2014年07月08日
ヒトラー辺りまでは常に生き急いでるか
・十八世紀プロイセンの特徴(Kousyoublog)
→ 国家への強い奉仕義務と自由主義の不思議な同居。18世紀プロイセンの生き急いでる感がすごい。三十年戦争の惨禍のせいでああなったわけで,あの戦争のショックは大きい。
→ ドイツ統一の過程で,プロイセンがプロイセンらしさを失っていくのは残念だよなぁ。自由主義が最初に失われたのはフランス革命に対する反動であったので,統一もその延長線上かな。プロイセン的自由主義とは結局啓蒙専制的なものであるので,革命で死んだのも当然かもしれない。啓蒙専制とは,啓蒙と専制が衝突したなら,専制が優先されるのだから。「上からの改革」で従順な国民がついていき近代化に成功したけども,その過程で国民の精神的自由な風潮が失われていったのは日本とよく似てるかも。
→ 考えてみると,1648→1789→1945と考えるとドイツは150年おきに外部からの影響で大変革をしている。その次の変革が1990なわけだが,150年かからなくて良かったし,自主的なものでよかった。
・フットボールと国粋主義と地域密着(増田)
→ ヤヌザイの事例がおもしろかった。コソヴォのアルバニア民族の家系で,生まれはベルギーなのね。
・精子と卵の融合は考えているよりもずっと壮大な話だと思う(Pursuing Big Oceans)
→ 極めて科学的な話なのに,どこの伝奇系創作物だよと思わせられる,ネーミングの妙。
・昔の人はすごかった……互いを屁でぶっ飛ばすバトルを描いた江戸時代の奇想天外な絵巻物「屁合戦絵巻」(DNA)
→ 「放屁合戦絵巻」は割とメジャーなジャンルだったり。前にサントリー美術館で本物を見た。
→ 「福富草紙絵巻」もお勧めしておこう。
・PTA:役員決めは罰ゲーム? やらない人はトイレ掃除も(毎日新聞)
→ 自主参加のものがいつの間にか義務になっているという日本的伝統がこんなところにも。うちの母もよくやらされてたなー。「息子が勉強できたり,学級委員をやってたりすると,親もそういうのが得意or好きに違いないとして押し付けられるが,論理的整合性はない」と愚痴っていたが,その通りである。
→ 学校ごとに本当に必要かどうか見直して,不要なら解体でもいいのでは。労働組合じゃないんだから。
・「京アニ」は何故落ちぶれてしまったのか。全盛期から凋落までを振り返る。(ふわふわスマイル)
→ 批判的反応が多い記事で,私自身も落ちぶれたとは思っていないが,実はこの人の言いたいことはなんとなくわかる。『けいおん!』や『CLANNAD』の成功体験をずいぶんと引きずっていたのは否定しがたく,『ハルヒ』1期から『けいおん!』2期くらいが「絶頂期」で,近年はその時期ほど話題に上らなくなったのは確かだ。
→ これは売り上げ的な意味とか,作品の質の話ではない(関係はしているけど)。『日常』と『たまこまーけっと』はおもしろかったけど売り方は間違えたと思うし,これらが絶頂期ではなくなったきっかけでもあると思う(『氷菓』・『境界の彼方』は見てないので割愛)。そして,売り方を間違えた原因こそ,「『けいおん!』や『CLANNAD』の成功体験」だったんじゃねーかなと。
→ ただまあこの記事の意見と違うのは,『Free!』はやっぱりおもしろかったと思うし,『たまこまーけっと』も劇場版で軌道修正が成功したなと思う。2011〜13年は凋落期というよりも,脱『けいおん!』模索期だったのではないかと。『Free!』と,円盤的には売れてないが『中二病』の二期は,垢抜けてて模索期を脱した印象がある。『Free!』の二期も楽しみです。
→ この記事の論理構成や言い方も悪いが,ブコメの反応も何かヒステリックで。そんなに常に全盛期じゃないとまずいですかね。
