2013年03月25日
ザ・白鵬一人旅
「荒れる春場所」ではあったが,優勝した一人だけは無風であった。結果的に,荒れたとは言ってもそれが上位陣壊滅といういかんともしがたいものであったのは若干なり寂しいところではあるが,逆に言えば白鵬一人無風であったのはむしろ僥倖であった。
白鵬一人旅については,誰しもが声をそろえて「初日の安美錦戦が全てだった」というだろう。あの相撲は危うかったが,二日目以降は別人であった。荒れるも荒れないも紙一重,とあれを見ると思う。安美錦自身も7−8で負け越しはしたが,本来ならもっと大きく負け越しそうなところ,わりと助かっていたように見えた。一方,彼ら以外はあの雰囲気に飲まれてしまった。もろもろが荒れるほうへ動いており,場所全体の雰囲気というものはあるものだなぁと改めて思う次第である。その場所全体の評価はとても難しい。熱戦が多かった一方,どうしようもない相撲も多く,トータルしてみると中の中なのかなと思う。そういえば,前回人情相撲が多かったと苦言を呈したが,今場所は少なかった。千秋楽に至っては7−7の力士の多くが負け越すという始末で,この点は良かったのではないかと思う。逆に言って,星の売り買いでもなく内容も悪ければいったい何なのだ,という話でもあるのだが。
今回ちょっと忙しいので,短くまとめて個別評に移る。まず白鵬。前段落に書いた通り,初日は危うかったが二日目以降は良かった。さらに言えば前半はわりと省エネ相撲を心がけていた雰囲気があり,特に五日目栃煌山戦のとったりは見事であった。とったりを出すのは白鵬が不調なときではあるが,今場所に限れば例外的であった。そのせいか後半でもスタミナが温存されており,息切れする上位陣を尻目に全力で取れていたところはある。それが余計に今場所の無双っぷりを強調したのではないか。そういえば,七日目には時天空と時間前に立つという珍事があった。これは時天空側からの仕掛けであったようだが,よく対応できたものだ。
日馬富士。ここ1年の戦績が8勝→15勝→15勝→9勝→15勝→9勝と全勝か一桁しかないジェットコースターのような状態である。そもそも彼は膝が悪く,取組時には攻めているときには膝に負担が少ないため勝ちきれるが,守勢に回ると途端に崩壊するという状態にあり,勝敗自体がかなり極端である。これが場所全体にも伝播してしまっているように思える。今場所負けた相撲も全て下がった相撲であり,呼び込みかねないので投げが打ちづらいという厳しい状況だったのではないか。膝に加えて左足首を故障したようだが,これが止めであった。来場所はケガを治すのは前提として,下がらないよう相撲をとるのが必須となってくるが,大丈夫か。
大関陣。唯一10勝した稀勢の里はなんと5場所連続で10勝5敗であり,来場所はグランドスラムに期待がかかる。魁皇の8−7グランドスラムはいろんな意味で偉業(笑)だったが,こちらはそれに比べると幾分まっとうな偉業ではなかろうか。日馬富士を倒した相撲といい左のおっつけが最強なのは十分にわかったので,それが持続できるような相撲は取れないものか。いや取れてたらとっくに横綱だよ,というのはわかっているのだけれど。琴奨菊はがぶり寄りの頻度が少しだけ復活してきたところに若干の光明が見えるが,にしても覇気がない。もっとひどいのが鶴竜で,先場所はスランプ脱出の光明が見えたのに今場所は再び暗黒であった。技巧におごる相撲が見られる。休場した琴欧洲は割りと真剣に心配で,万が一陥落したら関脇が元大関二人が占領して誰も大関になれないとかいうひどい状況になるので,互助会でもなんでもいいから阻止していただきたい。
三役。関脇,豪栄道については,本当に若の里・琴光喜と大関になれるか否かの分岐線に今いると思う。今年中にダメなら前者だろう,ということを踏まえると10勝で喜んでいる場合ではない気がする。誰もが「立ち合い以外は完璧」と評している通りで,私から見てもそう思う。把瑠都はケガの調子が良さそうだが,それでも9勝止まりなのでコメントに窮する。小結の栃煌山についても豪栄道とほぼ同じ評価で,大関になりたいならあと1・2年が限度ではないか。前半3−5ながら後半7連勝で10勝到達したあたり,ハートは強くなっているので評価できる。安美錦は三役唯一の負け越しながら,前述の通り7−8で,年齢や地力を考えると十分ではないか。
