2013年08月15日
東駐車場待機列の覚書
コミケにおける徹夜組やサークルチケット組がどの程度有利になるのかという議論を見かけたので,参考資料的に自分の経験則を書き並べておく。何かの参考になれば。言うまでもなく,あくまで個人の経験則なので誤りはあると思うので,そこは織り込んで参考にしてほしい。
1.東駐車場の番号の振り方
東駐車場の待機列は,基本1−1のように大番号と小番号の組み合わせで列の名前をつけている。で,この番号によっていつのタイミングで列整理が始まるか,移動が始まるか,実際に開場に入れるタイミングが,大雑把にはわかるようになっている。具体的に言うと,
・8時半から列整理(という名の列圧縮)が始まり,整理された列から移動が始まる。列整理が終わると,列から離れることができなくなり,置き荷物があっても列に戻れなくなる。
・9時頃から10時までかけてゆっくりと列を動かして順番に会場へ誘導。
・10時に開場して先頭の列から会場に入っていく。
というタイムスケジュールになっている。しかし,無論のことながら,実際には1−1から順に作業していくため,遠い番号ほどスケジュールよりも動きが遅くなる。開場も10時00分だが,後続は当然まだ入れない。大番号は1から4まで,小番号は1〜8までつく。つまり,1−8の次は1−9ではなく2−1になる。ついでに言うと,C79までは大番号ではなくアルファベットだった(例:A−1)が,アルファベット時代は後述の砂利駐車場が無かった関係で一つ一つの列が短く(小番号が12まであったりもする),参考にするのは少し難しい。その意味で,ちゃんと参考になるのはC80以降の5回しか無かったりする。
1−1〜8:全てがスタッフの予告通りに動く人たち。8時半に列整理が始まり,9時くらいから列が動き始め,10時ちょうどに入場できる。2以降の番号との大きな違いとして,列移動後9時半頃からは館内に収納されるため,直前20分ほどだけとはいえ冷房or暖房で一息つけるという点。この一服が意外に重要というか,本当にオアシスで,おかげで10時までに大分体力が回復したりする。
2−1〜8:スタッフの予告よりも少し遅れて動く人たち。9時くらいから列の圧縮が始まり,半くらいからぞろぞろ動き始め,50分頃には東館入り口ガラス戸の手前まで移動できるが,僅差で館内には入れない。大体恨みがましい目で大番号1番台の人たちを眺めている。会場入りできるのは大体10時2分〜5分くらいのタイミング。
3−1〜8:スタッフの予告よりもかなり遅れて動く人たち。9時過ぎに列圧縮するのはいいが,その後かなりほったらかされ,10時目前になってようやくうろうろ動き始めるが,開場拍手のため移動が止まったりする割りと理不尽な位置である。会場入りできるのは10時10分前後。
4−1〜8:もはやスタッフの予告がほとんど関係ない位置。駐車場の端のほうにこっそり列が作られている。9時をかなり過ぎてから列圧縮され,10時開場の時点ではまだ初期位置。10時過ぎに移動が始まり,会場入りは10時20分過ぎから30分手前くらい。
5番以降:正式名称を知らないので私は勝手に第二駐車場と呼んでいるが,ここまでの東(第一?)駐車場が足元アスファルトなのに対し,この待機列は砂利である。これがきつい。ただし,場所があるだけマシという考え方はできる。C78になって埋め立てが進んでできた土地で,C77以前はそもそも第一駐車場しかスペースが無かった。ゆえに,8時半を迎えるまでもなく7時半頃には「スペースがないから西の待機列に並べ」と封鎖される事態が多発していた。ただまあ……砂利に座って待機するなら,どれだけ列が伸びても確実に舗装されている西側待機列に並んだほうが体力の浪費が少ないんじゃないかという気はする。会場入りできるのは10時半過ぎ,11時頃を目安にしたほうが良い。
2.待機列に並ぶタイミング別の待機列位置
これは初日・二日目と,男祭三日目では大きく違うので注意したい(C84のみ二日目と三日目が入れ替わっている)。三日目は圧倒的に徹夜組が増えるため,二日目と同じタイミングに来ても大きく番号が後ろにずれる。以下,来るタイミングによる区分け。
・徹夜組:こいつらが占領しているのは,初日・二日目だと1番台にとどまる。しかし,三日目だと数が増えすぎて3−4あたりまで全部徹夜組で埋め尽くされている。つまり,徹夜組にも先頭と最後尾があり,入場のタイミングにも10分以上差が出る,ということになる。
