のラブソングとしても機能するので,天才作詞家後藤ひとりが生まれてしまった。アルバム14曲でどれが一番好きかと言われると,「青春コンプレックス」。OPに使われているだけあって一番後藤ひとりがほとばしっている歌詞だと思う。twitterでとある人が言っていた「プロになった後藤ひとりが過去の自分を書いた歌詞」という解釈が好きで,確かにメロディの歌詞が全て過去形だから成り立つ解釈である。ぼ喜多の極みという点では「星座になれたら」を挙げざるをえない。歌詞の真意を喜多ちゃんがわからずに歌っていると思うと,こんなにエモいことはない。他にも語りたい曲はあるけど本当に切りがないのでこの辺で。


  

Posted by dg_law at 00:39Comments(4)

2022年12月27日

ニコ動・YouTubeの動画紹介 2022.8月上旬〜2022.9月中旬



いつもながらにタカオカミズキさんすごい。



タカオカミズキさんからもう1つ。これはアランチルドレンですわ。



こちらはぎゅやさん。夏色花梨先輩が可愛い。






極限まで自由度が高い太閤立志伝Vを極限まで遊び尽くした傑作実況シリーズ。よくこの展開を思いついたものだ。




割りと王道の中世町作りゲームで,完成度が高そう。動物や山賊が襲ってくるBanishedとも言えそう。けっこう面白そうだけど自分でやっている時間が無いのはちょっと悔しい。




こちらはトロピコ6。トロピコ6はけっこうちゃんと時代区分をはっきりさせたんだなということに軽く驚いた。トロピコは3くらいまでの記憶しかなかったもので……



たいたぬさん。小春オブザ立花さんの悲鳴すき。





BCD氏。元がホラーなので,こういういじりはどうしても生まれてしまうw




なぎなぎ氏。こっちもホラーいじり。よくぞ思いついた一発ネタ。はよトイレ行け。  
Posted by dg_law at 12:00Comments(0)

2022年12月26日

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

ここ10年ほどで大河ドラマを完走したのは「真田丸」以来である。お前,三谷幸喜作品しか見てないな? と言われるとはいそうですとしか答えようがない。これは私が三谷ファンだからということで許してほしい。「いだてん」は今にして思えば見ておいてもよかったかなと思う。

「真田丸」は,真田信繁という史実があまり残っていない,壮年期にのみ大活躍した記録が残っている人物を取り上げた。これによって,厳格な歴史考証陣営と綿密な考証を重ねて,可能な限り史実に寄せた青年期の約40回と,伝説上の真田幸村を描いた最後の約10回という切り分けを行って,バランスが問題になる歴史劇の史実と創作を上手く昇華させた。では,今回の鎌倉殿はどうか。この観点で見ると,本作は『吾妻鏡』をベースに描き,『吾妻鏡』が書いていない部分は自由に創作したという形になった。そのため最新の研究結果を上手く反映しているかと言われると,実のところ心もとない。実朝はもっと名君として描かれていてもよかったし,三浦義村はもっと裏の無い人物でもよかった。しかし,歴史劇は必ずしも史実に従わなくてよいのである,そこに上手い言い訳があれば。その言い訳として,北条義時を描くのだから『吾妻鏡』の映像化で何が悪い,と持ってきたのはさすがは三谷幸喜である。

その意味での白眉は実朝暗殺事件である。現在の最新の研究での最有力説である公暁単独犯行説に則りつつ,北条義時黒幕説や三浦義村黒幕説とも取れるような関与も残しつつ,北条義時が直前になって自主的に御剣役を源仲章に交代したように描いた。この展開であれば,『吾妻鏡』では「北条義時が体調不良で御剣役交代を申し出てきた」という方向の”改竄”になるのは納得できよう。そう,『吾妻鏡』の映像化でありつつも,『吾妻鏡』が北条氏の都合でどう歪められているかという発想で組み立てられたのが本作だったのだと思われるのだ。こうして史実とは違う,『吾妻鏡』とも少し違う,第三の鎌倉時代が成立した。

しかも,『吾妻鏡』ベースであることは作品の外ではずっと言われていたが,作中でそれを明言したのは最終話というのも良かった。それを徳川家康が読んでいるという形で紹介したのは,純粋に来年の大河ドラマへのサービスであろうが,直接的に『吾妻鏡』に言及してしまうよりも面白い仕掛けであった。

