2006年06月30日

まともな授業を取ろう

今学期はやたら某人とフリーメーソンと工兵ネタで騒いでいたが、ともにそれだけインパクトのあるテーマとわけのわからない授業内容だった。今日も今日とて明治期の工兵について。暑さもあってばたばたと人が倒れていく中、今日は割とまともな授業だった。こんなときに限っていない某人は何やってるんだ。あれか、サッカーのために寝溜めか。

言うまでも無く、工兵は戦争の中心である。Victoriaの折はそれは大層役に立った。あの時代においては工兵は塹壕の構築スピードを上げ、敵の鉄道を中心とするインフラを破壊し、橋を架けて自軍の行軍スピードを上げる。通信も彼らの業務だ。工兵こそが近代式陸軍の証であった。その集大成WW1の大塹壕長期戦といえる。

20世紀に入ると、戦争の形態は大きく変わる。戦車や空軍の登場は塹壕の必要性を下げ、空軍は輸送にすら革命をもたらした。しかし、彼らの重要性は変わらない。戦車の輸送手段は相変わらず鉄道だったし、電撃戦になったからこそ通信が重要な仕事だった。何より簡易式の空港敷設が主な仕事と言っても過言では無い。その極致はやはりWW2である。そして日本が太平洋戦争で負けたのは、工兵を重視していなかったからだ。ではなぜ、日本は工兵を重視しない軍制になったのか?


………を紐解くための授業で、非常に興味があって授業に臨んでいたのだが、あと2回で夏学期が終わるというのに、いまだに日清戦争やってるんだけど。逓信大臣黒田清隆とか聞くと悲しくなってくる。本当にテーマが完遂するのか?甚だ疑問である。

フリーメーソンはもっとひどい。18世紀フランスのフリーメーソン、フランス革命とフリーメーソンのかかわりという触れ込みだったのに、ようやく先週18世紀に入った。だがやってる地域がずっとスコットランドで、フランスのフの字も出てきていない。正直詐欺だと思う。まあこの辺が、陰謀好きなフリーメーソンたる由縁ということか。

この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
常に欠員が出てる方が工兵っぽいだろ?
Posted by 沙羅ポア at 2006年07月01日 00:59
確かにw
俺もけっこう欠員してるしな。この辺が東大「南校」の限界なんだろう。
Posted by DG-Law at 2006年07月02日 00:55