2013年08月31日

夏コミ同人誌レビュー(2) 主にアイマス(モバマス)・評論編

続き。意外と字数が長くなったので,さらに切り離して東方は(3)にします。


オリジナルイラスト系
AsakuraG+ http://asakura-garo.sakura.ne.jp/
・『NIGHTMARE』:私が偏愛しているイラスト系のサークル。東方物とオリジナルを交互に出しており,今回はオリジナルのターンだった。曜日に沿って,少女が夢の中の世界を旅していく光景が描かれている。カラフルで美麗,物体の質感がとてもよく,幻想的ながらリアリティのある風景が広がっている。お勧め。

Cradle http://cradle.cc/
・『piece of Cradle vol.10』:ファンネルを派遣してなんとか手に入れた一冊。ショップ委託しよう(懇願)。中身は線画集だが,やっぱりとんでもなくうまいですこのお二人。
→ しかし,本冊子の文章中にある通り,お二人は意図して絵柄をあわせているため,記名が無いと見分けるのが非常に難しい。塗ってあればまだわかったりするのだが。


アイマス(モバマス)関連
赤兎小屋 http://red-bunny.net/
・『夏コレ!!』:フルカラーイラスト本。半分はかな子だが,非常にむっちり具合がよくてたまらない。かな子が好きなら買うべし。

ASGO http://asgo.bona.jp/
・『アイドル大食いプロデュースinサマー』:こっちもかな子中心だが,ASGOなのでエロである。大変にむちむちしててよろしく,実用性は非常に高い。お勧め。

ちとろん工房!!(仮)
・『Catch!』:お嬢ぐうかわ。
→ しかし本書に限らず,今回買った同人誌どれ見ても姫川がなんJ民の飲んだくれなんですがそれは……

Cyclo http://cyclo.x.fc2.com/
・『レンズ越しのハニー』:美希エロ,学校で制服というシチュ。うん,使える,とだけ言えば十分。

LAMINARIA http://siokonbu.com/
・『Trick!』:小梅エロ。ハロウィン衣装。小梅が好きなら実用性抜群だと思います。特にハロウィン衣装マジかわいい。エロ限定なら今回一番好きな本かも。

Redrop http://www.redrop.net/
『僕の彼女はスーパーアイドル伊織ちゃん!』『初めての美希』:買うのに非常に苦労した話はコミケの参加記録の方に書いたとおり(http://blog.livedoor.jp/dg_law/archives/52145578.html の11日)。そのかいあってか,いい本である。どっちも完全にいちゃラブ。やっぱり伊織は恥ずかしがらせてなんぼだよね。

テ-16a さざなみ壊変 http://sazanami.net/
・『ろけます! 世界一周アメリカ・イギリス編』:タイトルの通り,モバマス舞台探訪のためになんと海外へ。非常に気合の入った舞台探訪記となっている。普通に旅行記として質が高く,おもしろい。世界一周特典航空券の使い方講座などもあるが,利用する機会がある読者はどの程度いるのか。

評論系
敷居亭 http://d.hatena.ne.jp/sikii_j/
・『敷居の部屋の終幕』:アイマス界隈の考察本。まず「ニコマス魂の一選」として,界隈の有名人から選んでもらった動画がずらりと載っている。それぞれいろいろあるが,古参Pがおおよそ「自分が作るきっかけになった動画」を選んでいて,確かにそうなるよなと思った。その他,納得いくチョイスが多く,読んでて「ですよねー」となること請け合い。一方,敷居亭スタッフのチョイスは割りと意外性が強い。どうせなので自分も「一選」を選んでみるが,これになるかな。



→ その他スタッフによるコラムがいくつか掲載されているが,6つ中2つがグリマスで,モバマスへの言及がないあたりはちょっと偏りがある。まだしっかり読んでないが,ざっと読んだ感じではレスター伯の「声優ユニット史から見るガールズの軌跡」というコラムが一番おもしろかった。
→ コラムの一つに「ニコマスの歴史」を語る座談会があったが,一箇所残念ながら以前と同じ指摘をせざるをえない(以前書いたもの:「『敷居の部屋の行方』雑感」http://blog.livedoor.jp/dg_law/archives/52018334.html )。ニコマス界隈の成熟期を語る上で2009年末から2010年の上半期は重要であるにもかかわらず,そこをばっさりと省略しているのはちょっと。/2011年のPVはステージ回帰の流れがあって,古参PのぎょPが急遽大ブレイクしたのはすごく同意できる。あと11・12年デビューPには,以前のwhoPや時雨Pのような振り切れてる系の人が少なくて,一歩引いてる印象があるのも同意。/「アイマス3はどう出ても皆不幸になりそう」というのも残念ながら同意だなぁ。正直,今こそコンテンツ延命の限界に来てるのかも。「オワコン」ではないのだけど,別の意味で。

秋葉原物語 http://homepage3.nifty.com/akihabara_monogatari/notes.html
・『東京国際マンガミュージアム常設展示計画 取得済み展示品目録 ver.130811』:長いタイトルが全てを表してくれているが,明治大学で計画中のオタク文化アーカイブ施設「東京国際マンガミュージアム」に携わる森川嘉一郎先生の定期報告同人誌。
→ 掲載されているのは全てではなく,選ばれた約485点のみである。一番古いものは1934年のブリキのおもちゃ。戦時中の手塚治虫直筆原稿もある。とはいえ2007年からの活動なので収蔵品は新しめの物が多く,収集に苦戦している様子はうかがえる。基本的にアニメのセル画や原画が多いが,他に目についたものだと1978年製のスペースインベーダー筐体や,「アッザム」の設定スケッチ,ベータマックスのビデオデッキ,『モデルグラフィックス創刊号』(1984.10),『ファミ通創刊号』(1986.6),X68000など。
→ 比較的近年のものでは,『月姫』の2000年冬コミ版,『週刊わたしのおにいちゃん』(2004,懐かしさに死ぬ),『咲』アニメの設定画,『Rewrite』ラフ原稿など。
→ 今回は常設展示の収蔵品の一覧のみ収録されている。前号から買い始めたのだが,前号はここまでの歩みが掲載されていて,取組の歴史がよくわかってよかった。あれはあの部分を別売りにして毎回売ったほうが親切なのでは。

ぐる〜ぷ・げし http://members.jcom.home.ne.jp/iwasere/
・『コミケにまつわるエトセトラ3』:元スタッフによる裏事情本。基本的にブログの記事からの再録に補足を加えたものである。昨今の界隈の動きから言えば,やはり著作権関連は読み応えがあるのではないかと。コミケがなぜ赤松先生の動きと相容れないか,あたりは興味深かった。あとは「西4にサークルを配置できない理由」,「コミケの理念に嫌儲は含まれない」あたりがおもしろいのではないかと思う。

ふごさんちーむ
・『ベラルーシの近代』:延々とベラルーシの歴史を書いているサークル。実は私はまだ最新まで追い付いていないのだけれど,最新号ではとうとうリトアニア(リトヴァ)大公国が分割されて(ポーランド分割)滅んでいるらしい。ということはこれからが真の近代に入るわけだ。楽しみである。
→ なお本書の特徴として,カタカナが可能な限り現地語読みになっている。正直ベラルーシ語読みが死ぬほど読みづらいが,それはそれで。



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