2014年01月11日

最近買ったもの・読んだもの

・ねこねこソフトの『麻雀2014』。コミケの先行販売である。いつものストーリーモード,フリー対戦,サバイバルモードの3実装。ストーリーモードは,そらいろの愛衣ちゃん主人公で,最新作のキャラたち5人を倒していく。二人打ちで二周,一周目は全員16000で,二周目は32000。南4局でも終わらず,どちらかがドボンするまで続くので,ちまちま稼ぐのではなくドカンと一撃で削ったほうが早く終わる。前作までと違い,きっちり降りる子が多い(気がする)ので意外と苦戦した。それでも3・4時間あればクリアできると思う。問題は最新作をやってないので敵キャラへの愛着が今ひとつだったこと。やっぱ最新作やらないとダメかなぁ。当分そんな暇はない
→ フリー対戦は難易度が5段階で,今回も新宿歌舞伎町実装。今回はとうとう「得意技:国士無双」が3人そろったので,本当の地獄絵図を楽しめる。相変わらず信長様の豪運が異常。あとは八郎@スカーレットが強かった。調整ミスったのか,イスナさんが弱いのだけ残念。
→ キャラは本当に全員登場している感じ。セツミさんや一部コットンのキャラまでいる。中にはクレア@whiteとか小マル@ゆきいろとか,登場自体がネタバレ全開の子たちがいるので,その辺クリアしてない人は気をつけよう。


『シュヴァルツェスマーケン』短篇集2巻。グレーテル過去編,リィズ過去編,ファム過去編と,キルケ主人公のコメディ1編と全4編である。グレーテルとファムの話は想定の範囲内として,リィズ過去編が陰惨すぎて言葉がない。この容赦の無い救いの無さの上に,本編のあの悲劇とは……実は本編の最新刊をちら見してしまったので,落ちを知っているのだが,だからこそこれはとんでもない。あまりに悲惨すぎて,自分の中でテオドール君のいじけっぷりとか,さらに飛んでオルタのタケルちゃんの苦悩とかはなんだったのか状態である。全マブラヴ系作品で一番悲惨な人生送ってないかこの子。リィズさんは精神的に強すぎたがために,こんなことに。生きて生き抜いた結果があれとか報われんすぎる……
→ 冷静になって読むに,うまいなと思うのはアクスマンとベアトリクスの使い方である。本編だとどちらも悪役で,かつベアトリクスの方が悪しざまに描かれている。ベアトリクス率いるモスクワ派は,「東ドイツをソ連に売ろうとしている連中」であり「いざとなればシベリアに逃亡しようとしている連中」である。だからこそ,まだしもベルリン派の方が軍と妥協できそうな雰囲気があるが,この短編を読むと全く違う。アクスマンらベルリン派はソ連の後ろ盾がないからこそ立場が弱く,ベルリンにいつくためになんでもするから醜悪なのだ。短編で漏れる情報が本編にうまくつながっているし,またこの違いがベアトリクスとアクスマンのパーソナリティー自体にも現れているので,印象深くなっている。
→ 本編は反体制派(と西側)・国防軍・ベルリン派(シュタージ中枢)・モスクワ派(とソ連)の4つ巴の戦いで,「それぞれ隣り合ってる勢力とは妥協可能」,一方で「一番実力があるのはモスクワ派」という状況だが,ベルリン派の立ち位置絶妙だよなぁ。ちょうど反体制派との間で国防軍の取り合いになってて,国防軍を吸収できれば戦えるけど国防軍は反体制派よりでそう簡単でもない。どうなんのかねこれ。


・『UQ HOLDER』1巻。本作については連載開始直後に大きく取り上げている。『ネギま!』に対する私的落穂拾い
→ ここまでは思った以上に王道の少年漫画をしていておもしろい。この路線でやってくならそれほどお色気はいらんわな。
→ それでも,なんというか斬岩剣とかリク・ラク・ラ・ラック・ライラックとか読むと,こう胸にこみ上げてくるものが。やはり『ラブひな』と『ネギま!』は我が青春であった。


・『DIVB スレッジハマーの追憶』3巻(完結)。ハマさんも壮絶な人生である。こっちは報われてるからまだマシだが。後藤女史の「神様は何してるの!」「何でこの人ばかり…こんな過酷な目にあわなきゃならないの」がほんとその通りすぎる。
→ さて,エルデマン・レポートが世に出てからが第二部。どうなるのか,楽しみに待ちましょう。


以下,叛逆ネタバレ。


・『劇場版魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』漫画版2巻。改めて読むに,丘の上の花畑の会話が決定的なターニングポイントだのう。
→ ほむほむは多分「魔女化しても杏子とマミが自分を倒してくれるから,キュウべぇにまどかは観測させない」,「奇跡的にうまく行ったらまどかを捕えて人間部分を現世に戻す」の二段階作戦だったんだと思う。後者のために強力な魔力を蓄えるべく呪いを溜め込んだのなら,そこまで含めて用意周到ですよこの人。やっぱり魔女になりつつ理性を保つにはそのくらい冷静じゃないとダメってことだ。


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