2015年10月04日
マッサマンカレー美味しいよね
・アレクサンドロス大王の父の墳墓を特定か(ナショナルジオグラフィック)
→ フィリッポス2世の墓が見つかったかもしれないという。
→ 『ヒストリエ』の8巻でフィリッポス2世がトラキア人に襲われて重傷を負うシーンがあるが,そのときに刺されていたのは右の太ももであった。この墓が本物であれば,どうやら左の脛が正解ということになるようだ。まあ描き直すってことはないだろうが。なお,9巻以降の『ヒストリエ』ではきっちりとフィリッポスが歩いていないし,馬にも乗っていない。
→ ところで,復元図の顔も,『ヒストリエ』でのフィリッポスに割りとよく似ている。連載開始よりも前に作られたものか? 史料からの想像による偶然の一致なら相当すごいが。
・国立博物館・美術館の常設展入場者数(月猫ツーリスト)
→ これはおもしろいデータ。東博は刀剣女子の影響で27年度の来館者数とんでもないことになってそう。西美の隔年現象は確かに謎。企画展の調子による,とかだろうか。
→ 奈良博は年々減っていて,がんばってほしいところ。とはいえ確かに最近話題がない。
→ ところで,東博と近美は,外国人観光客が年々増えている実感があるが,数字上はどうなんだろうか。特に近美は行くたびに,常設展で見かける外国人客増えたなーと思う。
・会田誠さん作品に改変要請 美術館、子ども向け企画展で(朝日新聞)
・東京都現代美術館の「子供展」における会田家の作品撤去問題について(会田誠)
→ 会田誠の作品は「自覚的に薄っぺらい」という特徴があるので(会田誠に関する拙文),その意味で「檄文という仰々しいタイトルからの,家庭の会話から出ていた全く他愛もない要求」というのは,おもしろいかつまらないかを横においておけば非常に会田誠らしい作品である。これに「小さい子供にふさわしくないのでは」という改変要求というのは意味がわからないというか,「檄文」というタイトルしか見ていないのでは。同時に,これを政治的な方向で回収している反応も少ないが見受けられ,ある意味クレームをつけた人との対照であり,残念ではあるなと。
→ 実際のところクレームは1件だけだったそうで,そんなもん突っぱねとけ,ニュースになるようなおおごとにするなという話では。
→ ところで,「これはただの檄文であって,どこがアートなの?」という指摘なら割りと有りだと思うのだが,不思議とその点を指摘している人は少ない。少なくとも私の認識ではこれは美術作品ではない。「美術館に展示されたものがアート」というアートワールド的な話なのかも。または,「抗議されたことで完成したアート」と言うこともできるが,これはこれで「21世紀にもなってそれですか」という。会田誠の反応を見るに,少なくとも本人がその筋の現代アートを狙っていた作品というわけではないだろう。この点は,会田誠がダサいセンスを持っていなかったという意味で安心した。
→ 結局継続して展示されることになったようだが,何とも不可解な事件であった。
・♪おぼえてい〜ます〜か 平成の米騒動を〜♪(Togetter)
→ 当時小学生ながらに日本人傲慢だなぁと思ったもんだが(親もそう言ってた),長じてみると尚更タイ人にごめんなさいとしか言えない出来事だったなぁと。あれのせいでタイ米の国際価格が高騰して東南アジアの貧困層がダメージを受けた一方,日本では国産米とセット販売され,タイ米が捨てられていたという……
→ なお,そう言っていた親ではあるものの,当時はタイ米を避けて国産米を高値で買って食べていた。一度だけタイ米を買ってきたことがあるが,「どうせだから一回くらい食べてみよう」ということで,ピラフにして食べたことがある。味はよく覚えていないが,多分食べ方が間違っていたのではないかと。
→ 当時に比べると今の日本はまだしも東南アジアに関する知識が増えているのかな,と前向きに捉えたくはある。辛いのが苦手な自分でもタイ料理は好きだ。
