2012年01月07日

SIR(スーパーアイドルマスターランキング)のP名数を数えてみた in 2011

昨年の。さあ,今年もやりますよ。対象の動画はもちろんこれ。




集計のルールは今までと全く同じ。長期は正式にカウントするが,ランキング動画に登場する上位10作品のみのカウント。合作の場合,3人くらいまでのものはバラバラにカウント。参加Pが多すぎて収拾がつかないものに関しては「合作」でカウントした。除外・及びシリーズ最上位以外は参考記録としてカウントで,シリーズ最上位以外については200位まで集計した。なお,「合作」の数は13であった。

総評として。200位水準のptsは昨年の3300ptsからさらに下がって,3080ptsに。来年は3000ptsを割りそうである。一方,伸びた動画は激しく伸びたため,非常に大きな格差社会がニコマスにも登場したのかもしれない。これまでは埋もれと頂点など煽られつつも,誰が投稿してもそれなりに見られ,再生の中央値が高いなどがデータ上語られてきたが,昨今のデータを知りたいところである。また,昨年まではランクインするP数がどんどん増加し,寡作化傾向が顕著に進んでいたが,(長期込み・除外抜きの)ランクインP数は昨年の184人から151人に一気に減少した。これは161人の2009年よりも少なく,139人の2008年に次ぐ水準である。また,1作品のみでのランクインP数も09年の111人,10年の142人に対し,今年は105人とこちらも大きく減った。

あわせて考えるに,ここに来て再び,技術力の伸長が再生数の寡占状態を助長していると考えられるかもしれない。これは特にMMDに顕著に見えた。ただし,嘉作化傾向に必ずしも歯止めがかかったわけではなく,単純にアニマスや2のDLC効果で,少ない労力で伸びやすい動画が存在しやすかったのではないか,というのが私の推測である。素材が多いのは単純に良いことだ。歓迎したい。実際の結果は以下の通り。


登場回数1回 105人

ベルナール・リヨ3世,桃邪気P,傭兵P,MNAP(ここまで長期のみランクイン)
聖上P,艦長P,ぷれでたぁ氏,takasiP,タイピングP,ゆういち氏,ランプキンP,腰痛P,ネコミミ于禁氏,R(略)P,慈風P,まっこ為五郎P,きりP,合格P,迷路P,八位P,hicoP,かよーP,りてP,カマトロP,フュージョンP,arcus氏,嘘予告P,お茶P,とばトP,電子彗星氏,腹囲91cmP,795P,リンP,二酸化硫黄P,ハロP,アトロポスP,機能美P,べすP,りよ。氏,包囲P,AuraP,鼻8P,aki氏,suikaeru氏,えびP,ソラユニP,予想スレP,ひろ氏,deadblue238P,だいすP,fftq氏,霧卯眠氏,ntmP,cynP,うしわかP,てってってーP,なみへー氏,ゆっきP,Rat氏,potechiP,VAN氏,神風P,コール氏,yotaP,ああああ氏,七夕P,セバスチャンP,えこP
ンモーP,…−−−…氏,kiriko氏,ぷっつんP,ハムオP,歪氏,ビヲランテP,麻痺P,uhhoP,metalidol氏,蝉丸P,すっきりぽんP,orgoneP,onoP,tomoi氏,DtailP,轟P,ユギ氏,クロダ氏,ふらいんP,FRISKP,ベホイミP,けまり部P,りんごP,渡り鳥P,アホトロール氏,M@co.jP,KIDP,TiaraP,hikoP,ぬこP,エアマイクP,satei2氏,おるちん氏,NamcaP,爽快P,アワビP

補足として。慈風P,arcus氏,ハロP,ソラユニP,てってってーPは2010年以前の作品によるランクイン。今回,過去の傑作が強く,昔から人気がある作品に加えて,表には見えないロングヒットもちらほらとランキングに見えた。こうした過去の傑作と戦わなければならない今のニコマスは辛い立場とも言える。

また,1作のみとはいえ,NamcaPのランクイン作品はカビキラメキラリで8位,同じく爽快Pはキャベツのアレで7位,そしてアワビPはフリーザ様といおりんが歌って1位である。この1位には誰しもが驚いた。


