2013年10月08日
夏季のアニメの感想とか
・有頂天家族:話がおもしろいのは原作でよくわかっていたので,あとはどこまで再現するか,もしくはどこを改変するか,という問題であったが,十分に及第点であったと思う。原作のメリハリ,笑わせるところは笑わせ,しんみりさせるところはしんみりさせる,というのには成功していた。特に1話ごとに山場を持ってきて,大半はギャグに使いつつ,末尾はちゃんとしんみりさせる流れはよく作っていた。ただし,その原作ではさすがに12箇所もそんな山場がないから,話ごとの切れ目にはやや苦労しており,しんみりポイントを作るのに苦労していたようには見えた。
→ 一番大きな改変というと海星の姿があらわになったことで,これは賛否両論あると思う。私はけっこうアリだったのではないかと。姿が見えないからこそ想像に頼るしかない,という点で原作の矢三郎と読者の我々は立場が重なるというおもしろさが,原作には確かにあった。一方アニメでは,視聴者には姿を現しながら,相変わらず矢三郎には見えないことで,今度は主人公と視聴者にギャップが生まれるという逆説的なおもしろみが生まれた。「全部同じじゃつまらないでしょ?」という,海星からの,原作を活かした原作読者に対するサービスだったのではないかと。あんなにロリロリしているとは思わなかったけど。確かにあれだと,矢三郎はちょうどつりあうかもしれないが,矢次郎だと彼がロリコン扱いされてしまうかも。
→ ところで,円盤の売れ行きがかなりまずいようで,まあそうなるだろうなとは思っていたが,私が思ってたよりも売れてないようである。まあ最初から「これで原作が売れてくれれば」というアニメではあったように思うし,現状私自身買っていないのだが……そのうち不憫買いするかも。
・ダンガンロンパ:原作のもったいない消費だったな,という感想がどうしても第一に来てしまう。原作プレイヤーが「1クールじゃどう考えても終わらない」と言っていたのがよくわかる展開であった。はしょりすぎである。
→ より正確に言えば,推理パートを思い切ってばっさり削ったのは問題なかったと思う。あそこはまさにゲームとして,プレイヤーが主人公と同一化しているなら楽しいが,アニメとして第三者として見てもつまらなくなるパートだと思う。一方,学級裁判のパートで原作の要素を削ったのは大変にいただけない。推理要素や物証・証言自体が大きく削られたことがニコニコのコメント等で読み取れたが,確かにアニメ版で残された証拠だけだと説得力が弱いという場面が多々あった。ゲームではちゃんと成り立っていた推理を崩壊させてまで圧縮させないと1クールに入りきらないのであれば,それはやってはいけない圧縮である。3話まで見た感想で「推理の難度は上がっていくと思うが,あのスピードのまま通すのかどうか見もの。」と書いたが,見事にそれに失敗した形。
→ とか言いつつ,原作をやっている余裕がないしハードも持ってない自分としては,結局原作やらずに終わりそうなのだが。これも円盤の売れ行きが怪しそうだが,2やるのかな。やるなら見るとは思うが,1と同じ感想になりそう。
・Free!:「筋肉に萌える江ちゃん」に萌える視聴者,という多重構造だったわけで,これにはしてやられたと思う。某人から入った「モバマスとかでも見られる構造」という指摘は的確で,何かに萌える女性はかわいい。
→ 話自体は,こう言っては何だが思っていたよりもおもしろかった。泳ぐことそのもの,勝負に勝つこと,チームで泳ぐこと,それぞれ喜びはあり,切り離すことに意味はないですわな。
→ で,こちらは円盤バカ売れのようで。やっぱり女性の購入者が多いんかな。その割に虎とかの腐女子ゾーンをのぞいてもそれほど増えているようには。男性向けを見ると江ちゃんが大変なことになっているものはちらほら見かけるが。まあ京アニに資金力がつくのはいいことだ。たまこまーけっと売れてなかったしね。
→ なお,pixivを見ると普通にヘテロのカップリングも盛り上がっており。江ちゃんだったら,誰とくっついても自然に思えるな。
で,今期の。とは言っても今期,2つしか見るのがなさそう。
・リトバスリフレイン:まあこれは当然。リフレインからが本番ですしおすし。
・ホワイトアルバム2:原作が完全にやるやる詐欺になっているが,アニメ版もICまでしかとりあえずやらないっぽいので,まあアニメ見てから原作でもいいかと。ついでに書いておくと,10月中は仕事忙しすぎてエロゲはおろか,他の諸事にも手が付いていない状況である。ブログの更新も割と危うい。11月は仕事はやや暇になるが,他のことで忙しい。結果,原作ができるのは早くて12月頃になるのではないかと。
