2010年08月11日

自然派志向(笑)

・東方の消費構造と宗教性(togetter)
→ あまり注目されなかったが,ここで発言されていることはかなり興味深いものが多い。
→ 「出て行くアイマス,入ってくる東方」に関しては,大きくはその通りだが,実際には逆パターンもけっこう見る。これに関するポイントは,東方は幻想郷というかなり自由なフィールドだが,アイマスは現実世界なのでどうしても制約が多い,というのが最も大きいと思う。
→ アイマスにしろ東方にしろ懐そのものは相当に広くて,他作品とのクロスオーバーが容易だからこそ発展してきたところは確実にある。これは共通点として挙げてよい。
→ もう一つ,ブコメにも書いたがこのtogetterで最も重要なのは「東方は外側から見て何となく宗教的だという揶揄もできますが、作品内の諸要素も上手く日本文化や神道(神と信仰や穢れなど)を作品世界観と結びつけてありまして」である。
→ 混ざりすぎてもはや何が何だかではあるし,そこまで考えてるのはファン層の一部ではないか,と思われるかもしれないが,大事なのは雰囲気であって,何気なく遊んでいる層にもそういった雰囲気は伝わっているのではないか,と界隈を見ていて思う。例大祭の盛り上がり方,とかね。


・遣唐使「円仁」の名刻んだ石板、中国で発見(朝日新聞)
→ これはさりげなく大発見なのではないか。
→ 入唐僧というと最澄,空海ばかりが注目を浴びがちだが,その後の円仁,円珍も忘れてはならない。日本宗教史への影響大。
→ 記事中の845年の仏教弾圧とは,「三武一宗の法難」のうち唐の武宗の行ったもので,会昌の廃仏とも言う。このとき,同時に道教以外の宗教が一斉に迫害された。国際的文化が花開いた中国王朝でも独特の雰囲気をもった唐が,単なる中国王朝になると同時に滅亡へのカウントダウンを刻み始める事件である。
→ 円仁の旅行記『入唐求法巡礼行記』は日本初の海外旅行記で,中国史においても会昌の廃仏の一級史料でもあることを踏まえれば,この石碑発見の重要性が伝わるのではないか。


・助産師提訴に関しての日本助産師会の非常にお粗末な対応(Not so open-minded that our brains drop out.)
→ 前回の白砂糖悪玉説の糾弾と同じブログ。
→ ビタミンK未投与による乳児死亡事件から明るみに出たホメオパシーの実態と,助産師協会とのつながりについて。他のサイト・ブログにも多数取り上げられている。まあ,真っ黒ですな。
→ ときどきこうした公的文書における誤字脱字,意味不明瞭な文章を書く人がいるが,組織としての見識を疑う。文章も書けず校正もできないとは。


・やる夫がフューラーになるようです 番外編 全女帝入場(それにつけても金のほしさよ)
→ おもしろい。大変良スレです。
→ 個人的には,ビザンツ皇帝ユスティニアヌス夫人,テオドラなんてどうだろう,と思った。


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