2006年09月16日

シャア三倍ルール

なんだかんだでネタは尽きなかったが、宣言したものをやらないのも変な話なので超ローカルルール「赤い彗星」がなぜ今まで一度も出ないかについて、考察してみたい。

まず「赤い彗星」について。条件は

1、卓の4人が全員ファーストガンダムを知っており
2、西を1枚以上手の中に持った状態で
3、かつ、赤牌を持った状態で(正確には赤五筒、赤五萬、赤五ソウ。ルールによっては赤五筒のみ)
4、あがる

であり、その効能は「役数3倍」である。理由は、言わずもがなだろう。赤牌のドラが1つついているのは確実であるため、かなり役数が跳ね上がる。特に本来5役で8000点の手が32000点になるのだから恐ろしい。

一見出そうなルールだが、4年ほど前に考案されてすでに100局ほど打っているはずだが、一度しか出たことが無い。それも二人麻雀時。あまりの出なさっぷりに、この間効能を「点数3倍」から「役数3倍」に切り替えたほどだ。なぜこれほどまでに出ないのか?

まず、西を絶望的なまでに使用しないことが理由の一つに挙げられる。西を使う状況というと、西が自風か、ホンイツ狙いの場合か、ピンフかトイトイかチートイツか、まずこのどれかである。単なるリーチで西が入ってるのは、めったに見ない。三巡目くらいには、北とともに3枚出て絶望という状況すら珍しい話ではない。つまり、初手で2枚持ってない限り捨てられる運命にある牌、それが西、ということだ。

ちなみに、この間初めてこのルールが適用されたときは二人麻雀、役満縛りで、小四喜+三四五筒だった(もちろん3倍役満)。四人麻雀ではまず小四喜自体がめったに出ない。

それに比べて赤五筒は使い勝手が良すぎる。五筒自体が使い勝手いいのに、加えてドラ+1というのはボーナスとして大きい。つまり、逆に何にでも使えるゆえに自分が入手できる確率も低い。西に比べて他人ががめている確率も格段に高い。そして1〜2枚しかない。いくら西を配牌時点で3枚持っていたところで、他人が赤五筒を捨てた瞬間夢は破れる。赤五萬や赤五ソウを増やしてもいい。確かに単純には確率が2倍になるが、結局他人ががめる可能性も高くなり、実はたいして変わらないと思う。

ちなみに「西を1枚以上」と書いたが、そんな状況は十三不塔以外ありえないので事実上2枚以上といえる。

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