2010年01月06日
C77奮戦記(二日目)
もはやこの報告記を書かないとコミケが終わった気がしない。
28日
仕事納め。
29日
日中は最後のサークルチェックと部屋の大掃除をして過ごす。あとは卒論の仮完成版の製本を秋葉原でやっておいた。18時頃、ORAが新幹線で、ネ右は丸の内線で下宿までやってくる。本来はkomeも来る予定であったが、彼は新幹線代が捻出できず。そもそも彼には今回来る義務があったはずだったのだが、まあその義務は別のところで果たしてもらうことにしよう。しかし、二日目の戦績を鑑みるに、多重債務で来てほしかった。夕飯は3人でバンビで適当にとる。あとはいつも通り、ORAのチェックリストを眺め、企業をチェックし、22時頃就寝。
30日
午前4時起床。いつも通り4時半に家を出て5時4分の南北線に乗る予定だったのだが、ここで想定外の事態が起こった。いつもなら4時50分には開いているはずの東大前駅のシャッターが降りていて入れないのだ。まさかと思い貼ってある張り紙を読むと「始発5:11」と書いてあり、どうやら始発の時刻が変更になっていたようだ。我々3人としては、飯田橋発の有楽町線の時刻を覚えてなかったので、もうパニックである。(ちなみにジョルダンで調べたところ、しっかり「南北線始発東大前5時4分」で表示してくれた。情報遅れてんぞ……自分の中でのジョルダン信頼度がちょっと下がった。それはそれとして、飯田橋発は5:19なので、実は11分の南北線始発に乗っても16分に飯田橋に着くので、乗り換え時間が3分しかなく約150mと階段2つを割とダッシュしなければならないものの、一応始発に乗れないことはない、ということはわかった。正直やる気がしない。)
さて、始発ではないりんかい線には何の興味も無い我々としては、ここで決断を迫られた。しかし、即決でタクシーになった。大丈夫、資金はある。さすがは本郷通りといったところで、2、3分でタクシーがつかまる。そしてタクシーの運ちゃんに「東京ビックサイトの東」というと「ああ、今日も漫画祭りあるんですね」というリアクションが返ってきた。聞けば、昨日も似たような客をつかまえたとのこと。
そういうわけで、結果的にりんかい線始発よりもやや早い5時20分頃に東駐車場に着いた。待機列としてはC-3。Bくらいいけるかなと思ってたんだが、予想よりも人が多い。いや、徹夜組が多いというべきか。周囲を見渡すと皆PSPをやっていた。しかもモンハンよりもガンダムVSガンダム多め。我々は日が昇るまではじっと耐え、上ってきたら作戦会議と各々読書タイム。
9時頃から列が移動を始めた。いつもはもっと会場近くになってから123と456の列に分けるのに、今回はかなり手前から分けられた。ぶっちゃけて言えば東方対策である。456行きの列は全くの牛歩に陥ったのだが、123行きの列はスカスカだった。123のほうの列に並んだORA曰く「10時の時点で建物の中にはいた」。一方自分はようやく東の3が目に入るかどうかくらいの位置に過ぎない。
10時開幕。とりあえずはチェックリスト通りに動かざるをえない。事前にわかっていたことではあるが、とにかく買い物量に対して人手が全く足りず、かぶっているところで列混みそうなサークルはネ右に頼んだが、それでも目の前を通り過ぎて列の長さを確認し、結果として「ここは後で虎かメロブで買える。グッズはあきらめよう」というサークルがとにかく多かった。特に壁はそういう事情であきらめたサークルが多い。
笑ったのが、東方ゾーンの閉鎖具合。東の5の途中から6の全部が東方だったのだが、まず東の6のシャッターは正午頃まで「出口専用」。さらに、5から6に向かう通路は一方通行になっており、かなり回り道しないと5から6に入れないような仕様になっていた。ここまでスタッフを割いてやるってことは、よほど前回の地獄絵図はこたえたのだろうか。そのかいあってか、夏コミのときよりは落ち着いた様相を呈していた。ひどかったのはシの22から27の付近、島の列でいうとスからタ辺りの廊下。11時頃のあそこは本気で身動きがとれなかった。
各サークルの販売物として気になったのは、お風呂ポスターの大流行。適当に買ってたら今何本うちにお風呂ポスターがあるかわからないという状況になっており、スティポや、冬コミ名物カレンダーよりも確実に多い。どうすんだよこれ。うちのお風呂じゃ狭すぎて貼れないぞ。同人誌の内容としては、星蓮船の聖はキャラが確立してきたなと思った。幻想郷では珍しい単純な良い人、というよりもまさに宗教家たる優しさを持ったキャラであり、俗世から離れた幻想郷ですら浮世離れしている。でもそんな聖が好きだ。
