2005年11月20日

K-1GP 2005 決勝戦

いつものごとく書いていこうと思うのだが、今回はまず総評から。キーワードをあげるなら「強さの均一化」と「新時代」だと思う。

まず前者。今回一回戦は延長2回を含め全て判定だった。何より非常に実力伯仲な試合が多かった。(準決勝以降は全部KOだったのは疲労度の違い。セフォーが風邪引いてなくて、アーツが骨折してなかったら結果は大きく変わっていたのは疑い得ない。)これは全体のレベルが上がっているんだと思いたい。なぜなら、巨大な選手が倒れなくなったからである。だったらレベルは低下したんじゃないかと思われるかもしれないが、自分が言いたいのは体格の良い選手がテクニックを身に着けてきたのではないかということである。

レミーが「K-1の醍醐味は小さい選手が大きな選手を刈り倒すことだ」と言っていた。自分もそう思っているが、これまで簡単にそれができたのはそういった選手が体格に頼って未熟な戦い方をしていたからである。ボブサップなんていい例だ。他にもシウバ(モンターニャね、そういえばジェファーソンもでかいか)しかり、ノルキアしかり。今更チェホンマンやシュルトに驚かずともそんなのはたくさんいたわけで、でかいのはずっと刈り倒される引き立て役だった。それが今回はどうだ。チェホンマンもシュルトも見事だった。何のことはない。彼らはきちんとローキック対策を考えてきたということである。

後者については、何か2、3年前からそんなことは言われ続けていた気はするが(苦笑)、去年一昨年の決勝戦のメンバーや結果を見るとわかるとおりちっともそうじゃなかった。それが今年は8人中3人が初出場で、しかもそのうち一人が優勝してしまった。これで真の意味で世代交代かな、と思う。嬉しいか悲しいかといわれると微妙なところだ。セフォーやバンナあたりにはまだまだがんばって欲しいと思う。

実はシュルトのデビュー01年だからそんなに新人というわけではないとか、そういう野暮なつっこみは入れちゃダメだ。総評の最後に一言。自分はカシンのように専門家ではないが(というかそんな知識無いし)、それでもこう思う。あの解説はありえない。居酒屋の会話並。

一回戦
チェホンマンVSレミー
レミーはさすがだった。チェもがんばったと思うよ。来年に期待。

武蔵VSカラエフ
カラエフ強かったね。確かに早い。スタミナをなんとかすればいいところまで行くんじゃないかな。判定は最後まで微妙だった。引き分けがあるなら引き分けにしたい。

アーツVSバンナ
巧者同士の戦いで、ビリビリする緊張感と安心感が同時に存在するような試合だった。結果はややびっくり。アーツ、ほんと最近復調してきたね。これで骨折してしまったけど、調子落とさなければいいが。

セフォーVSシュルト
セフォーはなんか決勝が近付くと風邪引いてる気が(苦笑)イマイチセフォーらしくなかった。1Rとばされるし。でも倒れなかったあたりがやはりセフォーだ。おちゃらけているだけが彼じゃない。

準決勝
シュルトVSレミー
レミー悲惨な。不運としか言えんね。多分大会側が「どうせセフォーが上がってくるだろうから、セフォーVSレミーなら視聴率とれるな」という考え(これが浅はかとはいえない。自分もそう思ってた)でこのトーナメントを組んだんだろうが。

グラウベVS武蔵
武蔵もかわいそうに。ぼろぼろすぎ。同じくぼろぼろなアーツなら勝てただろうに。にしてもグラウベの膝は綺麗に決まった。

決勝
グラウベVSシュルト
誰がこの組み合わせを予想できただろう。んで、シュルト優勝。あっけないけど、対戦相手がグラウベに決定した時点でこの展開はなんとなく予想できたなあ…グラウベは大舞台に弱すぎる。