2007年05月11日
第102回「博物館学入門 地域博物館学の提唱」金山嘉昭著 慶友社
博物館学の教科書として購入したもの。中身は博物館学の入門と、サブタイトル通り地域博物館についての主張である。教科書然としていて語るところはあまりないのだが、あえて言うなら博物館学の部分と地域博物館についての部分を切り離して、二冊にすればよかったのではないかと思う。内容が乖離しているとは言わないが、そのせいで博物館学の部分が地域博物館にひきずられていて、むしろそれ以外の博物館についての記述が弱い。
あと、総合的な学習時間についてだとか指定管理者制度についてだとか、授業で補足してくれたからよかったが、本だけだとすでに時代遅れになりつつある。むしろ時代のほうが早すぎるわけだが、けっこう致命的な内容のズレではないかと思う。ともに地域博物館を考える上では重要なことだろう。
つまり、いろんな意味で教科書の域は脱していない。それでもamazonの博物館学系の本では売れているほうである。
博物館学入門―地域博物館学の提唱
あと、総合的な学習時間についてだとか指定管理者制度についてだとか、授業で補足してくれたからよかったが、本だけだとすでに時代遅れになりつつある。むしろ時代のほうが早すぎるわけだが、けっこう致命的な内容のズレではないかと思う。ともに地域博物館を考える上では重要なことだろう。
つまり、いろんな意味で教科書の域は脱していない。それでもamazonの博物館学系の本では売れているほうである。

Posted by dg_law at 10:42│Comments(0)│