2008年12月07日
K-1GP 2008 決勝戦(結果)
予想外れすぎだろう常識的に考えて……
というわけで生で見に行ってきた。16時半に友人と新横浜集合。友人は名古屋から直接新幹線で来た。私のほうはメトロと東急各線が連結してたのでどうやってもほぼ一発で行けたのだが、行きは南北線・東急目黒線で武蔵小杉まで行って、東横線に乗り換えて菊名に移動、そこからJRで新横浜に到着した。
会場には割高の弁当があるだろうと、きっとK-1弁当とかあるんだろうなw、と腹を空かせていったら案外と商売っ気が無く、横浜アリーナにはわずかな売店があるのみだった。K-1弁当なんてもってのほかだった。そのため、実は割と空腹に耐えながらの観戦となってしまったがいたし方あるまい。
位置は決して近い位置ではなかったが思ったよりもよく見えた。KO決着が比較的多いトーナメントだったと思うが、KOの瞬間は非常にくっきり見えてしっかりと目に焼き付けることができた。ローキック時の「ピシッ」という音が響いてきて、なんというか、人が本気で殴りあうとこんな音がするんだなと今更ながら実感した。決勝戦の結果以外は、満足の行った観戦であった。
以下、ネタばれ。左側が勝者、右側が敗者。
というわけで生で見に行ってきた。16時半に友人と新横浜集合。友人は名古屋から直接新幹線で来た。私のほうはメトロと東急各線が連結してたのでどうやってもほぼ一発で行けたのだが、行きは南北線・東急目黒線で武蔵小杉まで行って、東横線に乗り換えて菊名に移動、そこからJRで新横浜に到着した。
会場には割高の弁当があるだろうと、きっとK-1弁当とかあるんだろうなw、と腹を空かせていったら案外と商売っ気が無く、横浜アリーナにはわずかな売店があるのみだった。K-1弁当なんてもってのほかだった。そのため、実は割と空腹に耐えながらの観戦となってしまったがいたし方あるまい。
位置は決して近い位置ではなかったが思ったよりもよく見えた。KO決着が比較的多いトーナメントだったと思うが、KOの瞬間は非常にくっきり見えてしっかりと目に焼き付けることができた。ローキック時の「ピシッ」という音が響いてきて、なんというか、人が本気で殴りあうとこんな音がするんだなと今更ながら実感した。決勝戦の結果以外は、満足の行った観戦であった。
以下、ネタばれ。左側が勝者、右側が敗者。
バダ・ハリVSピーター・アーツ
アーツがバダのスピードについていけないのはわかっていたが、意外だったのはバダのパンチの破壊力だった。てっきり突き崩せないと思っていた。アーツは序盤で主導権を握られてからは防戦一方で、あまりいいところはない。二度目のダウンは強烈だった。
ジマーマンVSテイシェイラ
ルーキー対決であると同時に、本トーナメントにおける最重量級対決か。一番ぐだぐだした試合でもあった。今までテイシェイラの弱点といえば距離感があってないことだったが、今回はそれをほぼ完璧に修正してきた。むしろ距離があってないのはジマーマンのほうであった。ただ、その割にテイシェイラのパンチがクリーンヒットしない。この辺はボクシング技術の差だろう。3Rには両者かなりばてていたが、テイシェイラが不覚をとってダウンした。
グーカン・サキVSカラエフ
一転してスピード対決。もっとあっさり終わるかと思っていたが、サキはしっかりガードを固めており、カラエフはそれを崩そうと強行しすぎた結果スタミナを使い果たしてしまったようだ。1Rのスコアが公開された時、会場はまさかカラエフが劣勢とは思ってなかったのでかなりどよめいた。そしてカラエフ自身、自分のほうがアグレッシブに闘っているというところを見せたくて焦りが生じたのだろう。決まり手となった裏拳は完全に見えてなかった模様。
レミーVSバンナ