物語全体を見ると本作は北条義時の闇落ち物語が大半を占めていた。このスライドが絶妙で,最初は源頼朝の家臣として,鎌倉を守るためそのやり方を学んで仕方なく……という言い訳があった。視聴者にインパクトがあったのは第15話「足固めの儀式」で,序盤の名脇役だった上総介広常が討たれた回である。討った後に頼朝が「武功を立てれば恩賞を与えるから忠誠を尽くせ」というようなことを言っていたが,これは実は極めて重要なセリフである。当時の荘園の管理人である荘官の任免権は,荘園の上位の領主である都の貴族や寺社が握っていた。この任免権を勝手に武家の棟梁が握ってしまったのが頼朝の時代を変えた改革であり,これを東国に限定して朝廷から追認させたのが寿永二年十月の宣旨である。歴史家によっては寿永二年十月の宣旨をもって鎌倉幕府の成立と見なす人もいるが,その根拠はここにある(詳しくは伊藤俊一『荘園』を参照のこと)。上総介広常の誅殺は同年のほぼ同じ頃であるから,この2つの出来事を結びつけたのがあの第15話だった……ということに後から気づいてちょっと感動した。

第二部,頼朝が亡くなってからは,義時がより陰謀の中心に近づいていくが,まだ自発的に陰謀を起こしていない。主には北条時政の権力欲が高まり,その流れに乗ったりあらがったりしているうちに,鎌倉の有力者が次々と死んでいく。比企能員を滅ぼす過程で,頼朝のやり方が正しかったという確信を得ていくのは視聴者を恐怖させた。最大のターニングポイントを選べと言われたら,第15話でなければこの30話が選ばれるだろう。さらに頼家を殺して,義時の中で守るべきものは「頼朝の血筋」か「鎌倉」という体制かという迷いが消えて完全に後者となった。そのために邪魔となるなら,親友の一人として描かれた畠山重忠を排除し,自らの父も排除した。こうしてたがの外れたダークヒーロー義時が完成した。和田合戦で見せた黒さは,わかっていても悲劇的であった。「真田丸」でもそうだったが,こういう宮中の陰謀劇を描かせると三谷幸喜は実に上手い。

忠誠の方向が鎌倉そのものなので実朝さえも軽んじた義時だが,自分と頼朝のやり方ではいつかだめになることはわかっていたからこその,泰時との「対立すればするほど絆が深まる不思議な親子」という関係に落ち着く。私は最終話は泰時が御成敗式目の草稿を書くシーンで終わるのではないかと予想していたが,当たらずとも遠からずだったかなと思う。泰時が後を継ぐ安心感は,先の歴史を知っているだけに,作中の登場人物よりも視聴者の方が感じていたかもしれない。


最後に,すでに48回を完走した「鎌倉殿の13人」ではあるが,放送前から大河ドラマにつきものの副読本,関連書籍が山のように出版されている。私もいくつか読んだが,必携レベルの書籍を1冊だけ挙げるなら
・坂井孝一『承久の乱』(中公新書)
を挙げておきたい。岩田慎平『北条義時』も悪くはないが,淡々としすぎていて事実を追っているだけという読後感であった。坂井氏の『承久の乱』は北条義時について書かれたものではないので人物像に迫っているわけではないから(むしろ後鳥羽上皇と源実朝の人物像にクローズアップしている),欲しい情報によっては的外れになるものの,背景知識になりうるものは非常に充実している。北条義時の人物像は「鎌倉殿の13人」の中で築かれたものでよいと割り切って,こちらで背景情報を補完するのが,今から読むなら良いだろうと思う。

  
Posted by dg_law at 20:00Comments(0)

2022年12月25日

サッカーワールドカップ2022 in カタールの感想

サッカーワールドカップの感想をだらだらと書いておく。4年前の感想はこちら。

・日本
今回ほど予選が盛り上がらなかったワールドカップは無い。勝ち抜け自体は楽勝だろうと見られていたこと,最終予選が全然テレビ放映されなかったこと,ベテラン選手が一気に代表引退して流れが切れてしまったこと,いろいろあるだろう。だから様子のわからないまま本戦が始まってしまった。それゆえに下馬評も低かった。低かったというよりもよくわからないし,詳しい人が言うにはダメそうという感覚の人の方が多かっただろうと思われる。私もそれに近い。一方で,実は歴代で最強戦力,言うほど弱くないので期待して見るべきという人も少なからず見かけたのは,2010年とは少し状況が違う。見えていた人には見えていたのだろう。最終的に大きく盛り上がったのは,当然ながらちゃんと勝ち上がった日本代表チームが第一の要因だが,第二にはやはり全試合を放映してくれたAbema,第三には名解説を振るった本田圭佑の功績だろう。それぞれに感謝したい。

グループリーグ初戦のドイツ戦。前半の「やっぱりね」という雰囲気からの,後半に入って日本中の手のひらをぐるっと回転させた。不可解だったのはドイツの監督で,日本は交代がすぱっと決まるのに対して,ドイツは交代がことごとく状況を悪化させていた。ベテラン選手が多く,スタミナ切れで交代させるしかないが,交代で出てきた選手が戦術にフィットせずにどんどん状況が悪化していく。一方で本田さんが延々と「穴」と指摘していたズーレはずっと残した。ドイツも意外と台所事情が悪かったのだろうか。

