2007年08月08日
”豪華絢爛”という言葉がふさわしい
都美のトプカプ宮殿の至宝展に行ってきた。こういう西アジアの、それも近世のものがこうして日本に来るのはけっこう珍しい。それだけで見に行く価値はあるだろう。トルコなんていつ行けるかわからないし、行ったところでこれらが見れるかもわからない。予告からして光物が多いことはわかっていたわけだしそれを期待していったし、ほぼ期待通りのものが出てきた。宝石がきちんと輝いて見えるように照らしてあって、照明の使い方がうまいと思う。まぶしすぎたくらいだ。
以下は宝飾品が自分の専門外なことを踏まえた上での戯言。自分は普段から「当時の価値観で物を見るべき」と言っているので本来ならこういう言い方は避けるべきなんだろうが、それでも仮に現代の価値観と当時の価値観がかなり似ているものと考えるならば、自分が宝石のカット技術が未熟だとは思ってしまったのは多少なりとも正当化されないだろうか。
顕著だったのがダイヤモンド。当たり前の話だが当時はまだブリリアントカットはおろかローズカットも発明されていないわけで、現代の目線で見るとかなり稚拙な加工をしているように見える。質よりも量で輝かせている感じがして、もったいないと思ってしまう。今回の目玉である、画像の262カラットのエメラルドだが(世界最大らしい)、実物を見るとすごくにごっていて、重さが落ちるからわざと削ってない、かなり原石に近い状態のものがそのままはめられているような気がした。それでも、その偉大さは伝わってくるのではあるが。やはり、もったいない気がする。
最後にスルタンの赤ちゃんが寝ていたという寝台が展示されていて、「悠仁親王ご生誕の祝いのため、特別に出品された」という説明とトプカプ宮殿側の祝辞が掲示されており、粋な計らいだと思った。「こんなもんで赤ちゃんの頃から寝てたら、そりゃ性格も悪くなるわな」なんて一瞬思ってしまったが、前言撤回をしておくことにする。
Posted by dg_law at 12:06│Comments(0)│