2010年03月25日
『しろくまベルスターズ』元ネタ集(9) きららルート・9〜12話
9話
・シャーウッド、梁山泊
(状況)クレイジーズの秘密基地
(ジャンル)文学
それぞれロビンフット、水滸伝の隠れ家。
・こりゃまた失礼いたしました
(状況)タイガーさんのお葬式
(ジャンル)芸能
植木等のギャグ。「お呼びでない?……お呼びでないね。こりゃまた失礼いたしました!」元はアドリブらしい。
・仏陀やキリストは飲まず食わずで荒野をさまよったが〜〜
(状況)トナカイの悩み
(ジャンル)宗教
そして両者とも「苦行は無駄」の境地にたどりついたという共通点。にもかかわらず、両者とも苦行に回帰する一派が登場するのが、宗教史のおもしろいところである。
・雷鳴か天使のラッパのように響き渡った。
(状況)その輝かしいアイデアは
(ジャンル)宗教
それは世界の終末フラグ。天使がラッパを吹くといろいろ大変なことを起きて世界が滅亡する。第七のラッパが吹かれると終了のお知らせ。
・JISマーク付のデート
(状況)二度目のデート
(ジャンル)社会
日本工業規格。Japanese Industrial Standardsの略。知らなかったのだが、2005年からマークが変わって、見慣れたマークではなくなっていたらしい。
・死霊と生霊と人体模型
・死霊と生霊とおかあさんと一緒
・死霊と生霊とマスカルポーネ
(状況)映画見に行く?
(ジャンル)映画
まず、人体標本と人体模型に違いはあるのかと。「おかあさんと一緒」は元ネタもくそもなく、NHK教育にまんまの番組がある(正確には「おかあさんといっしょ」で、1959年から続く伝統の番組)。「マスカルポーネ」はイタリア原産のクリームチーズ。甘い。
・ここがまだ見ぬガンダーラ!
(状況)きららさんのとっておきの場所
(ジャンル)地理
現在のパキスタン北部一帯を示す地名。古代インドの王朝クシャーナ朝の本拠地であり、シルクロード貿易で大いに栄えたという点。また、仏像が世界で初めて制作されるようになった拠点であり、大乗仏教北伝の拠点でも有るという点から、すっかり仏教徒にとって伝説の地というイメージがついてしまった。現在の現実にはイスラーム教徒が最も多い。
・どこかにあるびっくりするほどユートピア!
(状況)同上
(ジャンル)文学
16世紀のイギリスの人文主義者トマス・モアが現実の政治・社会を風刺するために著した書『ユートピア』が初出の造語。しばしば理想郷の比喩に用いられる。古代ギリシア語でeu topiaで、直訳は「存在しない場所」。無何有の郷、と訳される事もある、といえば東方好きには理解しやすい。「びっくりするほどユートピア!」は2chで流行したAA・テンプレ。元ネタの元ネタは「魔法陣グルグル」だったが、かけ離れたものになった。現在使われているものの完成形は2002年頃とされる。けっこう長らく流行しており、06年頃までは随所で見られた。
・花咲く桃源郷か黄金のエルドラド!
(状況)同上
(ジャンル)文学
「桃源郷」は東晋の詩人陶(潜)淵明による著作『桃花源記』が語源。三国志から続く内乱と北方異民族の侵入による社会的大混乱と、仏教・道教の発展により知識人層に厭世的雰囲気が漂っていたのがこの時代であり、陶淵明はその空気をうまくつかんでいた(というよりも彼自身がその典型的な知識人であった)。エルドラドはスペイン語で(El Dorado)「黄金郷」を意味する。
10話
・ゆずってくれなかったら、うばうくらいしかねない
(状況)いちゃつき禁止
(ジャンル)ゲーム(レゲー?)
