2005年12月05日
マルコヴィッチの穴
ジョン・マルコヴィッチを知らないとどうしようもないわけだが、まあ有名で気難しいアメリカの俳優さんだと考えてくれればかまわない。
この物語は、うだつのあがらない主人公が入社した会社で、マルコヴィッチの脳内と直結しているトンネルを発見するところから始まる。突拍子も無い発想で、よくこんなアイデアがひらめいたなと思う。加えて、単純な設定かと思ったら意外と練りこまれた設定で驚いた。SFと言っていいかもしれない。
どこを離してもネタばれになるので大したことは書けないのが残念だが、これは非常におもしろい。全く先の展開が読めないわけではなく、後から考えるとけっこう伏線だらけだったりするのだが、驚きの連続で飽きないだろう。人間の意識とは何か?という命題を扱っていると聞くとお堅い内容に思えてくるが、ユーモアで装飾されているのでそうは感じさせない。
しかし、よくマルコヴィッチがこの映画を許可したなあ、というのが、一番の感想だったりする。
以下、ネタばれ。白抜きにしてある。
この物語は、うだつのあがらない主人公が入社した会社で、マルコヴィッチの脳内と直結しているトンネルを発見するところから始まる。突拍子も無い発想で、よくこんなアイデアがひらめいたなと思う。加えて、単純な設定かと思ったら意外と練りこまれた設定で驚いた。SFと言っていいかもしれない。
どこを離してもネタばれになるので大したことは書けないのが残念だが、これは非常におもしろい。全く先の展開が読めないわけではなく、後から考えるとけっこう伏線だらけだったりするのだが、驚きの連続で飽きないだろう。人間の意識とは何か?という命題を扱っていると聞くとお堅い内容に思えてくるが、ユーモアで装飾されているのでそうは感じさせない。
しかし、よくマルコヴィッチがこの映画を許可したなあ、というのが、一番の感想だったりする。
以下、ネタばれ。白抜きにしてある。
7・1/2階の穴のシステムが複雑なのでまとめてみる。間違いがあれば指摘してほしい。
1、あの穴は、マルコヴィッチ一族の脳内とつながっている。
2、穴の直結先は、マルコヴィッチ直系の一族の中の、0〜44歳の間の一人。しかもおそらく、その中でもっとも44に近い人。つまり、映画が始まった時点ではマルコヴィッチ本人。
3、彼(宿主)の潜在意識内に入って何もしなければ15分間で追い出される。しかし、いようと思えばどれだけでも滞在可能。つまりのっとり可能。
4、一度に入れる人数は基本的に無限。ただし、穴をふさぐ扉が一度閉じると、中にいる人が出てくるまで開かない。つまり、先に誰か入ってから、別の人が追加で入ることは不可能ということ。
5、現在穴とつながっている宿主が44歳になる瞬間にその人の脳内にいて、それから脱出するとその人が死ぬまで年数、つまり映画内ならマルコヴィッチの寿命−44年分寿命が増える。つまり、マルコヴィッチの直系一族が44歳以下で全滅しない限り不死が可能。ただし、きちんと年は取るので不老ではない。また、なぜだか知らないが複数回実行者の場合、一度でも途切れるとその瞬間死ぬらしい。
6、ただし、あまりに直結先が若い場合、宿主の意識のほうが強く逆に取り込まれて脱出できなくなる可能性がある。大体、あまりにも長い間潜在意識にいると、潜在意識内で死ぬ可能性もある。そのため、不死になりたいなら宿主がなるべく44歳に近い状態で入るのが理想。
6、マーティン船長(社長)はこの方法で既に3度転生(?)し、105歳まで生き永らえている。
7、現在の宿主はマルコヴィッチの娘7歳。すなわち、次の転生は37年後。
1、あの穴は、マルコヴィッチ一族の脳内とつながっている。
2、穴の直結先は、マルコヴィッチ直系の一族の中の、0〜44歳の間の一人。しかもおそらく、その中でもっとも44に近い人。つまり、映画が始まった時点ではマルコヴィッチ本人。
3、彼(宿主)の潜在意識内に入って何もしなければ15分間で追い出される。しかし、いようと思えばどれだけでも滞在可能。つまりのっとり可能。
4、一度に入れる人数は基本的に無限。ただし、穴をふさぐ扉が一度閉じると、中にいる人が出てくるまで開かない。つまり、先に誰か入ってから、別の人が追加で入ることは不可能ということ。
5、現在穴とつながっている宿主が44歳になる瞬間にその人の脳内にいて、それから脱出するとその人が死ぬまで年数、つまり映画内ならマルコヴィッチの寿命−44年分寿命が増える。つまり、マルコヴィッチの直系一族が44歳以下で全滅しない限り不死が可能。ただし、きちんと年は取るので不老ではない。また、なぜだか知らないが複数回実行者の場合、一度でも途切れるとその瞬間死ぬらしい。
6、ただし、あまりに直結先が若い場合、宿主の意識のほうが強く逆に取り込まれて脱出できなくなる可能性がある。大体、あまりにも長い間潜在意識にいると、潜在意識内で死ぬ可能性もある。そのため、不死になりたいなら宿主がなるべく44歳に近い状態で入るのが理想。
6、マーティン船長(社長)はこの方法で既に3度転生(?)し、105歳まで生き永らえている。
7、現在の宿主はマルコヴィッチの娘7歳。すなわち、次の転生は37年後。
Posted by dg_law at 22:51│Comments(0)│