13時にいい加減完売だらけになってきて嫌気が差してきたので、ようやく東方ゾーンを脱出して、東123へ。NEKOWorksとか残ってないだろと思っていったら売ってた。ありがとうsayoriさん。西には行かず、13時半頃、チェックつけたところはほぼ全部回ったことだし、二人に連絡を取って集合。14時ちょい過ぎに帰宅開始。帰りはさすがにりんかい線。15時頃家に着き、戦利品の交換や買取を行い、大晦日は用事があるというネ右を見送りつつ昼飯を食って、17時頃に就寝。
二日目買った同人誌について言えば、az(+play)の赤りんごの本が買えたのが大きい。真に美麗である。本当は残り二人にも頼まれていたのだが、1限だったのでごめんなさいしておいた。書かれていた「足すデザイン」「引くデザイン」についての考察については賛同する。文人画と院体画、古典主義とバロックの違いに近いものがあるかもしれない。言うまでもなく、バロックとは足すデザインである。引くデザイン有利な時代だが、ぜひこれからも足すデザインで美麗なものを描いてほしい。
ReverseNoiseは結局買った。紙袋も買った。しかしこれがとことん移動の邪魔に。他人が持ってるのを見ると欲しくなるのが紙袋の魔力だが、買うとこうなるのも紙袋。さて、紙袋の魔力から逃れられるのはいつの日か。ギロチン銀座、コミケで買ったのは初だけど、やっぱりおもしろかった。既刊も買った。
FLIPFLOPsの異聞紅魔郷総集編は虎で買った。確かに最終話が少し描き換えられていたが、こちらのほうが座りが良い。「博麗はこの楽園を守るために存在するのだから」、この台詞は必要だ。French letterのパンツは本当に買ってしまったわけだが……どうしようこれ。あとで処遇を考えよう。同人誌のほうは大変エロくてよろしいです。ロリポップコンプリートのほうももちろん買った。
艾の幻想美術館。これは自分のためのような同人誌だった。ネタが秀逸ですばらしい。印象派→日傘の女→風見幽香とか、ウィーン分離派→クリムトの接吻→縦模様→妹紅のもんぺ、とか。しかし、レンブラント風魔理沙はさすがに難易度が高かったかw。美術史の部分も正しく説明されている。続編期待。
MATILDA初の18禁本は大変おいしゅうございました。いいぞもっとやれ。FRAC、お嬢様カレンダーは家宝にします。飾りたいけど飾る場所がない。この人の絵はカラーで生きると思う。まりおねっと装甲猟兵はいつも通り3ボスいじりかと思いきやいじりにくかったのか話は別の方向に。しかし「All your base are belong to us」は懐かしいなw。
仕事納め。
29日
日中は最後のサークルチェックと部屋の大掃除をして過ごす。あとは卒論の仮完成版の製本を秋葉原でやっておいた。18時頃、ORAが新幹線で、ネ右は丸の内線で下宿までやってくる。本来はkomeも来る予定であったが、彼は新幹線代が捻出できず。そもそも彼には今回来る義務があったはずだったのだが、まあその義務は別のところで果たしてもらうことにしよう。しかし、二日目の戦績を鑑みるに、多重債務で来てほしかった。夕飯は3人でバンビで適当にとる。あとはいつも通り、ORAのチェックリストを眺め、企業をチェックし、22時頃就寝。
30日
午前4時起床。いつも通り4時半に家を出て5時4分の南北線に乗る予定だったのだが、ここで想定外の事態が起こった。いつもなら4時50分には開いているはずの東大前駅のシャッターが降りていて入れないのだ。まさかと思い貼ってある張り紙を読むと「始発5:11」と書いてあり、どうやら始発の時刻が変更になっていたようだ。我々3人としては、飯田橋発の有楽町線の時刻を覚えてなかったので、もうパニックである。(ちなみにジョルダンで調べたところ、しっかり「南北線始発東大前5時4分」で表示してくれた。情報遅れてんぞ……自分の中でのジョルダン信頼度がちょっと下がった。それはそれとして、飯田橋発は5:19なので、実は11分の南北線始発に乗っても16分に飯田橋に着くので、乗り換え時間が3分しかなく約150mと階段2つを割とダッシュしなければならないものの、一応始発に乗れないことはない、ということはわかった。正直やる気がしない。)
さて、始発ではないりんかい線には何の興味も無い我々としては、ここで決断を迫られた。しかし、即決でタクシーになった。大丈夫、資金はある。さすがは本郷通りといったところで、2、3分でタクシーがつかまる。そしてタクシーの運ちゃんに「東京ビックサイトの東」というと「ああ、今日も漫画祭りあるんですね」というリアクションが返ってきた。聞けば、昨日も似たような客をつかまえたとのこと。
そういうわけで、結果的にりんかい線始発よりもやや早い5時20分頃に東駐車場に着いた。待機列としてはC-3。Bくらいいけるかなと思ってたんだが、予想よりも人が多い。いや、徹夜組が多いというべきか。周囲を見渡すと皆PSPをやっていた。しかもモンハンよりもガンダムVSガンダム多め。我々は日が昇るまではじっと耐え、上ってきたら作戦会議と各々読書タイム。