SFC版「ロマンシング・サガ」の名台詞。ガラハドの「ねんがんの アイスソードを てにいれたぞ!」という言葉に対してプレイヤーの選べる選択肢が「そう かんけいないね」「殺してでも うばいとる」 「ゆずってくれ たのむ!!」の三種類。真ん中を選んだ場合「な なにをする きさまらー!」と言いながらガラハドは死んでいく。リメイクである「ミンサガ」では戦闘になる上、けっこうガラハドが強い。
・仁丹
(状況)なんでも受け止める
(ジャンル)薬
1905年から発売されている薬。「二日酔い」「気分不快」「口臭」などに効く。東洋医学に基づき、16種類の生薬配合。いまでも売っている。
・関が原か川中島か大阪夏の陣か冬の陣か田原坂か恋のワーテルローか。
(状況)みすずさんと対決
(ジャンル)歴史、芸能
決戦の地。田原坂は西南戦争激戦の地で、現在の熊本県。ワーテルローだけヨーロッパ。恋のワーテルローは失恋の歌と作中では言われているが、ABBAの曲であり、実際には失恋の歌ではない。むしろおのろけソングである。こんな曲。
・恋のハルマゲドン
(状況)しょーもないやつに惚れる血筋
(ジャンル)芸能
そのものずばりで検索すると昔のラノベが出てきた。これではあるまい。ハルマゲドン自体は世界の終末そのもの、もしくはその善悪決戦の地を示す。元々はパレスチナの地名「メギドの丘」を指し、古くはエジプトとヒッタイトの戦いから、実際幾度となく激戦の地となった。
11話
・お米の国の農家の平均作付面積
(状況)頭の中はお花畑
(ジャンル)地理
果たして1ヘクタールよりも大きいのか?と思って調べてみたら、農場数2129千戸 、 農地面積376百万ha、1農場当たり176ha、というデータが出てきた。1ヘクタールより大きいとかそういうレベルじゃなかった。
・はんにゃはらぶらかたぶらあーめんほーれん
(状況)くまっくの銅像を拝む
(ジャンル)宗教
いろいろ怒られそうな呪文である。「はんにゃはら」までは般若心経。「ぶらかたぶら」はアブラカタブラのことであろう。語源は不明だが古代ローマから存在。しかし、西アジアなイメージが確かにある。「あーめん」はキリスト教。ほーれんは法華経の「南無妙法蓮華経」だろう。仏教で始まって仏教に帰ってきた。
・ペルセウス座流星群
(状況)親父の肩で見たもの
(ジャンル)天文
夏頃に出現する流星群。
・デウスガーデン
(状況)きららのお父上
(ジャンル)架空
BOOKといえば本、THE BOOKといえば聖書。AMUSEMENT PARKといえば遊園地、THE AMUSEMENT PARKといえばデウスガーデン。『かにしの』つながり。
・二科展
(状況)羽衣は美術もできる
(ジャンル)美術
文部省の主催していた公式の展覧会「文展」から分離独立し、在野の団体「二科会」が主催している展覧会。一応文展よりは革新的な傾向があるが、昨今の日本美術における芸術家のうさんくささにより、正直区別がつかない。
・HHKのクローズアップ現在
(状況)Hの後にテレビはダメ
(ジャンル)テレビ番組
NHKの情報番組。しっかりとした作りで人気が高い一方、ミーハーで勇み足がすぎるところも見られることで有名。
・祥月命日
(状況)クレイジーズは今日も飲み会
(ジャンル)言語
一周忌以降の、故人の亡くなった月日(命日)と同じ月日のこと。
・生涯ショートショートを1000篇書いたので有名なこの国のSF作家
(状況)羽衣のクリスマスプレゼント
(ジャンル)文学
もちろん、星新一のこと。ショートショート1000篇を達成したのは1983年、57歳のこと。作家デビューが57年で31歳のことなので、26年で書き上げたことになる。
・スコットランドヤード
(状況)麻雀は4人。でもこれは?
(ジャンル)ゲーム
元々はイギリスの首都警察本部のこと。ここでは有名なボードゲームを指す。スコットランドヤードの刑事役をプレイヤーが演じる。プレイヤーの一人は逃げる側の怪盗Mr.Xとなる。
12話
・恋人はトナカイ。しかもサンタじゃなくてトナカイ。
(状況)イヴ当日
(ジャンル)芸能
『恋人はサンタクロース』。松任谷由実の有名な歌。こんな歌。
・恥ずかしい場所の毛入りお守り
(状況)この国の基礎教養?