・タクシー組(4時半〜6時):便宜的にタクシー組と名づけたが,要するに公共交通機関の始発よりも早いタイミングで待機列に着いている人たちのこと。4時半が基準なのは,コミケットが一応の基準とする「早朝」が4時半だからだ。これは覚えておいても損はない。交通手段としてはタクシーの他に自家用車,または近所のホテルからの徒歩がありうる。最近ではわざわざこのタイミングに到着するよう配慮された夜行バスのサービスもある。
→ さて,このタイミングで着くと,初日・二日目なら大体2−1から2−5くらい,三日目だと3−5から4−1くらいの待機列に潜り込める。ちなみに,私自身のパーティーが大体4時半から5時半に到着するように毎回動いているが,最速記録は二日目で1−6,三日目で3−3である。手段としての知名度が低いせいか,列の増加はやや緩慢で,特に二日目だと4時半に来ても5時半に来てもほとんど差が無かったりする。
始発組(6時〜6時半):東(第一)駐車場のマジョリティ,始発組。初日・二日目だと案外楽に2−4くらいから,やや出遅れても3番台に入れる。一方,三日目は早いと4番台,出遅れると砂利という悲惨な事態に陥る。無論のことながら押さない走らないがコミケの鉄則ゆえ,始発組で重要なのはホームの下りる位置取り,及び競歩だったりする。4番台と砂利では天と地ほど違う,いろいろと。
準始発組(6時半以降):この時間帯に来たことがないので完全な観察結果になるが,初日・二日目は運が良ければ4番台,三日目は完全に砂利になる。二日目でも7時半頃からは砂利に並ばされているのを見かける。前述の通り,砂利に並ぶくらいなら西に並ぶのを勧めたい。それで東西連絡通路を競歩したほうが体力的に楽だし,ヘタしたら早く東会場に入れる。
3.入場時間でどのくらい戦果が違うか
これは完全に個人差がある。本人の慣れとか,壁サークルの多さとか。その上で,うちのパーティーや私のtwitter上のフォロワーのコミケガチ勢の話を聞くに,10時から10時半までの30分でどれだけ買えるかでその日の戦果が全然違うということで大体話が一致する。これには理由がある。会場内の人がまだ少ないので,
・壁など列の長いサークルの場合,列が短いうちに消化できる。10時10分の段階では5分で処理される列だったものが,10時50分の段階では30分や1時間コースになっていることはざらにある。
・島中の場合,人口密度が低いため余裕を持って早足で歩けるため,高速で消化できる。10時半を過ぎるとある種のキャズムなのか,如実に人口密度が上がる。特に東方島や男性向けの準壁は全く人口密度が異なり,11時頃にはいわゆる「身動きが取れない」状態になる。私はこれが嫌なので,最初の30分は「C・M・セ・ミ」辺りのサークルを先につぶすことを優先している。
・そもそも島中にしろ壁にしろ,本当に完売が早いサークルは10時半頃に完売が出始める。もっとひどいと始まる前から完売してるけど(後述)。
と,自分で整理してみると,やっぱり徹夜組は有利は有利じゃないかなと思う。最初の貴重な30分のうち,買い物に使える時間が始発組との比較で20〜30分近く違ってくる計算になる(三日目比較)。言うまでもなく本稿に徹夜組を推奨する意図は全く無いが,だからこそ「そんなに有利じゃないよ」という方向性の説得は難しいのではないかと思う。少なくとも表面上の数字を見て「20分しか違わねーじゃねーか」というのは,ちょっと待ってほしい発言である。(同人誌にそんなにガチになってどうすんの,というのはまた別の話なのでここではしません,ご了承ください。)
さて,じゃあサークルチケットやスタッフチケットはどうなの?という話だが,彼らが有利なのは10時から動けることではなく,10時前から,ひどいと8時頃からもう戦いが始まっている点にある。頒布は始まっていないが,列形成はゆるやかに始まっているのだ。で,頒布数が少ないと10時の時点で頒布数を超えた列が形成されきっているということさえ発生する。徹夜組でも買えないという事態が発生するのはこれが原因で,まさに「始まる前から完売」である。現状では正直彼らが有利すぎると思うが,サークル出展やスタッフあってのコミケなので文句は言えない。いずれにせよ,徹夜組とはまた質の違った有利さであり,なんというか完全に別枠である。
ただし,「サークル参加者は10時開場の時点では自分のサークルに座ってないといけない」というルールを破っているという点で,10時前に列を形成している人たちは完全に真っ白というわけではないし,サークルチケット転売の問題も消滅したわけではない。論じたければ,その辺のグレー具合は頭の片隅に入ってるといいかもしれない。自分も何度か友達のサークルチケットで入場して10時前から列に並んだ経験があるので,強くは言えないけど。繰り返すが,それでも徹夜組に比べれば悪質度は天と地ほど違うことは強調しておく。
