2010年07月04日

2010上半期ニコマス20選

2010上半期ニコマス20選(卓球P)

今回も参加します。選ぶだけで疲れてコメントがいつもよりいい加減なのはご容赦を。選評としては,思っていたよりも良作が多くて選ぶのに悩んだ。しかし,不作だったイメージがあったのは1月と6月にはやはり選ぶべき作品が少なく,結果完成した20選はやや時期が偏ってしまったように思う。架空戦記,ノベマスにやや元気がなく,PVが少しだけ復権したような印象もある。依然手描きは強い。最も特徴的なこととして,絶対誰しもが選ぶPVというのは非常に少なかったように思える。今回はけっこうばらつくのではないか。




1,inferno PV 【雪歩/千早】(カブキンP)



まあこれは入れざるをえないかなと。衰退論争はなやかりし頃に投下されたのでインパクトが大きい。若干ダンスに不満がないわけではないが,それがさして気にならない動画でもある。


2,鬼帝の剣(さきかけP)



さきかけPはもっと評価されていい。彼のいろんな特徴が完成の域に達しつつあることを示す作品。明朝体の文字の乱舞,はっきりとしたコントラスト,静止画を活かすダンス選び。見所は多い。


3,Linkin Parkがてってってーを熱唱してみた(一号氏)



正直上半期最高傑作だと思う。これは本当にすごい。てってってー史に残る一作。


4,[修正版]春香さんをお嫁にもらってはDo-Dai(寝たラーP)



MMDの現状には何か言いたいことがないわけではないけども,とりあえず既存のダンスを再現することに関してはかなり技術が追いついてきたように思う。春香さんかわいすぎ。


5,『ほんとうのたからもの』(友P,かみたP,やなぎP,備前焼P)



思い出補正と言われたら否定はしないけども,なんでも発掘してきて自らに取り込むのがニコマスのすごさでもある。


6,美希 「SERRURIA」ーある少年の風景。ー(りよまる氏,シラカワP)



シラカワPの持つさわやかさが最大限生かされている。絵と動画がこれほどうまく融合している作品も珍しい。心に来たという点では今期随一の動画。ちなみに,シラカワPは夢風鈴とどっちにしようか悩んだ。あれも良いPV。りよまるさんのも絵理のがあるが,こちらを優先ということで。


7,千早の誕生日ライブに熊猫が乱入(きっさらP)



笹でも食ってろシリーズ。腹筋崩壊動画。このうざさは格好もさることながら,まったくシンクロも雰囲気もあっていないダンスが最高にうざいのである。


8,天海春香  恋心。(木っ端っP)



木っ端っPも2つで迷ったが,こちらのほうが完成度が高いように思えた。この曲なら配役は春香か雪歩のどちらかだと思うが,その中で春香を選んだにふさわしい演出となっている。1:45付近のスローが神がかった演出。


9,Loveholic/雪歩(つかさP・うしわかP)



つかさP・うしわかPの合作。互いのいいところがうまく生かされ,ポップでキュートなのにスイタイリッシュに仕上がっている。合作かくあるべしという傑作。実はけっこう過激な歌で,雪歩の女らしい強さが現れている作品。


10,「Valtica」(アイオニP)



妖精帝國枠。シンプルで非常にニコマスPVらしい出来。このPはよく他の方のPVを研究していると思う。こういう独自性は薄いけど完成度は非常に高い,という作品は成熟された界隈だからこそ高く評価されるべき。しかし,選び終わってから気付いたが雰囲気が8番の「恋心。」とかぶっていた。


11,Close to me...(KOTOKO)(きはるP)



I've枠。ブルースクリーンなしでデフォルトのステージをいじって使うのはきはるPの得意技である。それでもこれだけ見ごたえのあるPVになるのは,やはりカメラワークによる場面切り取りの魔力といわざるをえない。


12,春香 「紅の花」(KenjoP)



KenjoPは毎回すごい。言われてみるとなんてことない工夫なのだが,その発想がいかにもニコマスPV的だなぁと一々思わせられる。



13,さよならメモリーズ 天海春香(トカチP・少年P・DSP)



これには勝てない(涙腺的な意味で)。コメントのカオスっぷりがまたすごい。



14,伊織・美希・雪歩 「Everybody(Rudenko)」(怒首領蜂P)



蜂Pはエロく見せるのがうまい。ダンスのどこを切り取ればそう見えるかわかっている。しかもどんどん進化しているように見える。この路線だと前は「ジュンスイムクノテクニシャン」がある。



15,iDOLM@STER×FPM #303 『Reaching for the Stars』(orgoneP)



orgonePは独特の世界観を見せてくれる。とてもすっきりして見やすい,センスのある世界。かと思えば,例のりっちゃんみたいに直球の動画を出してくることもあるからおもしろい。


16,雪歩に我慢しながらシャイニースマイルを踊ってもらった(だいすP)



ネタ枠。だいすPはどっちを選ぶか少し迷ったが,雪歩のほうが好きだし,由々が歌っていたという派生も込でこちらを選出。正直これはエロい。


17,雪歩 White Lotus...(いちじょーP)



東方m@ster枠。おそらく今回の20選でも選出した人は非常に少ないか,私一人なのではないかと思う。しかし,雪歩の人力ボーカロイドが思った以上に聖のキャラにあっているのと,パンゴシが聖の衣装に近いという偶然もあり,仏教の宇宙的イメージと雪歩の宇宙イメージなど共通点が多くアイマスPVとしては非常にレベルの高い完成度をほこっている。伸びてないのは曲の知名度と,東方とニコマスの客層のズレもあるか。


18,アイドルマスター EPISODE 0 トレーラー(motaP)



アイマス2は発売決定したけど,確かに0も見たい。Pの果たす役割が強い世界観は独特だということを,改めて感じさせてくれた作品。「アイドルを操る者」で”アイドルマスター”は正直うまいと思った。


19,中森千早 DESIRE-情熱-(のぽぽんP)



おっさんじゃなくても知ってる名曲だけど,その合いの手は知らないw。今期屈指の出来のPV。色調,カメラワーク,振り付け全てが良い。千早はこういう曲の,こういうPVが似合う。まさに歌姫。かっこいい。


20,アイドルマスターGS relations(LIVE) MMDm@ster(狡猾全裸富竹P・RidgerP)



MMD枠二つ目。むしろRidgerPが演出に専念したらこうなるのか,という好例。すごい,とんでもなくすごい。



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