前頭上位。高安は5−10だが,まあまだ23歳なのでという安心感はある。金星とったのに負け越しはもったいなく,実力に安定感は無いが,逆に言えば好調なら上位戦にも十分耐えうるし,内容を見ても悪くない,と今場所見てて思った。栃ノ心はそんな印象ないが7−8と大負けしていない。下に取りこぼしていないのがその原因で,荒れる中比較的無風だった力士の一人かなと。千代大龍の休場は極めて残念で,最後まで取ってれば台風の目だったに違いない。突き押しに十分威力があり,現状なら玉鷲や翔天狼あたりを抜いて平幕最強かもしれない。再来場所くらいに期待しておこう。妙義龍の8−7は妥当。可も不可もない。
時天空は5勝に終わったが,足技が上位陣にはほとんど通用していなかったのが印象的だった。今場所は七日目白鵬戦で時間前に立ったことで話題を作り役割を終えた。勢は地元の大声援の中上位初挑戦で,内容は見るところがなかったが,プレッシャーにはよく耐えており印象は悪くない。松鳳山はわりとがんばっていた気がしたが7−8で負け越し。体格差で突き起こし切れない場面は多かった気がした。魁聖は動きが非常にもっさりしており,前頭中盤ならあれでも勝てたと思うが上位には通じまい。
前頭中位。北太樹は10勝しているが印象がない。三賞の会議で声が上がらなかったようだが,そういうことか。隠岐の海は11勝で敢闘賞受賞だが,前にもこのくらいの番付で11勝しており,普通といえばそうかもしれない。ともあれ今場所は恵まれた身体だけでなく,多少なりとも技の切れがあったように思う。身体が大きい割に差せないと勝てないのは不思議といえば不思議。旭天鵬は不調そうだったが,なんだかんだで7−8まで持ち直した。場所中になんとかしてしまうのがベテランの味かもしれない。宝富士は11勝。敢闘賞は隠岐の海ではなくこちらで良かったのではないか。前半は印象に無かったが,後半は目立つ相撲があった。星もそんな感じで中日までは4−4ながら,後半負けなしである。左で差すことさえできれば内容よく勝てる。問題は上位相手に差せるかどうか。
前頭下位……は良い意味で言及できる力士はほとんどない。常幸龍9−6でじりじりと番付が上がっている。だがほとんど記憶になく,さっき記録を見たら変化に失敗して二番ほど負けていた。変化しなければ二桁勝てたんじゃ……。舛ノ山は相変わらず見ていて土俵上で死なないか不安になる。栃乃若は全然ダメだったが,やはりケガがあったようで1勝もせず休場。先場所の後半から危うかったが,早いカムバックを期待したい。双大竜と大岩戸は新入幕だったが,正直話にならない相撲が多かった。十両で鍛え直して来るほかあるまい。
雅山が引退した。本ブログでは大関経験者は個別記事を立てることにしているが,雅山はこのブログが立ち上がっていた期間に大関を経験していないので判断を迷った。結局時間もないので立てず,ここで短く記すことにする。彼の相撲の取り口は千代大海に近く,基本は押し相撲だが切りの良い所で引き,それで引き落としてしまうのがむしろ必勝パターンであった。ネット用語で言うところのいわゆるCSPである。それゆえ第一人者がいる時代には二番煎じ感があり,事実千代大海に比べると切れが一段階劣ったために上位ではなかなか通用しなかった。それが大関在位8場所という短さにも現れている。
一方,不思議と番付では大きく勝っていた彼よりも,雅山のほうが長生きしてしまった。しかも2012年になってから急激に衰えたが,逆に言って引退一年前までは前頭中位で勝ち越す程度に実力が残っており,衰えが非常に遅かったのが,結果的に彼の最大の特徴となったと言えるだろう。押し相撲力士には珍しいことである。相撲科学の観点から言えば,彼の相撲人生は注目に値するはずなので,研究者の方々は是非ともがんばってほしい。もう一つ,彼は2010年に野球賭博の廉で休場となり十両に転落し,年齢を考えても引退かと思われたが,なんとそこから2年取り,2012年初場所には小結まで行った。大関経験者として,十両転落から小結復帰は史上初だそうだ。加えて,大関陥落からの68場所幕内在位も史上最長で,大関陥落後の活躍がむしろ目覚ましいという,これまた稀有な事例となった。幕内在位自体も82場所で歴代9位は十分に誇れるものだ。取組後の座礼も独特でインパクトがあり,あれが好きだった人も多かったのではないか。私としても十分に記憶に残る力士であった。お疲れ様でした。