第二戦のコスタリカ戦は「やっぱりね」という側の試合だった。横パスが多くて前線にボールが渡らない,渡っても創造性に欠くというのは森保ジャパンというよりも以前からの日本代表の課題だったような気がする。その悪癖は2010〜2018年のあたりには解消されていたように思えたのだが,森保ジャパンになってまた顔を見せ始めた。こういうチーム性あるいは国民性はなかなか払拭しきれないものではあるだろう。

第三戦のスペイン戦はドイツ戦の繰り返しで,前半はスペインらしいパスサッカーでズタズタになりながらも1失点で押さえ,後半に選手交代で攻撃のリズムを変えて一気に逆転という流れ。とはいえ前半は前田がブスケツを追い回していたのが,見るからにスペインに嫌がられていて,それもあってドイツ戦ほどの絶望感は無かった。あれは前田を褒めるしかない。後半,1点目の堂安のミドルシュートもすごかったが,世界の話題をさらったのはやはり「三笘の1mm」で,折り返してきたボールでシュートを決めた田中碧が幼馴染であることも含めて「三笘は持ってる」としか言いようがない。VARがサッカーの細かいところで戦術を変えたと呼ばれる今大会を象徴するシーンでもあった。試合終了後に友人がTwitterで「この前半気合で受け切ってHT修正からの後半一発目で刺しにいくスタイルは一体どこまで通用するだろうか」とつぶやいていたのだが,確かにもうワールドカップにおける日本の持ち味,格上に対する戦術になった感じはした。あと試合中にドイツ・コスタリカ戦の戦況とあわせて4ヶ国のうちどの2ヶ国が勝ち上がるか分単位で目まぐるしく変わったのは面白かった。さらに個人的には,この試合が終わった直後に羽田空港に移動して鹿児島に旅立つというエクストリーム出発をしたので,余計に記憶に残った試合になった。

トーナメント1回戦,クロアチア戦。終わってみれば3位のクロアチアと粘り合ってのPK戦敗退,誇らしい成果ではある。解説の本田さんが繰り返していたように,ラフにボールを蹴り込んで,中で競り合ってボールを保持してシュートに持っていくスタイルは,良くも悪くもきっちりとボールを運ぶ形の日本と相性が悪そうではあった。また,前半で1点とれたためにかえって交代が遅くなり,グループリーグでの勝ちパターンが上手く効力を発揮しなかったようにも見えた。そしてその交代カード,グループリーグ突破の攻撃的原動力,三笘はすっかりマークされていた。それでもドリブルで切り裂いていたのはすごいし,本田さんの言う通り,そのうちビッグクラブに移動しそう。いろいろあっての紙一重でのベスト16,一視聴者ながら悔しい。敗戦後は三笘にもらい泣きした。PK戦が始まる時に本田さんが「PK戦は運,そしてパラグアイ戦はそれで負けたんだから今回は勝たせくれよ」とサッカーの神様に祈っていたのは重かった。

あとまあ,日本が予定通りの2位通過でモロッコとぶつかっていたらどうなっていたか気になる。三決のモロッコ・クロアチア戦を見ていた感じで言えば,サイドの守備が空いていてクロアチアより与しやすそうな感じはしたが,サッカー有識者の意見も聞いてみたいところ。


<グループリーグ敗退勢>
・サウジアラビア
「アルゼンチンとの死闘に全てを出し尽くしたサウジアラビアは,続くグループリーグで嘘のようにボロ負けした」を地で行く展開。アルゼンチンとの初戦に勝利し,翌日が祝日になったのがハイライトだった。

・ドイツ
スペイン戦の引き分け,コスタリカ戦の大勝を実力通りとすると,日本戦の敗戦だけがボタンの掛け違いであった。私的には2010年大会からは日本でなければドイツを応援していて,つまりそれはトーマス・ミュラーが司令塔のドイツ代表ということだったことになるが,ミュラーのワールドカップがこれで終わりかもしれないと思うと少しの寂しさがある。次は37歳なのでまだ出られるかなとも思うが,すでに1回今後招集しないと言われているので難しい。

・ベルギー
下馬評時点で「チームが崩壊しているので,タレントがそろっていることに比して弱いのでは」と言われていた通りにグループリーグ敗退となった。モロッコの快進撃をお膳立てする立場に。


<ベスト16>
・オーストリアと韓国
自国のことを棚に上げて言えば,アフリカ勢がベスト4まで行ったのだから,アジア勢のベスト8以上も見たかったなと。オーストラリアも韓国も日本ほどではないにせよグループリーグ勝ち上がりの時点で上出来感あったので,高望みではあるが。韓国が初戦ブラジル,オーストラリアは優勝したアルゼンチンなので,やっぱりどうしようもないか。

・アメリカ
壮行会にバイデン大統領が激励のメッセージを送っていたのが印象的だった。サッカーがメジャーではない国なだけにね。なんだかんだで割りとベスト16には勝ち上がってくるあたりは流石にアメリカ人材豊富だなと思う。