適当に議論の種にどうぞ。
1.東駐車場の番号の振り方
東駐車場の待機列は,基本1−1のように大番号と小番号の組み合わせで列の名前をつけている。で,この番号によっていつのタイミングで列整理が始まるか,移動が始まるか,実際に開場に入れるタイミングが,大雑把にはわかるようになっている。具体的に言うと,
・8時半から列整理(という名の列圧縮)が始まり,整理された列から移動が始まる。列整理が終わると,列から離れることができなくなり,置き荷物があっても列に戻れなくなる。
・9時頃から10時までかけてゆっくりと列を動かして順番に会場へ誘導。
・10時に開場して先頭の列から会場に入っていく。
というタイムスケジュールになっている。しかし,無論のことながら,実際には1−1から順に作業していくため,遠い番号ほどスケジュールよりも動きが遅くなる。開場も10時00分だが,後続は当然まだ入れない。大番号は1から4まで,小番号は1〜8までつく。つまり,1−8の次は1−9ではなく2−1になる。ついでに言うと,C79までは大番号ではなくアルファベットだった(例:A−1)が,アルファベット時代は後述の砂利駐車場が無かった関係で一つ一つの列が短く(小番号が12まであったりもする),参考にするのは少し難しい。その意味で,ちゃんと参考になるのはC80以降の5回しか無かったりする。
1−1〜8:全てがスタッフの予告通りに動く人たち。8時半に列整理が始まり,9時くらいから列が動き始め,10時ちょうどに入場できる。2以降の番号との大きな違いとして,列移動後9時半頃からは館内に収納されるため,直前20分ほどだけとはいえ冷房or暖房で一息つけるという点。この一服が意外に重要というか,本当にオアシスで,おかげで10時までに大分体力が回復したりする。
2−1〜8:スタッフの予告よりも少し遅れて動く人たち。9時くらいから列の圧縮が始まり,半くらいからぞろぞろ動き始め,50分頃には東館入り口ガラス戸の手前まで移動できるが,僅差で館内には入れない。大体恨みがましい目で大番号1番台の人たちを眺めている。会場入りできるのは大体10時2分〜5分くらいのタイミング。
3−1〜8:スタッフの予告よりもかなり遅れて動く人たち。9時過ぎに列圧縮するのはいいが,その後かなりほったらかされ,10時目前になってようやくうろうろ動き始めるが,開場拍手のため移動が止まったりする割りと理不尽な位置である。会場入りできるのは10時10分前後。
4−1〜8:もはやスタッフの予告がほとんど関係ない位置。駐車場の端のほうにこっそり列が作られている。9時をかなり過ぎてから列圧縮され,10時開場の時点ではまだ初期位置。10時過ぎに移動が始まり,会場入りは10時20分過ぎから30分手前くらい。
5番以降:正式名称を知らないので私は勝手に第二駐車場と呼んでいるが,ここまでの東(第一?)駐車場が足元アスファルトなのに対し,この待機列は砂利である。これがきつい。ただし,場所があるだけマシという考え方はできる。C78になって埋め立てが進んでできた土地で,C77以前はそもそも第一駐車場しかスペースが無かった。ゆえに,8時半を迎えるまでもなく7時半頃には「スペースがないから西の待機列に並べ」と封鎖される事態が多発していた。ただまあ……砂利に座って待機するなら,どれだけ列が伸びても確実に舗装されている西側待機列に並んだほうが体力の浪費が少ないんじゃないかという気はする。会場入りできるのは10時半過ぎ,11時頃を目安にしたほうが良い。
2.待機列に並ぶタイミング別の待機列位置
これは初日・二日目と,男祭三日目では大きく違うので注意したい(C84のみ二日目と三日目が入れ替わっている)。三日目は圧倒的に徹夜組が増えるため,二日目と同じタイミングに来ても大きく番号が後ろにずれる。以下,来るタイミングによる区分け。
・徹夜組:こいつらが占領しているのは,初日・二日目だと1番台にとどまる。しかし,三日目だと数が増えすぎて3−4あたりまで全部徹夜組で埋め尽くされている。つまり,徹夜組にも先頭と最後尾があり,入場のタイミングにも10分以上差が出る,ということになる。
・タクシー組(4時半〜6時):便宜的にタクシー組と名づけたが,要するに公共交通機関の始発よりも早いタイミングで待機列に着いている人たちのこと。4時半が基準なのは,コミケットが一応の基準とする「早朝」が4時半だからだ。これは覚えておいても損はない。交通手段としてはタクシーの他に自家用車,または近所のホテルからの徒歩がありうる。最近ではわざわざこのタイミングに到着するよう配慮された夜行バスのサービスもある。