白鵬一人旅については,誰しもが声をそろえて「初日の安美錦戦が全てだった」というだろう。あの相撲は危うかったが,二日目以降は別人であった。荒れるも荒れないも紙一重,とあれを見ると思う。安美錦自身も7−8で負け越しはしたが,本来ならもっと大きく負け越しそうなところ,わりと助かっていたように見えた。一方,彼ら以外はあの雰囲気に飲まれてしまった。もろもろが荒れるほうへ動いており,場所全体の雰囲気というものはあるものだなぁと改めて思う次第である。その場所全体の評価はとても難しい。熱戦が多かった一方,どうしようもない相撲も多く,トータルしてみると中の中なのかなと思う。そういえば,前回人情相撲が多かったと苦言を呈したが,今場所は少なかった。千秋楽に至っては7−7の力士の多くが負け越すという始末で,この点は良かったのではないかと思う。逆に言って,星の売り買いでもなく内容も悪ければいったい何なのだ,という話でもあるのだが。
今回ちょっと忙しいので,短くまとめて個別評に移る。まず白鵬。前段落に書いた通り,初日は危うかったが二日目以降は良かった。さらに言えば前半はわりと省エネ相撲を心がけていた雰囲気があり,特に五日目栃煌山戦のとったりは見事であった。とったりを出すのは白鵬が不調なときではあるが,今場所に限れば例外的であった。そのせいか後半でもスタミナが温存されており,息切れする上位陣を尻目に全力で取れていたところはある。それが余計に今場所の無双っぷりを強調したのではないか。そういえば,七日目には時天空と時間前に立つという珍事があった。これは時天空側からの仕掛けであったようだが,よく対応できたものだ。
日馬富士。ここ1年の戦績が8勝→15勝→15勝→9勝→15勝→9勝と全勝か一桁しかないジェットコースターのような状態である。そもそも彼は膝が悪く,取組時には攻めているときには膝に負担が少ないため勝ちきれるが,守勢に回ると途端に崩壊するという状態にあり,勝敗自体がかなり極端である。これが場所全体にも伝播してしまっているように思える。今場所負けた相撲も全て下がった相撲であり,呼び込みかねないので投げが打ちづらいという厳しい状況だったのではないか。膝に加えて左足首を故障したようだが,これが止めであった。来場所はケガを治すのは前提として,下がらないよう相撲をとるのが必須となってくるが,大丈夫か。
大関陣。唯一10勝した稀勢の里はなんと5場所連続で10勝5敗であり,来場所はグランドスラムに期待がかかる。魁皇の8−7グランドスラムはいろんな意味で偉業(笑)だったが,こちらはそれに比べると幾分まっとうな偉業ではなかろうか。日馬富士を倒した相撲といい左のおっつけが最強なのは十分にわかったので,それが持続できるような相撲は取れないものか。いや取れてたらとっくに横綱だよ,というのはわかっているのだけれど。琴奨菊はがぶり寄りの頻度が少しだけ復活してきたところに若干の光明が見えるが,にしても覇気がない。もっとひどいのが鶴竜で,先場所はスランプ脱出の光明が見えたのに今場所は再び暗黒であった。技巧におごる相撲が見られる。休場した琴欧洲は割りと真剣に心配で,万が一陥落したら関脇が元大関二人が占領して誰も大関になれないとかいうひどい状況になるので,互助会でもなんでもいいから阻止していただきたい。
三役。関脇,豪栄道については,本当に若の里・琴光喜と大関になれるか否かの分岐線に今いると思う。今年中にダメなら前者だろう,ということを踏まえると10勝で喜んでいる場合ではない気がする。誰もが「立ち合い以外は完璧」と評している通りで,私から見てもそう思う。把瑠都はケガの調子が良さそうだが,それでも9勝止まりなのでコメントに窮する。小結の栃煌山についても豪栄道とほぼ同じ評価で,大関になりたいならあと1・2年が限度ではないか。前半3−5ながら後半7連勝で10勝到達したあたり,ハートは強くなっているので評価できる。安美錦は三役唯一の負け越しながら,前述の通り7−8で,年齢や地力を考えると十分ではないか。