・スペイン
試合結果よりも華麗なパスワークに殉じる姿勢,正直嫌いじゃない。日本がクロアチアに負けた後で監督が「所属チームでの1000回のPK特訓を指示していた」と言っていたのに,モロッコ相手にPKで敗退するという完璧なフラグ回収であった。日本人に慰めと笑いをありがとう。


<ベスト8>
・オランダ
アルゼンチンとの準々決勝が,アルゼンチン側の煽りで荒れ模様となり,そのままPKへ。オランダも「1年間PKの練習をしてきた」と言っていたにもかかわらず,そのPKで敗れた。PKは練習量では決まらないらしいぞ。PKのクソゲー感がどんどん増していく大会だった。

・ブラジル
クロアチアにPKで負け,ブラジルお前もかよという衝撃。とはいえ,あの試合についてはクロアチアのGKリバコビッチ(リヴァコヴィチ)が神がかっていたとしか言いようがない。スペインとは別の意味で日本への慰めとなった。あと,実は最近のブラジル代表はここぞの勝負に弱くて,毎回優勝の最有力候補に挙げられながら最後の優勝が2002年,2014年の4位以外は全部ベスト8止まりという。その2014年はミネイロンの悲劇と呼ばれるあれの年だし。なんなんでしょうね。


<ベスト4以上>
・モロッコ
アジアの国がベスト8以上に残れなかったのは残念ながら,アフリカの国がベスト4に躍進したのは喜ばしい。試合を見ていて,まともに強いと言えばいいのか,ヨーロッパ流のサッカーを真っ当にやっていて,なるほどベスト4という印象。その中では三決,明らかに疲れていて守備がちょっと緩かったのがもったいない。

・クロアチア
クロアチアは延長まで引きずり込むサッカー戦術と,PK戦の強さが際立っていた。その上,ベスト16,ベスト8を延長まで戦って,準決勝も三決も疲労を見せないタフさ。さすがは前回大会準優勝国という戦いぶりを見せた。さすがにモドリッチ(モドリチ)はここで代表引退だろうが,ブレイクしたDFのグヴァルディオル(グヴァルディオール)然り,層がめちゃくちゃ厚くて次のワールドカップも普通に強そう。

・フランス
優勝候補の筆頭で,前回優勝国はグループリーグ敗退するというジンクスを見事に打ち破り,実際に決勝までたどり着いた。タレント豊富ながらポグバにカンテと主役が体調不良で次々と脱落,さぞかしデシャン監督の胃は痛かっただろうが,最後はエムバペ(ムバッペ)に全てを託して一点突破,それをグリーズマンをはじめとする周囲が見事に支えた。決勝もまさにこの展開で,さすがにもうダメかと思われると息を吹き返す闘志で延長まで戦い抜いた。お見事。

・アルゼンチン
エンバペに殉じたのがフランスならメッシに殉じたのがアルゼンチンで,グループリーグやベスト16の時点では上手く噛み合ってなかった感じだったが,徐々に整っての準決勝・決勝戦であった。盟友のディ・マリア,新鋭のアルバレスと3枚看板の攻撃陣が強烈で,チーム全体からメッシを優勝させるんだという強い意気込みを感じた。個人的にメッシには全然思い入れが無いのだが,決勝戦の本田さんのサッカー少年に戻ったかのような熱狂ぶりを見て,全世界の大人たちがサッカー少年に戻ってこの試合にかじりついていたのだろうと思うと胸が熱い。

メッシの大会になるか,エンバペの大会になるかと言われていて,サッカーの神様からの「両方だよ」というアンサー。両国とも最高の決勝戦をありがとう。  
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2022年12月24日

登山記録13(谷川岳,木曽駒ヶ岳)

No.33 谷川岳
〔標高〕1,977m
〔標高差〕約670m
〔百名山認定〕百名山
〔ヤマノススメ〕4巻
〔県のグレーディング〕2B
〔私的な難易度と感想〕2B
『ヤマノススメ』では言わずとしれた聖地オブ聖地。東京から電車で行くと最寄りの駅はモグラ駅として有名な土合駅に到着,長い長い階段を抜けて地上へ。さらに谷川岳ロープウェーの駅に向かって歩いていくと,滑落死した人の慰霊碑が。谷川岳はロッククライミングの聖地でもあるが,そのために日本で最も人が死んでいる山でもある。幸いにして登山道はそこまで険しくない。ロープウェーで一気に標高1300mまで登る。このロープウェー頂上の天神平の時点ですでに景色は絶景である。これだけ見て帰っても十分に面白いだろう。特に私が行った10月中旬は紅葉の盛りで人出も多かった。天神平からはさらにリフトを使って高度を稼ぐことができるが,ピークハントが目的の場合はやや遠回りになり,リフトは大して高度を稼げないので,よほど体力をケチりたい場合以外は普通に登るのを勧める。

