2006年07月09日

新宿西口歩いて10分弱

前から常設展示が気になって、東郷損保ジャパン美術館に行ってきた。驚いたことに、何も知らず偶然行ったら「開館30周年記念日」だったとかで、入館料が無料だった。1/365の運をこんなところで使いたくはなかったのだが……今更拒否もできぬ、ありがたく受け取っておくことにしよう。

入ると特別展コーナーが先にあって、アメリカ現代アートをやっていた。相変わらず理解に苦しむ作品群だ。ウォーホルやリキテンシュタインのポップアートあたりはまだわかりやすいのだが、ネオダダが入るともうさっぱり。改めて思ったが、やっぱりこいつら嫌いだ。

置いてあったパンフレットを見ると、先週まではなんとボタニカルアート展をやっていた模様。ちょうど独文のレポートをボタニカルアートをネタにして提出したところだったから、こっちなら多大なる興味をもってみれたのに。チェック不足を恨む。


んで、常設展に入る。ここで、東郷美術館に行ったことある人なら今日のオチに気づいていたと思うのだが、常設展はほとんど無い。2部屋だけ。入ってびっくりした。そもそも東郷清司の絵が10枚くらいしかないじゃないか。羊頭狗肉ですよこれは。

まあこの美術館のメインは、やはりなんと言ってもゴッホの《ひまわり》か。バブルのときに80億円くらいで買って話題になったんじゃなかったっけ。そうでなくとも、それくらいの価値はあるだろう。実物を見る日が来るとは思わなかったけど。さすがに警備がとてつもなく厳重。さすが80億。

いろいろ文句は言ったけど、42階で景色は最高だし、無料だったから損ではなかったかなと。10月には今三重県立美術館でやってるウィーン展がここに来るらしいので、次にここに行くのはそのときだろう。

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