2014年10月11日

FSM教ってなんだっけという話かも

・歴史教育用語の統計分析と基礎データ
→ pdf注意。高校世界史用語の増減表がp.9に。「1950 年代初めには1500 語前後であったものが 2012 年度検定教科書の一番詳しいタイプでは3700 語前後」「(現行用語集収録数は)7039 語」。世界史の膨張傾向は自明だったが,こう数字で改めて示されると凄まじい。言うまでもないが,「現代史が増えただけ」では説明がつかない増加量だ。
→ 個人的経験から行って,現実的に言って7000語から2000語まで減らすのは難しいと思うが,4000語くらいまではいけると思う。がんばって欲しい。


・商業施設名が「ヒカリエ」化している(デイリーポータルZ)
→ 商業施設名の変遷を追った記事。おもしろい。確かに最近は日本語のだじゃれ化が激しい気がする。
→ はてブの方で「あれがない」と散々つっこまれていたが,私からもTOKIAさん(2005年・日本語系)とiiyo!!さん(2012年・日本語系)も入れてあげて,とはツッコミを入れておく。TOKIAとKITTEは良いネーミングセンスだと思う。ほとんど行ったことないけど。
→ 個人的にインパクトが大きかったのは丸の内オアゾで,丸ビル・新丸ビルと来てなんでそのネーミング,と。
→ あべのハルカスについては,いまだもって「カス」で良かったのかという疑念が私の中では絶えない。


・「空飛ぶスパゲティ教」、教団認定ならず オーストリア(AFPBB)
→ これはオーストリアの歴史的背景としてキリスト教の教会だけ特別扱いされているというのを前提として,FSM教団がその登録に乗り出したところ,当然「教会」ではないとつっぱねられた,と理解されるべき。
→ FSM教はそもそも非科学的なものが科学の世界に闖入してきたのに対して,そのばかばかしさを周知させるために作られたものではなかったかと思う(つまり,この記事のFSM教の解説がおかしい)。ゆえに,宗教自体をばかにするのであれば,FSM教の本義から外れている行動に見える。また,確かに「インテリジェントデザイン」の元はキリスト教だが,あれを推進したのはアメリカのプロテスタント系の原理主義的な集団であって,キリスト教全体をばかにするのも,活動の意味合いが変わってきてしまうのでは。そういう意味で私的には疑問しかない行動であるし,オーストリア政府の行動も適切だと思われる。
→ 無論,オーストリアの政教分離が不完全であることを責めることは可能だろうが,民族主義を尊重する立場から言えば取りたくない立場。
→ いずれにせよ,詳報が欲しい。現段階ではコメントできることが少ない。まあ,4ヶ月経って詳報が無いということは無いまま終わるんだろうが。


・東京ビッグサイト、展示面積25%増 五輪までに(日本経済新聞)
→ 前々からうわさのあったビッグサイトの増築。1日あたりのサークル数が25%増えるなら落選は減るなぁ。回るのがさらに大変になるが。
それと「西展示棟の南側にある屋外展示場部分」って現状は企業のヤバいところの列置き場になってるはずなので,列置き場がなくなるのではという危惧が。



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