前頭上位。高安は5−10だが,まあまだ23歳なのでという安心感はある。金星とったのに負け越しはもったいなく,実力に安定感は無いが,逆に言えば好調なら上位戦にも十分耐えうるし,内容を見ても悪くない,と今場所見てて思った。栃ノ心はそんな印象ないが7−8と大負けしていない。下に取りこぼしていないのがその原因で,荒れる中比較的無風だった力士の一人かなと。千代大龍の休場は極めて残念で,最後まで取ってれば台風の目だったに違いない。突き押しに十分威力があり,現状なら玉鷲や翔天狼あたりを抜いて平幕最強かもしれない。再来場所くらいに期待しておこう。妙義龍の8−7は妥当。可も不可もない。
時天空は5勝に終わったが,足技が上位陣にはほとんど通用していなかったのが印象的だった。今場所は七日目白鵬戦で時間前に立ったことで話題を作り役割を終えた。勢は地元の大声援の中上位初挑戦で,内容は見るところがなかったが,プレッシャーにはよく耐えており印象は悪くない。松鳳山はわりとがんばっていた気がしたが7−8で負け越し。体格差で突き起こし切れない場面は多かった気がした。魁聖は動きが非常にもっさりしており,前頭中盤ならあれでも勝てたと思うが上位には通じまい。
前頭中位。北太樹は10勝しているが印象がない。三賞の会議で声が上がらなかったようだが,そういうことか。隠岐の海は11勝で敢闘賞受賞だが,前にもこのくらいの番付で11勝しており,普通といえばそうかもしれない。ともあれ今場所は恵まれた身体だけでなく,多少なりとも技の切れがあったように思う。身体が大きい割に差せないと勝てないのは不思議といえば不思議。旭天鵬は不調そうだったが,なんだかんだで7−8まで持ち直した。場所中になんとかしてしまうのがベテランの味かもしれない。宝富士は11勝。敢闘賞は隠岐の海ではなくこちらで良かったのではないか。前半は印象に無かったが,後半は目立つ相撲があった。星もそんな感じで中日までは4−4ながら,後半負けなしである。左で差すことさえできれば内容よく勝てる。問題は上位相手に差せるかどうか。
前頭下位……は良い意味で言及できる力士はほとんどない。常幸龍9−6でじりじりと番付が上がっている。だがほとんど記憶になく,さっき記録を見たら変化に失敗して二番ほど負けていた。変化しなければ二桁勝てたんじゃ……。舛ノ山は相変わらず見ていて土俵上で死なないか不安になる。栃乃若は全然ダメだったが,やはりケガがあったようで1勝もせず休場。先場所の後半から危うかったが,早いカムバックを期待したい。双大竜と大岩戸は新入幕だったが,正直話にならない相撲が多かった。十両で鍛え直して来るほかあるまい。
雅山が引退した。本ブログでは大関経験者は個別記事を立てることにしているが,雅山はこのブログが立ち上がっていた期間に大関を経験していないので判断を迷った。結局時間もないので立てず,ここで短く記すことにする。彼の相撲の取り口は千代大海に近く,基本は押し相撲だが切りの良い所で引き,それで引き落としてしまうのがむしろ必勝パターンであった。ネット用語で言うところのいわゆるCSPである。それゆえ第一人者がいる時代には二番煎じ感があり,事実千代大海に比べると切れが一段階劣ったために上位ではなかなか通用しなかった。それが大関在位8場所という短さにも現れている。
一方,不思議と番付では大きく勝っていた彼よりも,雅山のほうが長生きしてしまった。しかも2012年になってから急激に衰えたが,逆に言って引退一年前までは前頭中位で勝ち越す程度に実力が残っており,衰えが非常に遅かったのが,結果的に彼の最大の特徴となったと言えるだろう。押し相撲力士には珍しいことである。相撲科学の観点から言えば,彼の相撲人生は注目に値するはずなので,研究者の方々は是非ともがんばってほしい。もう一つ,彼は2010年に野球賭博の廉で休場となり十両に転落し,年齢を考えても引退かと思われたが,なんとそこから2年取り,2012年初場所には小結まで行った。大関経験者として,十両転落から小結復帰は史上初だそうだ。加えて,大関陥落からの68場所幕内在位も史上最長で,大関陥落後の活躍がむしろ目覚ましいという,これまた稀有な事例となった。幕内在位自体も82場所で歴代9位は十分に誇れるものだ。取組後の座礼も独特でインパクトがあり,あれが好きだった人も多かったのではないか。私としても十分に記憶に残る力士であった。お疲れ様でした。
