2006年01月10日
第42回「生成文法がわかる本」(ノーム=チョムスキー)町田健著 研究社
チョムスキーの思想が気になったから手を出した本。それ以上でもそれ以下でもない。そしてわかったことは、生成文法はいかに簡単な言葉で説明されても結局理解しがたい、ということである。
生成文法の基本的な枠組みや目指しているところはよくわかったが、具体的な説明となると専門用語があまりにも多すぎて意味不明だ。そもそも生成文法自体、短い期間にころころ言ってることが変わりすぎで、結局現在使われているのかどうかすらよくわからないものまであるので、にっちもさっちもいかない。
ややブックレビューからそれるが、生成文法は全言語に共通する法則を発見するためのものらしいが、どうもインド=ヨーロッパ語族にしか通用しない気がする。少なくとも、自分がこの本を読んだ分には日本語が説明できてない。本自体も、難しいことをできるだけ簡単に書こうとがんばったらむしろ回りくどくなって読みづらいといった感じだが、ある種仕方が無いか。こういった概説書の宿命かもしれない。
まあ一ついえることは、必要にでも迫られない限りもう二度とチョムスキー関連の本なんて読まないだろう。
生成文法がわかる本
生成文法の基本的な枠組みや目指しているところはよくわかったが、具体的な説明となると専門用語があまりにも多すぎて意味不明だ。そもそも生成文法自体、短い期間にころころ言ってることが変わりすぎで、結局現在使われているのかどうかすらよくわからないものまであるので、にっちもさっちもいかない。
ややブックレビューからそれるが、生成文法は全言語に共通する法則を発見するためのものらしいが、どうもインド=ヨーロッパ語族にしか通用しない気がする。少なくとも、自分がこの本を読んだ分には日本語が説明できてない。本自体も、難しいことをできるだけ簡単に書こうとがんばったらむしろ回りくどくなって読みづらいといった感じだが、ある種仕方が無いか。こういった概説書の宿命かもしれない。
まあ一ついえることは、必要にでも迫られない限りもう二度とチョムスキー関連の本なんて読まないだろう。

Posted by dg_law at 00:32│Comments(0)│