2005年10月26日
西洋絵画の美女たち

絵画史上の美女ベスト10・「美の巨人たち」250回記念
1.ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
2.レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」
3.グイド・レーニ「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」
4.ラファエロ「小椅子の聖母」
5.ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」
6.アングル「泉」
7.ミレイ「オフィーリア」
8.モネ「日傘をさす女」
9.ラファエロ「ラ・ヴェラータ」
10.モーリス・カンタン・ド・ラトゥール「ポンパドゥール夫人」
けっこう同意できるところがある。ミレイの「オフィーリア」は先日講義でハムレットを扱ったばかりなので印象深い。「落穂拾い」のミレーとは全くの別人なので注意が必要だ。筆致が違うので絵を見ればわかるか。にしても美人すぎる。これではハムレットも心変わりしてしまうんじゃないか。ラファエロの「ラ・ヴェラータ」だけ知らなかったのでぐぐって見てみたが確かに美人だ。しかしどうせラファエロは一つランクインしているので、誰か違う人の作品をランクインさせるべきではなかったか?「小椅子の聖母」に関しては納得。彼は聖母ばかり描いているが、中でもこれは温かみのある一作だ。
有名所が多い一方で、「ポンパドゥール夫人」を推したいマニアックな人は少ないだろう。ロココも嫌いじゃないんだけどなあ。画家の名前が長いのは、時代違いで血のつながていない同じフランス人の「ジョルジュ・ド・ラトゥール」という画家がいるからである(過去記事参照)アンリ・ファンタン・ド・ラトゥールという画家もいる。
「モナ・リザ」はなぜランクインしているのか謎。美女か?少数ではあるもののダヴィンチ本人の女装説すらあるのに。これは皆様にも聞いてみたい。あれは美女か?どうしてもダヴィンチをランクインさせたいなら……「聖アンナと聖母子」か。モネの「日傘を指す女」は複数あるので画像に困ったが、一番有名っぽそうなのを選んだつもりだ。しかし、モネならもっと別のがある気もするのだが…
一押しはグイド・レーニの「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」。個人的には一番美人だと思う。薄幸の人生を歩んできた様子がにじみ出てるのがすばらしい。しかし「美の巨人たち」が選んだ一位も納得ではある。やはりか、という感じ。もっとも、フェルメールはレーニの影響であの絵を描いたという話もある。日本にも「見返り美人図」はあることを考えるに、振り向き様の女性が最も美人に見える、ということなのかもしれない。
Posted by dg_law at 23:03│Comments(2)│
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この記事へのコメント
>「ポンパドゥール夫人」を推したいマニアックな人は少ないだろう
悪かったね、マニアックで。
悪かったね、マニアックで。
Posted by gussann at 2005年10月30日 19:01
おお、いたよ同好の士。俺も好きだ。
ロココ的な美の象徴だよ、彼女は。
しかし、日本でロココのはやらない理由ってなんだろうね。わかりにくいからか。
ロココ的な美の象徴だよ、彼女は。
しかし、日本でロココのはやらない理由ってなんだろうね。わかりにくいからか。
Posted by DG-Law at 2005年10月30日 22:32