2011年05月05日

東方神霊廟ラスボス考察

タイトルは「ラスボス予想」でも良かったが,今ひとつ範囲が絞りきれてないので考察としておく。でも当たったら誰かなんかくれ。

以下,体験版部分ネタバレ。

考察しようにもヒントがほとんど3ボスの芳香との会話にしか無いので,そこから出来る限り考察をしてみる。まず,「この辺をお寺の連中から護る為に私は蘇ったのだ!」(霊夢ルート),「全てはあのお方をお寺の連中に再び踏みにじられない為に!」(妖夢ルート),「まさか、あの悲しき宗教戦争が再び起こるというのかぁ!」(妖夢ルート),ここらから深読みするならば仏教徒の敵対組織出身ということになる。加えてキョンシーならば,まあ中国系でかつ道教系ということになるだろう。妖夢ルートの「何か、厄介な奴が復活しそう」もヒントっぽい台詞ではあるのだが,問題はこれが「幻想郷によって」なのか「冥界にとって」なのか「幽々子にとって」なのかがわからないため,なんとも言えない。幻想郷が対象なら紫様が出張ってきそうなもんだけど。冥界は仏教勢力だからと考えれば,一応推理につじつまはあう。

「大祀廟」「霊廟」という言葉も臭い。臭いも何もタイトルが「神霊廟」ないかというツッコミはさておき。中国の祖先崇拝は道教,儒教が混ざっており,神道と仏教の混ざった日本と同等にカオスになっているが,あえて切り離すならば儒教は「怪力乱神を語らず」を標榜しているので,東方の世界観にはあわないだろう。「神霊」という言葉も設定が今ひとつ不明だが「人間の祈りから生まれる儚い思念(霊夢ルート)」「人間の欲の塊(魔理沙ルート)」「」というゆゆ様の解説を信じるなら,現世利益を求める祈祷とは正反対の方向にいる儒教は,やはり外れているような気がする。なお,コトバンクの説明ではこのようになっていた。

神主が最近中国系に興味ありげなのも気になる。ぶっちゃけて言えば天界という設定や比那名居天子というキャラはその路線ではないかと思っている。天子が緋想天でしばしば中国系の成句を引用しており,緋想天自体は仏教用語であるのとはやや対照的である。特にチルノに対しては「憤りに食を忘れ、楽しみに憂いを忘れる。孔子が目指した生き方は、お前みたいな物だったのかもね」ともろに明言する形になっており,これは幻想郷の主役の一角は間違い無く妖精であることを神主が示した言葉として見ても興味深い。また,中国妖怪の紅美鈴に対しては「泰山は土壌を譲らず」と,道教の聖地の名前を出してきている。もっとも,泰山は中国のイェルサレム的なところがあり,仏教寺院も孔子廟も普通にあるのだけれど。


さて,道教系の霊廟で最も有名なものというと圧倒的に関帝廟なわけだが,まさか神主がそんな恋姫無双みたいな真似はしないだろう。次に仏教勢力によって壊滅した道教勢力とか考えてみたが,ちょっと思いつかなかった。というのも歴史上「法難」は強調される傾向があるが,逆は強調されないのではっきり言って知らない。道教寺院である道観の破壊は文革が最も激しかったが,これも神主が出してくるネタとは思えないし,そもそも今回の対立軸は宗教同士である。これらを外して考えるともうさっぱりわからないわけだが,星蓮船で「命連の姉」という変化球を出してきたので,そこまで踏まえると「じゃあ関羽の妹でいいじゃん」ということにもなりかねない。

というわけで,ひとまず「大陸の道教系。ひょっとしたら歴史上に存在しない人物かもしれないところまで含めて,仏教と対立したことのある誰か」というまとめをしておく。もうちょっと情報が欲しいなぁ……あと一歩何かあればほぼ特定できそうな気がするのだが。

この記事へのトラックバックURL