2011年08月29日
駒場祭のミスコン一度も見たことないな
・10年前にミス東大の運営やってたけど、未だになぜ反対する人がいるのか理解できない (Togetter)
→ 別段ミスコン好きでも嫌いでもないんだが,実は理路に関しては難しいところであると思う。「性的ではない人間の外見的美しさ」が存在するということが,ある種の西洋美術の歴史画を支えてきた論理であり,古典古代の登場人物が全裸でも許された理由である。が,現代ではこれらがフェミニズムやオリエンタリズムの視点から批判されてきた。また,そもそもそれらを出さずとも,このことをマネが喝破したところから,歴史画の権威が崩れていったわけであり,蔑ろにしていいものではない。「性的ではない人間の外見的美しさ」は可能か。また,それは外見以外からでも測ることは可能なのか。これに無自覚な「ミスコン批判批判」はつまらないしやってはいけないと思う。
→ まあ「大学でやる必要がない」に対しての「たこ焼きを売る必要もない」という返しはうまかった。
→ 途中出てきたICUが電波飛ばしててわろた。「ミスコン反対がICUから飛び火していって家父長制度を廃絶する世界同時文化大革命にいたること」て。見事な三段ジャンプですな。家父長制に反対するのは別に良いのだが,ミスコン反対と結び付くのか?また,家父長制の廃止が世界に文化革命を起こすような変化なのか。
→ 「世の中には、女性が肌を露出するのは本人にとって悪いことであるとか考えている人が男性にもいる」そりゃまあイスラム教はそういう教義ですし。ただこれも性の抑圧と言いますか,正しく太宰メソッドと言いますか。そういう性の抑圧が進んだ社会は,まあつまらんでしょうな。個人的には勘弁願いたい。
・合唱曲で一番の神曲は(まめ速)
→ 半分くらいは知ってる曲だった。『旅立ちの日に』は小中の卒業式どちらでも歌わされたが,良い歌である。90年代後半から一気に流行したのもわかる。混声四部合唱なので,実は男子は主旋律を歌えない。自分はテノールパートだったはず。『走る川』が中学の合唱コンクールの,うちのクラスの割り当て曲でした。これはむちゃくちゃ練習した。
→ 中学の合唱コンクールは「女子がやたらやる気になる。 DQN男子もやたらやる気になる。」という謎の現象。なんだかんだで皆歌うことは好きだというのと,まあ中学くらいまではそれほどDQNも振り切れてないというのと。
・「どうしてこうなった」と事故の経緯を聞きたくなる不可思議な93の事故現場(GIGAZINE)
→ 落とし穴シリーズ,直立シリーズ,水没シリーズなどなど。本当にどうしてこうなったのかわからないものも。GIGAZINEのツッコミがなかなか秀逸。
・信用してはならない映画評の書き手の見分け方(伊藤計劃:第弐位相)
→ 私自身,感想と批評をそう大して分けていないことは前提として。
→ 良いことが書かれているのだが,あえてばっさり行くと
1.自分が読めていないだけという可能性を念頭に置いていないもの
2.感想の理由を具体的に説明していないもの
はレビューに値しない,という当たり前だがとても大事なことを戒めているに過ぎない。少なくとも,私が他人のレビュー読むときはこの2点が守られていれば気にしない。
→ 特に重点を置くのは2番で,理由を書いていないというのは他の部分で相当光っていない限り,読んでも徒労感しか残らない。まあそういうレビュー・感想は大体において短いので,徒労感さえ残らない,が正しいかもしれない。
→ あとは,「初見の人が多そうな場では自分の立場,見方を表明しておく」くらいか。やはり人間には個人で固有の感性がそれなりに存在し,言葉の使い方なども大きく異なるため,私はこういう前提で話をしてますよという了解を取ることは重要であろう。それであらぬ誤解を受けて叩かれるのは避けたい。
→ 本文で「感情移入できないのでダメは最悪バカワード」とあるが,「自分は感情移入できないものには感動できない立場に立つ」であることを示しておけば,かなりマシだろう。少なくとも批判者に対して「感性の違い」という理由は立つようになる。(十分立派な理由だと思うし)。ただまあ,私自身は登場人物に感情移入しない性質なので,そもそもこれを評価のポイントにしていないのだけど。