(ジャンル)文化
確かに、戦時中からあったらしい。玉がない女性の毛により、弾が当たらない、という願掛け。
・『主よ、人の望みの喜びよ』
(状況)カリヨン塔の音色
(ジャンル)音楽
良い曲だよね。これを聞いただけでもこのゲームの価値がある。
・シャーウッド、梁山泊
(状況)クレイジーズの秘密基地
(ジャンル)文学
それぞれロビンフット、水滸伝の隠れ家。
・こりゃまた失礼いたしました
(状況)タイガーさんのお葬式
(ジャンル)芸能
植木等のギャグ。「お呼びでない?……お呼びでないね。こりゃまた失礼いたしました!」元はアドリブらしい。
・仏陀やキリストは飲まず食わずで荒野をさまよったが〜〜
(状況)トナカイの悩み
(ジャンル)宗教
そして両者とも「苦行は無駄」の境地にたどりついたという共通点。にもかかわらず、両者とも苦行に回帰する一派が登場するのが、宗教史のおもしろいところである。
・雷鳴か天使のラッパのように響き渡った。
(状況)その輝かしいアイデアは
(ジャンル)宗教
それは世界の終末フラグ。天使がラッパを吹くといろいろ大変なことを起きて世界が滅亡する。第七のラッパが吹かれると終了のお知らせ。
・JISマーク付のデート
(状況)二度目のデート
(ジャンル)社会
日本工業規格。Japanese Industrial Standardsの略。知らなかったのだが、2005年からマークが変わって、見慣れたマークではなくなっていたらしい。
・死霊と生霊と人体模型
・死霊と生霊とおかあさんと一緒
・死霊と生霊とマスカルポーネ
(状況)映画見に行く?
(ジャンル)映画
まず、人体標本と人体模型に違いはあるのかと。「おかあさんと一緒」は元ネタもくそもなく、NHK教育にまんまの番組がある(正確には「おかあさんといっしょ」で、1959年から続く伝統の番組)。「マスカルポーネ」はイタリア原産のクリームチーズ。甘い。
・ここがまだ見ぬガンダーラ!
(状況)きららさんのとっておきの場所
(ジャンル)地理
現在のパキスタン北部一帯を示す地名。古代インドの王朝クシャーナ朝の本拠地であり、シルクロード貿易で大いに栄えたという点。また、仏像が世界で初めて制作されるようになった拠点であり、大乗仏教北伝の拠点でも有るという点から、すっかり仏教徒にとって伝説の地というイメージがついてしまった。現在の現実にはイスラーム教徒が最も多い。
・どこかにあるびっくりするほどユートピア!
(状況)同上
(ジャンル)文学
16世紀のイギリスの人文主義者トマス・モアが現実の政治・社会を風刺するために著した書『ユートピア』が初出の造語。しばしば理想郷の比喩に用いられる。古代ギリシア語でeu topiaで、直訳は「存在しない場所」。無何有の郷、と訳される事もある、といえば東方好きには理解しやすい。「びっくりするほどユートピア!」は2chで流行したAA・テンプレ。元ネタの元ネタは「魔法陣グルグル」だったが、かけ離れたものになった。現在使われているものの完成形は2002年頃とされる。けっこう長らく流行しており、06年頃までは随所で見られた。
・花咲く桃源郷か黄金のエルドラド!
(状況)同上
(ジャンル)文学
「桃源郷」は東晋の詩人陶(潜)淵明による著作『桃花源記』が語源。三国志から続く内乱と北方異民族の侵入による社会的大混乱と、仏教・道教の発展により知識人層に厭世的雰囲気が漂っていたのがこの時代であり、陶淵明はその空気をうまくつかんでいた(というよりも彼自身がその典型的な知識人であった)。エルドラドはスペイン語で(El Dorado)「黄金郷」を意味する。
10話
・ゆずってくれなかったら、うばうくらいしかねない
(状況)いちゃつき禁止
(ジャンル)ゲーム(レゲー?)
