2015年12月17日

ドラクエもFFも基本三段階なのよなぁ

今年の更新は今回の雑記,「11・12月に行った展覧会」・「最近読んだもの買ったもの」×2・「今年の自薦記事10」・サークルチェックリスト」×2,雑記がもう1回くらいの計約8記事で終了の予定です。1月の更新は1/1が今年の目標,1/2-3が休み,1/4・5はアイマス関連,1/6から通常更新に戻る予定。


・夏目漱石が「I Love You」を「月が綺麗ですね」と訳したという伝説について(Togetter)
・夏目漱石の「月が綺麗ですね」にまつわる考察と中勘助 『銀の匙』(蟹亭奇譚)
→ これはおもしろい考察だった。いかにも漱石っぽいエピソードであるから,広まってしまったのだろう。1970年代までには誕生していた嘘というところまでは辿れるが,その先は相当に難しそう。まともな文学研究のネタになるのでは。


・【研究ノート】「ファイナルファンタジー」シリーズにおける魔法名の形態論的記述に向けて
→ これもおもしろかった。過去記事のドラクエも合わせて読んだ。作品の時系列が明確なので時系列的な変化という考察ができるドラクエ,世界観がほぼバラバラなFF,呪文の規則性があまりないドラクエ,規則性があるからこそ悩ましいものが出てくるFFと,改めて対照的だなぁと。
→ こういう呪文は語呂の良さで製作者が決めていると思われるのだが,だからこそ言語学的なアプローチをかけることで「語呂の良さ」に対して見えてくるものがあるのかも。自分,言語学は門外漢なので素人意見だけど。


・面白いアニメなのにBDが売れないのはなぜか?(Togetter)
→ とても納得する話。特にここ。
>「面白いアニメなのにBDが売れない…。」と言うのは、当然の話で、「繰り返し見たい。むしろ見なくても所有したい!」という感情と、「ストーリーの続きがみたい!」という作品は基本的に相容れない。奇跡的に両方を満たす作品もあるけど、どちらかに特化させれば真逆の性質になる。
→ ただまあ,BD・DVDはCDと同じで,もはやお布施という意味合いが強くなっているような気はする。少なくとも自分が買うときはその意図が強い。
→ ただ,定額配信サイトに移行するかはどうだろう。構造の変化に耐えられずに,アニメ自体から客が離れそうな気も。BDの値段を下げて薄利多売に移行して成功するかどうか,が延命するかどうかの分かれ道だと思う。または,今の状況がずるずると続くか。
→ そういえば,「またループ物かよ」はエロゲ(ノベルゲー)でもよく言われる話だが,言われ方がちょっと違う。エロゲの場合,ストーリー性の高い作品は当たれば歴史的ヒット作になる可能性があるが,製作者としても博打であり,またストーリーが良くても売れないことがある。すると定型ながらストーリーが評価されやすいものが多く作られるようになり,結果的に「またループ物かよ」と言われるようになる,という感じ(なので,同じように「またクトゥルフか」がある)。ただまあ,組み合わさって,ループもののエロゲーがアニメ化されやすい,というのもまたあるかも。


・安倍首相「難民受け入れは?」と問われ「女性の活躍、高齢者の活躍が先」(huffingtonpost)
→ この答弁はひどい。勘違いされると困るので重ねて書くが,難民受け入れの否定自体は論評の対象ではない(というか私もできない)。ひどいのは答弁である。これでは難民の受け入れの目的が,自国の人口問題にあると取られても仕方なかろう。一応,アベノミクスに関する質問と同時になされたものであり,アベノミクスに人口対策が含まれているという文脈を踏まえて考えたとしても,そもそも難民を自国の人口問題の解決方法として捉えている時点で,認識がひどいのである。受け入れを否定するなら「態勢が整っていない」なりなんなり,他に理由の提示しようがあっただろう。以下の記事で擁護がなされているが,
・安倍首相の発言、曲げて伝えられた?“シリア難民受け入れより国内問題”と海外報道(ニュースフィア)
→ 「国内の社会問題を解決することで人口増加を達成するから,人口問題の解決方法として難民を受け入れるということはしない。」という答弁なのだから,「難民よりも国内問題を優先する態度を示した」と批判するのは誤り,という擁護なのだけれども,少なくとも私の批判点は全く違う。難民の受け入れを拒否したこと自体や「難民よりも国内問題を優先する態度を示した」から批判しているのではなくて,難民を人口問題解決の方策としてしか捉えられていないから批判しているのである。

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この記事へのコメント
呪文に関していうとドラクエもFFも後年のRPGのスタンダードからはかなりかけ離れているんですよね。
ドラクエの特異性はいうまでもなく7まで威力固定制(同じ呪文ならば誰がどの状態で使っても変わらない)を採用していた点であり、属性の概念がいいかげんな点もそう(吸収や特効がない)。
一方FFの特異性は一番有名なのとしては範囲可変制(1つの呪文が単数にも全体にも応用可能)という点。後は回復呪文のアンデットに対する攻撃転用可能という点もそう。
で3大RPGの中で後年のRPGの呪文のベースになったのではないかと思われるのが実は意外にもメガテンだと思う。
メガテンは威力従量制、属性厳格(吸収/特効あり)、範囲固定(1つの呪文は範囲は決まっている)、回復呪文の攻撃転用不能と後年のRPGの呪文の基礎をなしていたり。
Posted by hts at 2015年12月17日 21:32
確かにドラクエは長らく威力固定でしたし,FFは範囲可変なのが他のRPGシリーズと大きく違う特徴ですね。

ところで,三大RPGは初めて聞いた表現です。
メガテンに大きく異論が有るわけではないんですが,テイルズ説もあればポケモン説もあり。よくある三大○○の典型的なものになってますね。
個人的にはサガシリーズというか,開発2部ゲーですね。
Posted by DG-Law at 2015年12月19日 03:35
4大RPG、という表現もありましたね。某ファミコン雑誌の表現ですが。DQ4、FF3、(洋物だが)Wiz3、女神2(ファミコン)でした。
女神転生2はあの当時で攻撃属性11×防御属性33の相性マトリクス(-100%〜+300%)にびっくりした覚えがあります。
当時は傍流でしたが、今やペルソナに主軸を映してキラーコンテンツの一角ですから、感慨深いです◇
Posted by aruzya at 2015年12月19日 16:58
いろいろな表現あるんですね。
実のところ,メガテン(ペルソナ)にもポケモンにもテイルズにもほとんど触れていないので,よくわからないんですよね。

確かに女神転生シリーズは息長いですね。ペルソナが主軸になってからこんなに人気シリーズになるとは,プレイしていない側ながら思っていなかったです。
Posted by DG-Law at 2015年12月20日 04:18