バンナの入場曲はカルミナ・ブラーナであった。正直、入場曲がヒップホップなのは聞き飽きていたので、ここでクラシックが入るのは良かった。試合開始後、レミーはいつも通りガードを固めて様子を見、2R目以降から攻める様子。バンナは猛然とガードの上から殴っていったが大して効いていない。試合が動いたのは3R目に入ってから、レミーが攻撃へと転じた。ココに来て蹴り溜めたローキックが効いているようでバンナは動きが鈍くなる。レミーの作戦勝ちか。結果的にドクターストップだが、判定でもレミーは勝っていただろう。腕は折れていないが、バンナ曰く「前蹴り対策の練習で試合前に痛めた」とのこと。それならある程度は仕方ないか。
セフォーVSホンマン
珍しく日本の12月で風邪を引いてないセフォーは非常に動きが良かった。ホンマンのゆったりした攻撃は全部見えていたようで、まるで当たらない。一方でセフォーの攻撃もホンマンに対してあまりきいていたようには見えなかったが、手数や印象では圧倒的に大差がついていた。セフォーは来年、復活できるかもしれない。
マヌーフVSスロウィンスキー
スロは不用意なところが抜け切っていない。あんなにあっさり負けるとは思ってなかった。マヌーフはさすがの爆発力といったところだろう。今回、リザーブファイトをしっかり見ることができたのも、現地まで赴いてよかったと思えることだ。
バダ・ハリVSジマーマン
意外とジマーマンは良い試合をした。バダは相変わらずアゴが弱い。しかし、その後とったダウンは強烈だった。ジマーマンのパンチをかわし、左を見せつつ右フックを的確にあてるボクシング技術は卓越していた。3Rで最後にとったダウンも見事なカウンターだった。そういえば会場で気づいたんだが、ジマーマンの出身地はスリナムとか。元蘭領南米植民地のことだが、実はすごくレアな格闘家なのではないか。
レミーVSサキ
レミーはここでも変わらず1Rは様子見。「レミー、ファイト」とレフリーに何度か言われていたのが笑えた。サキはやはり攻撃が軽い。2R目に入って、今回はいけると判断したのかここでレミーが動き出した。しかし、まさかあのミドルキック一発で沈むとは、会場全体が思ってなかった。あれはアバラが折れてはないにしてもヒビくらいは入ってても全くおかしくない。
レミーVSバダ・ハリ
レミーはいつものように様子見したかったようだが、バダの攻撃が激烈だったので結果的に応じざるを得ず、カウンターが的確にバダのアゴを打ち抜いた感じ。レミーとしてもあそこでダウンが奪えたのは僥倖だったのだろう。逆にバダは攻めていたのは自分なのにダウンとられたのも自分、というフラストレーションが溜まったに違いない。2Rも当初1Rとほぼ同じ展開で、むしろレミーはダウンが思わぬところでとれた分さらに守りに入っていたような気がする。バダは猛烈な攻撃を仕掛け、ボディにいいのが入ったのを見るやそのままラッシュに。ここでレミーがスリップしたので事件は起きた。
レミーが倒れても殴りかかったところでやめておけば、イエローカードで止まっていたんじゃないかと思う。その後、角田さんが止めに入っても蹴りを入れてしまったところで弁解の余地は無くなった。あれを演技という人もいるが正直そんなのはどっちだって良いだろう。あの後続けてバダが勝とうものならそれはなんとつまらない展開なことか。生で見てたのではっきりと見えたが、かかとがもろに入っていた。会場のブーイングは物凄かった。あれは脳震盪が確実で、少なくともあれが当たってないと主張する人はあまりにも見識が足りていない。というか、普通に頭を強く打っただけでもかなりのめまいがするというのに、何を言っているんだか。
魔沙斗の「バダの精神的な弱さが出た」という指摘は正しい。魔沙斗は大会前にバダを応援しその実力の高さを認めていただけに、より裏切られた気分がしたのだろう。
Posted by dg_law at 21:24│Comments(0)│