難易度は群馬県のグレーディング通り2Bが妥当で,2B-でもいいかなと思う。意外と急登が多く,ザレている箇所もある。岩場もあるが四足にならない程度。ロープウェーで標高を稼げるのでコースタイム4時間半なので短く,Bの入門編として良さげ。標高はその雄大さに比して2000mを割っており,登山中の高度感も薄く,むしろこの標高でよくこの雄大さが出せるなと思うと不思議ですらある。谷川岳自身が格好良い山容である上に,眺望が良く周囲の山脈も見渡せる。風格があるとはこのことか。『ヤマノススメ』で最大の(あるいは飯能に次ぐ)聖地に選ばれたのは,登ると納得がいく。難点を述べると,よく整備されているが,降水(雪)量が多い山なので木材の補強は多くが腐敗して死んでいた。泥が多くて登山靴がかなり汚れる。また前述の通り人気の山なので,富士山ほどではないが渋滞が発生する。それも加味した登山計画が必要だろう。



No.34 木曽駒ヶ岳・宝剣岳
〔標高〕2,956m
〔標高差〕約400m
〔百名山認定〕百名山
〔ヤマノススメ〕5・6巻
〔県のグレーディング〕2B
〔私的な難易度と感想〕2B(1C+)
お手軽に標高3,000m級に登れる山としては乗鞍岳と並んで名前が挙げられる。しかし,県のグレーディングでは2Bとなっているので何かあるのかなと思っていたら,標高の高さ自体が難易度の原因であった。いかに整備されていて足場が安定していても、3,000mはそれだけで空気が薄くて過酷である。ともあれロープウェーで一気に標高2,612mまで上がれるのはありがたく,到着した千畳敷カールだけでも十分に見応えがあり,眺望も良い。ここも千畳敷カールだけ見て帰るのでも十分に観光になるだろう。前述の通り,千畳敷カールはそこまでの険しさがなく,よく整備されていて歩きやすい。標高が低ければ難易度はA相当になるだろう。

多くの人が行くバリエーションルートの宝剣岳は,ハイシーズンだったこともあってか山岳救助隊の方が入り口でスタンバイしていて,登山者がヘルメットをかぶっているか確認していた(私はもちろんヘルメットをかぶっていた)。お手軽すぎてそれだけ挑戦者が多いということだろう。実際に私が登った時も,自分のことを棚に上げて言うなら,危なっかしい人が多くて見ていて怖かった。もちろん自分自身も怖かった。コースタイムが1時間未満でなければ確実に途中で棄権していた。足場はしっかりしているし,かなり太く持ちやすい鎖が張られているから,手を離さなければ死なないとわかっていても,手を離したらヘルメットがあろうが確実に死ぬだろうなという鎖場がけっこう長い。宝剣岳を切り離して評価するなら1C+というところだろう。山頂の眺望は抜群に良いが,木曽駒ヶ岳の山頂と大きく違うかと言われると……なので,腕試し目的以外で登る価値は大して無いと思う。

そういえば『ヤマノススメ』ではどうだったかなと思って確認してみたら,あおいたち4人ともノーヘルで宝剣岳に登っていた。あおいはこれが(富士山を除く)3,000m級初挑戦で本格的な鎖場も初挑戦であり,無謀というか,作者の埼玉県の女子高生に対する感覚が狂っていく契機がこの宝剣岳だったのだ。また,この5・6巻が書かれたのはもう10年近く前であり,当時はまだ牧歌的だったということも言えそう。今『ヤマノススメ』で宝剣岳に登っていたら,まず間違いなくヘルメットをしていただろう。

写真は同行者のブログに多く挙がっているので,そちらも参照してほしい。
  
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2022年12月20日

2022年8-11月に行った美術館・博物館(VR故宮博物院展,毒展)

書きそびれているものを年内のうちに消化。

東博の特別デジタル展「故宮の世界」。日中国交正常化50周年記念の企画展で,VRで紫禁城を再現するという触れ込みであった。日中国交正常化40周年記念の際にはなんと企画展を2回もやっていて,初回が2012年の1・2月,あの「清明上河図」が来た時である。2回目はブログで記事化するのを忘れていたのだが10〜12月に開催されていた。いずれも豪華である。ということで今回も期待できるだろうと思って行ってみたのだが,豪華な展示物を何も持ってこれないのをごまかすためのVRというのが真実で,まず実物の展示品が少なかった。出品目録が公開されているが,こういう特別な企画展に行ったことがある人はまずペラ1枚ということに驚くだろう。しかもよく見ると1枚めに並んでいるリストはVRによる再現映像の目録で出品物ではない。つまり,実物が来ていたのは2枚めに載っている23品だけで,しかも前期・後期で展示替えまである。