・境界の彼方:ちょっと邪気眼バトルすぎて耐えられそうにないので1話切りでパス。あとでおもしろかったら誰か教えてください。
→ 一番大きな改変というと海星の姿があらわになったことで,これは賛否両論あると思う。私はけっこうアリだったのではないかと。姿が見えないからこそ想像に頼るしかない,という点で原作の矢三郎と読者の我々は立場が重なるというおもしろさが,原作には確かにあった。一方アニメでは,視聴者には姿を現しながら,相変わらず矢三郎には見えないことで,今度は主人公と視聴者にギャップが生まれるという逆説的なおもしろみが生まれた。「全部同じじゃつまらないでしょ?」という,海星からの,原作を活かした原作読者に対するサービスだったのではないかと。あんなにロリロリしているとは思わなかったけど。確かにあれだと,矢三郎はちょうどつりあうかもしれないが,矢次郎だと彼がロリコン扱いされてしまうかも。
→ ところで,円盤の売れ行きがかなりまずいようで,まあそうなるだろうなとは思っていたが,私が思ってたよりも売れてないようである。まあ最初から「これで原作が売れてくれれば」というアニメではあったように思うし,現状私自身買っていないのだが……そのうち不憫買いするかも。
・ダンガンロンパ:原作のもったいない消費だったな,という感想がどうしても第一に来てしまう。原作プレイヤーが「1クールじゃどう考えても終わらない」と言っていたのがよくわかる展開であった。はしょりすぎである。
→ より正確に言えば,推理パートを思い切ってばっさり削ったのは問題なかったと思う。あそこはまさにゲームとして,プレイヤーが主人公と同一化しているなら楽しいが,アニメとして第三者として見てもつまらなくなるパートだと思う。一方,学級裁判のパートで原作の要素を削ったのは大変にいただけない。推理要素や物証・証言自体が大きく削られたことがニコニコのコメント等で読み取れたが,確かにアニメ版で残された証拠だけだと説得力が弱いという場面が多々あった。ゲームではちゃんと成り立っていた推理を崩壊させてまで圧縮させないと1クールに入りきらないのであれば,それはやってはいけない圧縮である。3話まで見た感想で「推理の難度は上がっていくと思うが,あのスピードのまま通すのかどうか見もの。」と書いたが,見事にそれに失敗した形。
→ とか言いつつ,原作をやっている余裕がないしハードも持ってない自分としては,結局原作やらずに終わりそうなのだが。これも円盤の売れ行きが怪しそうだが,2やるのかな。やるなら見るとは思うが,1と同じ感想になりそう。
・Free!:「筋肉に萌える江ちゃん」に萌える視聴者,という多重構造だったわけで,これにはしてやられたと思う。某人から入った「モバマスとかでも見られる構造」という指摘は的確で,何かに萌える女性はかわいい。
→ 話自体は,こう言っては何だが思っていたよりもおもしろかった。泳ぐことそのもの,勝負に勝つこと,チームで泳ぐこと,それぞれ喜びはあり,切り離すことに意味はないですわな。
→ で,こちらは円盤バカ売れのようで。やっぱり女性の購入者が多いんかな。その割に虎とかの腐女子ゾーンをのぞいてもそれほど増えているようには。男性向けを見ると江ちゃんが大変なことになっているものはちらほら見かけるが。まあ京アニに資金力がつくのはいいことだ。たまこまーけっと売れてなかったしね。
→ なお,pixivを見ると普通にヘテロのカップリングも盛り上がっており。江ちゃんだったら,誰とくっついても自然に思えるな。
で,今期の。とは言っても今期,2つしか見るのがなさそう。
・リトバスリフレイン:まあこれは当然。リフレインからが本番ですしおすし。
・ホワイトアルバム2:原作が完全にやるやる詐欺になっているが,アニメ版もICまでしかとりあえずやらないっぽいので,まあアニメ見てから原作でもいいかと。ついでに書いておくと,10月中は仕事忙しすぎてエロゲはおろか,他の諸事にも手が付いていない状況である。ブログの更新も割と危うい。11月は仕事はやや暇になるが,他のことで忙しい。結果,原作ができるのは早くて12月頃になるのではないかと。
・境界の彼方:ちょっと邪気眼バトルすぎて耐えられそうにないので1話切りでパス。あとでおもしろかったら誰か教えてください。
Posted by dg_law at 12:00│Comments(0)│