2006年12月10日
へうげものの気分が味わえた
今日は地下鉄に乗って目黒まで行った。初めは庭園美術館のアールデコジュエリーを見に行くつもりだったが、庭園美術館に着いたところで人の多さに萎えて止めた。まあ庭園美術館の景色が美しかったので許してやろう。そういえば、去年もこの時期に庭園美術館に行ったような。ブログの記録に残ってないから、一昨年か。どうもこの辺の記憶がすでにして曖昧だ。
そうして庭園美術館を通り過ぎ、非常に複雑な港区の街路を通って畠山記念館へ。珍しく迷わなかった。今日は勘が異常に冴えていた。加えて、港区の街路が美しかったのもある。趣味のいい豪邸が立ち並ぶ中、心地よい程度の寒風と足元で音を鳴らす落ち葉。まどうことなき小説の一場面である。
途中で外国人の夫と日本人の妻、4、5歳の娘二人という家族が家の前で落ちてくる落ち葉を空中でキャッチする遊びに興じていた。それはもうほほえましい光景だった。娘が"Oh, your way!"と父親に落ち葉がそっちに行ったことを伝え、父が必死に追いかけるが落ち葉は風に翻弄され取れないような方向へ……そこで父が一言"Oh......ああ、無理。" おいおい………傍観している自分が言うのもなんだが、雰囲気ぶち壊し。外国人パパよ、英語で言ってくれ。my godでいいから。
そうこうして畠山記念館に着く。こちらも西洋風・明治的な庭園美術館とは対照的に、中国風の庭としては大変美しいものだった………遠景に見える高層ビルさえなければ。ああもう、景観破壊しすぎ。日本人は景観にもっと気を使って欲しい。
畠山記念館では今中国画展をやっているという触れ込みだったが、なんてことはない、茶碗ばっかり展示してあった。まあその茶碗がいいものばかりだったので文句は無い。350円と安かったし、庭だけで350円分の価値があった気がするから。
茶碗は青磁から赤絵染付まで、中国産から日本のものまで、茶器から壺までなんでもあった。おおよそその価値はわかるつもりだが、どうにも茶杓だけは価値がわからない。安っぽい耳掻きにしか見えない。少数飾ってあった中国画は、牧ケイ(漢字出ず)が多かったが、自分牧ケイ嫌いなんだよね……夏珪のほうが好きだが、これは一点しかなかった。
帰り道、行きと同じ道で帰ると、今度は散歩中の、行きに落ち葉拾いをやっていた外国人家族と遭遇。奇遇すぎる。まあ、なんか不審な目で見られた気がするけど気にしない。気にしたら負けだ。
下宿に帰ってきて、今日見たものを頭の中で整理したが、やっぱり茶杓って耳掻きだよね。今日の結論は、残念ながらそれのようだ。
そうして庭園美術館を通り過ぎ、非常に複雑な港区の街路を通って畠山記念館へ。珍しく迷わなかった。今日は勘が異常に冴えていた。加えて、港区の街路が美しかったのもある。趣味のいい豪邸が立ち並ぶ中、心地よい程度の寒風と足元で音を鳴らす落ち葉。まどうことなき小説の一場面である。
途中で外国人の夫と日本人の妻、4、5歳の娘二人という家族が家の前で落ちてくる落ち葉を空中でキャッチする遊びに興じていた。それはもうほほえましい光景だった。娘が"Oh, your way!"と父親に落ち葉がそっちに行ったことを伝え、父が必死に追いかけるが落ち葉は風に翻弄され取れないような方向へ……そこで父が一言"Oh......ああ、無理。" おいおい………傍観している自分が言うのもなんだが、雰囲気ぶち壊し。外国人パパよ、英語で言ってくれ。my godでいいから。
そうこうして畠山記念館に着く。こちらも西洋風・明治的な庭園美術館とは対照的に、中国風の庭としては大変美しいものだった………遠景に見える高層ビルさえなければ。ああもう、景観破壊しすぎ。日本人は景観にもっと気を使って欲しい。
畠山記念館では今中国画展をやっているという触れ込みだったが、なんてことはない、茶碗ばっかり展示してあった。まあその茶碗がいいものばかりだったので文句は無い。350円と安かったし、庭だけで350円分の価値があった気がするから。
茶碗は青磁から赤絵染付まで、中国産から日本のものまで、茶器から壺までなんでもあった。おおよそその価値はわかるつもりだが、どうにも茶杓だけは価値がわからない。安っぽい耳掻きにしか見えない。少数飾ってあった中国画は、牧ケイ(漢字出ず)が多かったが、自分牧ケイ嫌いなんだよね……夏珪のほうが好きだが、これは一点しかなかった。
帰り道、行きと同じ道で帰ると、今度は散歩中の、行きに落ち葉拾いをやっていた外国人家族と遭遇。奇遇すぎる。まあ、なんか不審な目で見られた気がするけど気にしない。気にしたら負けだ。
下宿に帰ってきて、今日見たものを頭の中で整理したが、やっぱり茶杓って耳掻きだよね。今日の結論は、残念ながらそれのようだ。
Posted by dg_law at 22:52│Comments(0)│