それでもVR紫禁城が豪華ならまあ……という話になるのだが,このVR紫禁城の映像の画素が粗かったのがこの展覧会のハイライトであった。どのくらい粗いかは公式HPのつくりで大体察しがつくだろう。この映像が作られたのは10年以上前なのではないか。40周年記念の展覧会でこれが放映されていたならまだわかる(が,当時としても粗い)。中国政府が国家の威信をかけて作ったVR映像で,こんなにジャギーが出ているというのは考えづらく,逆説的にこのVR映像は国家的威信がかかっていないということなのだろう。こんな映像で日本人が満足すると考えているとも思われず,更新できないほど中国の文化政策や北京故宮博物院が予算不足とも思われず,単純にVR故宮博物院は放映する機会に意外と恵まれていないことに加えて,これを契機に更新しようと考えられない程度には本展覧会が軽視されているということだったのではないかと思う。2012年と2022年の間でそこまで日中関係の冷え込みに差があったっけか,あるいはそういうこととは関係なしに軽視されたのか。日中関係全体からすると些事も些事であるが,寂しいことであるなという話を同行者としていた。

この次の東博150周年記念「国宝展」は,混雑が予想された上に,リストを見ると過去約20年ほどの東博通いの結果としてほぼ全て見たことがあったのでスルーした。


サントリー美術館の大阪市立美術館コレクション展。サブタイトルが「美をつくし」で,言うまでもなく「澪標」との掛詞である。何か関係があるのかと思ったら,公式HPに説明がある通り,澪標は大阪市章に使われていた。さらに展覧会の標語のごとく使われている「なにコレ」はなにわコレクションと「何これ」の掛詞で,掛詞というよりはダジャレか。大阪市立美術館は過去に行ったことがあって常設展も見ているが,そこで見なかったものがちょうど持ってこられるようだったので展覧会に行くことがした。展示物は中国美術,古代の日本の仏像,中世・近世の日本美術と,近世・近代の工芸品(印籠・根付・能面・笄)。いずれもなかなか良いコレクションであったが,印籠と根付が多くて見応えがあった。あれだけまとめて見る機会は東博の常設展以外では初めてかも。


国立科学博物館の毒展。動物・植物・鉱物由来の毒や,人間が製造した毒,身近な毒など様々な観点から見た毒の展覧会。かの有名なトリカブトやベニテングダケ,ヒ素から聞いたことがない毒物まで広く展示されていて勉強になった。見方によってはマイクロプラスチックも毒というのはなるほど。人間と毒の歴史の展示ではチェーザレ・ボルジアやフリッツ・ハーバー等が紹介されていたほか,アイヌの毒矢と仕掛け弓の説明もあった。


ついでにランチは科博の中の食堂でとった。まあフグよね。こういう遊びは好き。

  
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2022年12月17日

登山記録12(東京都最高峰シリーズ,東京タワー)

No.30 東京タワー
〔標高?〕150m
〔標高差?〕約125m(階段600段)
〔百名山認定〕無し
〔ヤマノススメ〕18巻
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕
実は階段で登れることで有名な東京タワー。入り口で登り階段認定証がもらえる。階段は600段あり,屋外なので防風対策は必要。公式サイトには約12〜13分程度と書いてあるが,これはやや早いペースじゃないかと思う。『ヤマノススメ』では「20分もかからないくらい」とあり,普通に歩くと15分くらいの印象。道中は東京タワーに関するクイズと,なぜかポッキー&プリッツクイズが踊り場に設置されていて飽きさせない作り。私は去年の12月という時期外れのしかも夜に行ったが,登っている人がそれなりにいて,そこから推測すると良い季節の昼は人が多いのでは。



No.31 愛宕山(港区)
〔標高〕約25.7m
〔標高差〕約9m
〔百名山認定〕無し
〔ヤマノススメ〕20巻
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕1A
東京都23区の非人工物かつ山としての……といういろいろな条件付の最高峰。正面の階段は「出世の階段」と呼ばれ,出世のご利益があるとされている。『ヤマノススメ』では,ひなたがあっさり登っていたのに対してあおいは登るのに苦労していた……まあ,あおいちゃんは出世と無縁そうだからね……。おまけにひなたは大学受験が上手くいくようにお祈りしていたが,あおいは何も考えていなかった。私もこの階段で登ったがけっこう急で,登りよりも下りの方が怖かった。山頂は愛宕神社と居酒屋があり,登ったのが2021年の12月だったので居酒屋では忘年会が行われていた。スーツ姿だったので,涼みに出てきた人に「あ,お疲れ様です」と忘年会の参加者と間違われたのが印象に残っている。なお,急な階段を登りたくない人は別にもっと緩い坂があり,ついでに言うとエレベーターでも登れる。急な階段を登らないと出世できない人もいれば,エレベーターで出世をカットできる人もいるということで,人生を象徴している(と,この山について書いた人は全員同じことを書いていそう)。当然ながら山頂からの眺望はあまり無い。



