2015年11月27日
『ガールズ&パンツァー劇場版』感想
円盤見直して細かいところを確認したい部分が多すぎるので,簡潔に箇条書きで。
・予告編を見てから行ったのだが,嘘予告すぎるでしょこれw。すでに劇場版を見てしまった人も,見てみると笑えると思う。本編の隠蔽っぷりに。
・120分もあったのはちょっと驚いたところで,パンフレットで水島監督が「1カットも無駄なシーンはないというところまで削った」と言っていたが,納得である。確かにギリギリまで削ぎ落とした感があって,むしろ引き伸ばせば余裕で前後編が作れたような。
・たとえばダージリンとオレンジペコが格言マニアなのに対して,アッサムはブリティッシュジョークマニアという設定があるのだけれど,劇場版ではアッサムのジョークが披露されなかった。これとかが削られたんだろう。
・話も映像もすごい映画で,長いこと待ったかいがあった。これでもかってくらい戦車が動くし,話も熱いし。あんなに大量のキャラが出てくるのに,どのキャラもほぼ見せ場があるのはすごいバランス配分。テレビシリーズを見てるなら必ず見に行くべき。
以下はネタバレ。
・予告編を見てから行ったのだが,嘘予告すぎるでしょこれw。すでに劇場版を見てしまった人も,見てみると笑えると思う。本編の隠蔽っぷりに。
・120分もあったのはちょっと驚いたところで,パンフレットで水島監督が「1カットも無駄なシーンはないというところまで削った」と言っていたが,納得である。確かにギリギリまで削ぎ落とした感があって,むしろ引き伸ばせば余裕で前後編が作れたような。
・たとえばダージリンとオレンジペコが格言マニアなのに対して,アッサムはブリティッシュジョークマニアという設定があるのだけれど,劇場版ではアッサムのジョークが披露されなかった。これとかが削られたんだろう。
・話も映像もすごい映画で,長いこと待ったかいがあった。これでもかってくらい戦車が動くし,話も熱いし。あんなに大量のキャラが出てくるのに,どのキャラもほぼ見せ場があるのはすごいバランス配分。テレビシリーズを見てるなら必ず見に行くべき。
以下はネタバレ。
・知波単学園のキャラ付けはおもしろかった。自国がモチーフだからこそ出来る茶化しというか。
・継続高校も良いキャラ付けだった。戦車も歴史も特に詳しいわけではない同行者に「わかった?」と聞いたところ,「スナフキンだったからわかった」と返ってきた。ムーミンは偉大である。
・ストライクウィッチーズつながりで考えると,島田フミカネがフィンランド好きなんかな。ストライクウィッチーズをほとんど見てないのでわからないが。
・親善試合の大洗町は,三回も行っているせいで本当に既視感のある風景ばかりで完全に現実だこれ。町並みがあまり映ってなくてもマリンタワーの見える方角や大きさで位置がわかる始末だった。
・テレビシリーズで肴屋本店がぶっ壊されたのが思った以上に好評だったからか,今回はぶっ壊される店多数。大勘荘がすごい勢いで倒壊したシーンで心の中で爆笑してた。
・島田さんちの娘さんかわいすぎないですか。ドストライクなんですが。(ブログ読者からの「DGさんならそういうと思っていた」という声が聞こえる。容姿だけ確認したい人は「島田愛里寿」でググってください。)と同時にきっちり「隠しボス」の造形をしていて,センチュリオンとの合わせ技で“迫り来る恐怖”がすごかった。
・今回一番好感度が上がったのはまほお姉さん。みほの帰省時の優しさといい,作戦会議のときのお茶目っぷりといい,最終決戦時の無敵感といい。前作のラスボスは味方になっても心強かった。あれこそ「頼れる姉」ってやつだ。
・しほお母様の動きも良かった。娘のあずかり知らないところで動いて,廃校の危機を救ってるのよな。
・ロシアからの留学生クラーラを用意して,ジェーニャを出演させたのは慧眼。すみぺとのロシア語の掛け合いおもしろかった。ジェーニャさんは本当におめでとう。
・みほは今回もやりたい放題で,よくもまあ次から次へとそんな奇策を。ただ,今回は他の高校の隊長たちもみほっぽい作戦を練っていて,作品世界で高校戦車道の革新,ひいては戦車道自体の革新が起きているのかもしれない。だからこそ大学選抜相手にもなんとかなったという説得力がある。
・その反動というか,「それはさすがに戦車つぶれて中の人死んでるだろ……」というような展開が多かったが,リアリティレベルの操作が巧みというか,大体ひどい目に遭うのはギャグ漫画時空を持っている人という感じだった。
・島田流側の戦車がむちゃくちゃ豪華で,パーシングはともかくセンチュリオンは戦車道のルールスレスレ,ある意味マウスよりも反則なのでは。お前らの主戦場,二次大戦じゃなくて朝鮮戦争じゃねーか。