→ フィリッポス2世の墓が見つかったかもしれないという。
→ 『ヒストリエ』の8巻でフィリッポス2世がトラキア人に襲われて重傷を負うシーンがあるが,そのときに刺されていたのは右の太ももであった。この墓が本物であれば,どうやら左の脛が正解ということになるようだ。まあ描き直すってことはないだろうが。なお,9巻以降の『ヒストリエ』ではきっちりとフィリッポスが歩いていないし,馬にも乗っていない。
→ ところで,復元図の顔も,『ヒストリエ』でのフィリッポスに割りとよく似ている。連載開始よりも前に作られたものか? 史料からの想像による偶然の一致なら相当すごいが。
・国立博物館・美術館の常設展入場者数(月猫ツーリスト)
→ これはおもしろいデータ。東博は刀剣女子の影響で27年度の来館者数とんでもないことになってそう。西美の隔年現象は確かに謎。企画展の調子による,とかだろうか。
→ 奈良博は年々減っていて,がんばってほしいところ。とはいえ確かに最近話題がない。
→ ところで,東博と近美は,外国人観光客が年々増えている実感があるが,数字上はどうなんだろうか。特に近美は行くたびに,常設展で見かける外国人客増えたなーと思う。
・会田誠さん作品に改変要請 美術館、子ども向け企画展で(朝日新聞)
・東京都現代美術館の「子供展」における会田家の作品撤去問題について(会田誠)
→ 会田誠の作品は「自覚的に薄っぺらい」という特徴があるので(会田誠に関する拙文),その意味で「檄文という仰々しいタイトルからの,家庭の会話から出ていた全く他愛もない要求」というのは,おもしろいかつまらないかを横においておけば非常に会田誠らしい作品である。これに「小さい子供にふさわしくないのでは」という改変要求というのは意味がわからないというか,「檄文」というタイトルしか見ていないのでは。同時に,これを政治的な方向で回収している反応も少ないが見受けられ,ある意味クレームをつけた人との対照であり,残念ではあるなと。
→ 実際のところクレームは1件だけだったそうで,そんなもん突っぱねとけ,ニュースになるようなおおごとにするなという話では。
→ ところで,「これはただの檄文であって,どこがアートなの?」という指摘なら割りと有りだと思うのだが,不思議とその点を指摘している人は少ない。少なくとも私の認識ではこれは美術作品ではない。「美術館に展示されたものがアート」というアートワールド的な話なのかも。または,「抗議されたことで完成したアート」と言うこともできるが,これはこれで「21世紀にもなってそれですか」という。会田誠の反応を見るに,少なくとも本人がその筋の現代アートを狙っていた作品というわけではないだろう。この点は,会田誠がダサいセンスを持っていなかったという意味で安心した。
→ 結局継続して展示されることになったようだが,何とも不可解な事件であった。
・♪おぼえてい〜ます〜か 平成の米騒動を〜♪(Togetter)
→ 当時小学生ながらに日本人傲慢だなぁと思ったもんだが(親もそう言ってた),長じてみると尚更タイ人にごめんなさいとしか言えない出来事だったなぁと。あれのせいでタイ米の国際価格が高騰して東南アジアの貧困層がダメージを受けた一方,日本では国産米とセット販売され,タイ米が捨てられていたという……
→ なお,そう言っていた親ではあるものの,当時はタイ米を避けて国産米を高値で買って食べていた。一度だけタイ米を買ってきたことがあるが,「どうせだから一回くらい食べてみよう」ということで,ピラフにして食べたことがある。味はよく覚えていないが,多分食べ方が間違っていたのではないかと。
→ 当時に比べると今の日本はまだしも東南アジアに関する知識が増えているのかな,と前向きに捉えたくはある。辛いのが苦手な自分でもタイ料理は好きだ。
Posted by dg_law at 23:01│Comments(0)│