→ 別段ミスコン好きでも嫌いでもないんだが,実は理路に関しては難しいところであると思う。「性的ではない人間の外見的美しさ」が存在するということが,ある種の西洋美術の歴史画を支えてきた論理であり,古典古代の登場人物が全裸でも許された理由である。が,現代ではこれらがフェミニズムやオリエンタリズムの視点から批判されてきた。また,そもそもそれらを出さずとも,このことをマネが喝破したところから,歴史画の権威が崩れていったわけであり,蔑ろにしていいものではない。「性的ではない人間の外見的美しさ」は可能か。また,それは外見以外からでも測ることは可能なのか。これに無自覚な「ミスコン批判批判」はつまらないしやってはいけないと思う。
→ まあ「大学でやる必要がない」に対しての「たこ焼きを売る必要もない」という返しはうまかった。
→ 途中出てきたICUが電波飛ばしててわろた。「ミスコン反対がICUから飛び火していって家父長制度を廃絶する世界同時文化大革命にいたること」て。見事な三段ジャンプですな。家父長制に反対するのは別に良いのだが,ミスコン反対と結び付くのか?また,家父長制の廃止が世界に文化革命を起こすような変化なのか。
→ 「世の中には、女性が肌を露出するのは本人にとって悪いことであるとか考えている人が男性にもいる」そりゃまあイスラム教はそういう教義ですし。ただこれも性の抑圧と言いますか,正しく太宰メソッドと言いますか。そういう性の抑圧が進んだ社会は,まあつまらんでしょうな。個人的には勘弁願いたい。
・合唱曲で一番の神曲は(まめ速)
→ 半分くらいは知ってる曲だった。『旅立ちの日に』は小中の卒業式どちらでも歌わされたが,良い歌である。90年代後半から一気に流行したのもわかる。混声四部合唱なので,実は男子は主旋律を歌えない。自分はテノールパートだったはず。『走る川』が中学の合唱コンクールの,うちのクラスの割り当て曲でした。これはむちゃくちゃ練習した。
→ 中学の合唱コンクールは「女子がやたらやる気になる。 DQN男子もやたらやる気になる。」という謎の現象。なんだかんだで皆歌うことは好きだというのと,まあ中学くらいまではそれほどDQNも振り切れてないというのと。
・「どうしてこうなった」と事故の経緯を聞きたくなる不可思議な93の事故現場(GIGAZINE)
→ 落とし穴シリーズ,直立シリーズ,水没シリーズなどなど。本当にどうしてこうなったのかわからないものも。GIGAZINEのツッコミがなかなか秀逸。
・信用してはならない映画評の書き手の見分け方(伊藤計劃:第弐位相)
→ 私自身,感想と批評をそう大して分けていないことは前提として。
→ 良いことが書かれているのだが,あえてばっさり行くと
1.自分が読めていないだけという可能性を念頭に置いていないもの
2.感想の理由を具体的に説明していないもの
はレビューに値しない,という当たり前だがとても大事なことを戒めているに過ぎない。少なくとも,私が他人のレビュー読むときはこの2点が守られていれば気にしない。
→ 特に重点を置くのは2番で,理由を書いていないというのは他の部分で相当光っていない限り,読んでも徒労感しか残らない。まあそういうレビュー・感想は大体において短いので,徒労感さえ残らない,が正しいかもしれない。
→ あとは,「初見の人が多そうな場では自分の立場,見方を表明しておく」くらいか。やはり人間には個人で固有の感性がそれなりに存在し,言葉の使い方なども大きく異なるため,私はこういう前提で話をしてますよという了解を取ることは重要であろう。それであらぬ誤解を受けて叩かれるのは避けたい。
→ 本文で「感情移入できないのでダメは最悪バカワード」とあるが,「自分は感情移入できないものには感動できない立場に立つ」であることを示しておけば,かなりマシだろう。少なくとも批判者に対して「感性の違い」という理由は立つようになる。(十分立派な理由だと思うし)。ただまあ,私自身は登場人物に感情移入しない性質なので,そもそもこれを評価のポイントにしていないのだけど。
Posted by dg_law at 02:25│Comments(0)│