2013年04月06日

2013年冬期のアニメ感想その1

ようやく冬期(1〜3月)のアニメを全部見終わったので,それぞれ短く感想を述べておく。自分にしては珍しいことに7つあった。評価の高い順から並べると,ぷちます>さくら荘>たままー>サイコパス>ロボノ=リトバス>琴浦さん(断念)になる。さくら荘だけ,例のアレについて書いていたら長くなったので別記事に隔離。全体的にネタバレ注意。

・ぷちます!:一日約2分で5日連続放映=一週間で10分,どんなに続いても3話まで=6分程度で話が終わるというハイスピードアニメ。64話ぶっつづけで見たとしても2時間半程度という短さである。しかし,原作通りに忠実な映像化で,目新しさは無かったもののギャグはおもしろいし,アイドルもぷちたちもかわいいし,正直文句の付け所がない。二期期待というか,原作が尽きるまで半永久的にやってほしいと言いますか。


・たまこまーけっと:良くも悪くも先鋭化したなー京アニというのが,どうしても感想になる。『けいおん!』のときに見られた「内輪にこもりすぎてて視聴者が入っていけない」という意見が,今回のアニメではさらに広範に見られたのは当然のことと言えよう。私自身はそんなこともなく視聴することができたのだが,そんなことより何より「温かみのある商店街って二重に完全なノスタルジーだろ」というのが先立ちすぎて,登場人物が善人であること以上にファンタジーに感じられ,今ひとつ乗れなかったところがあるのは認めざるをえない。
→ キャラ萌えが無かったら切ってたかも,というわけで,キャラ萌えが視聴を支えてくれた。具体的に言うと詩織さんとかんなちゃんである。私の好みを知っている読者からすれば説明せずとも納得していただけることだろう。どっちも方向性の違う無口系でかわいい。若干惜しかったのがみどりちゃんで,もっと百合百合してれば評価が違ったかもしれない。
→ 一応ストーリーにも触れておくと,これはもうどこかのアニメ批評で読んだ「京都版現代版フーテンの寅さん」というのが的確すぎて他に付け加えれることがない。男はつらいよならぬ,トリはつらいよ。デラさんはよくがんばったと思います。

・サイコパス:ありきたりなディストピア設定の割に,よくよく考えなくても不自然な基盤の設定に目を背けて,筋だけ追うと意外と楽しめた。しかし,逆に言ってシビュラシステムの不自然さは最初からつきまとったし,そのせいでシビュラの真相が出てきてもさして衝撃が無かったところはある。最終話まわりにしても,ハイパーオーツの警備があんなに軽装なのはさすがにちょっと。
→ 設定の後出しというか,作中で出してない設定が多すぎて世界の理解が追いつかなかったというのはある。もったいなかったと思う。たとえば,シビュラシステムに行き着かなかった諸外国は大体社会が崩壊していて,日本だけ健全に生き残ってるなんてのはすごく大事な設定なのに,作中で明示されたのは最終盤であった。こんなのは序盤に公開すべきことではないか。
→ 一方で,結末には納得している。安易にシビュラを破壊して終わるのは避けて欲しかったので,そこは満足している。設定がベタながら安直なオチに逃げないあたりは,やっぱりぶっさんらしかったかな。

・ロボティクス・ノーツ:なんだかんだで最後まで見てしまった。が,シュタゲと比較するとやっぱり小粒だし,比較しなくても物語の進め方がうまくなかった。1クール目は冗長で,いつ巨大ロボット作りと君島レポートがつながってくるんだろうというところでやきもきしていた。あとこれは1クール目が終わったところの感想に書くべきだったのだが,設定の公開に失敗していて,途中まで「ガンバレル?キルバラ?なにそれ」状態であった。逆に2クール目は展開が早く,おいてけぼりを食らった。特に万博に言ってからは超展開と言って差し支えない。しかし原作でもああだったらしいので,アニメスタッフの罪ではないだろう。ペース配分が完全に間違っていたと思う。
→ しかし,こちらも完全にダメだったかというとそうでもない。まず,仕掛けは見事だったとしか言い様がない。君島コウが敵(黒幕)でみさ姉は洗脳されているだけ,澤田さんは味方で真相なわけだが,途中までどう見ても君島コウは三百人委員会に近づきすぎて消された正義の味方,みさ姉と澤田さんは三百人委員会の手下にしか見えない。この仕掛が成功しただけでも良かったと言えるところは,それ以外に不満点が多い点も含めて私的に『車輪の国』の感想にだぶる。
→ このアニメもキャラ萌えに支えられていたところはあって,フラウはとても良かった。しかし,あの妙な髪型は流行なんだろうか。『ロボノ』の神代フラウ,『咲-Saki-』のすばら先輩こと花田煌,そしてマガジン連載中の『山田くんと7人の魔女』の滝川ノア。3人とも好きなキャラなんだけど,別にあの髪型が好きというわけではないので,なんとも言えない気分である。

・リトバス:惰性で見ているというか,リフレイン待ちというか。アニメの出来についてはやはり褒めたいところと批判したいところがそれぞれある。
→ 批判したいところは,これはもう明確にギャグパートで,よくもまあだーまえのギャグの切れをあれだけつぶせるなと。特に真人と恭介の扱いに難がある。ただし,1話まるごとギャグに振った回はそこそこ成功していて,11話と15話はまずまず笑えた。
→ 褒めたいところは,個別ルートの処理である。リトバスは原作の個別ルートの出来がそれぞれ賛否両論で,特にクド・はるちん・コマリマックスは擁護しがたいものがある。割りと出来がいいと思う美魚ルートだって映像にすると相当苦しいシーンがあるし,姉御だってカオスといえばカオスだ。
→ で,JCのスタッフはどうしたかといえば,まず姉御は小毬・美魚・はるちん・クドは話を大幅にカットしてわずか2・3話で処理。特に小毬ちゃんは気持ちいいほどばっさりっぷりで短くなっており,つまらないのはつまらないにしても,元があれだからよくこれだけ再構成したもんだと思う。その小毬を最初に配置したところにスタッフの意志を感じなくもない。しいて言えば,美魚はばっさり切りすぎて美鳥のインパクトが薄いまま彼女が消えてしまったけど。また,はるちんはもう1話削って2話でなんとかなったかなと思わなくもない。
→ 一方,そうして出来た余裕は11話や15話のようなギャグ回や日常パートの割増で,個別ルートのつなぎにした。これによりシリーズ全体で,個別ルートを単につないだだけという印象を薄くした。個別ルート後即個別ルートだと,話がつまらん上に重いという悲劇的な事態になっていただろう。そして姉御はやらずに2期(3クール目)に飛ばして回避という英断である。これならリフレインにはぼちぼち期待してもよさそうだ。

・琴浦さん:4話くらいで飽きそう,と前回書いたら本当に4話くらいで飽きてしまった。ちょっとテンションについていけなくなったと言い訳しておく。完走してないので他に書くことがない。

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