2012年03月29日
World Wide Love! 〜世界征服彼女FD〜 レビュー
まあ普通のファンディスクである。短すぎるという話も聞くが,ゆっくりやって10時間弱くらいはかかったのでこんなもんだろう。ファンディスクの傾向としては補完というよりも延長戦というたぐいのもので,セカジョの世界にもう少し浸っていたい以外の理由でやることはお勧めしないし,その意味で必須の作品ではない。この辺はファンディスクに求める物次第ではある。
うまいこと補完になっているのは桜子編だが,これはむしろ「その内容は本編でやれ」というもので,ある意味あって当然と言えるかもしれない。本編のレビューののネタバレゾーンで,「もうちょっとなんとかなっただろう」と書いたところがなんとかなっていた。特に百式との会話は秀逸で,あそこの選択肢は4つ全て選ぶ必要があろう。菜子編も考えようによっては補完になっていると言えなくもない。バッキー・亜子様・夢子についてはイチャラブしてるだけに近い。もっとも,夢子はともかく,残りの2人は本編でやりきってしまったためもはや書きようがないという事情はあるだろう。そして今回追加されたヒロインの良子様は,悪くはないしやりたいこともわかるのだけど,やはり強引だったかな感はある。
あとはネタバレゾーンでちまちまと。
うまいこと補完になっているのは桜子編だが,これはむしろ「その内容は本編でやれ」というもので,ある意味あって当然と言えるかもしれない。本編のレビューののネタバレゾーンで,「もうちょっとなんとかなっただろう」と書いたところがなんとかなっていた。特に百式との会話は秀逸で,あそこの選択肢は4つ全て選ぶ必要があろう。菜子編も考えようによっては補完になっていると言えなくもない。バッキー・亜子様・夢子についてはイチャラブしてるだけに近い。もっとも,夢子はともかく,残りの2人は本編でやりきってしまったためもはや書きようがないという事情はあるだろう。そして今回追加されたヒロインの良子様は,悪くはないしやりたいこともわかるのだけど,やはり強引だったかな感はある。
あとはネタバレゾーンでちまちまと。
桜子編について。桜子がセカジョヒロインズで浮いているところは2点。まず,唯一の一般人であること。これは本編でも女子友達が多く,男子からの人気も高いことが語られており,実際説得力のある描写が多い。そして,FDでは桜子を介して,征人がクラスの友人たちを増やしていることが描写される。これは他ルートではFDの時期になってさえも「旧夢子フレンズ」にとどまっている(ないし夢子と亜子がいなくなって解散状態)ことを考えるに大きな違いである。前回のレビューで書いたが,征人は夢子に比べれば「あれかこれか」の宙ぶらりん状態であり,それを脱したがっていた。こう言ってはなんだが,夢子がいなくなったこともあって,夢子編の結末とは対照的に,彼は見事社会復帰を果たしたと言えるだろう。
もう一つ,桜子が他のヒロインたちと決定的に違うのは,彼女が中学時代からの夢子・征人・百式の知り合いであるということ。この点をもう少し本編で生かしてくれれば,綱吉(犬)によりかかることなくスマートにまとめられたのではないかと思っていたが,このFDの内容はまさにそんな感じであり,忘れ物の回収といった趣もある。この点で,喫茶店での百式と征人の会話は秀逸で,百式が夢子に惚れていたことや振られたこと,それでただでさえ少ない友人の輪が崩れることを恐れたこと,そこから征人と友達になったことなどが語られる。この昔語りは夢子編でなければ桜子編でしかできないことであろうし,夢子編でやるのは苦しいであろうから,ここに持ってきたのは正解である。しかし,こうなると夢子視点での百式評も聞いてみたかった気も。ネブプラスは絶好の場だったような気もするが,ぐぬぬ。
正直桜子編以外はそう語るところもないのだが,まあだらだらと。菜子編の「結局親に会いに行かなかった」はあれはあれで。菜子が「心の整理には時間も必要」ということに気づいた,自己というものを見つめられるようになったというのを描写するにはあれしかなかったんじゃないかと思う。ただ,どうせなら容量増やして会いに行くところまでやって欲しかったという気はする。カレートークを削れば入ったんじゃないか感はひしひしと。八十島さんは今回もおもしろかったので,東ノ助はシモネタだけではなくこの方向でのギャグもがんばってほしい。
