2011年07月05日

意見の割れる日常

・「ニコ動」は角界の救世主か/技量審査場所(日刊スポーツ)
→ ニコ生の再生数は一日当たりおおよそ約10万前後。NHKでそれなりの視聴率をとっているだろう平時と比較するに,これが相撲観戦者全体においてどの程度のプレゼンスを持つかは疑問である。
→ 以前に五月場所の総括記事で書いたが,実況民としては大変楽しい場所であった。名古屋場所以降も継続して欲しい。
→ Xe・GAD・FOMA等の表現は相撲実況民特有の表現であり,すでに一つの文化であると思う。こうしたあだ名は野球やサッカーでは普通のことだが,それが相撲にも広まっているということが周知されるのは,スポーツ全体における相撲の存在感を示すこととして良いことだ。多分,野球実況民でさえ,相撲実況民が彼ら同様にあだ名付けて遊んでいるのをあまり知らないのではないか。


・「白田秀彰先生 環境省の超クールビズに物申す「和装こそ真のクールビズだ」 」(Togetter)
→ 実家ではパジャマ代わりに甚平で寝てたこともある。和装は本当に涼しいと思う。
→ このネタ『こち亀』であったな,と思ったが昔別件で同じこと書いたような覚えが。昔のこち亀は偉大である。


・日常7話見ててふと思ったこと(G.A.W. )
→ 「日常」はくだらないことに全力投球する愛すべき馬鹿の文脈,ないしくだらなすぎて一周して笑えるの文脈だと思っている。個人的には大好きです。 ただ,ネタの当たり外れが激しいのと,ある程度話数が重なるとネタがちょっとかぶってくるのは問題点で,これ2クール持つのかなぁという不安も,最近膨らみつつある。原作組曰く,なのの登校後,消化されていないらしいみおのエピソードがおもしろいらしいので,そこでブーストをかけられるか。
→ なお,原作は某後輩の家で読んだことがあるが,あまり笑えなかった。京アニは「くだらないことを全力で」に加速を付けておもしろくしてるのかな,とか。ブコメにある「不条理ギャグマンガの萌え化」というのも割としっくり来る意見で,そう考えると確かに低年齢層狙いでもあり,かつおっさんホイホイでもある。少なくとも,高校生狙いだけの作品ではないかなーと。まあ,的が絞りきれなかった分,ひどい売上になってしまっているという可能性も否定できないが。


・盗掘団、ペルシャ王族?のミイラ発見 イラン警察が押収(朝日新聞)
→ ササン朝ペルシアならありうる。ゾロアスター教は鳥葬だし,マニ教は死体の埋葬にこだわりがない。乾燥してるイラン高原なら自然とミイラになるかも。
→ マニ教は教義上,本当に死体にこだわりがない。ヒンドゥーも割と死体に無頓着で,あっちは「どうせ輪廻転生するから肉体はさして関係ない」くらいのノリでガンジス川に遺灰を流す。が,マニ教の場合はそもそも「肉体は悪魔が作った悪そのもの」でしかないので,ガチでどうでもいい。
→ そのせいで,古代宗教の重要な手がかりになりうる集団墓地がほとんどみつかっていない。マニ教研究の障害の一つである。
→ そういうわけで,この少女がどの宗教の信徒の娘だったかはおそらく判然としないけども,ササン朝の風俗研究が進みそうでいいことです。発見が盗掘団というのがどうにももにょるが。


・うどん条例違反で飲食店店主を逮捕 そば販売の疑い 香川(虚構新聞)
→ 虚構新聞より。虚構ではあるのだが,ドイツのビール純粋令を彷彿とさせる……
→ そして随所から入る「虚構ではない」というツッコミ……香川……恐ろしい場所やで……



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