2008年07月14日
K-1GP2008 台北大会
中継がとうとう深夜になってしまった。時差の都合もあるんだろうが、人気の低下もあるのだろう。聞くところによると愛知県では放送がなかったらしい。悲しいことだが、K-1というよりも格闘技全般の人気が下がりつつあるのではないかと思う。まあ気にせず見続けるんだけどね。おもしろいから。
カタリン・モロサヌVS澤屋敷。「欧州のブンブン丸」ってあだ名はやめたげてw、勝てなくなりそうだから。カタリンはボブ・サップを尊敬しているそうで、一見ファイトスタイルも似ているがどちらかと言えばボブ・サップの理想とする戦法に近いのは彼のほうだと思う。ボブ・サップは極端なインファイトに持ち込み、体の圧力でボクシング技術の未熟さをカバーする戦法だが、極端すぎてインファイトというよりは単なる押しつぶしと化してしまい、自分もパンチが当たらないままカウンターなり膝蹴りなりでやられる、というパターンだった。そこへ行くとカタリンはちゃんとボクシング技術があるので、ちゃんとしたインファイトでの打ち合いができる、というわけだ。もっとも、カタリンにはボブ・サップほどの肉の圧力がないので、今後この戦法が通用するかは微妙なところだが。おもしろいファイターだと思う。
澤屋敷の不調は深刻じゃのぉ……K-1運営的にはここでカタリンに勝たせて自信を取り戻させるストーリーが裏で出来てたんだろうが、予想以上にカタリンが強かったために崩れた。澤屋敷は一回、今日かジャパンGPに出てた適当な日本人とやらせるのが、一番自信回復に早いんじゃないだろうか。
ルスラン・カラエフVS富平。ブランクとは何かを考えさせられた試合。1Rでルスランのバックスピンキックがあさっての方向へ飛んでいったときは、実戦感覚がないとそういうもんかなと思った。2Rでは早くもカラエフのスタミナが尽きかけ、え、ひょっとしてやばい?とか考えてしまった。しかし3Rで謎の覚醒を遂げたため富平は善戦したようでルスランの実験台になっていただけ。準決勝以降のカラエフ相手なら1RでKOだっただろう。
キム・ヨンヒョンVSサイシーレック。放送しなかったためよくわからんが、HPで読んだ限りgdgdだったっぽいのでよしとしよう。要するに二人ともK-1慣れしてなかったんですねわかります。ヨンヒョンのほうはもう何戦目かのはずなんだけどなあ。
ピチュクノフVSノブ・ハヤシ。まずノブハヤシを久しぶりに見た。あの子、相変わらず倒れないことだけはすごいね。ピチュクノフも、もう決定力不足が板についてるよなぁ。極真出身なのに。
上原誠VSパク・ヨンス。試合内容をキングクリムゾンされてしまい延長1Rしか見れなかったのでなんとも。でも、上原誠はがんばれそうな子だね。パク・ヨンスはガードががら空きで見てて怖い。しかも、スウェーバックとはとても言えない下がり方をするから、勢いを殺しきれていない直撃をもらうことになる。昨日の相撲でも書いたが、下がるってのはそれ相応の覚悟がいることであるということを肝に銘じておいて欲しい。
カラエフVSキム・ヨンヒョン。カラエフのスタミナ切れが心配されたが全く心配なかったっすね。何あれ、覚醒しすぎ。文字通りの秒殺。
ピチュクノフVSボーン・アンダーソン。体の出来が違いすぎた。アンダーソンは筋は悪くなさそうだったので練習して出直してきて欲しい。ていうかなんでカナダ人がアジアGPに出てんの?と思ったら散打出身の選手だったので納得。ピチュクノフは1Rの最後に珍しく決定力を見せた。
レイ・セフォーVSザビット・サメドフ。全盛期のセフォーならサメドフくらい秒殺なんだけどなーとか考えるとなんとも悲しくなる。放送がとても細切れなダイジェストだったのでよくわからなかったけど、見えた限りではセフォーが勝っていたような気がする。つくづく体調不良とジャッジに恵まれない男である。
カラエフVSピチュクノフ。大方の予想通り、ロシア人対決となった。試合の結果も大方の予想通りだろうが、試合展開は予想を大きく裏切る形となっただろう。特に、今日の試合を最初から見ている人たちは、もっとカラエフが苦戦すると思っていたに違いない。あんなに綺麗に決まった右アッパーはめったに見れるもんじゃない。まだバダ・ハリと再戦するには感覚が戻りきっていないと思うが、思ったより早く実現しそうな予感を持った。カラエフは「武蔵には判定では勝てないことはわかっていた」発言からずっとファンなので、開幕戦もがんばってほしい。
レミーVSアターエフ。アターエフ誰よ?新しい生贄?とか思ってみてたら意外と強かった。レミーも試合後「調べても情報がほとんどなく、その割にはけっこう強くて1、2Rは様子見だけで使ってしまい、セコンドに怒られた」と語っている。レミーが試合後、あれだけ相手を褒めるのは珍しい。それでも最後フライングニーで決めるほどの余裕を見せたのはさすがである。要するに生贄にしては強かったということだろう。谷川はこういう選手を連れてくるのだけはうまいよね。
これで予選もあとはハワイ大会を残すのみだが、推薦枠4人って多すぎると思うのよね。それなら予選の大会をもっと増やすか、予選大会2位を集めて復活戦とかすればいいのに、と思わないでもない。
Posted by dg_law at 05:00│Comments(0)│