比較的書きやすかった。番付編成会議もそれほど困らないのではないか。上がってくるのはこの5人で,落ちるのも5人だろう。
Posted by dg_law at 08:00│Comments(2)
この記事へのコメント
今場所は私事多忙であまり見られず。
千秋楽、琴欧洲は休場したけど上位陣は奮戦した、という会長挨拶はお寒いものがありました。
日馬富士はボロボロで来場所は反発してまた全勝するのでしょうか。でも怪我が大きく響きそうな体なので……。
栃煌山は大関全員を負かしたのに何だか評価が今一つで残念。知らない間にまた強くなっていたような印象。
安美錦は終盤の2日くらいが抜群に上手くて、把瑠都を相手にあの勝ち方が出来るのは他にはいないのではないかと。
勢は華があって大阪場所を盛り上げてくれました。きっともっと上がってくれる筈。
隠岐の海は優勝決定戦まで持ち込めるほど勝ち星を上げれば場所の空気も、もうちょっと……。
北太樹はかなり勝っても印象が弱い損なポジション。先場所も結構勝っていたような……印象が弱いです。
舛ノ山は、来場所から千代鳳が上がってくるので、丸っこい同士の対戦が楽しみです。8敗でよく踏ん張ったでしょう。
千秋楽、琴欧洲は休場したけど上位陣は奮戦した、という会長挨拶はお寒いものがありました。
日馬富士はボロボロで来場所は反発してまた全勝するのでしょうか。でも怪我が大きく響きそうな体なので……。
栃煌山は大関全員を負かしたのに何だか評価が今一つで残念。知らない間にまた強くなっていたような印象。
安美錦は終盤の2日くらいが抜群に上手くて、把瑠都を相手にあの勝ち方が出来るのは他にはいないのではないかと。
勢は華があって大阪場所を盛り上げてくれました。きっともっと上がってくれる筈。
隠岐の海は優勝決定戦まで持ち込めるほど勝ち星を上げれば場所の空気も、もうちょっと……。
北太樹はかなり勝っても印象が弱い損なポジション。先場所も結構勝っていたような……印象が弱いです。
舛ノ山は、来場所から千代鳳が上がってくるので、丸っこい同士の対戦が楽しみです。8敗でよく踏ん張ったでしょう。
Posted by EN at 2013年03月25日 09:15
>日馬富士
これで来場所全勝したらおもしろいような,おもしろくないような。
個人的には予定調和すぎてつまらないですね。
>栃煌山
本文にも書きましたが,前半上位戦で負けが込んでも,後半下位に取りこぼさないあたりは,技量とともにハートも強くなっていると思います。
さしあたって,彼の最大の問題は上に豪栄道と把瑠都がいることで……
>勢
地力はまだまだですが,15日間調子を落とさず取り切ったところはあり,場所の雰囲気は盛り上げてくれましたね。地元でよくがんばったと思います。
>隠岐の海
おっしゃるところの意味では,星が足りませんでいたね……
>北太樹
まあ左で差せば強いのはわかるんですが。日馬富士や把瑠都あたりと同じで膝が爆弾なので,下がれないのが難点ですね。
>舛ノ山
丸っこい対決期待しておきます。
これで来場所全勝したらおもしろいような,おもしろくないような。
個人的には予定調和すぎてつまらないですね。
>栃煌山
本文にも書きましたが,前半上位戦で負けが込んでも,後半下位に取りこぼさないあたりは,技量とともにハートも強くなっていると思います。
さしあたって,彼の最大の問題は上に豪栄道と把瑠都がいることで……
>勢
地力はまだまだですが,15日間調子を落とさず取り切ったところはあり,場所の雰囲気は盛り上げてくれましたね。地元でよくがんばったと思います。
>隠岐の海
おっしゃるところの意味では,星が足りませんでいたね……
>北太樹
まあ左で差せば強いのはわかるんですが。日馬富士や把瑠都あたりと同じで膝が爆弾なので,下がれないのが難点ですね。
>舛ノ山
丸っこい対決期待しておきます。
Posted by DG-Law at 2013年03月27日 00:05