No.32 箱根山(新宿区)
〔標高〕約44.6m
〔標高差〕約22m
〔百名山認定〕無し
〔ヤマノススメ〕22巻
〔県のグレーディング〕ー
〔私的な難易度と感想〕1A
戸山公園の中にある築山。人工的に盛り土した山を含めた場合の山手線内側の最高峰になるのだが,23区内の最高”地点”ではない。最高地点は山でもなんでもない練馬区西端の路上らしい。戸山公園の中なだけあって樹木に囲まれており眺望は全く無い。非常に登りやすく,麓どころか最寄りの地下鉄の駅から10分弱で登頂できる。港区愛宕山の出世の階段の方が難易度が高いくらい。『ヤマノススメ』では22巻で,かえでと小春がナイトハイクで登っていた。私も同様に仕事の退勤後に寄ったので夜中であったのだが,暗いのもあってあまりにも何も見えなくて虚無感がすごかった。愛宕山と違って他の登山客(?)も見なかったし。なお,登頂後に公園内のサービスセンターに行くと登頂証明書がもらえるのだが,私が登ったのが夜中だったので当然閉まっていてもらえなかった(『ヤマノススメ』では小春がわざわざ二回目を登りに行ってもらっていた)。愛宕山に比べると登頂証明書以外の面白みに欠けるので,ネタで登るなら愛宕山かな……

  
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2022年12月12日

現状の水没ペンション村のためだけに瀬戸内市まで行く魅力があるかというと……

・〈写真多数〉瀬戸内海沿岸に突然現れる「水没ペンション村」… のどかな町のすぐそばにある“奇妙すぎる廃墟”に行ってみた(文春オンライン)
→ 奇観の理由を探っていくとまず江戸時代の入浜式塩田が登場し,1959年に廃業,排水されてしばらく荒れ地になった後,1970年代にレジャー施設に転用,21世紀初頭までにそれも廃墟と化して,元の構造から海水ならぬ雨水が溜まって水没と。日本の産業史の一面を描いているというのには中途半端ながら,それなりに歴史の積み重ねがある。こういう2つ前の時代が垣間見える廃墟は面白い。
→ 「市議会でも度々取り上げられているが、地権者が話し合いに応じないため、事態は進んでいない」とのことで,堤防を壊して干潟にしてしまうにせよ,排水してメガソーラーにする等の再利用をするにせよ,地権者が納得しないことには難しい。被害が大きくなれば公共の福祉の観点から行政がより強く介入できるかもしれないが。いっそ塩田まで戻したら観光地にならないかな……他にもすでにあるから強い目玉にはならんか。


・粒のままの小麦は本当にまずいのか?食べてみる(デイリーポータルZ)
→ こういう人が微妙に気になっているところを検証してくれるからデイリーポータルZはえらい。普通に煮るとなかなか食べられる状態にならず,美味しくもないというのは予想の範囲内で,だからまあ粉にしちゃうのだよなと。しかし,ここで終わらず近代科学の産物,炊飯器や圧力鍋を持ち出すと,問題になっていた小麦の硬い外皮を突破することができて,普通に美味しく食べられるというのは面白かった。それでもオチとして食物繊維が多すぎて主食にするとお腹を壊しかねないという二転する展開。創作料理の一部として出すのが最適解なのかもしれない。


・木材自給率、半世紀ぶり4割超 林業白書(日経新聞)
・木材自給率爆上がり!その理由は途上国的木材需要にあり?(田中淳夫) - 個人 - Yahoo!ニュース)
→ これは別に何かで知ってちょっと驚いた記憶。木材自給率の最低は2002年の18.8%だそうで,どうしてもその頃の記憶があるので,ずいぶんと回復した印象になってしまう。日経新聞の記事中にある通り,自給率が40%というと1970年代初め以来であるので,高度経済成長期の終わり頃まで戻ったということになる。
→ 国産材の競争力が伸びたというよりも国際的な木材需要が高まったのが原因だから,一概には喜べない。なので,この先は生産性を改善できるかどうか。周知の通り,日本の林業は山間部中心なので生産性の改善が難しいとされている。
→ また,Yahoo個人の記事の通り,バイオマス発電のための薪炭材需要が増えたから国産材の需要が伸びたというのは面白い。その記事中の指摘の通り,薪炭材需要が大きいというのは前近代の国家や,現代なら発展途上国の特徴であるので,実態としては全く似ていないが統計上はそれらと似通ってしまうというのは,やっぱり面白さがあるとしか言いようがない。


・イギリス人が「紅茶飲みますか?」と聞いてきたら本当に飲んでも大丈夫だが「紅茶も飲めない状況だった!」と言われたら相当な苦情申し立て(Togetter)
→ この話,どちらかというとロンドンってそんなにキツネ多かったんだというところに驚いた。昔からいたわけではなく,一次大戦後くらいからのロンドン拡張の影響らしい。東京の野良猫と同じか。むしろロンドンにも野良猫はいるようなので,よく共存してるな。
・約1万匹が生息していると推測、ロンドンに多くのキツネがいる理由(TimeOut)  
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2022年12月11日

