2006年11月21日
Alexander
アレクサンダー大王をホモとして描いて、ギリシア政府の不評を買った作品。実際あの時代だとホモは普通なので、むしろギリシア政府の底が知れる話である。もっとも、そういった前提知識のある人が視聴者にどの程度いるのかということや、現代的なホモへの視線を考えるにギリシア政府の心配はわからなくてもないが。
そのほかの点でも、まとまりが無いだとかテーマ性が薄いだとか、なんか散々な評価を受けているこの作品ではあるが、自分は基本的に好きである。まとまりが無いのは3時間でアレクサンダーの人生を全部詰め込んだこと自体に無理があるのであって、それでも主要な登場人物のギリシア語のあの長ったらしい名前を覚える前に終わってしまったのだから、あれ以上簡潔にしろというのは無理がある。
それにテーマ性が薄いということはそれだけ歴史的には忠実ということであって、テーマ的な伝えたいものはなくとも迫真性やアレクサンダーの軍事的才能のすごさは十分伝わってきたのでいいのではないかと。つまり、アメリカンな見方をしてはダメということ。むしろアレクサンダーを狂人として描いたことのほうが、個人的には賞賛すべきことだと思うのだが。
そのほかの点でも、まとまりが無いだとかテーマ性が薄いだとか、なんか散々な評価を受けているこの作品ではあるが、自分は基本的に好きである。まとまりが無いのは3時間でアレクサンダーの人生を全部詰め込んだこと自体に無理があるのであって、それでも主要な登場人物のギリシア語のあの長ったらしい名前を覚える前に終わってしまったのだから、あれ以上簡潔にしろというのは無理がある。
それにテーマ性が薄いということはそれだけ歴史的には忠実ということであって、テーマ的な伝えたいものはなくとも迫真性やアレクサンダーの軍事的才能のすごさは十分伝わってきたのでいいのではないかと。つまり、アメリカンな見方をしてはダメということ。むしろアレクサンダーを狂人として描いたことのほうが、個人的には賞賛すべきことだと思うのだが。
Posted by dg_law at 14:44│Comments(0)│