2009年12月07日

非ニコマス定期消化 第三回MMD杯編

本来ならばまだ三週間経過していないが、MMD関連で書いていたら文章が長くなってきたので切り離す。


8月上旬から中旬にかけて、第三回MMD杯が開催されていた。そのレベルの高さは今までのMMDとは明らかに異なっていた。この時期のMMDにおいてその最も発展した点は、高度な物理演算の導入と、もはや他の3D素材と変わらぬ素体を持つようになった、という点である。これ以後、ニコマスにもMMDが大きく導入されていくことになり「(箱○)のアイマス動画と組み合わせてもそれほど不自然が無い」とまで評されるようになる。しかし、一方でMMDの高度な発展は、それまでの「誰でも手軽に扱える3Dの人型素体」という利点を否定することにもなりかねず、すでに「高度なMMDは他の3Dソフトと変わらない」という声も出始めており、一方で「これ以上の粗を物理演算でごまかすのは無理」という声も聞かれている。これらはすでにニコマスも通った道でもあるが、今後どうなるかは注目である。



第3回MMD杯第三位に輝いた作品。本大会は単純なマイリスト数による戦いであるため(幸いにも工作被害は少なくて済んだ模様)、私が投票した中では最も高位についた作品である。曲は月時計のボーカルアレンジ曲。咲夜のMMDの精度は抜群の出来であり、動きも不自然さが少ない。動画として見ても演出やMMD以外の3Dについても申し分ない。ストーリーはよくわからないのだが。



こちらはテーマ部門別で受賞(テーマは季節)。「振り付けは'06〜07シーズンの浅田真央選手のSP(ノクターン)をベースに、至高のニコ動ピアニスト、ピアニート公爵様の名演奏「時報によるロマンス」(sm3751264)をあわせてみました。」とのこと。MMDというくらいなのだからダンス動画は多かったが、まさか滑ってくるとは思わなかった。ちゃんとスケートしてる感が出てて非常に良い。スポットライトと影の表現も巧みで、個人的にはこれが優勝でいいと思った。



「初音ミクの消失」がミクの限界に挑んだ曲なら、これはMMDと人間の動体視力の限界に挑んでいるともいえるだろう。歌詞を全部手話で再現している。これはもう発想の勝利。





そのMMD杯が終わった後に、度肝を抜かれたのがこれである。もちろん、これはダンスがアイマス振り付けそのままではあるが、(おそらく血のにじむような)モーション作成と物理演算によりほとんど完璧に"ぬるぬる動く"箱○アイマスダンスを再現しており、あえて言うならばMMDの到達するべき点を指し示した動画と言えるだろう。なお、中盤より周囲で吹っ飛んでる巨大ゆっくりは重力反発係数が1を超えているそうでw、跳ねれば跳ねるほど高く跳ねていく。

私はMMDの何が嫌いだったって、まったく人間が踊っているように見えない球体間接人形のような不自然な動きがMMDで最も嫌いだったのだが、本作品を極北とするいくつかの動画はそれを克服したように思える。こうなると、素体とモーションさえ作ってしまえばキャラの応用はききやすく、しかも万人が触れられるフリーソフトであるMMDの射程は断然広くなる。一方で前述のような、そんなものどっちにしても一部の人間しか扱えないのではという不安はますます広がっている。また、今のところ不自然さが感じられないほど現実的な動きをするダンスモーションはまだまだ少なく、技術的な壁は厚い。



10月中旬なので時期的にはやや後になるが、現状最も好きなMMD動画がこれで、理由はMMDレミリアの出来が良いからであるが、ダンスがやはりキラメキラリなのがやや気になる。もちろん他にもレミリアが踊っている動画もあるのだが、モーションの自然さとなるとやはりこれ、ということになってしまう。ここら辺にもMMDの難しさが現れているのではないか。




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