SFC版「ロマンシング・サガ」の名台詞。ガラハドの「ねんがんの アイスソードを てにいれたぞ!」という言葉に対してプレイヤーの選べる選択肢が「そう かんけいないね」「殺してでも うばいとる」 「ゆずってくれ たのむ!!」の三種類。真ん中を選んだ場合「な なにをする きさまらー!」と言いながらガラハドは死んでいく。リメイクである「ミンサガ」では戦闘になる上、けっこうガラハドが強い。
・仁丹
(状況)なんでも受け止める
(ジャンル)薬
1905年から発売されている薬。「二日酔い」「気分不快」「口臭」などに効く。東洋医学に基づき、16種類の生薬配合。いまでも売っている。
・関が原か川中島か大阪夏の陣か冬の陣か田原坂か恋のワーテルローか。
(状況)みすずさんと対決
(ジャンル)歴史、芸能
決戦の地。田原坂は西南戦争激戦の地で、現在の熊本県。ワーテルローだけヨーロッパ。恋のワーテルローは失恋の歌と作中では言われているが、ABBAの曲であり、実際には失恋の歌ではない。むしろおのろけソングである。こんな曲。
・恋のハルマゲドン
(状況)しょーもないやつに惚れる血筋
(ジャンル)芸能
そのものずばりで検索すると昔のラノベが出てきた。これではあるまい。ハルマゲドン自体は世界の終末そのもの、もしくはその善悪決戦の地を示す。元々はパレスチナの地名「メギドの丘」を指し、古くはエジプトとヒッタイトの戦いから、実際幾度となく激戦の地となった。
11話
・お米の国の農家の平均作付面積
(状況)頭の中はお花畑
(ジャンル)地理
果たして1ヘクタールよりも大きいのか?と思って調べてみたら、農場数2129千戸 、 農地面積376百万ha、1農場当たり176ha、というデータが出てきた。1ヘクタールより大きいとかそういうレベルじゃなかった。
・はんにゃはらぶらかたぶらあーめんほーれん
(状況)くまっくの銅像を拝む
(ジャンル)宗教
いろいろ怒られそうな呪文である。「はんにゃはら」までは般若心経。「ぶらかたぶら」はアブラカタブラのことであろう。語源は不明だが古代ローマから存在。しかし、西アジアなイメージが確かにある。「あーめん」はキリスト教。ほーれんは法華経の「南無妙法蓮華経」だろう。仏教で始まって仏教に帰ってきた。
・ペルセウス座流星群
(状況)親父の肩で見たもの
(ジャンル)天文
夏頃に出現する流星群。
・デウスガーデン
(状況)きららのお父上
(ジャンル)架空
BOOKといえば本、THE BOOKといえば聖書。AMUSEMENT PARKといえば遊園地、THE AMUSEMENT PARKといえばデウスガーデン。『かにしの』つながり。
・二科展
(状況)羽衣は美術もできる
(ジャンル)美術
文部省の主催していた公式の展覧会「文展」から分離独立し、在野の団体「二科会」が主催している展覧会。一応文展よりは革新的な傾向があるが、昨今の日本美術における芸術家のうさんくささにより、正直区別がつかない。
・HHKのクローズアップ現在
(状況)Hの後にテレビはダメ
(ジャンル)テレビ番組
NHKの情報番組。しっかりとした作りで人気が高い一方、ミーハーで勇み足がすぎるところも見られることで有名。
・祥月命日
(状況)クレイジーズは今日も飲み会
(ジャンル)言語
一周忌以降の、故人の亡くなった月日(命日)と同じ月日のこと。
・生涯ショートショートを1000篇書いたので有名なこの国のSF作家
(状況)羽衣のクリスマスプレゼント
(ジャンル)文学
もちろん、星新一のこと。ショートショート1000篇を達成したのは1983年、57歳のこと。作家デビューが57年で31歳のことなので、26年で書き上げたことになる。
・スコットランドヤード
(状況)麻雀は4人。でもこれは?
(ジャンル)ゲーム
元々はイギリスの首都警察本部のこと。ここでは有名なボードゲームを指す。スコットランドヤードの刑事役をプレイヤーが演じる。プレイヤーの一人は逃げる側の怪盗Mr.Xとなる。
12話
・恋人はトナカイ。しかもサンタじゃなくてトナカイ。
(状況)イヴ当日
(ジャンル)芸能
『恋人はサンタクロース』。松任谷由実の有名な歌。こんな歌。
・恥ずかしい場所の毛入りお守り
(状況)この国の基礎教養?
(ジャンル)文化
確かに、戦時中からあったらしい。玉がない女性の毛により、弾が当たらない、という願掛け。
・『主よ、人の望みの喜びよ』
(状況)カリヨン塔の音色
(ジャンル)音楽
良い曲だよね。これを聞いただけでもこのゲームの価値がある。
Posted by dg_law at 12:00│Comments(0)│