2015年07月02日

全文起こしする気力もわかない

・ついに今日からlivedoor Blogが完全無料!最上級プラン「PREMIUM」の利用方法をご案内します(livedoor Blog 開発日誌)
→ これは快挙だと思う。NAVERに買収されたときは今後どうなるのかと思ったが,そこからちょっとずつ使いやすくなっての,完全無料化。すばらしい。何度かはてなへの移転を考えたけど,この運営を信頼してしばらくlivedoorで続けようと思います。


・ノイシュヴァンシュタイン城はなぜ世界遺産になっていないのか(Togetter)
→ 追記含めて至極妥当な説明で,どうしても登録するなら。やはり(i)と(vi)くらいだと思う,こじつけで。19世紀のロマン主義自体が完全に歴史的な物として扱う,つまり21世紀の視点から言って二重の追憶――19世紀には中世への憧憬があったということの証拠という扱いであれば(vi)は行けるかもしれない。実際には本物の中世の城からは離れたまさに「ロマン主義」的な空想性の産物であることも,この場合はプラスに働くかも。
→ 加えて言って,それを国王が個人の欲望で実現できた最後の時代であり,そうした無茶な再現もどきが可能になった近代技術の産物の端緒。つまり,20世紀的独裁者の巨大建築の走りにして絶対主義の残滓,時代の始まりと終わりの交差する一瞬に生まれた独創的な建築,という扱いにすると,これはこれで「歴史上の重要な段階を物語る建築物」を主張できるかもしれない。かなりでっち上げ気味だけど。


・Franceの痴漢事情(BLOGOS)
→ 日本特有の犯罪というイメージが強かったが,まあ無いはずはないな,という確認になった。数としては日本の方が多かろうとは思うが,フランスは犯罪自体が認知されて間もないとすると,暗数も多そう。


・舞の海氏が新説「日本人力士の“甘さ”は前文に起因する」「反省しすぎて土俵際…」(産経新聞)
→ 去年のは週刊金曜日の報道があまりにひどかったから全力で擁護したけど,集会自体ではアレだったし,舞の海のトークの内容にもダメな部分があったのも確かだった。今年のはどうかということで,ノーカット版を探したら見つかった。リンクを張っておく。



→ さすがに全文起こしはしないが,前半はおおよそ去年と同じで,外国人力士は覚悟とハングリー精神があるが,日本人力士は無いというダメな精神論であるが,差別的・極度に偏見的な発言はない。ところが途中「日本人力士が弱いのは,それを教えてきた教師・親の影響で,それは(戦後の)教育や法律による環境によって形作られたのであり,最後は憲法に行き着く」とあり,続けて「日本人力士は戦い方が正直すぎる・相手を信じすぎる。これはなにかに似ているなと考えてみたら,憲法の前文に行き着いた」という迷言が出てくる。ここが核心ではあるだろう。
→ さらに「反省させられすぎて,間違った歴史を世界に広められている。外交的土俵際。」と述べているあたりはあからさまなアレな史観に染まっているが,具体例に触れないあたりは確信犯的であるかもしれない。あわせて,産経新聞のまとめ方は正しく,今回は報じたのが産経新聞というだけあって,誤報ではないようだ(無論のことながら皮肉である)。



この記事へのトラックバックURL