アラクノフォビアという言葉を初めて聞いた

・「ゲーム実況でストーリーのオチを見た後、そのゲームをプレイしたくなるか」。ある研究者のTwitterアンケートが反響、その結果は(AUTOMATON)
→ もうちょっと繊細なアンケートでなければ実際のところはわからないだろう。たとえば私ならここのゲームによってかなり感覚が違う。アクション要素が強くて絶対自力でクリアできなさそうなら買わないし,行けそうなら買ってプレイする。ただ,そういう気持ちで視聴した結果,アクション要素が強すぎて諦めるパターンの方がどうしても多い。『大神』や『Subnautica』はまさにこれで,実況プレイが無ければストーリーを知ることはなかっただろう。結果的に実況プレイを見て買うのはストーリー性の薄いものになりがちというところはあるかもしれない。「実況プレイがあろうが無かろうがゲームは買わない」と言っている層には,私と同じ感覚の人も少なくないのではないか。ストーリーは評判になっているから知りたいが,自分の能力がそのゲームに適していないというのはどうしようもない。
→ もうちょっと細かくアンケートをとって実態を調査すれば,ストーリーがあるゲームにおける「実況プレイによって知名度が上がるからプラス」と「実況でネタバレして買わない人が出てくるからマイナス」という不毛な一般論のぶつけ合いから一歩抜け出た議論が成り立つかもしれない。研究者の方にはがんばってほしい。


・「ゲーム内のクモ」扱い難しすぎ問題で開発者ら悩む。お約束の敵キャラでも、のっぴきならない恐怖感(AUTOMATON)
→ 私の好きなゲームの『Satisfactory』にもクモ恐怖症モードがあり,珍しい設定だなと思っていたのだが,この記事を読んでそもそも欧米人にはアラクノフォビアが多いのかもしれないと思った。日本だと不快害虫の中でクモが特権的に嫌われているイメージは無い(日本だとその地位はゴキブリだろう)。文化的なものだろうか。
→ なお,補足しておくと,『Satisfactory』のクモは特に現実のクモが嫌いではない私でも怖いと思うほど怖い。普遍化できるなら,ゲーム内のクモは現実のクモより怖く感じるのかもしれない。そんな『Satisfactory』内のクモ恐怖症モードだが,クモの姿を隠すようにネコの写真が貼り付けられるという雑なもので,カサカサという音は普通に鳴るし攻撃もしてくる。おまけに攻撃の軌道が見えなくなるので退治するのが困難になるから,結局のところ怖い上にゲーム上不利になるという……いかにもこういうおふざけが好きなCoffee Stain Studioのモードになっていて,こういうところでやっぱりGoat Simulatorを作ったメーカーなのだなと思わせられる。このおふざけが耐えられない人のために,クモがそもそも出なくなるユーザー作成のMODもあるので,ご活用ください。


・【徒歩111km】多摩川に架かる橋は何本あるのか徒歩で確かめてきた (SPOT)
→ 皆大好き, patoさんの徒歩シリーズ。私も川沿い歩くのは好きなので,Googlemapで並走して読んだら時間はかかったが面白かった。上流の方は登山で行くのでたまに見慣れた風景が出てくる。確かにあの辺りを川沿いに歩くとアップダウンが激しいだろう。下っていくにつれて次第に川幅が大きくなり,人家が増えていくのはこういう歩き旅の醍醐味と言えそう。万年橋から調布橋のあたり,青梅市の中心市街に入ったあたりでとうとう集落の切れ目がなくなって街歩きに変わっていくのも,東名高速を超えたあたりからタワマンが出現して都会に変わるのも好き。  
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2022年12月05日

ニコ動・YouTubeの動画紹介 2022.7月中旬〜2022.8月上旬




今年の夏に行く計画を立てていて結局行けなかった北岳。来年の夏のために参考にしようと思います。



このシリーズ,毎回自転車が面白い。自転車は競技時間が長いからトークが長くなり,実況・解説も上手くなるのだろう。あとはアルパカダービーが面白かった。最後は泣かせにきた。



聖剣伝説3だとこの曲が一番好きかな。




おやつ氏。めちゃくちゃに強化された最強ラスボスシリーズだが,サガシリーズらしい対策でなんとかなるもんだ。




がぉすP。公式から用意された映像のように自然。



メカP。2022年の盆m@s。語呂が良い。





まさか本家が逆輸入するとは思わんでしょw。メカPといいヴジョーPといい,デレステはたまにこういうことが起きるな。



相性の問題もあるとはいえ,SFC版のゲマはボブルの塔で戦うには異常に強すぎたというのがわかる話ではあるかも。ボス同士の戦闘の場合はやけつく息が完全な無駄行動であるのにちゃんと勝つという。ブオーン・イブールあたりはありうるとしても,ミルドラース第一形態まで倒してしまうとは。



好評だったのか,ゲームさんぽの三国志回の第2弾。今回も面白かった。第1弾の後に知り合いに「話しすぎ」と言われていたのに,今回も結局話しまくる渡邉先生が良いw。ここで八卦陣のまともな説明を初めて聞いた。  
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