2005年05月26日

無料というのがすばらしい

今日はオルガン演奏会の日だったのを知って、友人たちに連れられて聴きに行ってきた。オルガンなんて聴くの久しぶり。特に生なんてどのくらいぶりかもわからないくらい。多分初めてではないが。曲目は八曲だが、古典派と現代の曲しかない。これはロマン派の曲はここのオルガンではしっかりした音色が出ないから、と説明があった。てか説明してるの去年のドイツ語教官だし。

演奏時間は一時間。ちょうどいい長さだと思う。感想を述べると、やっぱりフーガが心に残った。フーガとは同じ旋律が少し遅れて始まり、重なりながら曲が進行していく方式である。だから印象に残りやすい、というのはあるかもしれないが。「旋律の追いかけっこ」の調和が、見事としか言いようが無い。

あと、ドラクエに使われてそうな曲が多かった。教会とかほこらとか、ダンジョンとか。オルガンの音色って高貴で悲しげで、音そのものが美しいだから、簡単にそういった雰囲気が出しやすいのだろう。思わず聴きながら「これはどういう場面で使ってたらあうだろうか」と考え込んでしまった。

普段I'veばっかり聴いている自分としては割りと新鮮な一日だった。こういう文化的レベルの高い音楽も、たまにはいいね。しかしとりあえず自分は「講義以外のほうが学ぶことが多い」とか逃げ口上を使ってないで、今週14コマ中2つ休講はしかたないとして、12コマ中6つしか講義に出ていないという厳然たる事実をそろそろなんとかしたほうがいいと思う。

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