2006年01月25日
珍しく比較言語学
英語1もとうとう終わってしまった。なぜだかあんまり寂しくないが、「英1だから」という判断停止的な理由で済ませてしまおうか。これで留年することは無いだろうと思うと、かなりさっぱりした気分になる。明日は史学概論だ。できれば駒場返しは避けたいので、がんばろうか。
さて、史学も教育学も迫っているがそんなことをブログのネタにしても自分ではあまり面白く書けそうにないので、英語学のレポートでもネタにしようと思う。マークトゥエイン(『トム・ソーヤの冒険』の著者)の書いた"The awful German Language"(『むかつくドイツ語』)を読んで感想を書けばいいのだが、タイトルから御想像のつく通り、マークトゥエインがドイツ語に対して延々と愚痴をたれるという展開である。つまりこの文章、ドイツ語選択者には身をもった体験が多すぎる。
特に複合語についての文句。なんでドイツ人は generalstaatsverordnetenversammlungenなんてことを好んでやりたがるんだろうか(今10人に9人は読み飛ばしたはず)。日本語には同じ傾向があるとはいえ、漢字仮名混じり文でこれをやるのと、アルファベットでこれをやるのでは読みやすさが違いすぎる。
挿入句についても全くの同感。ドイツ語の文章挿入句多すぎ。やたらとハイフンやらダッシュやらでつなぎすぎ。ちなみにドイツ語でGedankenstrichというが、直訳すると「思考線」である。納得してしまうようなそうでないような…確かにあの空白は、思考期間という気がしないでもないが。だったらピリオドかコンマで一回切れよ、と。
それでなくとも、関係代名詞でつなぎすぎである。特にder。君はもう見飽きた。そうそう、マークトゥエインはなんで名詞に性別があるんだ、とも文句を言っていた。自分はその点に関しては風流だから性別くらいあってもいいんじゃないかとは思う。詩とか表現が豊かになるしね。しかし、実際問題使いにくいのは確かだ。一つ一つの名詞の性別が何だったかなんて覚えてない。また彼は性別とイメージが一致しないことにも文句を言っていたが、これは同感。Madchen(少女、実際にはaにウムラウト)が中性名詞なのは違和感がある。この辺の違和感はドイツ人はもっていないのか是非聞いてみたい。
やや話は逸れるが、性別についてはこんな話もある。フランス語等のラテン系の言語だとライン川は女性名詞だけど、ドイツ語だと男性名詞でder Rheinになる。母なる川か父なる川か。まさに国民単位でイメージに相違があるということになる。
あと、マークトゥエインは活用の多さを嘆いていたが、これは反対。活用があることで実際楽な一面もあると思うんだよね。変に三単現のときだけsをつけなくてはならない、英語のほうがよほど奇妙だと思うんだけど、いかがでしょう?
さて、史学も教育学も迫っているがそんなことをブログのネタにしても自分ではあまり面白く書けそうにないので、英語学のレポートでもネタにしようと思う。マークトゥエイン(『トム・ソーヤの冒険』の著者)の書いた"The awful German Language"(『むかつくドイツ語』)を読んで感想を書けばいいのだが、タイトルから御想像のつく通り、マークトゥエインがドイツ語に対して延々と愚痴をたれるという展開である。つまりこの文章、ドイツ語選択者には身をもった体験が多すぎる。
特に複合語についての文句。なんでドイツ人は generalstaatsverordnetenversammlungenなんてことを好んでやりたがるんだろうか(今10人に9人は読み飛ばしたはず)。日本語には同じ傾向があるとはいえ、漢字仮名混じり文でこれをやるのと、アルファベットでこれをやるのでは読みやすさが違いすぎる。
挿入句についても全くの同感。ドイツ語の文章挿入句多すぎ。やたらとハイフンやらダッシュやらでつなぎすぎ。ちなみにドイツ語でGedankenstrichというが、直訳すると「思考線」である。納得してしまうようなそうでないような…確かにあの空白は、思考期間という気がしないでもないが。だったらピリオドかコンマで一回切れよ、と。
それでなくとも、関係代名詞でつなぎすぎである。特にder。君はもう見飽きた。そうそう、マークトゥエインはなんで名詞に性別があるんだ、とも文句を言っていた。自分はその点に関しては風流だから性別くらいあってもいいんじゃないかとは思う。詩とか表現が豊かになるしね。しかし、実際問題使いにくいのは確かだ。一つ一つの名詞の性別が何だったかなんて覚えてない。また彼は性別とイメージが一致しないことにも文句を言っていたが、これは同感。Madchen(少女、実際にはaにウムラウト)が中性名詞なのは違和感がある。この辺の違和感はドイツ人はもっていないのか是非聞いてみたい。
やや話は逸れるが、性別についてはこんな話もある。フランス語等のラテン系の言語だとライン川は女性名詞だけど、ドイツ語だと男性名詞でder Rheinになる。母なる川か父なる川か。まさに国民単位でイメージに相違があるということになる。
あと、マークトゥエインは活用の多さを嘆いていたが、これは反対。活用があることで実際楽な一面もあると思うんだよね。変に三単現のときだけsをつけなくてはならない、英語のほうがよほど奇妙だと思うんだけど、いかがでしょう?
Posted by dg_law at 23:14│Comments(2)
この記事へのコメント
>Madchen(少女、実際にはaにウムラウト)が中性名詞なのは違和感がある
それはカシンに聞いたほうがいいんじゃないかな。
それと、ウムラウトはめんどくさいよね。こういうときはMaedchenとeを入れて書く。Yahoo! Deutchlandの検索でも、確かこれで通じるはず。
それはカシンに聞いたほうがいいんじゃないかな。
それと、ウムラウトはめんどくさいよね。こういうときはMaedchenとeを入れて書く。Yahoo! Deutchlandの検索でも、確かこれで通じるはず。
Posted by gussann at 2006年01月30日 14:38
そういやウムラウトの作法そうだったなあと、それを見て思い出したよ。そういえばGoetheはウムラウトせずに、元々こういう表記なんだよね。どこに違いがあるのやら。
Posted by DG-Law at 2006年01月30日 17:38