バッキーは愛が重い。胃もたれしそう。真に重いのは良子ではなくこちらのほうだと思った。征人が負けそうというかバッキーが自重に負けそうな。亜子様は本当に語るところがない。良子様は今ひとつ主人公に惚れた理由が希薄,という点は気になるものの横に置いておくとして,これまでとの比較では見るところがある。要するにラスボスが夢子ではなくメルさんであったという点。ここに来て夢子が中ボスになってしまったことは賛否両論あろうし,私も実のところしっくりは来ていないのだが,確かに夢子と良子では関係性が離れすぎていて難しい。同じ遠距離でも,いっそ菜子のように武闘派であれば殴り合えたものを。それで代わりのラスボスに連れてこられたメルさんはやはり強引に強引を重ねているので,いかんとも評しがたい。これも征人が壊れるよりも,メルさんが自重で壊れそうな気がするが,基本的にBADENDの選択肢には違いないので,これはこれでいいのか。
夢子編は,昔いじめてた男の子との話は蛇足だろうと。夢子が直接手を下すパターンのほうがまだよかった。あの本編のエンディングからすると,もっと夢子が征人を振り回す話が読みたかった。
もう一つ,桜子が他のヒロインたちと決定的に違うのは,彼女が中学時代からの夢子・征人・百式の知り合いであるということ。この点をもう少し本編で生かしてくれれば,綱吉(犬)によりかかることなくスマートにまとめられたのではないかと思っていたが,このFDの内容はまさにそんな感じであり,忘れ物の回収といった趣もある。この点で,喫茶店での百式と征人の会話は秀逸で,百式が夢子に惚れていたことや振られたこと,それでただでさえ少ない友人の輪が崩れることを恐れたこと,そこから征人と友達になったことなどが語られる。この昔語りは夢子編でなければ桜子編でしかできないことであろうし,夢子編でやるのは苦しいであろうから,ここに持ってきたのは正解である。しかし,こうなると夢子視点での百式評も聞いてみたかった気も。ネブプラスは絶好の場だったような気もするが,ぐぬぬ。
正直桜子編以外はそう語るところもないのだが,まあだらだらと。菜子編の「結局親に会いに行かなかった」はあれはあれで。菜子が「心の整理には時間も必要」ということに気づいた,自己というものを見つめられるようになったというのを描写するにはあれしかなかったんじゃないかと思う。ただ,どうせなら容量増やして会いに行くところまでやって欲しかったという気はする。カレートークを削れば入ったんじゃないか感はひしひしと。八十島さんは今回もおもしろかったので,東ノ助はシモネタだけではなくこの方向でのギャグもがんばってほしい。
バッキーは愛が重い。胃もたれしそう。真に重いのは良子ではなくこちらのほうだと思った。征人が負けそうというかバッキーが自重に負けそうな。亜子様は本当に語るところがない。良子様は今ひとつ主人公に惚れた理由が希薄,という点は気になるものの横に置いておくとして,これまでとの比較では見るところがある。要するにラスボスが夢子ではなくメルさんであったという点。ここに来て夢子が中ボスになってしまったことは賛否両論あろうし,私も実のところしっくりは来ていないのだが,確かに夢子と良子では関係性が離れすぎていて難しい。同じ遠距離でも,いっそ菜子のように武闘派であれば殴り合えたものを。それで代わりのラスボスに連れてこられたメルさんはやはり強引に強引を重ねているので,いかんとも評しがたい。これも征人が壊れるよりも,メルさんが自重で壊れそうな気がするが,基本的にBADENDの選択肢には違いないので,これはこれでいいのか。
夢子編は,昔いじめてた男の子との話は蛇足だろうと。夢子が直接手を下すパターンのほうがまだよかった。あの本編のエンディングからすると,もっと夢子が征人を振り回す話が読みたかった。
Posted by dg_law at 01:00│Comments(0)│