2006年07月01日
EU2 AAR ドイツ版三国志(1)
Victoriaの前作、Europe Universalis 2(以下EU2)を初めて完走した。プレイできる年代は1420年から1820年、すなわちVictoria直前までで、ゆえにかなりVictoriaとはシステムが違う。このシステムの違いが「近世」と「近代」の違いをわかりやすく説明してくれていて、なかなか感動物だった。初のプレイ国はザクセン。目標は当然ドイツ統一だが、さてどこまでできただろうか。
まず初期状況を確認する。見づらいと思うが、手のある場所がザクセン。初期領土はザクセンとアンハルトの二つだけだ。だがザクセンは豊富な鉄の産地で、経済的には恵まれているといえるかもしれない。周囲の状況を見ると、まだまだこの時代は大国と呼べる国は少ない。そんな中圧倒的に脅威なのはポーランド。ちらっと見えるだけで、2万人ほどの騎兵を持っている様子。ザクセンの総人口が2万人なんだが、どうしたものか。
お隣の灰色がブランデブルク辺境伯領、そう後のプロイセンである。今はわが国と同様2領土しかないが、後の歴史を知っているものとしては、仲良くしておきたい。西に目を向けると、フランスとイギリスが戦争中。青いのがフランスで、赤色がイギリス、それ以外がイギリスの属国と言えば、どれだけフランスが押されているかよくわかる。フランスは歴史通りジャンヌダルクが登場するのか。当然イベリア半島もレコンキスタ中でいまだ分裂中だ。なお、白紙の部分は未知の領域。探検隊を派遣しないと地図に書き込まれないらしい。そんなとこも大航海時代らしくていい。
開始早々、いきなりブランデンブルクが軍事同盟の履行とボヘミアへの宣戦布告強制を通告してくる。当時のボヘミアといえば強国で、5つもプロヴィンス持ってるので戦いたくない。仕方が無いので軍事同盟を破ってみた。その2日後、周囲のほとんどの国から宣戦布告を食らう………リセット。なるほど、Victoriaのノリで軍事同盟を考えてはいけないようだ。
19世紀は攻める側より守る側が圧倒的な優位に立っていく時代である。それに国際法がしっかりしているから、大義名分が無い戦争は他の列強の介入を生み、自らを破滅させる。その代わり戦争が一度起こると、それはもう歴史に残る一大事である。ところがこの時代は戦争なんて日常茶飯事で、その代わり白紙和平なんてのもしょっちゅうである。戦争の原因はそこら中に落ちている。列強なんて制度も無いから誰も助けてくれない。ゆえに軍事同盟をどことも組まずに、単独で生き残るという戦法は限りなく無謀なのだ。
というわけで仕方なく、ブランデンブルクとの軍事同盟を履行。ボヘミアに宣戦布告するも、直後に白紙和平。5年後、再びブランデンブルクがボヘミアに宣戦布告、今度はボヘミアの同盟国、ポーランド付。これはもう絶対勝てないと判断、ブランデンブルクとの軍事同盟を破棄。代わりにオーストリアと同盟を組み戦争を傍観。案の定ブランデンブルクは多額の賠償金を両国に支払い、再起不能に陥った模様。これで恨みを買ったのか、以降ブランデンブルクとは長く犬猿の仲になろうとは、思いもよらなかった。
これを最後に、ぱったりと戦争が途絶える。すると、超暇になるのがこのゲームらしい。Vicならこの間に忙しく内政をするのだが、このゲームは内政があってないようなもので、本気でやることが無い。仕方がないから隣のヘッセンとの友好度でも上げることにしてみる。今でいうフランクフルトの辺りだ。婚姻関係もヘッセン、ハノーファー、オーストリアと結び、善隣外交を進める。
そんな風に続けて早50年。1470年代のある日いきなりヘッセンが我が国の属国化。なにやら一定の条件を満たすと他国を平和裏に属国化できるようだ。その条件はまず婚姻関係であること、同じ軍事同盟にいること、高い友好度、そしてどちらかに軍事力が偏っていること、らしい。さらにその20年後、ヘッセン併合。血は一滴も流していない。これは素晴らしい。元々は戦争は極力しない派閥の自分、現実のオーストリア帝国を見習ってこれで領土を拡張しよう。
世界に目を向けてみると、ブリテンがとんでもないことになっていた。どうやらスコットランドがフランスと同盟、突如百年戦争に介入した模様。フランスも息を吹き返して善戦している。イングランドが大陸からいなくなる日も近いかもしれない。自分もいる中欧では、史実どおりハプスブルク帝国が出来つつあって戦々恐々。そこそこ友好国だからいいものの、絶対に敵に回してはいけない戦力だ。東のほうでは、オスマントルコが弱い。ハンガリーに負けている。イスラム世界の覇権もエジプトに取られているようで、史実とは雲泥の差だ。
