2008年01月26日

院試反省会場

外れすぎワロタwwwwww


受けてない人は英語・ドイツ語に関しては読んでもわからないと思うのですっ飛ばしてくれ。
英語……(1)の小説は二つほど単語がわからなかったが、おおよその意味は取れたと思う。(a)はstrive(励む)とsooty(すすけた)がわからんかったので適当に捏造しといた。(b)はwhy以下が意味不明だったが、後で聞いたところそう外してないっぽい。(2)は楽勝すぎてワロタ。全体的に8割くらいとれてるんじゃないかと。striveとsootyの捏造点次第ですが。

ドイツ語……英語に比べると酷い出来。(1)はschrie(叫ぶ)の意味をど忘れし、捏造したら以下の意味が酷いことになった。というか、後で辞書引きながら約しなおしてみようと試みたけど、結局意味不明だった。schrieが叫ぶってわかってても結果は同じだったかもしれん。(2)はよく出来たと思う。ploetzlich(急に)がわからんくてすっ飛ばした以外は完璧に訳せた。(1)でどの程度部分点が入るかによるが、6〜7割は取れてると思う。問題は周囲の出来か。フランス語が簡単だったらしいんだよね……というか、二問あって一問小説なら一問は論説だろ、過去問的に考えて。二問とも小説とかいじめですか。


美術史
まず問題形式は、西洋美術・中国美術・日本美術から各論述一問ずつ。あと小問が十問あって、そこから七問選ぶ方式。そしてその十問は、西洋4、中国2、イスラム1、日本3で、西洋と中国と日本からは必ず一問ずつ選択する必要がある。戦略としては、西洋は元々詳しいし、中国はよく勉強したので、西洋3、中国2、日本1は確定であと1問は解けるところを解こう、という感じだった。

そんで、ご存知の通り西洋美術の論述は予想問題を立てて5日間に書けてブログに書いてきたわけですが、期待に胸膨らませて「芸術家伝説」という言葉を探しながらページをめくるとそこにあった文字は……!

「宮廷と市井の画家を比較し、具体例を挙げて論ぜよ」


前 同 じ の 出 た や ん 。


ちなみに、それを解いたのがおととい。ま、まさか同じ問題が二回来るとは思わなかったぜ。今日のブログ印刷までして持ってった俺涙目。まあ、おととい書いた通りのものにプラスアルファでいろいろ書いてきたんで全く問題は無いんだが、割とまさか外れるとは思ってなかったんだぜ。

日本の論述「自然描写と抽象表現の混在の生み出す日本美術特有の美しさについて論ぜよ」は一見難易度高そうに見えたけど、授業を気合で思い出したら意外と楽勝にかけた、まあいつもの山水画にこじつけた。中国の論述は「南宋絵画の日本画壇に与えた影響について論ぜよ」で、勉強してきたとこがどんぴしゃで出てこれも割と書けた。時間ぎりぎりまで使ったけどね。悩んだわ、日本の論述。


さて、小問は過去の傾向から言って授業でやったのが出るので、今年の院試受験組で予想問題を立てて、ここは出るだの出ないだのやったわけです。直前には「これ完璧じゃねwwww」とか盛り上がってたんですよ。ふたを開けてみると一問しか的中しなかったというね。人生なんてそんなもんです。

それでも去年、今年受けた授業のノートはしっかり見直していたので、かなり良い感じに書けたと思う。というのも「白紙はまずいのでわからんのは捏造しとけ」という院生のありがたいお言葉をいただいていたんだが、捏造は西洋1問で済んだ。あとで確認したら、その捏造とんでもなく外れていたが、残り6問と論述は完璧に書けてるはずなのでよしとしたい。大体あれだぜ。周囲の院試組が皆「5問が限界だった、2問白紙」って言ってるんだぜ。つうか、外部生は3問解けたら「お前は十分健闘した」ってくらい、難易度が異常だった。何あれ。詳しくはこんな感じ。


日本
例年古代、中世、近世から一問ずつ出て近代はスルー。今年もそのまま。

・四天王像の変遷 → パス。古代わかりません。大体、変遷って小問で出す問題じゃないよ。
・院政期の工芸 → 要は漆器の発達。螺鈿の漢字に小一時間悩んだ以外は別に。おそらく、全問題でこれが一番簡単だったんじゃないかと思う。
・浦上玉堂「山紅於染図」 → 南画だの米点山水だの。南画は出ると予想してたので私的には楽勝だった。

中国
例年、南宋から一問、北宋か元か明から一問という構成だったが、今年も南宋1、明1。

・燕文貴 → 北宋大様式山水画。あと花鳥画。北宋画壇について無駄に熱く語っておいた。北宋は出る気がしてた。中国画をかなり勉強してないと出てこない名前。明らかに難問。
・南北二宗論 → 明末、董其昌の尚南貶北論。これ自体は有名だけど、説明しろと言われると中国絵画史を概観することになる。勉強しておいてよかった。

イスラム
・Baptistere de Saint-Louis → 皆で「今年は授業的に考えて陶器じゃね」と要してたら意味不明なのが出てマジワロタ。あとでぐぐったら、マムルーク朝下のエジプト、1300年前後に作られた銀器で、ルイ9世とは名前以外無関係らしい。今年のイスラムの授業でも出てこなかったらしい。イスラム美術としては有名なんだそうだ。

西洋
例年古代、ルネサンス、近代から1問ずつ、後の1問はイレギュラーという構成だったが、今年はなんとルネサンスが1、中世2、近代1というとんでもな構成。古代が消えたのはありがたいが。

・「キマイラ像」(フィレンツェ・国立考古博物館所蔵) → マニアックすぎて吹いた。古代エトルリアの工芸品で、ルネサンス期に発掘されるとメディチ家がトスカーナのローマに対するアイデンティティを確立するため、ルネサンス芸術の一環に役立てようとしたというエピソード付のブツなので、そこら辺書いておけばいいんだろう。授業でやったから解けたけど、あの授業とってた人少ないし、一般的にはBaptistere〜〜の次に難しかったんじゃなかろうか。

・monstrance → 英語がわからなかったのでパス。家に帰って辞書引いたら「聖遺物顕示器」のことだそうで、それなら授業でやったから嫌というほど書けたのに、と後悔。これが出来てれば小問パーフェクトだったのに。

・「道化師ゴネッラの肖像」(ウィーン、美術史美術館) → 今回の難問、その5くらい。俺も普通に何それ?だったので、そういえばデューラーの描いた肖像画が美術史美術館にあったな、というところから適当に捏造したら、画家はジャン・フーケだそうで。ジャン・フーケってわかってればけっこう書けてただけに惜しい。

・アングル「ラファエロとフォルナリーナ」 → まさかここで「芸術家伝説」ネタが来るとは。ちなみに、『西洋美術研究』No.13の「表紙」なので、読んでれば解けるというわけではない辺りがマジで奇問。くさいなと思って調べておいた俺大勝利。


全体として、捏造に失敗した「道化師ゴネッラ」以外は解けてるので、ドイツ語の失敗分は取り戻せたんじゃないかと、ドイツ語もそこまで死んだとも思えないし。受かってるといいなぁ。

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