登場回数1回+α 8人

そば処大五郎氏 (1+1):チートマスターによるシリーズ除外。
Not-Sixx氏 (1+1):兄貴動画の人。
ジャイロ氏 (1+2):アニマスの名シーンや比較動画の人。
syu-kaP (1+2):メドレー動画。シリーズ扱いが意外だった。
ドラム缶P (1+3):メタルマックスの架空戦記。
ておくれP (1+4):アイマスクエスト。
介党鱈P (1+5):ぷよます。
3倍録画P (1+6):コブラ。

架空戦記的にはそうそうたるメンバー。多くのPが範囲を300位まで広げると,2011年の投稿作品のほとんどがランクインして(シリーズ最上位以外除外)いる。そして,今年の下半期,最も大暴れしたPがここで登場。除外理由が厳密にはコブラなのだが,SIR上では今ひとつ区別できなかったので全てシリーズ除外で集計した結果がこれだよ!参考記録ながら,合計7回は今年のランキング登場回数1位。


登場回数2回 21人

しーなP(長期作品での登場のみ)
ハリアーP,百鬼夜行P,けるまP,しょじょんP,ぽP,SerikaP,たかにP,2000氏,狡猾全裸富竹P,ぴっかりP,翼P,ごまP,メカP,GABAkunP,ネギバットP,オバンドーP,S.V氏,じゃぱねっとP,cyanP,ぐっさんP

翼P,しょじょんP,けるまPなどPV系で活躍するPが固まってここに。そしてハリアーPは意外にも2作だけ。もうちょっとランクイン数が多いような印象があった。ぐっさんPは両方キュンパイア絡みのノーマルPVでのランクインで,これはこれですごい。GABAkunPは奇跡的な72位をかっさらった。動画内で編集部も言っていたが,毎年千早の関連動画が72位に入るので,ほんともう呪われていると思う。


登場回数2回+α 4人

ブリッツP (2+1):卓M@Sの人。投稿速度が尋常じゃなく早いことで有名。
紫電P (2+1):三国志武将紹介動画でのランクイン。どれも1時間前後で長いが,おもしろくてためになる。
ストラビンスP (2+2):主に貴音の食わず嫌い選手権。
RAP (2+2):もちろん雀鬼伝。1作は3A07によるカウント(長期扱い)。


登場回数3回 7人

教訓P,2番P,蔵人P,さぼてんP,妖狐P,RidgerP,F-san氏

蔵人Pは実質的に2作は殿堂入り的作品。教訓Pは仮面ライダーオーズの人で,この方とさぼてんP,妖狐P,F-san氏の4人がMMDのPである。やはり高度なMMDは強い。言うまでもないがRidgerPとF-san氏は3作の平均値がずばぬけて高く,RidgerPは50位,22位,5位。F-san氏は33位,17位,2位。


登場回数3回+α 1人

Gたま(ネコ系)P (3+1):多作で,PVもMMDも両方やれる強みを生かして躍進した。某だいすPのせいで名誉の除外(笑)となったが,美希誕生祭メドレーの企画もこの人。


登場回数4回 3人

ドリ音P,ぎょP,KenjoP

ドリ音Pは3A07とLevel5合作を含むため,今年としては2作品と言えるかもしれない。ぎょPは毎年多くランクインしているように見えて,去年は1回,一昨年以前はランクインが無い(はず)なので,実は今年大きく増やした形になる。KenjoPはさすがとしか。


登場回数5回 1人

くらわんP:2のDLC効果。ニコマスのインフラ整備と考えると,この数字も納得である。ちなみに,去年も登場回数2位で,僅差で1位を逃している。


登場回数6回 1人

カイザートP:というわけで,今年の最多ランキング登場回数はこの方,カイザートP。仕掛けが多様で,次は何をしてくるかわからない楽しみがあるが,最高位の4位に入った動画はなんとミクのノーマルPVであった。他にも投稿されていた中,これが伸びたのはやはりカメラワークの力だと思う(カイザートP自身の知名度もあるかな)。アニメ版エリシャダイも作られるべくして作られたところがあり,需要のあるところに的確に良品を作り出し,しかもオリジナリティがあっておもしろい。これがランクイン回数の多さの秘訣と言えるかもしれない。

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