2014年04月26日

香辛料から砂糖へ,そして綿布へ

・中世ヨーロッパの香辛料事情〜「とりあえず醤油」は正義
→ 中世ヨーロッパの「香辛料」の話。胡椒などのアジアの物産としての香辛料は,保存料というよりも嗜好品・ステータスシンボル,あとは薬効を期待しての輸入品であった。保存するだけなら塩や酢・ハーブでいいわけで。塩漬けのニシンが北海商業圏の主要な商品だった。「ハーブ類を香辛料に含むかどうかという点では,香辛料の定義的な話でもあるか。あとはまあ,中世ヨーロッパの庶民だと,かなり近世に近づいていても,そんなに肉を食べてなかったという話もある。
→ 自分のtweetをコピペしておくと「香辛料は価格が高いことそれ自体に意味がある,ステータスシンボルだった。だから,オランダが大量輸入に成功すると,一気に価格が暴落して香辛料貿易自体が崩壊した。変わって,金持ちのステータスシンボルになった世界商品こそが,砂糖である。17世紀半ばのことだ。この香辛料貿易の崩壊が,英蘭戦争・オランダ侵略戦争に重なってオランダの覇権失墜が始まった。香辛料から砂糖へ。そして,オランダからイギリスへ。」
→ そんでもって砂糖も自由貿易の進行&甜菜の発見で大量生産されて価格が暴落,産業革命の発生と相まって今度は綿布が世界商品になっていく。以後は多種多様な工業製品が世界史上に流れ込んでいくため,世界商品自体が話題に上がらなくなっていく。「世界商品」の概念は大変おもしろいのでもっと流行してよい。


・井の頭公園の池をかいぼりしたら(1) 自転車が次々と(Togetter)
・井の頭公園の池をかいぼりしたら(2) お魚レスキュー隊(Togetter)
→ 井の頭公園の池の水を抜いて掃除している模様。
→ 自転車が大量に出てきたのには笑った。事故って落ちてしまったのもなくはないんだろうが,盗難自転車の証拠隠滅,壊れて捨てるのがめんどくさかったあたりが理由としては多いんだろうなぁ。それにしても250台とは。1年に10台近いハイペースである。その他スクーター・カセットテープ・ノーパ・携帯電話はまだ理解できるが,ショッピングカートは誰がどうやって捨てたんだ。
→ 正直に申告して,鯉による生態系破壊についてはほとんど無知だった。そりゃ外来魚として駆除せよって意見も出てくるわなぁ。じゃあ完全駆除でいいかというとアメリカザリガニ対策の面で残すべきという話もあるらしく,複雑である。


・不動産のチラシでマンションが光る(デイリーポータルZ)
・高級マンション広告コピー「マンションポエム」を分析する(デイリーポータルZ)
→ デイリーポータルZからマンションネタ二つ。一つ目,確かによく光ってる広告を見るw。まだ建ててないから「これからここにこれくらいのものが建ちますよ」という表示の意味合いが強くて,どうせなら光らせておこうということなんだろう。しかし,挙がっている町屋・大磯のようなパターンまで行くと本来の目的を見失っているような。
→ 二つ目,確かにポエム多いw。よくこれだけ調べて共通点見つけたなぁ。我らが文京区は高台であることを強調したポエムが多かった。まあ高台には違いない。どこに行くにもとりあえず坂を下らされるので辛い。


・西洋絵画にはボールパークが良く馴染む(日刊やきう速報@なんJ)
→ 出来よすぎわろた。カンディンスキーは秀逸。ぱっと見でどこが合成かわからなかった。抽象画のくせに。
→ ユトリロの案の定の相性の良さである。本当にこういう絵がありそうなレベルである。もっとも,ユトリロの時代まで来るとアメリカなら普通にプロ野球があったので,時代考証的にもありうる絵なのだけれど。


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