まず初期状況を確認する。見づらいと思うが、手のある場所がザクセン。初期領土はザクセンとアンハルトの二つだけだ。だがザクセンは豊富な鉄の産地で、経済的には恵まれているといえるかもしれない。周囲の状況を見ると、まだまだこの時代は大国と呼べる国は少ない。そんな中圧倒的に脅威なのはポーランド。ちらっと見えるだけで、2万人ほどの騎兵を持っている様子。ザクセンの総人口が2万人なんだが、どうしたものか。
お隣の灰色がブランデブルク辺境伯領、そう後のプロイセンである。今はわが国と同様2領土しかないが、後の歴史を知っているものとしては、仲良くしておきたい。西に目を向けると、フランスとイギリスが戦争中。青いのがフランスで、赤色がイギリス、それ以外がイギリスの属国と言えば、どれだけフランスが押されているかよくわかる。フランスは歴史通りジャンヌダルクが登場するのか。当然イベリア半島もレコンキスタ中でいまだ分裂中だ。なお、白紙の部分は未知の領域。探検隊を派遣しないと地図に書き込まれないらしい。そんなとこも大航海時代らしくていい。
開始早々、いきなりブランデンブルクが軍事同盟の履行とボヘミアへの宣戦布告強制を通告してくる。当時のボヘミアといえば強国で、5つもプロヴィンス持ってるので戦いたくない。仕方が無いので軍事同盟を破ってみた。その2日後、周囲のほとんどの国から宣戦布告を食らう………リセット。なるほど、Victoriaのノリで軍事同盟を考えてはいけないようだ。
19世紀は攻める側より守る側が圧倒的な優位に立っていく時代である。それに国際法がしっかりしているから、大義名分が無い戦争は他の列強の介入を生み、自らを破滅させる。その代わり戦争が一度起こると、それはもう歴史に残る一大事である。ところがこの時代は戦争なんて日常茶飯事で、その代わり白紙和平なんてのもしょっちゅうである。戦争の原因はそこら中に落ちている。列強なんて制度も無いから誰も助けてくれない。ゆえに軍事同盟をどことも組まずに、単独で生き残るという戦法は限りなく無謀なのだ。
というわけで仕方なく、ブランデンブルクとの軍事同盟を履行。ボヘミアに宣戦布告するも、直後に白紙和平。5年後、再びブランデンブルクがボヘミアに宣戦布告、今度はボヘミアの同盟国、ポーランド付。これはもう絶対勝てないと判断、ブランデンブルクとの軍事同盟を破棄。代わりにオーストリアと同盟を組み戦争を傍観。案の定ブランデンブルクは多額の賠償金を両国に支払い、再起不能に陥った模様。これで恨みを買ったのか、以降ブランデンブルクとは長く犬猿の仲になろうとは、思いもよらなかった。
これを最後に、ぱったりと戦争が途絶える。すると、超暇になるのがこのゲームらしい。Vicならこの間に忙しく内政をするのだが、このゲームは内政があってないようなもので、本気でやることが無い。仕方がないから隣のヘッセンとの友好度でも上げることにしてみる。今でいうフランクフルトの辺りだ。婚姻関係もヘッセン、ハノーファー、オーストリアと結び、善隣外交を進める。
そんな風に続けて早50年。1470年代のある日いきなりヘッセンが我が国の属国化。なにやら一定の条件を満たすと他国を平和裏に属国化できるようだ。その条件はまず婚姻関係であること、同じ軍事同盟にいること、高い友好度、そしてどちらかに軍事力が偏っていること、らしい。さらにその20年後、ヘッセン併合。血は一滴も流していない。これは素晴らしい。元々は戦争は極力しない派閥の自分、現実のオーストリア帝国を見習ってこれで領土を拡張しよう。
世界に目を向けてみると、ブリテンがとんでもないことになっていた。どうやらスコットランドがフランスと同盟、突如百年戦争に介入した模様。フランスも息を吹き返して善戦している。イングランドが大陸からいなくなる日も近いかもしれない。自分もいる中欧では、史実どおりハプスブルク帝国が出来つつあって戦々恐々。そこそこ友好国だからいいものの、絶対に敵に回してはいけない戦力だ。東のほうでは、オスマントルコが弱い。ハンガリーに負けている。イスラム世界の覇権もエジプトに取られているようで、史実とは雲泥の差だ。
Posted by dg_law at 23:19│Comments(0)│