2015年11月07日
新テストの中間発表とか
・安土城の入場料を自ら徴収する信長(Togetter)
→ 『へうげもの』のあの描写は本物だったのかというのが最大の衝撃。信長公お茶目すぎでしょう。確かにお金目当てではあるまい。偉大な城を建てたという誇示として,見学料を徴収したか。部下の出席確認というだけなら,一般庶民からは徴収しないしなぁ。
・ほんとの“ゲーム脳”ってこういうことじゃないだろうか(Togetter)
→ 全力であるある。廃墟とかトマソン見るとわくわくしてくるのはゲーム脳と呼んでいいかもしれない。
→ 博物館や教会・寺社仏閣に行くと「これ触媒に使うと○○って英霊召喚できるな」とか考え出すのもゲーム脳でいいよね?この視点で旅行に行くとほんと楽しいのでお勧め。
→ 反応にSplatoonが多いのは興味深い。確かにあれは町中にインクぶちまけるゲームだから,現実の風景と重ねやすいと思う。
・ムハンマド描く映画、イラン政府支援で公開 偶像崇拝はタブー…イスラム諸国で反発招く恐れ(産経新聞)
→ シーア派のほうが偶像崇拝については穏健で,イラン政府が支援したのは理解できる話である。ただし,ワッハーブ派の強い湾岸諸国では受け入れられまい。
→ イラン人の考えるムハンマド像が気になるし,普通に勉強になりそうなので,見てみたい気はする。邦訳されるんかなぁ。
・新テスト導入、段階的に 大学入試改革で中間まとめ案(日経新聞)
→ 新テストの話は1記事作ってがっつり書きたいのだが,そうもいかない事情も含めてここまでの経緯を簡潔に。
→ 元々センター試験に代わる「新テスト」は,2014年の12月に文科省の外郭団体である中教審が発表した計画によるもので,2020年からの実施を目標としていた。その内容は「複数回実施」「記述式の部分的導入」「マーク式部分のCBT-IRTへの移行」「英語の四技能化・民間試験の導入」「総合科目化・合科目化」「二次試験での筆記試験の原則廃止」といった要素が盛り込まれ,全体的に野心的ではあるが無謀と各所から言われていた。特に,国立大学協会からは二次試験での筆記試験の原則廃止が不可能と強い反発を受けていた。
→ そこで文科省は2015年8月に「新テスト」に関する最終的な報告を発表するとしていたが,これが8月に入っても全く発表されず,8月27日になってやっと出てきた答申がこの日経新聞の報じているところの「中間まとめ案」である。最終発表は12月に延期された。私は新テストに関する記事を最終的な報告を読んでから書くつもりであったので,当てが外れた形になる。
→ しかもこの中間まとめ案は,内容としては昨年末に出てきた中教審の計画案とほとんど内容的に変わっておらず,要するにこの8ヶ月でまるで議論が進んでいないというのが正しい評価であろう。一番大きな事項としては,2020年からの実施は難しいとして,2024年への実質的な延期の予定が盛り込まれている。2024年は新々課程への移行年なので,入試改革の区切りにもしやすいということだ。さらについこの間,馳浩新文科相が新テストの2024年への実施延期について,かなり踏み込んだ発言をしていた。ぶっちゃけて言うと2020年新テスト実施の強行を熱望していたのは前文科相と中教審の座長の二人だけなので,文科相が交代した時点で延期は濃厚と思われる。
→ 内容の革新性もやや後退している。もっとも,上記に挙げた当初の中教審の提案は革新的というよりも無謀と言った方が正しく,関係各所からの反発はもっともだ。どの要素がどういう理由でどの程度無謀なのかは,近日中に別記事を挙げたい。
→ 『へうげもの』のあの描写は本物だったのかというのが最大の衝撃。信長公お茶目すぎでしょう。確かにお金目当てではあるまい。偉大な城を建てたという誇示として,見学料を徴収したか。部下の出席確認というだけなら,一般庶民からは徴収しないしなぁ。
・ほんとの“ゲーム脳”ってこういうことじゃないだろうか(Togetter)
→ 全力であるある。廃墟とかトマソン見るとわくわくしてくるのはゲーム脳と呼んでいいかもしれない。
→ 博物館や教会・寺社仏閣に行くと「これ触媒に使うと○○って英霊召喚できるな」とか考え出すのもゲーム脳でいいよね?この視点で旅行に行くとほんと楽しいのでお勧め。
→ 反応にSplatoonが多いのは興味深い。確かにあれは町中にインクぶちまけるゲームだから,現実の風景と重ねやすいと思う。
・ムハンマド描く映画、イラン政府支援で公開 偶像崇拝はタブー…イスラム諸国で反発招く恐れ(産経新聞)
→ シーア派のほうが偶像崇拝については穏健で,イラン政府が支援したのは理解できる話である。ただし,ワッハーブ派の強い湾岸諸国では受け入れられまい。
→ イラン人の考えるムハンマド像が気になるし,普通に勉強になりそうなので,見てみたい気はする。邦訳されるんかなぁ。
・新テスト導入、段階的に 大学入試改革で中間まとめ案(日経新聞)
→ 新テストの話は1記事作ってがっつり書きたいのだが,そうもいかない事情も含めてここまでの経緯を簡潔に。
→ 元々センター試験に代わる「新テスト」は,2014年の12月に文科省の外郭団体である中教審が発表した計画によるもので,2020年からの実施を目標としていた。その内容は「複数回実施」「記述式の部分的導入」「マーク式部分のCBT-IRTへの移行」「英語の四技能化・民間試験の導入」「総合科目化・合科目化」「二次試験での筆記試験の原則廃止」といった要素が盛り込まれ,全体的に野心的ではあるが無謀と各所から言われていた。特に,国立大学協会からは二次試験での筆記試験の原則廃止が不可能と強い反発を受けていた。
→ そこで文科省は2015年8月に「新テスト」に関する最終的な報告を発表するとしていたが,これが8月に入っても全く発表されず,8月27日になってやっと出てきた答申がこの日経新聞の報じているところの「中間まとめ案」である。最終発表は12月に延期された。私は新テストに関する記事を最終的な報告を読んでから書くつもりであったので,当てが外れた形になる。
→ しかもこの中間まとめ案は,内容としては昨年末に出てきた中教審の計画案とほとんど内容的に変わっておらず,要するにこの8ヶ月でまるで議論が進んでいないというのが正しい評価であろう。一番大きな事項としては,2020年からの実施は難しいとして,2024年への実質的な延期の予定が盛り込まれている。2024年は新々課程への移行年なので,入試改革の区切りにもしやすいということだ。さらについこの間,馳浩新文科相が新テストの2024年への実施延期について,かなり踏み込んだ発言をしていた。ぶっちゃけて言うと2020年新テスト実施の強行を熱望していたのは前文科相と中教審の座長の二人だけなので,文科相が交代した時点で延期は濃厚と思われる。
→ 内容の革新性もやや後退している。もっとも,上記に挙げた当初の中教審の提案は革新的というよりも無謀と言った方が正しく,関係各所からの反発はもっともだ。どの要素がどういう理由でどの程度無謀なのかは,近日中に別記事を挙げたい。
Posted by dg_law at 11:59│Comments(0)│