nix in desertis

※　今回の話はいろんな意味で十八歳未満閲覧禁止でございます。出だしからしてこんな感じ。





この間友人に言われて気づいたのだが、自分は設定年齢萌えであってロリコンではけっしてないらしい。

私は実年齢ロリは二次元でも三次元でも萎える。「はじめてのおるすばん」とか「こどものじかん」とか超無理。かわいいとは思うけどね。典型的なのが水月。マリアリはなんとなくセーフだけど、鈴蘭は無理。だって、マリアリ人間じゃないし。（ネタばれ回避）まあそれとは別に、あんまりロリぃとストライクゾーンから外れるってのはある。鈴蘭は低年齢すぎたね、さすがに。しかしそれでも明け瑠璃のリースがセーフっつうか俺の嫁なのは、やっぱり設定年齢萌えなんだろうなぁ。

考えてみると「俺の嫁」って言ったことがあるキャラはおおよそ「同人誌にHシーンがあっても大丈夫なキャラ」の範疇に入っている。つまり、やっぱHシーンの一つや二つ無いと嫁じゃないらしいです。それ以外の萌え、つまりエロの要らない萌えは単に絵とかキャラにかわいいと思っているだけであって、そこに一線があるようだ。

じゃあなんでそんなに「設定上大人」であることにこだわるのかというと、一つは性格的な好みの問題で子供っぽい女性は嫌いだってこと。これは二次元三次元よらず。もう一つは、「やっぱ和姦のほうがよくね？楽しくね？」ってこと。相手も了承済のほうが、ねぇ？あんまり相手が子供だと無理やり臭しかしない。そういう意味では意外と倫理的な問題だったり。

だったらそもそも設定年齢関係なしにロリ全体に萌える必要ないじゃん、と言われればそれは違う。やっぱロリは捨てがたいんですよバタイユ的に。背徳感と神秘性の塊。それに「ロリも萌える」だけだ。萌える必要はないかもしれないが、萌えるものは仕方が無いじゃないか娶ってやらないと。まあ確かに「俺の嫁」キャラの身長や見た目年齢の平均をとってみるとかなり標準的な女性に落ち着くんじゃないかと思うくらい、見た目の萌えに関して自分は無節操である。

要は設定年齢の高いロリっ子というのは、自分のような中途半端なバタイユ主義的ロリコンのために用意された二次元界の結晶だと思う。割と本気に。


そんな風に自分は意外と愛ある和姦しか認めない人だが、それはそれとしてグロゲーは大好きだ（ただ、それが性的な意味かどうかはなんともいえない、立つときもあれば萎えるときもある）。そしたらDiLに今度は「何その矛盾」と言われてしまったが、要は楽しみ方が全然違うのであって。それはそれ、これはこれとして楽しんでいるわけだ。

話として必然的に引用されるのはまたもやバタイユだろう。陵辱とは抽象的に言えば、「人間（女性）をモノ化（非人間化）していく」過程といえるのではないだろうか。人間が存在の頂点と考えるならば、まさに「堕とす」という言葉がふさわしい。この「ヒトとモノの境界」という本来超えてはいけない一線のギリギリで人が戦う姿は、あえて言うなれば「美しい」とでも表現しようか。一種の耽美ですわ。

単純にグロが好き、つうか血を見るのは楽しいというのもある。でもこれって本能的なものじゃないか。格闘技観戦がおもしろいのも一つはそういうことだと思うんだが。特に女性の血はエロい、もしくは血を浴びる女性は性的に何か来るものが……ないですか皆さん。やっぱ俺がおかしいのか。（だから吸血鬼萌えなんだろうなぁ）

あと、次はどんな責め方をするのかな、という楽しみ方もある。これはブラックサイクに顕著。ただまあこれも二次元限定の、それも非嫁に限る話であって、という辺り俺は甘いのか。三次元のSMは萎える……演技ってわかってても萎える。エロとかそういう次元の前に倫理が先に頭をよぎるという意味で、エロゲで設定年齢幼女が攻略できないのと構造的には同じ。

嫁がそういう目に遭うのも見たくない、同人誌でも。そりゃ「大事にしたい」というのが当然でしょう。やっぱ俺は一流のグロイストたちから見れば甘いだろうけど、まあこの辺の立ち位置が私的には一番楽しいです、はい。