9時頃から列が移動を始めた。いつもはもっと会場近くになってから123と456の列に分けるのに、今回はかなり手前から分けられた。ぶっちゃけて言えば東方対策である。456行きの列は全くの牛歩に陥ったのだが、123行きの列はスカスカだった。123のほうの列に並んだORA曰く「10時の時点で建物の中にはいた」。一方自分はようやく東の3が目に入るかどうかくらいの位置に過ぎない。
10時開幕。とりあえずはチェックリスト通りに動かざるをえない。事前にわかっていたことではあるが、とにかく買い物量に対して人手が全く足りず、かぶっているところで列混みそうなサークルはネ右に頼んだが、それでも目の前を通り過ぎて列の長さを確認し、結果として「ここは後で虎かメロブで買える。グッズはあきらめよう」というサークルがとにかく多かった。特に壁はそういう事情であきらめたサークルが多い。
笑ったのが、東方ゾーンの閉鎖具合。東の5の途中から6の全部が東方だったのだが、まず東の6のシャッターは正午頃まで「出口専用」。さらに、5から6に向かう通路は一方通行になっており、かなり回り道しないと5から6に入れないような仕様になっていた。ここまでスタッフを割いてやるってことは、よほど前回の地獄絵図はこたえたのだろうか。そのかいあってか、夏コミのときよりは落ち着いた様相を呈していた。ひどかったのはシの22から27の付近、島の列でいうとスからタ辺りの廊下。11時頃のあそこは本気で身動きがとれなかった。
各サークルの販売物として気になったのは、お風呂ポスターの大流行。適当に買ってたら今何本うちにお風呂ポスターがあるかわからないという状況になっており、スティポや、冬コミ名物カレンダーよりも確実に多い。どうすんだよこれ。うちのお風呂じゃ狭すぎて貼れないぞ。同人誌の内容としては、星蓮船の聖はキャラが確立してきたなと思った。幻想郷では珍しい単純な良い人、というよりもまさに宗教家たる優しさを持ったキャラであり、俗世から離れた幻想郷ですら浮世離れしている。でもそんな聖が好きだ。
13時にいい加減完売だらけになってきて嫌気が差してきたので、ようやく東方ゾーンを脱出して、東123へ。NEKOWorksとか残ってないだろと思っていったら売ってた。ありがとうsayoriさん。西には行かず、13時半頃、チェックつけたところはほぼ全部回ったことだし、二人に連絡を取って集合。14時ちょい過ぎに帰宅開始。帰りはさすがにりんかい線。15時頃家に着き、戦利品の交換や買取を行い、大晦日は用事があるというネ右を見送りつつ昼飯を食って、17時頃に就寝。
二日目買った同人誌について言えば、az(+play)の赤りんごの本が買えたのが大きい。真に美麗である。本当は残り二人にも頼まれていたのだが、1限だったのでごめんなさいしておいた。書かれていた「足すデザイン」「引くデザイン」についての考察については賛同する。文人画と院体画、古典主義とバロックの違いに近いものがあるかもしれない。言うまでもなく、バロックとは足すデザインである。引くデザイン有利な時代だが、ぜひこれからも足すデザインで美麗なものを描いてほしい。
ReverseNoiseは結局買った。紙袋も買った。しかしこれがとことん移動の邪魔に。他人が持ってるのを見ると欲しくなるのが紙袋の魔力だが、買うとこうなるのも紙袋。さて、紙袋の魔力から逃れられるのはいつの日か。ギロチン銀座、コミケで買ったのは初だけど、やっぱりおもしろかった。既刊も買った。
FLIPFLOPsの異聞紅魔郷総集編は虎で買った。確かに最終話が少し描き換えられていたが、こちらのほうが座りが良い。「博麗はこの楽園を守るために存在するのだから」、この台詞は必要だ。French letterのパンツは本当に買ってしまったわけだが……どうしようこれ。あとで処遇を考えよう。同人誌のほうは大変エロくてよろしいです。ロリポップコンプリートのほうももちろん買った。
艾の幻想美術館。これは自分のためのような同人誌だった。ネタが秀逸ですばらしい。印象派→日傘の女→風見幽香とか、ウィーン分離派→クリムトの接吻→縦模様→妹紅のもんぺ、とか。しかし、レンブラント風魔理沙はさすがに難易度が高かったかw。美術史の部分も正しく説明されている。続編期待。
MATILDA初の18禁本は大変おいしゅうございました。いいぞもっとやれ。FRAC、お嬢様カレンダーは家宝にします。飾りたいけど飾る場所がない。この人の絵はカラーで生きると思う。まりおねっと装甲猟兵はいつも通り3ボスいじりかと思いきやいじりにくかったのか話は別の方向に。しかし「All your base are belong to us」は懐かしいなw。
Posted by dg_law at 23:33│Comments(0)│