2014年01月15日

普通の初詣は弁天堂でした

西美のモネ展と,例年通り東博の初詣展に行ってきた。初詣展のほうは毎年干支にちなんだ展示物となっており,今回は馬具や馬の絵が展示されていた。イランやインド,東南アジアの作品が展示されていたのは少し珍しく,さすがは馬という広がりを持った題材である。国宝室は松林図屏風。まあ年始は毎年これか秋冬山水図のいずれかであろう。雪舟の国宝は別に常設展示で展示されていたし,初詣展のほうにも長谷川等伯の作品があったので,いろいろバランスをとった結果,こちらが選ばれたのではないか。もしくは,国宝室の予定の方に従って常設展示や企画展示の側がバランスをとったのか。

西美のモネ展は行こうかどうしようか迷っていたのだが,東博の常設展を見て時間が余ったので入った,というところである。西美とポーラ美術館の協力による展覧会で,基本的に両美術館の所蔵品だけで構成されていた。印象派系の展覧会としては混んでおらず,やはり国内美術館同士だと集客力に欠くということだろうか。通して見た感想としては,モネ展というよりは単純に印象派展であり,モネに焦点を当てたのは単純にストーリーを作りやすかったのだろうと思う。展示作品としてはどうしてもネタ切れ感があり,モネとつなげて展示するのは苦しい作品がいくつかあった。たとえばガレの作品が展示されていたが,そりゃまあ確かにモネも日本好きだったよね,という。あとはシャヴァンヌやピカソなど。時代は重なっているものの……

とはいえ,目の保養になったのは間違いない。印象派(というかモネとルノワールか)に囲まれた部屋にいる安心感,多幸感はなんだろうか。そういう絵なんだからそりゃそうだろうって話ではあるんだが,それにしてもそうとしか感想を述べようがないのである。新年初の展覧会であるので,なんかまぁそれでいいか,と特に深く考えずに見た。作品数は約120点で8割方が油彩画なので,見応えはある。


これだけだとあまりにも内容がないので,この先2,3ヶ月の予定でも書いておく。

・横浜美術館:下村観山展(〜2/11),行くかどうかは微妙。
・東博:クリーヴランド美術館展(〜2/23)
・都美:日本美術院展(1/25〜4/1)東博とこれはまず間違いなく行く。できればハシゴで見たい。
・国立新美:文化庁メディア芸術祭(2/5〜2/16),毎年行っているので。
・サントリー:伊万里展(1/25〜3/16),これもできればメディア芸術祭とハシゴかなー。
・森ビル:ラファエル前派展(1/25〜4/6),行く確率は高い。遅くまで空いてるので,平日夜かな。

3月末くらいまでで考えているのはこんなところです。


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この記事へのコメント
西洋美術館のモネ展に行ってきました。何というか、「印象派展」というよりは「モネ展」として宣伝した方が人が入りやすく、逆にモネだけあるよりはルノワールやシスレーもあった方が比べることができて楽しいので、この設定は大当たりだったのではないかと。というかモネ・マネ・コロー・ピサロ・スーラ・シニャックと並んでいるってどこのオルセーですか(褒め言葉)

雪のせいで土曜にもかかわらず比較的空いていてゆっくり観られた、ということもあるのですが。版画が多い西洋美術館にしては久々のヒットでした。
Posted by Aruzya at 2014年02月15日 23:35
>「印象派展」というよりは「モネ展」として宣伝した方が人が入りやすく
「モネ展」だったのはこれもあるでしょうね。
オルセー感はありましたね,さすがにあれだけ印象派が多いと。

>版画が多い西洋美術館にしては
版画多いんですよね……あと素描。
半ば研究目的で開いてるとか,油彩画ばかりだと予算が,という事情はわかるんですが。
Posted by DG-Law at 2014年02月17日 02:58