→ さて,このタイミングで着くと,初日・二日目なら大体2−1から2−5くらい,三日目だと3−5から4−1くらいの待機列に潜り込める。ちなみに,私自身のパーティーが大体4時半から5時半に到着するように毎回動いているが,最速記録は二日目で1−6,三日目で3−3である。手段としての知名度が低いせいか,列の増加はやや緩慢で,特に二日目だと4時半に来ても5時半に来てもほとんど差が無かったりする。
始発組(6時〜6時半):東(第一)駐車場のマジョリティ,始発組。初日・二日目だと案外楽に2−4くらいから,やや出遅れても3番台に入れる。一方,三日目は早いと4番台,出遅れると砂利という悲惨な事態に陥る。無論のことながら押さない走らないがコミケの鉄則ゆえ,始発組で重要なのはホームの下りる位置取り,及び競歩だったりする。4番台と砂利では天と地ほど違う,いろいろと。
準始発組(6時半以降):この時間帯に来たことがないので完全な観察結果になるが,初日・二日目は運が良ければ4番台,三日目は完全に砂利になる。二日目でも7時半頃からは砂利に並ばされているのを見かける。前述の通り,砂利に並ぶくらいなら西に並ぶのを勧めたい。それで東西連絡通路を競歩したほうが体力的に楽だし,ヘタしたら早く東会場に入れる。
3.入場時間でどのくらい戦果が違うか
これは完全に個人差がある。本人の慣れとか,壁サークルの多さとか。その上で,うちのパーティーや私のtwitter上のフォロワーのコミケガチ勢の話を聞くに,10時から10時半までの30分でどれだけ買えるかでその日の戦果が全然違うということで大体話が一致する。これには理由がある。会場内の人がまだ少ないので,
・壁など列の長いサークルの場合,列が短いうちに消化できる。10時10分の段階では5分で処理される列だったものが,10時50分の段階では30分や1時間コースになっていることはざらにある。
・島中の場合,人口密度が低いため余裕を持って早足で歩けるため,高速で消化できる。10時半を過ぎるとある種のキャズムなのか,如実に人口密度が上がる。特に東方島や男性向けの準壁は全く人口密度が異なり,11時頃にはいわゆる「身動きが取れない」状態になる。私はこれが嫌なので,最初の30分は「C・M・セ・ミ」辺りのサークルを先につぶすことを優先している。
・そもそも島中にしろ壁にしろ,本当に完売が早いサークルは10時半頃に完売が出始める。もっとひどいと始まる前から完売してるけど(後述)。
と,自分で整理してみると,やっぱり徹夜組は有利は有利じゃないかなと思う。最初の貴重な30分のうち,買い物に使える時間が始発組との比較で20〜30分近く違ってくる計算になる(三日目比較)。言うまでもなく本稿に徹夜組を推奨する意図は全く無いが,だからこそ「そんなに有利じゃないよ」という方向性の説得は難しいのではないかと思う。少なくとも表面上の数字を見て「20分しか違わねーじゃねーか」というのは,ちょっと待ってほしい発言である。(同人誌にそんなにガチになってどうすんの,というのはまた別の話なのでここではしません,ご了承ください。)
さて,じゃあサークルチケットやスタッフチケットはどうなの?という話だが,彼らが有利なのは10時から動けることではなく,10時前から,ひどいと8時頃からもう戦いが始まっている点にある。頒布は始まっていないが,列形成はゆるやかに始まっているのだ。で,頒布数が少ないと10時の時点で頒布数を超えた列が形成されきっているということさえ発生する。徹夜組でも買えないという事態が発生するのはこれが原因で,まさに「始まる前から完売」である。現状では正直彼らが有利すぎると思うが,サークル出展やスタッフあってのコミケなので文句は言えない。いずれにせよ,徹夜組とはまた質の違った有利さであり,なんというか完全に別枠である。
ただし,「サークル参加者は10時開場の時点では自分のサークルに座ってないといけない」というルールを破っているという点で,10時前に列を形成している人たちは完全に真っ白というわけではないし,サークルチケット転売の問題も消滅したわけではない。論じたければ,その辺のグレー具合は頭の片隅に入ってるといいかもしれない。自分も何度か友達のサークルチケットで入場して10時前から列に並んだ経験があるので,強くは言えないけど。繰り返すが,それでも徹夜組に比べれば悪質度は天と地ほど違うことは強調しておく。
適当に議論の種にどうぞ。
Posted by dg_law at 23:50│Comments(0)│