・確かにルール上は1945年8月までに設計が終わっていれば使ってよいはずなので,T28どころかT30まで使えちゃうんだよなぁ。そのうちブラックプリンスとかも出てきそう。ダー様持ってるのかな。プラウダはIS-2が隠し玉なあたり,IS-3は持ってなさそう。
・継続高校も良いキャラ付けだった。戦車も歴史も特に詳しいわけではない同行者に「わかった?」と聞いたところ,「スナフキンだったからわかった」と返ってきた。ムーミンは偉大である。
・ストライクウィッチーズつながりで考えると,島田フミカネがフィンランド好きなんかな。ストライクウィッチーズをほとんど見てないのでわからないが。
・親善試合の大洗町は,三回も行っているせいで本当に既視感のある風景ばかりで完全に現実だこれ。町並みがあまり映ってなくてもマリンタワーの見える方角や大きさで位置がわかる始末だった。
・テレビシリーズで肴屋本店がぶっ壊されたのが思った以上に好評だったからか,今回はぶっ壊される店多数。大勘荘がすごい勢いで倒壊したシーンで心の中で爆笑してた。
・島田さんちの娘さんかわいすぎないですか。ドストライクなんですが。(ブログ読者からの「DGさんならそういうと思っていた」という声が聞こえる。容姿だけ確認したい人は「島田愛里寿」でググってください。)と同時にきっちり「隠しボス」の造形をしていて,センチュリオンとの合わせ技で“迫り来る恐怖”がすごかった。
・今回一番好感度が上がったのはまほお姉さん。みほの帰省時の優しさといい,作戦会議のときのお茶目っぷりといい,最終決戦時の無敵感といい。前作のラスボスは味方になっても心強かった。あれこそ「頼れる姉」ってやつだ。
・しほお母様の動きも良かった。娘のあずかり知らないところで動いて,廃校の危機を救ってるのよな。
・ロシアからの留学生クラーラを用意して,ジェーニャを出演させたのは慧眼。すみぺとのロシア語の掛け合いおもしろかった。ジェーニャさんは本当におめでとう。
・みほは今回もやりたい放題で,よくもまあ次から次へとそんな奇策を。ただ,今回は他の高校の隊長たちもみほっぽい作戦を練っていて,作品世界で高校戦車道の革新,ひいては戦車道自体の革新が起きているのかもしれない。だからこそ大学選抜相手にもなんとかなったという説得力がある。
・その反動というか,「それはさすがに戦車つぶれて中の人死んでるだろ……」というような展開が多かったが,リアリティレベルの操作が巧みというか,大体ひどい目に遭うのはギャグ漫画時空を持っている人という感じだった。
・島田流側の戦車がむちゃくちゃ豪華で,パーシングはともかくセンチュリオンは戦車道のルールスレスレ,ある意味マウスよりも反則なのでは。お前らの主戦場,二次大戦じゃなくて朝鮮戦争じゃねーか。
・確かにルール上は1945年8月までに設計が終わっていれば使ってよいはずなので,T28どころかT30まで使えちゃうんだよなぁ。そのうちブラックプリンスとかも出てきそう。ダー様持ってるのかな。プラウダはIS-2が隠し玉なあたり,IS-3は持ってなさそう。
Posted by dg_law at 12:00│Comments(2)│
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この記事へのコメント
感想拝見いたしました。
>今回は他の高校の隊長たちもみほっぽい作戦を練っていて
少なくとも以前にやったことへの対策はばっちりですと言うのが見えて嬉しかったです。
大会チャンプに挑むなら当たり前なんですけどね。
その上で割と普通に英ソの戦車を削っていく大洗勢が怖いですw
>今回は他の高校の隊長たちもみほっぽい作戦を練っていて
少なくとも以前にやったことへの対策はばっちりですと言うのが見えて嬉しかったです。
大会チャンプに挑むなら当たり前なんですけどね。
その上で割と普通に英ソの戦車を削っていく大洗勢が怖いですw
Posted by 三太郎 at 2015年11月27日 20:35
>少なくとも以前にやったことへの対策はばっちりですと言うのが見えて嬉しかったです。
それもありますねw
他校が自分らも奇策を考えているのとあわせて,大洗の奇策対策も進んでいるという。
>その上で割と普通に英ソの戦車を削っていく大洗勢が怖いですw
戦車のスペック的には常に格上戦なので,格上の対処に慣れきってる感じですね。
次はどういう工夫で倒してやろうか……というw
それもありますねw
他校が自分らも奇策を考えているのとあわせて,大洗の奇策対策も進んでいるという。
>その上で割と普通に英ソの戦車を削っていく大洗勢が怖いですw
戦車のスペック的には常に格上戦なので,格上の対処に慣れきってる感じですね。
次はどういう工夫で倒してやろうか……というw
Posted by DG-Law at 2015年11月28日 12:54