→ 国家への強い奉仕義務と自由主義の不思議な同居。18世紀プロイセンの生き急いでる感がすごい。三十年戦争の惨禍のせいでああなったわけで,あの戦争のショックは大きい。
→ ドイツ統一の過程で,プロイセンがプロイセンらしさを失っていくのは残念だよなぁ。自由主義が最初に失われたのはフランス革命に対する反動であったので,統一もその延長線上かな。プロイセン的自由主義とは結局啓蒙専制的なものであるので,革命で死んだのも当然かもしれない。啓蒙専制とは,啓蒙と専制が衝突したなら,専制が優先されるのだから。「上からの改革」で従順な国民がついていき近代化に成功したけども,その過程で国民の精神的自由な風潮が失われていったのは日本とよく似てるかも。
→ 考えてみると,1648→1789→1945と考えるとドイツは150年おきに外部からの影響で大変革をしている。その次の変革が1990なわけだが,150年かからなくて良かったし,自主的なものでよかった。
・フットボールと国粋主義と地域密着(増田)
→ ヤヌザイの事例がおもしろかった。コソヴォのアルバニア民族の家系で,生まれはベルギーなのね。
・精子と卵の融合は考えているよりもずっと壮大な話だと思う(Pursuing Big Oceans)
→ 極めて科学的な話なのに,どこの伝奇系創作物だよと思わせられる,ネーミングの妙。
・昔の人はすごかった……互いを屁でぶっ飛ばすバトルを描いた江戸時代の奇想天外な絵巻物「屁合戦絵巻」(DNA)
→ 「放屁合戦絵巻」は割とメジャーなジャンルだったり。前にサントリー美術館で本物を見た。
→ 「福富草紙絵巻」もお勧めしておこう。
・PTA:役員決めは罰ゲーム? やらない人はトイレ掃除も(毎日新聞)
→ 自主参加のものがいつの間にか義務になっているという日本的伝統がこんなところにも。うちの母もよくやらされてたなー。「息子が勉強できたり,学級委員をやってたりすると,親もそういうのが得意or好きに違いないとして押し付けられるが,論理的整合性はない」と愚痴っていたが,その通りである。
→ 学校ごとに本当に必要かどうか見直して,不要なら解体でもいいのでは。労働組合じゃないんだから。
・「京アニ」は何故落ちぶれてしまったのか。全盛期から凋落までを振り返る。(ふわふわスマイル)
→ 批判的反応が多い記事で,私自身も落ちぶれたとは思っていないが,実はこの人の言いたいことはなんとなくわかる。『けいおん!』や『CLANNAD』の成功体験をずいぶんと引きずっていたのは否定しがたく,『ハルヒ』1期から『けいおん!』2期くらいが「絶頂期」で,近年はその時期ほど話題に上らなくなったのは確かだ。
→ これは売り上げ的な意味とか,作品の質の話ではない(関係はしているけど)。『日常』と『たまこまーけっと』はおもしろかったけど売り方は間違えたと思うし,これらが絶頂期ではなくなったきっかけでもあると思う(『氷菓』・『境界の彼方』は見てないので割愛)。そして,売り方を間違えた原因こそ,「『けいおん!』や『CLANNAD』の成功体験」だったんじゃねーかなと。
→ ただまあこの記事の意見と違うのは,『Free!』はやっぱりおもしろかったと思うし,『たまこまーけっと』も劇場版で軌道修正が成功したなと思う。2011〜13年は凋落期というよりも,脱『けいおん!』模索期だったのではないかと。『Free!』と,円盤的には売れてないが『中二病』の二期は,垢抜けてて模索期を脱した印象がある。『Free!』の二期も楽しみです。
→ この記事の論理構成や言い方も悪いが,ブコメの反応も何かヒステリックで。そんなに常に全盛期じゃないとまずいですかね。
Posted by dg_law at 03:48│Comments(0)│